社会問題小説・評論板
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- 生きてる理由。
- 日時: 2012/04/15 18:00
- 名前: 心咲# (ID: .Brpe.C.)
ある人はこう言った。「貴方は何故、生きているの?」
私はこう言った。「…死なないから?」
ある人はこう言った。「何故、生きたいと願わないの?」
私はこう言った。「…なんとなく?嫌だから。」
…そう。私の生きてる理由なんて、所詮こんなもの。
__________
別館では初めまして。
更新遅いですが、
頑張ります。
この話は、4〜6割は
実話入ってたりします。
心咲=蛍、みたいな。
もちろん、話を作ってる
部分もありますが。
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
- Re: 生きてる理由。【独り言】 ( No.12 )
- 日時: 2012/04/06 17:47
- 名前: 心咲# (ID: 21zier3A)
なんか…
“社会問題”の定義が分かんなくなってきた←
- Re: 生きてる理由。 ( No.13 )
- 日時: 2012/04/06 18:25
- 名前: 心咲# (ID: 21zier3A)
家に着いたとき、なんとなくモヤモヤしていて、気分は最悪だった。
だが、パソコンはいつものようにやってしまう。
…ったく、依存症かな、コレ。
実際に依存症かどうかは知らないが、私は相当パソコンに依存しているだろう。
いつものサイトのトップページへ行く。だが、見慣れたトップページとは少し違っていた。大きな「お知らせ」の文字。その下の文字を読んだ瞬間、目の前が真っ暗になった。内容を要約すると、「5月17日15時に、このサイトを閉鎖する」というような内容だった。
嘘…。どうして。私がなくなればいい、って思ったから?そうしたら寝不足にならない、って思ったから?
…!確か、17日って…。
あることを思い出し、学校鞄をあさる。
「あった!」
私が探したのは、4月と5月の予定表。やっぱり。17日は、修学旅行の最終日だ。
ここに書いてあることが本当だとして、サイトが終わるとき、私は修学旅行をしてるんだ…。
「蛍ー!夕ご飯できたよ」
キッチンから母が私を呼ぶ。
夕飯か…。少し憂鬱。
- Re: 生きてる理由。 ( No.14 )
- 日時: 2012/04/10 22:17
- 名前: 心咲# (ID: Yt2dPgji)
私の母親は、なんというか…すごくズボラで、味噌汁にホコリが入っていたり、肉が生焼けだったり、ご飯に芯が残っていたり、なんていうことが日常茶飯事だ。多分…多分、悪意はないのだろうけど。そう、信じたいのだけれども。
「…いただきます。」
ご飯を食べるときはよく注意しないと、生焼けの肉や、ホコリを一緒に飲み込んでしまう。
前に一度、肉が生である、と母親に言ったところ「文句言うなら食うな」と言われてしまった。
それ以来、大人しく食事をするようになってしまった。肉が生なら自分で焼けばいい。ホコリが入っているなら自分で抜けばいい。
今日の夕飯は…ご飯が水っぽい。それだけなら、まだいいほうか。
ご飯が美味しくない、というのも贅沢な話かもしれないが、とにかくあまり食欲がない。ご飯を茶碗一杯分食べると、「ごちそうさま」と言って席を立った。
部屋に戻り、机の上のパソコンを見る。あの、サイト…。サイトの閉鎖は私にとってとにかくショックだった。でもあのあとネットで調べたら、閉鎖したSNSなんて、たくさんあった。今度は、たまたま私がやっているサイトが終わる。…それだけ。
歯磨きをすると、私は布団にもぐった。目覚ましのセットは…よし、忘れてない。
夕飯も憂鬱だが、朝も同じくらい憂鬱だ。
- Re: 生きてる理由。 ( No.15 )
- 日時: 2012/04/15 17:50
- 名前: 心咲 ◆l0BCutSi5U (ID: .Brpe.C.)
鳴り響く目覚ましの音。それを止める私。母親は絶対に私を起こしたりしないので、自分で起きなければいけない。
手早く着替えを済ませると、キッチンへ行く。因みに、朝ご飯は自分で作って食べている。
…仕方ない、母親は私にご飯なんて作ってくれないし。
ついでに言うと、私の母は専業主婦だったりする。そういえば聞こえはいいが、実際はただの無職。
無職のくせに家の仕事もしないなんて…。まあ父親は働いているから家計はどうにかなっているけれど。
一昨日くらいにポットが壊れてしまったので鍋を使ってお湯を沸かす。私の朝ご飯はだいたいご飯とインスタントスープだ。…朝から自分で作れるものが、そのくらいしかないからだ。
毎日お湯を沸騰させてしまい、口やら喉やらを火傷させてしまう。でもその感覚は意外と嫌いではなくて。口を火傷したというのに、“痛い”と感じず、逆にその感じが好きだった。
朝ご飯を食べ終え、良くも悪くもない天気の中、学校へ向かった。
—そういえば今日は、進路希望のプリントが配られるんだっけ。
- Re: 生きてる理由。【番外編】 ( No.16 )
- 日時: 2012/04/24 23:15
- 名前: 心咲 ◆l0BCutSi5U (ID: fzc9VSBf)
番外編1.
—私はずっと新学期なんかによくやる、“自己紹介”が嫌いだった。
理由はたった一つ。自分自身の名前が嫌いだから。
私の名前は“久遠蛍”。
生まれてこの方、何度男の子と間違えられたかなんてもう覚えていない。
毎年毎年、新しい担任の先生と「久遠くん」「女です」という会話を繰り返してきた。友達にも「初めて名前見たとき、男の子かと思った」と言われ続けてきた。
そんなのとっくに知ってる。耳にタコができるほど言われた。
昔、親に「何故私の名前は蛍なの」と、聞いたことがある。返ってきた答えは、暗闇の中でも自ら発光し周囲を明るく照らすような、とかそんな感じのくだらない理由だった。だったら素直に“ひかり”とつければよかったのに、と思ったことを今でも覚えている。
何故子供に虫の名前をつけた?何故女に男みたいな名前をつけた?
それが、私の子供のころからの疑問だった。
ある日。
インターネットに接続し、トップページでネット上の友人の名前を入力した。
その子の名は姫茶《きてぃ》。
もちろん、それが本名ではないと思った。ただ、彼女の名を入れると、何が出てくるのか。
それだけの、純粋な興味。
すぐに出てきたのは、子どもの名前なんかを付けるときに使われそうな名づけサイト。
それを見て私は驚愕した。
…子どもに、キャラクターの名前を付ける親がいるんだ…!
《きてぃ》なんて、絶対にあのキャラクターから持ってきてる。気になって、他の有名キャラも検索してみる。
…いる!色々、有名キャラの名前がある…!