社会問題小説・評論板
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- ☆中学生 黒羽亜歌音☆
- 日時: 2013/06/06 21:36
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc (ID: NuyUCoME)
まえがき
中学生になった黒羽亜歌音。
家族や友だちは沢山だけど、逆に敵も作りやすいちょっぴり男勝りなタイプ。
入学早々大きな試練を迎えた亜歌音。
さあ、どうしましょう!!
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この作品は、実話を元に構成しています。
しかし、登場する人物はフィクションにしています。
笑いありの作品ですよ!!
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- Re: ☆中学生 黒羽亜歌音☆ ( No.21 )
- 日時: 2013/06/12 21:53
- 名前: 如月 ◆xZ2R3SX0QQ (ID: NuyUCoME)
- プロフ: うさいた!
うさ!!俺、俺だよ〜。てか空おもろい!!俺は、いじめけいはあまりかけないけど読むのは好きだぞ〜。じゃあな
- Re: ☆中学生 黒羽亜歌音☆ ( No.22 )
- 日時: 2013/06/12 21:53
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc (ID: NuyUCoME)
うわ〜きぃたん!!
たった今来たとこなの!?
あのさ、人のスレで喋るの申し訳ないから、私スレ立ててくる!!
来てね!
- Re: ☆中学生 黒羽亜歌音☆ ( No.23 )
- 日時: 2013/06/13 22:15
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc (ID: NuyUCoME)
第十九章 倉庫のそばで話し合い
「お前…」
押し殺したような声が響いた。
「悪いか。俺も、先に言おうと思ったんだが、言えなくて」
「一生言うんじゃねえ。俺が先だ!!」
今度は、興奮した声が響く。
その後はしばし沈黙。
「巧…俺が先だぜ」
巧と呼ばれた生徒は、相手をにらみつけた。
「祐樹、俺だぜ、先に言うのは」
相手は祐樹だった。
一緒にいるのは小川巧。
「とにかく、アイツは俺のもの」
祐樹は落ち着いているが、巧はすっかりうろたえている。
祐樹の場合あまり空気が分かっていないというのもあるだろうけど。
「うるさい!!」
「は?お前が持ちかけた話し合いだろ。おかしいだろ?うるさけりゃ呼ばなきゃいいんだ。じゃ、またな」
祐樹は、暗い倉庫前から去っていった。
ああいうところにいると息が詰まるな、と深呼吸をした。
「紺野!」
前から、亜歌音がやってくる。
「どうしたの?」
「いや、なんでもない」
亜歌音は、怪訝な顔で祐樹を見つめた。
「ああ、そうなの…。こんなじめじめしたところの近所にいるなんて、爬虫類になったの?」
「俺は人間だ!!」
また、いつもの調子に戻った2人だ。
「じゃあ、教室に戻ろう」
その2人を、恨めしそうに見つめていたのは巧だった…。
- Re: ☆中学生 黒羽亜歌音☆ ( No.24 )
- 日時: 2013/06/15 22:02
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc (ID: NuyUCoME)
第二十章 空の本格いじめ
「おは…いったぁい!!うえ…」
ドアを開けると、空の頭の上にイレーサー(黒板消し)が落ちてきた。
どっと笑いが起きた。
「ちゃんと上を確認して歩けよ」
祐樹が忠告をする。
「さて。賢い空ちゃん、ちゃんと勉強しようね」
亜歌音が嫌味っぽく言った。
「するもぉん♪次のテストはぁ、いい点とっちゃうもぉん☆」
浮かれた空に、また悲劇が降りかかる。
「このページがぁ…きゃぁぁぁっ!何これぇ!!」
周りが、「何これぇ」という目で見ている。
祐樹がため息交じりに見つめた。
こんなに周りにあった動きをするのは珍しい。
「分からねえのか?お前に対するみんなの気持ちだ」
「『バカ』『死ね』『ぶりっ子』…。嘘だぁあぁあああ!!」
泣き出した空に、亜歌音が近寄った。
「弱虫。書いてあげようっと」
ここまでくるととても恐ろしい。
「亜歌音ちゃんひどぉい!!…っ!!痛いぃ…」
祐樹が、教科書で空の頭を叩いた。
あまり効力がないように思えるが、仕方がない。
すると、誰かの手によって、空に水がかけられた。
「きゃっ!!」
これは、絵に描いたようないじめだ。
黒板に、優奈が何かを書き出した。
「おい、緑野が…見ろよ」
周りが騒ぎ出した。
「『S.A.をいじめるためのHR』だって〜」
藍が、亜歌音の耳元でささやいた。
「秋原空…だね」
亜歌音もささやき返した。
何も小声で喋る必要は何処にもないのだが。
「よっしゃ!HR開始」
誰かの掛け声によって、空はめちゃくちゃにされた。
その様子を、揺るがぬ瞳で眺めている者があった…。
- Re: ☆中学生 黒羽亜歌音☆ ( No.25 )
- 日時: 2013/06/15 22:14
- 名前: 如月うさ ◆qvf.IClkDc (ID: NuyUCoME)
第二十一章 強引過ぎても嫌われる
「黒羽」
声をかけられて、亜歌音は振り向いた。
「あ…。小川か。久しぶり」
一度同じクラスになったことのある亜歌音は、巧を見た瞬間すぐに分かった。
「おう。早めに言っておく」
「何?」
「祐樹は、お前に気があるようだ。だけどあんな奴やめとけよ。女子に暴力振るうなんて最低だ。そんな奴より俺と付き合え」
巧は、亜歌音の腕を引いて引き寄せた。
亜歌音がおとなしい少女であれば、かなりロマンチックなシーンになるのだが…。
「やめて!」
と、とても女とは思えぬ力で巧を突き飛ばした。
「いて…。黒羽、付き合ってくれ」
「嫌だよ…」
「巧!!抜け駆けしやがったな!このやろう!」
すっかり興奮してしまった祐樹が、巧につかみかかった。
「おい、やめろ!黒羽、どっちを選ぶんだ!」
「私は…」
「巧!先に言いやがって…」
「私は」
凛とした声が響き、2人の動きは止まった。
「私は、紺野を選ぶ」
「…強いて言えばの話か」
祐樹は、少ししょげたように言った。
「違うよ。私はね、気の合う紺野のこと気にかけてた。ねえ、小川。強引過ぎるよ。いきなりじゃ、こちらも驚いて嫌がるしかないんだよ」
「そ、そんな…黒羽、考え直せ!」
「こうなると思ってた」
「空みたいに表だけじゃなく、心から好きでいて!」
「やめろ!」
すっかり取り乱してしまった3人の会話はややこしいので、少し省略するとして…。
「亜歌音…」
「え?」
「なれなれしかったか。で、巧のことは…」
「大嫌い。あと、全然なれなれしくないから。こちらこそ、祐樹って呼ぶからさ」
夕暮れの屋上で、2人は結構いいムードに包まれていた。

