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俺の兄さん 2章 僕の弟
日時: 2010/10/06 17:48
名前: シンジ (ID: 5oJbC9FU)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel5/index.cgi?mode=view&no=12033

やっとこ2章です(何章まで書く気だ!!)
まぁ書けるだけ書きたいです。
1章の応援をしてくださった皆様にはホント感謝!
これから書く2章も応援してください!!
そして初めて読む方も楽しんでいただければ・・・と思っています。
初めて読む方は↑のURLをクリック!
1章です。(読みたくなかったら読まなくてもいいです。前書きは読んでおいてください)
まぁ、なんだかんだで2章!ぜひ楽しんでいってください!!
今回は兄さん中心です。



俺の兄さん 第2章 俺の弟

プロローグ 僕の『嘘』 >>1
1話    僕の『クセ』前編 >>2
2話    僕の『クセ』下編 >>4
3話    僕の『笑顔』の『嘘』 >>5
4話    僕の『朝』 >>6
5話    僕の『ライバル』 >>7
6話    僕の『叔母さん』上編 >>8
7話    僕の『叔母さん』中編 >>9
8話    僕の『叔母さん』 下編>>10
9話    僕の『夢鬱』 >>11
10話   僕の『夢』と『現』 >>12
11話   僕の『ため息』 >>13
12話  僕の『真夏の夜と現』>>14
13話

Re: 俺の兄さん 2章 僕の弟 ( No.11 )
日時: 2010/08/27 17:35
名前: シンジ (ID: 5oJbC9FU)
プロフ: http://www.kakiko.cc/bbs2/index.cgi?mode

9話 僕の『夢鬱』



「ねぇ。兄さん?」

彼は言った。

僕はそこではっとなった。
どうやらぼーっとしていたようだ。

「あ・・・ごめんね。」

僕がそう言うと、彼は少し心配そうな顔をした。

「兄さん・・・考え事?らしくない・・・」

僕はそう言われて少しの間、黙ってしまった。

(確かに・・・らしくない。)

僕は自分がどうしてしまったのか、解らなかった。
それと・・・何か、いつもと違う。

僕は彼から、自然と目をそむけてしまっている気がして・・・。

胸の辺りがもやもや。だけどそのもやもやは熱い。そんな感じ。

(・・・どうしたんだろう・・・)

そんなことを考えていたせいかまた、彼に言われる。

「・・・ほんとにどうしちゃったの?熱でもあるんじゃない?兄さんはいつも頑張りすぎなんだよ・・・。」

確かにさっきっから頭がぼぅっとする。』妙に顔が熱い。

「・・・そんなこと無いよ。」

僕はそう言ったが、妙な事に気づく。

(・・・零夜ってこんなんだったっけ?)


「・・・う・・・ん。」

一気に目の前が明るくなってくる。

(・・・夢か・・・)

僕は即座にそう認識すると、そこから起き上がる。

目覚まし時計はまだ5時ちょっとすぎ。

・・・それにしても僕は・・・あんな夢を見るなんて。相当疲れているのだろうか?

そうなのかどうなのか知らないけれど、思考回路がどこかで止まっている。

こういうのを世間では上の空と言うらしいが・・・

・・・上の空?
何それ。まるで僕が恋わずらい。みたいじゃないか。
・・・
恋わずらい?
僕は昔から・・・

けれど・・・僕はこんな気持ちになったのが初めて・・・だった。
自然と、さっきの、胸の辺りが熱く、もやっと・・・。

・・・どうしちゃったんだろう。僕は・・・

Re: 俺の兄さん 2章 僕の弟 ( No.12 )
日時: 2010/08/28 17:52
名前: シンジ (ID: 5oJbC9FU)

10話 僕の『夢』と『現』



・・・あれから数日。もうすっかり夏休みだ。

今年の夏はやけに暑くなりそう。そんな天気が、ここ数日続いている。

そして僕はあれから何度も、あんな夢を見ている。
けれど、今日のは特別——何か意味深だった。

その内容と言うのも・・・


「ねぇ。兄さん?」

いつも、なぜか、こうやって始まる。

「・・・うん?どうかしたの?」

僕は一応聞いた。

「あのさ・・・兄さんってどうして俺のこと『彼』って呼ぶの?」

・・・え?
僕には彼の言っている意味が解らない。

「ほら。今も。」

・・・え?・・・???

・・・あっ!心の中で!・・・??

僕は何がなんだか・・・つまり、混乱してきた。

・・・?


と、いうものだ。

目覚めた僕は、頭の中を整理したあと「確かになぜだろう。」と、思った。

しかしだな。

そんなこと正直分からない。

・・・彼・・・零夜・・・彼・・・零夜・・・

そう、何度も心で唱えても、なぜか?だなんて分からなかった。

そもそもその呼び方にそこまでの深い意味があるとは考えたくはなかった。

けれど、まったく意味が無い。と、いう理由を自分の中では見つけられなかった。

僕にとっての彼・・・零夜の存在はいったい何なのだろう・・・?

けれど、そんなことを自分に聴いてもいまいち・・・解らなかった。

Re: 俺の兄さん 2章 僕の弟 ( No.13 )
日時: 2010/09/18 16:29
名前: シンジ (ID: 5oJbC9FU)

11話 僕の『ため息』



「・・・兄さん?」

彼は言った。

あぁ・・・また、ぼーっとしてしまった。

最近僕はほんとにおかしい。

ずっとぼーっとしている。まじめに何かをやろうとしても集中できないし、あんな夢も見る。

僕は、疲れているのかもしれない。

「はぁ・・・。」

口から出るのはため息。そればかりな気がする。

「・・・?」

そばに居た彼はこっちを向いてしかめっ面で首をかしげる。

僕はいつもの笑顔になってから言った。

「何でもないよ。」

そう言ってから彼のあたまをぐしゃぐしゃにする。

「・・・。」

彼は手ぐしで髪を整える。

僕は、ふと時計を見てから「おなかすいた?」と、彼に言った。

彼は手を止めてからうなずいた。

彼は何故か少しうつむいてから、口を開く。

「・・・兄さん・・・あのさっ・・・。」

(・・・?)

また、変な夢でも見ているのかと思った。
彼から話しかけるなんてめずらしい。

「どうしたの?」

僕は一応笑いかけながらそう言った。

彼は少しだけ黙って、遠くを見てから言った。



「・・・星を・・・見に行こうよ。」

Re: 俺の兄さん 2章 僕の弟 ( No.14 )
日時: 2010/10/06 17:43
名前: シンジ ◆/CYm6QtBa. (ID: 5oJbC9FU)

12話 僕の『真夏の夜と現』



「・・・えっと、あとは・・・あっ!ム・シ・ヨ・ケは〜♪」

自分でもあほらしいと思いながら自作の歌を歌っていた。

「これでよし〜♪あとは〜あとは〜明日を〜待つだけだ〜ね♪」

そう。明日は弟の零夜。彼と星を見に行くのだ。
彼はなかなか僕を誘ってどこかへ行くことは少ないのだが、彼は星が好きだからなんだかんだで一緒に行くことになった。

・・・一緒にどこか行くなんて久し振りだな・・・ほんとに。

昔も一回一緒に星を見に行った記憶がある。

数年前の記憶がほんの少しずつ鮮明によみがえる。

えっと・・・そうだ!そのときも夏だった。いや・・・真夏だった。

そのときはまだ母さんが居て。一緒に行けっていわれたんだっけ?

「うん。それで一緒に星を見に行ったんだ。・・・で、」

で。

見に行った。・・・それだけだっけ?

違う。と、まるでもう一人の自分が言っている。

星が手に届きそうで、星が特別好きって言うわけじゃないけれど「綺麗。」って思って。

そうだ。僕は初めて何かを綺麗って思えた気がしたんだ・・・

Re: 俺の兄さん 2章 僕の弟 ( No.15 )
日時: 2010/10/22 18:22
名前: シンジ ◆/CYm6QtBa. (ID: 5oJbC9FU)

読んでくださっている皆様にこの場を借りて謝罪申し上げます。

本当に最近放置していてすみません。
理由といっては単に私の私情であって。
なかなか最近時間が取れないので。

これからは暇があったら書いていきたいと思いますので詳細が決まり次第レスします。


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