BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 愉快な幸福論たち 【オリ・GL】
- 日時: 2011/02/04 20:00
- 名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)
どうも、はじめまして・・・
一回スレ作成に失敗しちゃったヴィオラです。
バレンタインも近いですね・・・卒業式とか・・・花見とかも近いですね・・・舞台は寮制の有名女子校だったりするので百合が無理だなーと思う人は(作品が百合になってないかもしれませんが)一話見てからブラウザバックするか考えてください^^
基本的なルールは守ってください
★来てくださった人は
です、ありがとうございます(^ω^)★
★登場人物。
舞台『私立海百合学園』
2年桜組
「じゃあ、私が王子様になってあげるよ^^」
★東鳥 京(ひがしどり きょう) ♀
普段は大人しくて人見知りなところもあるのだが、慣れちゃえばすぐにちょっとした御江戸言葉を使い始めたりする。
意外とPCのことを知っているために『腐女子』や『オタク』と間違えられることがあるのだが、やめたらしい。部活は吹奏楽部、委員会には入ってない。あだ名は『東京』
「え?あぁ、アイツとは犬猿の仲さ。」
*神内 港(しんない みなと) ♀
男っぽくて、ちょっとだけオッサンっぽいところがある。東京のことを『東京ちゃん』と呼んでいるが特別な意味はないらしい。
埼玉とは犬猿の仲であって、よくドタバタと喧嘩をしているがイチャイチャではないらしい。部活は放送部、委員会は風紀。あだ名は『神奈川』
「何をイチャイチャしているアルか・・・」
★長江 咲(ちょうこう さき) ♀
エセ中国語を話すという変わった子だが外国好きなところもあってこんな風になった、よく音ゲーか美少女ゲームをしている。ちょっとオジサンっぽい
神奈川と仲がよい、あと千葉とも仲がいい(そんなに衝突することはないらしい)。部活は華道部、委員会は風紀であだ名は『長崎』
「え〜、オイラじゃなくて兵庫にしなよ」
★千本 華(せんぼん はな) ♀
とりあえずオヤジくさいところがあるのだが見た目はちゃんと女の子である、趣味は音ゲーだけどこの頃は長崎に勧められて美少女ゲームまで手を出しているらしい。早弁が得意で授業中によく見られる、アホでもあるかもしれない
部活はバドミントン部で委員会は環境であだ名は『千葉』
「ふざけてないんだしっ・・・」
☆埼ノ眼 珠(さいのめ たま) ♀
色々な意味でいじられキャラのような存在だが、本気出したら攻め役になるほどでよく神奈川と取っ組み合いしている。東京については何もしてこないし一応仲もいい、嫉妬しやすいような性格で心の中では色々と悩んでいる。部活は武道部のマネージャーで委員会は学級委員、あだ名は『埼玉』
「・・・ん。」
★宮野 埴輪(みやの はにわ) ♀
正直雰囲気が怖いけれども本当はいい人だとはみんな思っているが顔は・・・本当に埴輪のようになっているので怖い(本当は仮面)、笑うと可愛い子なので嫌われることはそんなにない(大体雰囲気が理由)
授業中は眠っているか先生をガン見してはカチカチカチ・・・とペンをいじっていることが多い。部活は武道部で委員会は環境、あだ名は『宮崎』
「それより紅茶はどうですか?美味しいですよ。」
★名護 愛夏(なご あいなつ) ♀
有名な財閥であった『名護家』の一人娘で礼儀正しくてヴァイオリンとか色々と出来る人だが勉強は平均を超すか越さないくらい、でもはしたないとかナントカカントカそういうのは苦手。
部活は元々吹奏楽部でパーカッションをしていたが現在は放送部、委員会は生徒会に所属していて会計担当である。あだ名は『愛知』
「べ、つに・・・な、泣い、てないもん!」
★茨木 姫菜(いばらき ひめな) ♀
ちょっと泣き虫で影の努力家である不器用な感じの女の子だけど見た目は何だか明るそうな女の子のような感じ、いじわるされるとすぐに泣いちゃったりするし恋愛にも鈍感である。
部活は漫画研究会で委員会は生徒会で庶務を担当している。あだ名は『茨城』
2年桃組
「え〜、あれ買ってよ〜^^」
★和歌 小町 ♀
ちょっと我侭な所があるが普段は大人しくて読書大好きな子だが・・・
隠れサディストで東京とは仲がいいのか悪いのかよく分からないけど、よくショッピングに行ったりしている。部活は吹奏楽部で委員会は図書委員会、あだ名は『和歌山』
「げ、げぇ・・・」
★京野 都(きょうの みやこ) ♀
普段は大人しくて初対面とかにはそんなに話しかけたりはしない、和歌山と東京と奈良にはさまれることが多くてツッコミ役を担当している。
ちょっとこの頃疲れ気味なところがあるが異常に着物が似合う、部活は吹奏楽部で委員会は入っていない。あだ名は『京都』
「アタシも入れてよ〜^^」
★奈落 良子(ならく りょうこ) ♀
埼玉と同じくらいの常識人だが一応一番常識人であるキャラクターでもある、京都とか埼玉・神奈川と一緒にいることが多い。
明るくて優しいという典型的なところもありながらも、ちょっと黒いところもある。部活は吹奏楽部で委員会は環境委員会。あだ名は『奈良』
「あ、金ないや〜^^・・・」
☆北神 海(きたがみ うみ) ♀
ニコニコしていることが多いというか、ちょっとした変わり者であり不幸がちょっと多いというか酷い不幸に遭いやすい。
千葉とは一応仲がいい、東京のことについて少しだけ興味を持っている。部活は武道部で委員会は風紀、あだ名は『北海道』
「と、富山様・・・」
★狗野 菖蒲(いぬの あやめ) ♀
富山を尊敬しているという大人しい女の子、姿的にはもう・・・可愛すぎるというか北海道に気に入られた末に富山と北海道に挟まりまくっている。男がいたらきっとモテているが男性恐怖症である
部活は新聞部で委員会は生徒会の書記をしている、あだ名は『長野』
「アタシに任せなっ^^」
☆山影 富子(やまかげ とみこ) ♀
この物語のだいたいは傍観者とも言える人で桃組と桜組を暇だと行ったり来たりしている、長野を可愛がっている。
姿はなぜか翼が生えているが、実は正体は神様であることが分かる。部活は新聞部で委員会は生徒会の会長をしている、あだ名は『富山』
「そんなことないぃ〜、アタシも入れて〜」
☆新崎 かたり(しんざき かたり) ♀
なぜか第二のいじられキャラといわれるほどに登場されてない人たちにいじられることが多い、器用なので神奈川の嫁みたいな感じになっているけれどもよく分からない。
意外と頑張り屋さんだけど結果は結局失敗が大体多いけれども優しくて良い子
「うどんー・・・焼きうどんー・・・」
☆香並 歌風(かなみ かふ) ♀
うどんのこととかパスタのこととか考えてるマイペースちゃんだけど本気を出した瞬間に相手は危険状態に達するかもしれないほど素が怖い、美味しい料理を作ることが得意だよ。
部活は漫画研究会で委員会は図書委員、あだ名は『香川』
この話はフィクションです。実話ではありません。また、場所・人物などは何にも関係ありません。
- Re: 愉快な幸福論たち 【オリ・GL】 ( No.1 )
- 日時: 2011/02/04 20:45
- 名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)
〜世界でいちばん嫌いな日。〜
今日は2月14日・・・
って『バレンタイン』じゃないか!?ちくしょー、世のカップルたちがニコニコ笑いながらチョコレートあげる日じゃないか!!
と思っていた神奈川は隣のベッドに眠っている埼玉を少し見たが、くれないだろうなと思って一人でシャワールームに行って朝風呂をすると埼玉を放っといて長崎とか宮崎の部屋で遊んでいた。
とりあえず神奈川もチョコレートといってもチロルチョコだが友達一人一人にあげるのは別に嫌いなわけでもないので配るとそれと交換のようにチョコレートやクッキーをみんなは渡してくれた、埼玉はいつのまにやら起きていたのかベッドの中はもぬけの殻であった
そして神奈川はギリギリではないが少し遅く補習授業に参加したりしていつのまにやらあっという間に放課後になった
「神奈川さんは埼玉さんにあげないの?」
そんな質問を投げかけたのは神奈川と埼玉の喧嘩とかイチャイチャを遠くから真っ白い眼で見ていたりする東京だった
確かに女子校で男のような喧嘩をするなんて白い目で見るようなものかもしれないがとりあえず神奈川はそれで埼玉にチョコレートを渡していなかったのを思い出したが渡したくもなかった。
東京の机の上にはキャンディーやカップケーキがあったがもちろん東京と仲がよい和歌山さんという人からも来ているらしくニコニコした笑顔を少し輝かせていた、そして神奈川は少し首を振った
別にいいんだよと少しはにかんだ笑顔をした神奈川に東京は少し疑問符を打ったような顔をした
「でもさ、贈り物くらい嬉しがるでしょ?私も嬉しいし・・・和歌山から贈り物なんて珍しいもの///」
「そうか・・・アイツも嬉しがるかな。」
神奈川は本当に東京ちゃんは和歌山さんを愛してるんだなと思えたし
埼玉もきっとこの日くらいは何か言ってくれるだろうなと思いながら武道部の部室まで走っていった、そしてマネージャーがいるであろう武道室の扉を開くと
—埼玉がいた
「あ・・・神奈川、どうしたんだよ。キッチンが爆発したのか?」
「ち、違ぇよ。俺・・・チョコレート・・・
あと言っておくけど、埼玉の頑張って作ってくれるパスタとかオムライス・・・
いっつも不味いって言ってるけど・・・
本当は埼玉のオムライス、大好きだよ。もちろん埼玉もな・・・」
「・・・え。あ、何言ってんだよ〜・・・俺も一生懸命作ってくれるおむすび、好きだかんなっ///」
そのまま小さなチロルチョコレートをあげた神奈川の顔はほてったようにいつのまにやら真っ赤になっていた
自分が言おうとしていたことがはっきりと言えたことってそうはないからかそのまままたちょっとはにかむと武道室を出て行った、後で埼玉がからかってきたら蹴ってやろうかと思った。
それでも神奈川は確かに
—この気持ちって・・・まさか・・・恋?
アイツにするとはぜんぜん思ってなかった・・・
と思っていたのだった。
ちなみにその後神奈川に埼玉は蹴られていたようで思い切り痛かったようです
「東京さーん!へ、ヘルプミー・・・」
「ごめん、今は天国状態だから。無理〜^^」
「てか、東京、もう放さないでよね・・・チョコレートが嬉しいわけじゃないんだからね・・・///」
「いいよ〜、こんなの助けなくて十分だから〜」
そしていつもどおりでもちょっと違う二人だったのでした・・・
終わり
- Re: 愉快な幸福論たち 【オリ・GL】 ( No.2 )
- 日時: 2011/02/05 16:38
- 名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)
〜紫苑のヴェールを被って(ううんだめ、顔見せて?)〜
かちかち、かち—
人生初の補習に東京はカチカチ音を全然気にしないままに嫌な顔で受けていた
これでも成績はいいほうだったのに自分は何だか嫌なほうに進んでいないかとは思っていたが補習を受けるのは本当に受けたくないこともあって暇そうな顔で配られたプリントを楽勝で終了させていたし東京は本当に暇だった、和歌山は新入生歓迎会の合奏を楽勝で練習しているであろう。
そういえばこのカチカチ音・・・どこから来てるのだろうかと東京は隣の席を見ると
すぐに分かってしまった、宮崎さんだった・・・
しかも何だかこっちもつまんなそうに受けてるので東京はメモの切れ端を宮崎さんに渡す
『どうもー、人生初の補習だよ・・・
まったくつまらないんだZE(・ω・)』
『どうも。私は一学期からこんな感じだからいつも通りという感情を持っていますけど』
『ま、マジか・・・じゃあ、後で話しましょう(^ω^)』
『OK』
仮面の穴から見つめる真剣な瞳にはこれ以上は何もいえないし何だか大きな紫色のヴェールが見えるような感じがしたので部活もあったが補習が終わると東京は宮崎さんの目の前へと移動する、斜め前は東京が暇になったときに見たが名古屋かと思われていたがそんなのどうでもよく5時になれば部活も終わるので4時三十分を刺す時計を見ながら東京は宮崎と他愛のない会話をしてから質問をした。
「好きな子、いるの?」
「・・・いるけど。」
冗談で言ったのに何だかその言葉には重みと言うものを感じた気がした東京はそのままヘラヘラと笑った
その時だった—
そのまま仮面は外れて誰もいない教室に大きな物音がした、そのまま東京は押し倒されたような姿勢になった。
困った顔をしてもこういうのって誰も助けてくれないパターンというのをとりあえず東京は知っていたがそのまま仮面が外れた宮崎の唇が東京の唇に重なったときにはプツンと何かが切れた、
宮崎の力は強かったが握力がそんなにない東京が・・・そのまま宮崎から離れるとこう言った
「それって・・・
私のことかな?」
「・・・悪い?」
「わ、悪いよ・・・私はね、急にキスする人嫌い。それに私にも一応和歌山という「そんなの、どうでもいいじゃん。」
どうでもよくないと言いたかった
けれども生まれて初めてだろうか、拳に勢いをつけて殴りつけるとそのまま宮崎は突き飛ばされて机の角に当たった
真っ赤なものは出ていなかったようだが謝りたくなかったこともあって東京はそのまま帰ろうとしたが—。
ギュッという音と共に足に力が入ってアワアワした
涙をためた宮崎に東京はしゃがみ込んでからハンカチで涙をゆっくりと拭いた、そのまま東京はショートカットの潤いという若さのある髪の毛を撫でる
「・・・ごめんね、でも宮崎さんの恋人にはなれないなー^^
私は人生初の補習で宮崎さんは人生初の失恋だよ。
んじゃ、アデゥー」
「・・・こ、こなくそー!!(ちくしょー)」
そして東京は廊下へ出てから和歌山に遅れたことを怒られていましたが脳内では・・・
『・・・アイツ、意外と弱い所あんだね。
やっぱり女の子は女の子なんだな^^』
と思っていたのでしたー。
「何ニヨニヨしてんのよ!先輩、ブチ切れてるよっ(和歌山)」
「はいはい、分かりました〜・・・(東京)」
終わり
- Re: 愉快な幸福論たち 【オリ・GL】 ( No.3 )
- 日時: 2011/02/05 22:28
- 名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)
〜甘い甘いおやつが良いな。〜
「今週も授業、おしまいか・・・暇ァ。」
今日は土曜日—
とりあえず宿題も教室で終わらせちゃって暇だし私/東京は売店でラスクを買ってなんかちょっと余裕そうに煎餅のようなパリパリした音を響かせながら寮の勉強室で英単語を見ていたというか覚えていた、そこで埼玉さんがやってきて私の方を見る・・・
正直こっちを見なくても分かる気がする・・・。
ラスクが好きなのか分からないのだがとりあえずこっちを向いて声をかけることにした
ちなみに埼玉さんは神奈川さんの犬猿の仲で私と和歌山さんのような曖昧な関係を示すことはなかった、ちなみに埼玉さんは色々な人に絡まれているような人だ
「・・・ラスク、ほしいの?」
「うん。ラスク、好きなんさ。でも、神奈川はくれないんだよな^^ケチだから・・・」
今にも神奈川さんの蹴りが振ってくるような感じがしたのだが神奈川は現在・・・千葉さんとか長崎さんのほうにいるらしいと寮室の一つが少しザワザワしていて分かった、そのままヒョイっとラスクを渡すとそのまま私は真剣モードへ入っていったのでラスクを食べながらやることはなかった。
三時ごろになってから急に勉強室の人数は減っていくのは夕食が近いかおやつを食べに行くかのどちらかの理由だったので私はそのまままだ勉強を続けていた、
三時と十五分がちょうど刺さった頃に私は勉強を一回やめてうつぶせになろうとした・・・その時だった
「埼玉・・・さん?」
「あ、ありがと。さっきのお礼^^」
ポンと私の好きなランチパックという菓子パンを埼玉さんが渡したときに気がついた・・・
—やばい、口つけているほう渡しちゃった・・・
それに少しハッとしたのに気がつかれて埼玉さんはそのまま止まった。
「あ、ごめんね。私・・・口つけたほう渡しちゃった・・・」
「・・・あ、いいよ。大丈夫。そういうの慣れてるし・・・
それにあの・・・さ、間接キスとか、か、関係ないしさ」
「気にしてるですよね?」 「んなことないって・・・」
そのまま埼玉さんは奈良さんに呼ばれて寮の部屋へと戻っていきました、何だか・・・
複雑な気分ってこういうもんなんだなァと思いました・・・。
次に会うときは白い目で見ておこう、一応
「あ、京都さん?・・・え?このランチパックほしいの?あ、違うんだ・・・マジか・・・また先生に呼ばれたしー。」
「埼玉、アンタの顔見た後に何か照れてたよ?何かした?」
「え・・・えと・・・
ど、ドMなんじゃないのかな^^;」
そんな誤解を招きそうな言葉でしか答えを出すことが出来ない私が何だか嫌になったような気がしましたが・・・
何だ、気にしてたのならさっさと言ってくれれば・・・
直接してあげたのにさ。
「三時のおやつは甘いものがいいなー^^神奈川ー、くれよー(埼玉)」
「このじゃむパン?・・・だーめ、それにもうラスク食ってるだろ?(神奈川)」
「・・・それ、言わないでくれる?///」
「・・・は?(何を言ってるのだろうか)」
終わり