BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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ヘタリア 色々自由過ぎる小説
日時: 2012/03/14 16:41
名前: 藤桜 (ID: 8Zs8HT.V)

藤桜です

主としてBL小説です。

ただし、オリキャラが現れます。

勿論、本家様のキャラのみもあります。(だからオリキャラと聞いただけで逃げないで)

オリキャラ?ふざけんなって方はコメントでどうぞ叩きのめして下さい。

オリキャラ?良いね、私も好き、という方はいっそオリキャラを投下して下さっても構いません。

リクエストも受け付けています。

何だっら小説投下して下さい。

とにかく、本当に、色々自由過ぎる小説です。

Re: ヘタリア 色々自由過ぎる小説 ( No.1 )
日時: 2012/03/14 14:31
名前: 藤桜 (ID: fcYbnX7k)

最初からオリキャラ

ミラン(捏造セルビア)×フランシス(リバーシブル)

ミラン→屈託なく笑う、優しいバルカンのお兄さん、でも、血の気が多いかな?




青と、白と、........赤

ミラン視点

コソボとの喧嘩でささくれだってた時に、会いたかった人が来てくれた。

「やあ、ミラン、久し振り」

「フランシス!」

執務室に入って来た彼はフランシス、俺の想い人。
色々な、面倒事や、嫌な事、苛々が全部吹っ飛んだから、俺は彼を満面の笑顔で迎えた。

「すぐコーヒー淹れるから、そこらへん座ってて」

ああ、俺が今どんなに嬉しいか、彼は分かるだろうか、
鼻歌を歌いながらコーヒーを淹れ、そんなことを考える。
例えば、今、理不尽に彼に殺されても構わないくらい、俺は幸せなんだ。
例え彼が、どんな目的で此処に来たとしても。

コーヒーを淹れてフランシスの前に置き、彼の向かいに座る。

「なあ、ミラン、少しいいか?」
フランシスは、コーヒーに手も付けずに、複雑そうな表情をした。

「何だ?」

何が言いたいか、本当は、分かってるけれど、あえて知らない振りをした。

「お前にとって受け入れ難いのは、分かってるけれど、和平を....」

「悪いけど、無理だ。」

やっぱり、彼は俺を説得しに来たんだ。

けど、ごめん

「ごめん」

本当にごめん

俺は《国》だから

「俺は、国民《たみ》の望みしか聞けないんだ」

フランシスはあからさまに悲しい表情をした。

「でも、これを断ったら、空爆が...」

「それが国民の望みなら、」

俺はそれを喜んで享受するよ
俺は国だから。

フランシスが泣きそうな表情をしている。
俺も泣きたいけど、俺が泣いたらフランシスも泣きそうだったから

「コーヒー飲み終わるまで、喋ってようぜ」

俺は、敢えて明るくそう言ったんだ。


そして、1999年3月24日俺(ユーゴスラヴィア)への空爆が開始された。

空爆の轟音と、苦痛の中、意識を手放す寸前に見たのは、泣きながら何かを叫んでいる、フランシス。

あーあ、折角の綺麗な顔が台無しだぜ?






Re: ヘタリア 色々自由過ぎる小説 ( No.2 )
日時: 2012/03/14 16:12
名前: 藤桜 (ID: 8HTDhaI.)

続き

フランシス視点

ユーゴスラヴィアに居る、友人を訪ねた。

「やあ、ミラン」

そう声を掛けると、友人ミランは満面の笑顔で俺を迎えてくれた。

「フランシス!」

コソボの件で色々あって疲れているのか、彼は、前に会った時より少しやつれている。

「すぐコーヒー淹れるから、そこらへん座ってて」

別にいいよ、と言おうと思ったが、彼が楽しそうに鼻歌を歌いながらコーヒーを淹れるから、好意に甘えることにした。

しばらくして、ミランは俺の前に黒い液体で満たしたティーカップを置き、俺の向かいに座った。
目の前のコーヒーは、俺に対する、純粋な好意そのもので、飲むのは躊躇われた。
だって俺は、彼に、友人として、最悪の道に進まないように説得しに来たのだ、彼の国民が決して受け入れることのない案を受け入れるように、と。
いや、真実友人として来たのなら、躊躇いなんて必要ない。
躊躇うのは、俺が彼に友情以上の感情を抱いているからだ。
そもそも、好みであれば老若男女問わないでいけるフランシスが、好みのどストライクな彼を未だ押し倒していないのは、異常とも言える。
汚したい、という欲求がある、同じだけ、綺麗でいて欲しいと思う。それはまあ、そういうことなのだろう。しかし受け入れるには、彼はあまりに無垢なのだ。

「なあ、ミラン、少しいいか?」

俺は複雑な想いを噛み締めながら口を開いた。

「何だ?」

対するミランは、好奇心に駆られたような表情で続きを促す。

「お前にとって受け入れ難いのは分かってるけれど、和平を.....」

「悪い、無理だ。」

その答えは予想していた。
だって俺も彼も《国》だから。

「ごめん」

彼はただ、僅かに俯いてそう言った。

「俺は国民《たみ》の望みしか聞けないんだ。」

ああ、なんて悲しいんだろう、彼はどこまでも《国》なのだ。

「でも、これを断ったら、空爆が...」

分かってる、これは俺のエゴだ。
国民の意思に逆らっても彼に傷ついて欲しくない。

「それが国民の意思なら」

彼は、今にも泣きそうな表情で笑った。
やばい、俺も泣きたい。
けど、一番つらいのは彼だから、
俺が泣いちゃ駄目だ。

「コーヒー飲み終わるまで、喋ってようぜ」

彼は、きっと、わざと明るくそう言ったんだ。

そして、1999年3月24日彼(ユーゴスラヴィア)への空爆が開始された。


空爆の轟音と閃光が彼を攫う。
その光景に耐えられず、俺は彼の方に走る、が、アーサーに腕を掴まれた。

「止めろ、あいつは受け入れている。」

そう言って、静かに首を振りながら。

「ミランーーーーーーーーー!!!!!」

俺は泣きながら叫んだ。刹那、彼がこちらを見た。

微笑む口元が微かに動いた、何を言ったかはわからない。
悪戯めいた微笑を浮かべたまま、彼は地に倒れ伏した。

end


文才なくて、申し訳ありません。

Re: ヘタリア 色々自由過ぎる小説 ( No.3 )
日時: 2012/03/14 17:39
名前: 藤桜 (ID: BZFXj35Y)

ここで敢えて耀菊

錆びた刀

「耀さん、これからよろしくお願いします。」

そう言って菊が差し出した手を、耀は乱暴にはじいた。

「なにが、よろしくお願いします、あるか。我はお前となれ合う気はねぇある」

そう言って耀はその場から消えた。

→菊の家

「なれ合う気はねぇ、ですか。当然ですよね。」

けれど、こんなにはっきり拒絶されたのは初めてで、どうしようもない虚無感に苛まれた。

「仕方のないことと、分かってはいましたが...」

かつて、阿片戦争に負け、芥子漬けになった兄に菊は失望した。
そして、そのまま、彼と戦って、彼を傷付けた。
さらに、その後も彼と敵対し続けた。
今更、仲良くしようなどと、都合の良いこと、許される筈がない。
頭では分かっていても、感情が付いていかない。

ねぇ、耀さん、貴方を傷付けた私の牙は折れました。

貴方を切り捨てた刀は、錆びました。

もう、私は、貴方を傷付けません。

だから、どうか、もう一度、貴方に愛される、機会をください。

もう二度と、貴方を裏切ったりしませんから。

もう一度、私を愛して下さい。

どうか

どうか

「にーにー」

菊は一人で泣いた。


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