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エルサルテの使い手
日時: 2014/05/24 13:53
名前: 舞 (ID: T/ZunSnj)

 どうなるか分からないですが、(Rとかは期待しないでください)
温かい目で見守っていてくれると嬉しいです。
よろしくお願いします。
 

Re: エルサルテの使い手 ( No.1 )
日時: 2014/04/29 19:02
名前: 唯 (ID: oUAIGTv4)

はい来ちゃいました〜。
唯です。
というか敬語メンドクサイからタメで良い?

確認だけど舞って僕のスレッドに来てる舞だよね?

違ってたら謝ります。

Re: エルサルテの使い手 ( No.2 )
日時: 2014/07/20 14:47
名前: 舞 (ID: EM5V5iBd)

 唯、よくきたね。
そうだよ、その舞だよ!

 それでは始まります。

 
 〜プロローグ〜
 白い
「ここは、どこだ・・・」
この白い空間にはなにもない。ただ、白いだけだ。
 本当に自分がここにいるのか確かめるためために、自分の体に触れてみる。いつものくつ、ちょっとヨレてきたジーパン、Tシャツ、パーカー、何の変わりもない。
「おぬしが次の使い手か」
ふいに、どこからか、どこか懐かしいような、しかし、凛とした声がひびいた。顔を上げると、
黒く美しいドレスを身にまとい、
白銀の長い髪を床にたらして、
青く、吸い込まれるような瞳を持った、
人形のような少女が立っていた。
「汝、名をなんという」
少女の薄紅色の唇が少し開き、姿に似合わぬ口調で語りかけてきた。
「俺の・・名前・・・?」
「そうだ、早く答えぬか?・・・」
ゆっくりだが、どこかせかせるような物言い。
 いつの間にか、少女との間に、水が入った、黒い円盤のようなものが浮かんでいた。
「お、俺は、い・・・井上、東」
何も理解することが出来ない状態で、いつのまにか、自分の名前を口にしていた。
 少女は、そうか・・・と静かに言うと、薄紅色の唇をまた開いた。
「我は白の魔女、メリザ・ガレート。我を主とし、井上東を次のエルサルテの使い手とする」
凛としているのに、威厳のある声が響いた。
 次の瞬間、黒い円盤のようなものの中に入っていた水が波をうち始め、真ん中の辺りから白い光が飛び出し、 一直線に左手に突き刺さった。
「ぐっ、かぁっ・・・!」
左腕に激痛が走り、痛さのあまり、左腕を抱え込んだ。
 左手を見ると、甲に、二匹のへびが向かい合ったような白い模様が、薄く浮き出ていた。
「これはなん、な、ん・・・」
さすがに耐えきれず、このことを問い出そうとしたとき、急に眠気がこみ上げてき、体が崩れ落ちた。
「これで契約の儀式は終わりだ」
どんどん少女の姿がぼやけてくる。
「また、すぐに会うことになる。話はそのときにしよう。だから、今はもう眠れ---------」
その言葉を最後に、意識は闇に沈んだ。

 

   Ⅰ

 ジリリリリリリリ ————
「んっ、夢、か・・・」
それにしても、あれは何だったんだ?
あの人形のような少女とか、契約だとか、全く意味が分からなかった。
 ふと思い出し、左手の甲に目をやった。しかし、そこには白い模様などあるはずもなく、一度、大きなあくびをすると、鳴り続けている目覚まし時計を止めた。
 温かい布団から抜け出して、洗面所へ行き、ぬるいお湯で顔を洗った。引き出しからタオルを取り出して顔を拭き、洗濯かごへ放り入れた。部屋へ戻るとき、さっきまで台所で朝食を作っていた、三つ編みにメガネという地味な姿の妹、渚(なぎさ)が台所から出てきた。
「兄貴っ、朝ご飯出来たから早く来てねっ!」
そう言うと、テーブルに朝食を並べ始めた。
 地味な姿とは裏腹に、活発的で、明るく、人に好かれやすいような性格うえに、顔もいい方だと思うし、三つ編みとメガネを取りさえすれば、そこそこもモテるのではないかと思うのだが、当の本人は、
「めんどくさいし、三つ編みの方がなにかとラクだったりするし、それに、変に髪切ってショートなんかにしたら、私、あんまり胸大きくないから男子と間違えられるし、これが一番いいや」とのことだった。
(実は、メガネはダテだ。本人は、イメージ作りだとか言ってはいるが、つくづく物好きな妹だと思う・・・)
「早くしないとご飯さめるよっ」
「んっ、ああ・・・」
渚の言葉に、適当に返事を返して部屋へ戻り、手早く制服に着替え、カバンを持って部屋を出た。
 朝食の準備はもう終わっており、渚は、イスに座って携帯をいじくっていた。
 俺は、いつもの席、渚の向かいに座り、隣の席に、持っていたカバンを置いた。
「兄貴、今日晴れみたいだよっ、よかったねっ」
携帯から顔を上げてそう言うと渚は、「いただきますっ」と言って、携帯を制服のポケットに入れると、朝食を食べ始めた。
 俺も、「いただきます」と言って朝食を口にした。
 今日の朝、というかいつも、パン、卵(今日は、スクランブルエッグ)、肉、(ベーコンとソーセージのローテーション)、野菜ジュースというメニューで、毎日あまり変わらない。理由は、俺が昼と夜を食べないからだ。よくは分からないが、物心ついたときにはそうなっていた。しかし、小学校のときは、朝と昼を食べず、昼だけを食べていた。そんなんで、毎日の栄養量をある程度整えるため、いつも同じようなメニューなのだが、なぜか渚も俺と同じメニューを毎日食べているのだ。渚はこんなことしなくてもいいのだが・・・、やはり渚はよく分からない。だが、まあ、いつもと何も変わらない。これが俺の日常だ。
 ちなみに両親は、現在海外旅行中だ。一応仕事もしているようだが、ラブラブな夫婦であるがだけに、少し心配でもある。
 もう食べ終わったらしく、最後に野菜ジュースを飲んでいた渚が手を止め、
「ねえ、さっき気づいたんだけどさ、その左手の甲どうしたの」
 ・・・えっ?
あわてて左手の甲を見ると、そこにはさっきまではなかったはずの白い模様ががあった。しかし、夢の中で見た模様とは少し違い、二匹の竜が向かい合ったようなもようになっている。
 マジで・・・
冷や汗を流す俺に対し、渚は食器を持って立ち上がり、
「よく分かんないけど、落しておいた方がいいよっ。あと、食べて終わったらちゃんと食器もってきてよねっ」
そう言って、台所へ入って行ってしまった。
 とりあえず、残っていた朝食をすぐに食べて台所へ食器を持って行き、カバンを置いたまま、急いで部屋へ戻った。
 ベットに腰を下ろし、
 どうしたものか・・・
今は冬だから手袋をつけて左手の模様を隠すことは可能ではあるが、教室内でもとなるとそうもいかない。包帯なんかがあればいいのだが、あいにくそんなものは家には無い。
 そういえば、この前使ったシップの残りが引き出しに入っていたはずだ。
 すぐさま机の引き出しをあけて中をあさると、奥の方から、銀色の、チャック付きのシップの袋が出てきた。中を見ると、最後の一枚だけが残っていた。それを取り出して、左手の甲の模様が隠れるように貼り、その上から手袋をした。
 これで今の所は、大丈夫だ。
 部屋を出ると、渚がちょうど家を出る所だった。
「あっ、兄貴、今日ちょっと遅くなるからっ」
とだけ言うと、軽い足取りで出て行った。
 ふーっ、と息をつき、
「行くか」
いすに置きっぱなしのカバンを手に取り、黒いスニーカーを履いて、玄関を出て鍵をかけると、エレベーターに乗ってマンションの一階に下り、正面玄関の自動ドアから外に出て、学校へ向かった。

Re: エルサルテの使い手 ( No.3 )
日時: 2014/05/01 22:59
名前: 唯 (ID: hZy3zJjJ)

おぉ!やっぱり舞だったか!

東の次は誰が出て来るのか楽しみだな!
頑張って♪

Re: エルサルテの使い手 ( No.4 )
日時: 2014/05/04 21:46
名前: 唯 (ID: SqYHSRj5)

最近手紙と絵を送ってないね。
いつ届くか わからないけど描いとくね。
何か希望とかある?

Re: エルサルテの使い手 ( No.5 )
日時: 2014/05/06 18:50
名前: 唯 (ID: gKP4noKB)

舞〜!
最近大変?
いつか電話するね♪


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