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人が嫌いな春市君のお話【亮春】第二弾
日時: 2015/01/03 20:12
名前: 春介 (ID: C6aJsCIT)
プロフ: http://ハイキュー&ダイヤのBL

初めましての方が多いと思います。
春介です。

さて、人が嫌いな春市君のお話、第二弾です!
最所は、一弾で終わりにしようと思ったんですが、なんだか寂しくなったので、第二弾を始めました。
亮春の駄作です。

・・・・誰か来てほしいなー。(泣)

Re: 人が嫌いな春市君のお話【亮春】第二弾 ( No.5 )
日時: 2015/01/05 21:09
名前: 春介 (ID: z5Z4HjE0)
プロフ: http://ハイキュー&ダイヤのBL

亮介サイド

翌日、俺は監督の元へ向かった。理由は交渉。
部屋の事だ。
2回程ノックをしたら、入れ、と聞こえたので失礼します、と言って部屋に入った。
「珍しいな。どうした、亮介。」
「お話があります。部屋の事なんですが、・・・」
俺は春市の事を話した。
春市は俺が居ないと駄目で、怯えて気が気でなくなってしまうから、同室にしてほしい、と。
返ってきた返事は、
「ダメだ。そんな甘えは通用しない。今まではそれが通って来ても、高校ではそれも終わりだ。小湊の自立の為にも・・・」
ダァンッ!
キレた俺は、そんなに力を入れず、壁を蹴った。
その部分はベッコリと凹んで、穴が開きそうだ。
自分ではそんなに力を入れてないつもりだけど、普通の人から見れば、相当な力だったらしい。
監督は、驚きを隠せないみたい。
クス。びびってる。ダッサー。
「亮介・・・おま・・・」
「えー。ダメなんですか〜?何で〜?第一、可愛い可愛い春市を自立させるワケないじゃないですか。」
俺はいつもより、怪しい笑みを浮かべながら問いかける。
「・・・で?どーします〜?次は壁じゃなくて、監督を殴っちゃうかもですけど?」
「わ、わかった!お前と小湊を同室にしよう!」
「ありがとうございます♪」
俺はニッコリと笑って部屋を出た。
部屋の外には、春市が立っていて、俺を見つけるとてててと駆け寄ってきた。
ちょ、効果音可愛すぎ!
崩れかける理性を俺はなんとか建て直す。
「春市。どうしたの?」
「凄い音が、監督の部屋から聞こえたから・・・」
「あぁ、壁を蹴ったときの音?」
「え!?壁蹴ったの!?」
「うん。そだよ。」
笑顔で答えると、春市は困った様におろおろしてる。
可愛いので、抱き締めてやる。
「あ、兄貴!?」
腕の中でわたわたする春市に軽くキスをする。
それだけで真っ赤になる春市。
「え、えぇえ!?」
「フフ、バーカ。」
春市の頭を撫でて、俺はへやにもどった。
いろいろと掃除とかしなきゃね。

Re: 人が嫌いな春市君のお話【亮春】第二弾 ( No.6 )
日時: 2015/01/06 11:08
名前: 春介 (ID: J/brDdUE)
プロフ: http://ハイキュー&ダイヤのBL

倉持サイド

青道に入って一年。
俺は御幸に勉強を教えてもらい、無事、進級した。
二年になった俺の部屋に、一年生が入ってきた。
沢村栄純。
バカそうな奴で、俺のドッキリ(?)にもかかるし。
それにいきなり、
「先輩って、好きな人います?」
とか聞いてきた。俺には彼氏がいるのでおうと答えた。
「俺にもいるんです。好きな人。」
まだ入学して、二週間程度の一年に好きな人・・・?気になったので誰か聞いてみた。
「へ〜、誰だよ?」
「・・・春っちです・・・」
春っち?あぁ、小湊か。亮さんの弟の。
「意外だな。一目惚れか?」
少し茶化したようにきくと、コクリとうなずいた。
「え、マジ!?」
「ウソついてどーするんスか」
「マジ!?え、ウソウソ、何で?いつから!?」
俺は結構恋バナとか好きだから、テンションが上がって問い詰めた。すると沢村がキッと目付きを変えてこっちを向いた。
「そういうもっち先輩は、どーなんスか?付き合ってるんですか!?」
「うん。」
俺が頷くと、沢村は数秒かたまって、
「え−!?誰ですか!?」
またも騒ぎだす沢村に、俺は動じることもなく、
「降谷。」
と答えた。
沢村は、また数秒固まって、えぇー!?とさけんだ。
「うっせーな。なんだよ。」
「だ、だって降谷!?マジですか!?」
「うん。」
俺が普通に答えると、沢村はベッドに倒れ込んだ。

ここで一旦切ります!
すいません!(>_<)

Re: 人が嫌いな春市君のお話【亮春】第二弾 ( No.7 )
日時: 2015/01/10 17:01
名前: 春介 (ID: rS2QK8cL)
プロフ: http://ハイキュー&ダイヤのBL

倉持サイド

「おい、沢村?」
身体を揺すると、いきなり元気良く飛び起きておでこがぶつかる。
「いって・・・」
「そうだったんすか!?」
かがみこむ俺に沢村は詰めよってくる。そんな沢村の頭を一回思いっきり殴る。「いった〜、何すんすか!」
「落ち着け!バカ!」
「なっ・・・、バカってなんすか!大体、もっち先輩が・・・」
「うっせ!だまれバカ!」
「またバカって!」
「お前ら、落ち着け!」
言い合いを益子先輩に止められる。
沢村は毛布に丸まって、声をかけても反応しない。
よっぽど拗ねているらしい。
「はぁ・・・」
俺はため息をつくと同時に、冷蔵庫を開けて、それを取り出す。
「ほらよ。」
取り出したそれを、沢村の上になげる。すると沢村はひょっこり顔をだしてそれを見ると、パアッと笑顔になる。
「プリン!?」
「益子先輩のだけどな♪黙っとけよ?」
「はい!」
沢村はプリンをぱくぱくと食べ始める。

あとで沢村の嘘がばれて俺だけ怒られた。
(もう沢村に優しくなんかすっか!)

Re: 人が嫌いな春市君のお話【亮春】第二弾 ( No.8 )
日時: 2015/01/14 20:39
名前: 春介 (ID: vJF2azik)
プロフ: http://ハイキュー&ダイヤのBL

誰も来ない〜(泣)
でも、続き。

春市サイド
青道に入って二週間。
僕は兄貴とおんなじ部屋になれて、毎日が楽しい。
人嫌いな僕にも友達が出来た。
沢村栄純君。
凄く明るくて、いっしょにいても飽きない程バカ。楽しいし、凄く好きな友達。
でも、兄貴の方が好き。(ニッコリ)

「春っち〜!」
「春っち?」
教室で本を読んでいると、栄純くんに呼ばれた。聞きなれない呼び方で。
「そ!あだ名だよ、春っち!」
「あだ名?」
「うん!可愛ーじゃん、春っち!」
「ほんと、バカ・・・」
「なぬっ!?バカだと?!」
栄純君はいかにもガーンって感じの顔をしている。そんな栄純君を見て笑いながら、
「でも、ありがと。嬉しいし、確かに可愛いね。春っち。」
僕がニッコリ笑って見せると、栄純君は顔を真っ赤にしてうつむく。
「?栄純君?」
顔を覗き混もうと屈むと、ちょうどチャイムがなって、驚いた僕はとっさに栄純君に身体を密着させる。
「うわ、ビックリ〜。あ、ごめんね?栄純君。いきなり抱きついて・・・」
栄純君の顔はさっきよりも赤かった。
「栄純く「あ!チ、チャイムなった!じ、じゃあな、春っち!」
そう言うと栄純君は足早に去っていった。
「?変な栄純君。」
僕は不思議に思いながら、教室に入った。

Re: 人が嫌いな春市君のお話【亮春】第二弾 ( No.9 )
日時: 2015/01/16 23:21
名前: 春介 (ID: XM3a0L/1)
プロフ: http://ハイキュー&ダイヤのBL

亮介サイド

「わ〜!もう、純のバカ!」
「うっせ!」
俺と純は今、廊下を全速力で駆け抜けている。
多分、女子のスカートがめくれあがるほど。
野球で鍛えられたそのスピードは伊達じゃない。
ところで、俺達が走っている理由は、純に勉強を教えていたから。純はバカで、これほどまでに理解力がないとは・・・。
俺も思わなかった。
「とりあえず・・・急げ!」

「ギリセー?」
「ハァハァ・・・だろ。」
「つっかれたー。」
俺はその場に倒れ込む。
すると、上にそれほどでもない影が出来た。
鮮やかな、自分と同じピンク色。そんなの、此処に一人しか居ないわけで。
「フフッ。どーしたの?兄貴。」
弟の春市。
可愛い声をだすものだから、ついギューってしたくなるけど押さえる。
「別に。なんでもないよ。」
上半身を起こし、春市の髪に触れる。
自分とは違った、さらさらの髪の毛。ふんわりしてて、多分母さん似。
「?兄貴?」
「フフ。バーカ」
春市の頭を撫でて、俺はグラウンドに向かった。

続く。


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