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人が嫌いな春市君のお話【亮春】第二弾
日時: 2015/01/03 20:12
名前: 春介 (ID: C6aJsCIT)
プロフ: http://ハイキュー&ダイヤのBL

初めましての方が多いと思います。
春介です。

さて、人が嫌いな春市君のお話、第二弾です!
最所は、一弾で終わりにしようと思ったんですが、なんだか寂しくなったので、第二弾を始めました。
亮春の駄作です。

・・・・誰か来てほしいなー。(泣)

Re: 人が嫌いな春市君のお話【亮春】第二弾 ( No.1 )
日時: 2015/01/03 20:17
名前: 石塚 悠斗 (ID: sE.KM5jw)

そんなに寂しいの?
寂しいとかそんな感情、俺には分かんない。

Re: 人が嫌いな春市君のお話【亮春】第二弾 ( No.2 )
日時: 2015/01/03 21:06
名前: 春介 (ID: C6aJsCIT)
プロフ: http://ハイキュー&ダイヤのBL

やっぱり、そういう人もいるんですね。
私は寂しいです。
私は、《終わる》という言葉が嫌いだからなんだと思います。
だから、逃げたいだけなんだと思います。
正直私もよくわかりません。

Re: 人が嫌いな春市君のお話【亮春】第二弾 ( No.3 )
日時: 2015/01/04 11:52
名前: 春介 (ID: vJF2azik)
プロフ: http://ハイキュー&ダイヤのBL

第二弾、スタート!

春市サイド
部活の時間になって、僕たち一年生はグラウンドに並ぶ。
すると、恐い3年生(?)が来て、思わず誰かの後ろに隠れる。
「あっ、ごめんなさ・・・」
慌てて離れて、その人を見上げる。背は、兄貴よりも高い。
「ん?お前一年?」
「はい・・・」
「小湊って名字?」
「はい・・・」
何、この人・・・。じーっと僕の事見てるし・・・。
「亮さんの弟?」
「え!?は、はい・・・」
「ははっ、やっぱり?めっちゃ似てんじゃん!」
亮さん・・・、兄貴だよね?
似てるって・・・、そんなにかなぁ?じゃないとわかんないかな・・・。
「それより、お前早く並ばねーと、純さんキレるぞー」
「あ、はい」
長身の人に言われ、元いた場所へ戻る。
背が高くて、帽子被ってた・・・。あと、ゴーグルつけてたから、捕手の人かな?
「次!お前、そこのピンクの!」
「え!?」
急に指されて、ビックリする。
気づけば、目の前にはあの、髭のはえた恐い人がいた。
驚きと怖さで声が出ない。
「春市。」
ふと、その人の後ろから聞き慣れた優しい声が聞こえた。
「兄貴」
「ほら、自己紹介して。」
「うん。・・・小湊春市、陽光中学出身。希望ポジションは、内野手。」
「よし、次!」
やっとのことで自己紹介を終えて、ひと安心。
ちらっと兄貴の方をみると、口が動いた。
『よくできました』
そう言われたんだと勘でわかって、体温があがっていく。
あらかた一年生の自己紹介が終わったのか、今度は二、三年生の自己紹介が始まった。まずは二年生。
「遊撃手、倉持洋一だ。よろしくな。」
「俺はキャッチャーの御幸一也だ。」
あ、写真で見た人、とさっきあった人・・・。
倉持さんは知ってるけど、御幸さんっていうんだ。
次は三年生。
「俺はセンター、伊佐敷純。」
「俺、セカンドの小湊亮介。」
兄貴の声、さっきも聞いたけど、やっぱり前とは違う。
顔も昔の面影を残していながら、どこか違う。更にかっこよくなった。
一番違うのは、身体。
前とは明らかに違って、凄いがっしりしてる。(その分、身長が伸びなかったみたい。)
全員の自己紹介が終わり、今日は監督の用事があるため、これで終わり。
終わると兄貴が駆け寄ってきて、
「夜、部屋においで。」
と耳元で囁かれた。
嬉しくて、囁かれた耳が熱い。
スキップをしながら、寮の部屋に戻った。

Re: 人が嫌いな春市君のお話【亮春】第二弾 ( No.4 )
日時: 2015/01/04 15:46
名前: 春介 (ID: A0TwkcQ8)
プロフ: http://ハイキュー&ダイヤのBL

春市サイド

夜、人目を気にしながら兄貴の部屋に行った。
兄貴の部屋には、兄貴意外誰もいなくて、兄貴が一人で
本を読んでた。
「お邪魔しまーす。」
小さくつぶやくと、兄貴が笑って「どうぞ」と言った。
僕は兄貴の隣に座る。
「兄貴、他の人は?」
「追っ払った。邪魔でしょ?」
「一年生も?」
「当たり前♪」
兄貴はそういうと、本を閉じて寄り添ってきた。
髪があたって、くすぐったい。
「兄貴、くすぐったいよ。」
「んー。じゃあ…」
抱き寄せられて、顔を上げると、兄貴の顔が近づいてきて、とっさに目を閉じる。
久しぶりにキスをした。
兄貴のいない二年間、ずっと求めていたもの。
キスはだんだん深くなっていく。
「んッ…はぁっ」
兄貴の舌が入ってきて、僕の舌を絡めとる。
長くて、深い、気持ちのいいキス。
兄貴が離れると、少し物足りない。
もっとして。
言葉に出来ない欲を、行動でしめす。
「珍しいじゃん。春市がデレるなんて」
「久しぶりだもん。甘えたい。」
そういうと、兄貴は抱きしめて、何度もキスをしてくれた。

長いキスが終わって、部屋に戻る時間。
…帰りたくないなー。
「帰りたくないなー。同室の人、やだ。」
「だめだよ、春市」
「どおしても?」
「もう、そんな可愛いおねだりしてもだーめっ」
「はぁい。」
「でも、明日からは俺と同室になれるから。」
「うん。」
「おやすみ、春市。」
「うん。おやすみ、あにき。」
僕は兄貴の言葉を信じて、自室に戻り、眠りについた。


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