BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- アニメでパロディ・○○攻め小説詰め。同士、募集中!
- 日時: 2015/07/21 14:12
- 名前: 雪阿 (ID: LpTTulAV)
初めましての方が大半でしょう、雪阿と申します。
知っているアニメで、パロディや○○攻めを書いていこうと思います。
【書けるアニメ】
・弱虫ペダル
・ハイキュー
・黒子のバスケ
・進撃の巨人 etc.
パロディ、○○攻め限定となりますが、それでも大丈夫と言う方は大歓迎です。
ただ、パロディ、○○攻めが書きたくなったから!という方も歓迎します。
何か質問がある方や、リクエストがある方
- Re: アニメでパロディ・○○攻め小説詰め。同士、募集中! ( No.10 )
- 日時: 2015/07/22 23:48
- 名前: 雪阿 (ID: PBOj5esF)
弱虫ペダル
【花魁パロディ】シリーズ第2弾
囀ずる小鳥は、野獣を食らう 真波山岳×荒北靖友
俺は、この花街に育った。
小さい頃から、英才教育を受け、完璧な花魁になるため、育てられた。
そんな俺が、花魁として水揚げを捧げた相手が、真波家の由緒正しきお坊っちゃま、山岳様だ。
真波の方も、初めてだったようで、とにかく、雰囲気何てものはなかった。
だが、何度も重ねるうちに、段々真波の手付きも馴れてきて、今では、大分、俺を良くしてくれている。
ただ、問題なのは、真波が俺に好意を持ち始めたという事だ。
職業上、他人の目線には敏感だ。
それに、俺は嗅覚で、何となく察知出来る。
真波のニオイが、変わってきやがった。
視線も、女に向けるような熱っぽいものに変わった。
それに、触る手付きも、段々丁寧になった。
「真ァ波、最近、手付きがやらしー。」
「え、そーですかぁ?」
可愛いらしく小首を傾げる真波の頭をガシガシと撫でながら、行灯に手を伸ばし、灯りを付けようとする。
「荒北さん。」
「ナァニ。」
「家、来る?」
そうやって、泣きそうな顔をするな。
「んー、ちょっと時間ちょうだい。」
「そっか。期待してますね。」
「ん。」
さらりと言われた身請けの話しは、俺にはとても嬉しいものだった。
この暮らしを止め、贅沢が出来る。
身請けは花魁にとって、最高の誇りだ。
真波が帰った後、湯網をして、部屋へ帰る。
その途中、廊下で新開が、なぁ、靖友。と俺を引き留めた。
「ナァニ?」
いつものように、返してやると、新開は俺の手を握り、何かを手渡した。
手の中を確認すると、そこには深紅の紅が1つ。
新開の常連が、新開にと、渡したものだ。
「んだコレ。」
「靖友の客になる気がしてね。あげる。」
「はぁ?…いらね…っ! お前、まさか、」
「靖友、言わないで。 バレたくないから。」
唇に当てられた新開の指。
そっか、お前は弟チャンと幸せになんのか。
以前、新開が幸せそうに語っていた『悠人』という男。
聞く限り、悪い奴ではなさそうだ。
コイツが幸せになんなら、俺はそれで良いや。
俺は精一杯の笑顔で笑ってやった。
「おめでとさん。」
新開が身請けされた日、真波は店を訪れた。
やはり、丁寧に、硝子でも扱うように触れられた。
首、腹、下腹部、そして、太股。
愛しそうに愛 撫する真波。
「……ぅく、ァ、」
「気持ちいいですか、荒北さん。」
「ンァ、ま、なみ、」
荒北さん。
瞳を揺らめかせ、俺を呼ぶ声。
どうしても、その熱い眼差しからは逃れられない。
俺は深い深い波に溺れる。
事を済ませ、行灯の仄かに光る灯火に照らされながら、真波は俺に問う。
「決めてくれました?」
不安げな真波を見ていると、幸せに笑う新開が頭によぎった。
アイツが、出る前日に俺に言いやがった。
「_________。」
真波を撫でてやる。
新開、俺は、幸せになれっかな。
「おい、真波。」
「は、はい!」
「……俺は愛人なんて、真っ平ごめんダヨ。」
そうですか、と下を向く真波の頬を掴み上げ、こちらを向かせる。
相変わらず、カアイイ顔。
「だから、お前の正妻にしロ。」
「へ、…?」
「俺はガキは産めねぇし、花街出身の汚ネェ奴だ。全身が汚れてる。お前がそれでも良いって言う変人なら、俺を嫁にしロ。」
言いたいことをぶちまけてやる。
真波は、顔を真っ赤にして、それでも笑顔で、俺を抱き締めた。
「当たり前じゃないですか!俺、荒北さんの事、幸せにします!」
「……バカちゃんが。」
行灯の灯火が消える頃、俺は、真波と初めて気持ちのこもったキスをした。
それからたった三晩。
真波は豪勢な馬車を用意し、俺を迎えにきた。
見送りは、号泣して、お前まで行くのか、と泣く東堂と、うっすら笑う福ちゃんだ。
「東堂、巻チャンと幸せに。福ちゃんも、ネェ。」
走る馬車から顔をだし、手を降る。
あの日の新開も、こんなだったのかな。
「靖友は、自分が思うよりずっと、真波の事、好きなんじゃないか。」
新開の言葉は正しかったみてぇだ。
俺、真波が好きだって、ようやく分かった。
ガラガラと回る車輪。
さよなら、俺が育った場所。
あんがとな、皆。
end
- Re: アニメでパロディ・○○攻め小説詰め。同士、募集中! ( No.11 )
- 日時: 2015/07/22 23:40
- 名前: 雪阿 (ID: PBOj5esF)
いらっさい、くるる!
いやぁ、文才はあるかどうかは置いといて、占ツクで鍛えてきました 笑
来る頻度とかは気にしなくても良いから好きなときに来てね。
よろしく〜。
- Re: アニメでパロディ・○○攻め小説詰め。同士、募集中! ( No.12 )
- 日時: 2015/07/24 15:48
- 名前: 雪阿 (ID: 6tDnREag)
弱虫ペダル
【花魁パロディ】シリーズ第3弾
君に捧げるは、胡蝶蘭 巻島裕介×東堂尽八
隼人に続き、荒北まで身請けされた。
「東堂、巻チャンと幸せに。福ちゃんも、ネェ。」
荒北は店を去るとき、幸せそうな笑顔でこう言った。
___巻ちゃん。
その名前に、俺は、顔が熱くなるのを感じた。
隼人や荒北が、掟を破り、客に恋情を持ったように、俺もまた、客の一人に恋心を抱いている。
巻ちゃんこと、巻島裕介様は俺の常連客だ。
あちらの国の有名な商家の次男で、わざわざ俺を目当てに頻繁に渡来しているらしい。
奇抜な髪色とニヤけた顔が特徴の細長い長身の男だ。
一見『気持ち悪い』というのが一般人の答えだろう。
だが、俺はどうしてか惹かれてしまったのだ。
荒北には、何回か相談していた。
暴言を吐くが、親身になって考えてくれ、何度も荒北の助言に助けられた。
「もう、頼れんのだな。」
荒北が使用していた部屋で、一人呟く。
これからは、自分がどうにかしないといけない。
巻ちゃんは、俺を抱くとき、必ず、愛してると言う。
俺にはそれが、信用できん。
客は皆、そう言う。
巻ちゃんの本心がわからないのだ。
「東堂さん、ここにいらっしゃったんですね。」
襖を開け、やっと見つけた、と言わんばかりに、長い着物を引きずって、新造の黒田が息を切らせていた。
「黒田か。どうかしたか?」
「東堂さん宛に、花が送られてきたんですが、どうします?」
「差出人は誰だ?」
「巻島様とお聞きしておりますが。」
巻ちゃんから、花。
どういう風の吹き回しだ。
巻ちゃんは生粋の現実主義者。
こういう事はしないと思うが。
巻ちゃんからというのが嘘だったとしても、俺は首を横に振ることは出来ない。
それほどまでに、巻ちゃんに惚れておるのだ。
「部屋へ運んでくれ。」
「はい。」
ドタドタと走り去る。
俺もそろそろ仕事の時間だな。部屋へ戻らなければ。
ソッと襖を閉め、自身の部屋へと続く長い廊下を歩く。
部屋に飾られた花を見て、驚きを隠せなかった。
立派な鉢に入った、桃色の胡蝶蘭。
「美しいな。」
まぁ、俺には及ばんが、といつもの癖で漏らす。
「おめぇに似合うと思って、買ったッショ。」
「っ!! 巻ちゃん!」
後ろで不意にした声に、びくりと肩を揺らす。
振りかえれば、玉虫色が目に鮮やかに映る。
巻ちゃんは、いつものようにニヤけた顔を俺に向け、何ビックリしてるんショ、と、笑った。
「巻ちゃん、」
「今日は、ソレ届けに来ただけッショ。」
巻ちゃんは、長い髪をうっとおしそうに掻き上げながら、俺に近寄ってくる。
ほんの数㎝くらいの所に巻ちゃんが立つ。
ひんやりとした手が俺の頬に触れ、顔が近づく。
唇と唇が触れ、じんわりとした温かさと柔らかい感触が、脳を支配する。
「巻ちゃん、胡蝶蘭の花言葉というのを知っておるか。」
「あぁ、beauty、refinement。美と上品、優雅って意味ッショ。お前にピッタリだろ。」
そう言って、ニヤリと笑う巻ちゃん。
「巻ちゃん、胡蝶蘭というのは婚姻式に送られる花でもあるんだ。」
「あぁ、それは知ってる。」
「それも桃色というのは、特別な色とされる。」
「どうしてッショ。」
眉間にシワを寄せ、何故だという顔を浮かべる。
知らずに贈った巻ちゃんにもどかしさを感じつつ、それでも、嬉しかった。
なんせ、意味は___。
「桃色の胡蝶蘭の意味は、貴方を愛しています。巻ちゃんはそんなつもりは無かったんだと思うが、それは求婚や告白ということになるぞ。女性には簡単に贈るでは無いぞ。」
ふふん、と笑って巻ちゃんを一目見る。
その瞬間、俺は何も言えなかった。
巻ちゃんは無言のまま、真剣な目付きで俺を見ていた。
「巻ちゃん、」
「女なんかに贈るかよ。お前だからソレにしたんショ。」
「え、は、それ、って、」
「意味、知ってたに決まってるッショ。お前が思ってた通りの意味で受けとって貰わねーと、胡蝶蘭、わざわざ買った意味無いっショ。」
俺の髪を撫でながら、そう言って微笑んだ。
いつも笑顔が気持ち悪い巻ちゃんだが、今日の笑顔は、とても綺麗だった。
「なぁ、尽八。俺んとこ来ねーか。身請け、してやるッショ。一緒に、イギリス行こうぜ。」
「……狡いぞ、巻ちゃん。」
指を絡ませ、額をくっつけて甘える巻ちゃんに、真っ赤になりながら狡い、と何度も言う。
全部、全部、溶けてしまいそうだ。
巻ちゃんの香り、感触、体温、全てが愛しい。
「尽八、俺の物になれ。」
「……当たり前だろ。俺は巻ちゃんの物だ。」
大好きだ、巻ちゃん。
もう、疑わない。
翌日、見送りという形で港に来たのは、フク。
フクは、寂しそうだったが、大丈夫だろう。
「フク、俺は行くよ。」
「……そうか。」
汽笛が鳴り響き、間もなく出港する。
俺は船へ乗り込み、船尾からフクへ、手を振る。
「フク、お前も、幸せになれ!!」
そう叫べば、フクはうっすらと笑って、頷いた。
暫しの別れだ。
また、戻ってくることを誓おう。
愛しい主人と。
end
- Re: アニメでパロディ・○○攻め小説詰め。同士、募集中! ( No.13 )
- 日時: 2015/07/27 15:17
- 名前: 雪阿 (ID: yVzoEsG0)
弱虫ペダル
【花魁パロディ】シリーズ第4段
溺れ、堕ちゆくは恋の沼。 金城真護←福富寿一
「フク、お前も、幸せになれ!!」
そう、東堂の甲高い声が響き渡る。
全員が去った今、俺には安堵と嫉妬が同時に訪れた。
元弟に惚れ、生涯の伴侶となることを決めた新開。
客に惚れられ、いつしかその客に惹かれてしまった荒北。
客と愛し合い、この日本を飛び出して行った東堂。
皆が幸せになった。
それは、長年、あいつらの面倒を見てきた俺にとっても幸せだったはずだ。
だが、やはり心のどこかでは嫉妬していたのだ。
皆がしたように、俺だって恋をしている。
だが、俺は所詮、遊女を教育する遣手。
対して、俺が惚れたのは、好敵手と言っても過言ではない店の店主。
好敵手の店というだけならまだしも、以前、偵察に行った時に一目惚れしただけで、相手は俺を認識していない。
俺の淡い恋が、叶うことはないのだ。
「……幸せになど、なれん。」
一人呟いた言葉は、汽笛に消えて行った。
ザァァと、突然強い雨が花街を包み込んだ。
人通りは斑になり、賑わいは絶えつつあった。
俺は、鼻緒が切れた下駄を抱え、近くの屋根がある建物に避難する。
着物はビシャビシャ。
傘など無い。
店まで歩いて二時間。
走っていこうなんて、考えるほど無駄だ。
「運がないな。」
降りしきる雨は、止む気配など無い。
雨宿りなどしていたら、夜になっても帰れんだろう。
途方にくれ、空を見上げる。
そのとき、不意に後ろでカランと下駄の音がし、振り返る。
「……っ、金城、真護。」
「ん、誰だったか?」
豪勢な着物に身を包み、赤い番傘をさす恋の相手。
金城は、首を傾げ、はて、知り合いだったか?と、俺に問いただす。
「俺は、」
「あぁ、思い出した。箱根屋の福富だったか。 以前、使いで来ていた。」
ドキリとした。
まさか、取り引きを見ていたのか。
まさか、俺を知っていたのか。
金城の一言に、こんなにドキドキしている自分が恥ずかしい。
「こんな下っぱの俺を知っているとは、情報が回るのは速いものだ。」
「違うな。お前が優秀な遣手、だからだ。」
そう言って、微笑んだ。
誉められたことにまた、心拍数が上がり、益々羞恥心が高まる。
落ち着け、こんなの普段の俺じゃない。
『鉄仮面』と荒北に呼ばれるほど、感情表現が苦手だ。
こんなに慌てるのは、俺じゃない。
そう、自分に言い聞かせるも、効果などなく、より顔が熱くなる。
「そう言えば、福富はどうしてここにいるんだ? 箱根屋はもう少し先だろう。」
「あ、あぁ。東堂の身請けの日だったんでな。港に送った。」
「東堂…。確か、箱根屋の太夫だったな。大丈夫なのか、太夫を身請けして。」
「うちにはまだ、優秀な花魁がいるんでな。問題ない。」
「そうか。」
さすが、箱根屋だ。と感心している金城。
「当たり前だ。」
「ははっ、そうだな。うちも頑張らなければな。」
「あぁ。」
こうして、談笑出来る時間が長く続けば良い。
そうしたら、俺にだって、希望が。
「あ、金城さん! 探しましたよ!!」
俺のはかない願いも、一言で打ち切られた。
遠くから手を降りながら、黒髪の男が走ってきた。
「今泉。」
「金城さん、晩秋屋の方がお待ちです。」
「あぁ、分かった。」
どうやら、今泉と呼ばれた男は下男のようだ。
金城は店主。
仕事が溜まっている。
俺に構っている暇はない。
少し、物足りないが、仕方はない。
「福富はまだいるのか?」
「あぁ、少しの間。 早く戻らなければ不味いのだがな。」
雨が止むまで。と返してやる。
金城は、そうか、というと、俺に持っていた傘を差し出した。
「えっ、」
「使え。仕事があるのだろう。 これは今度、うちに来るときに返してくれ。」
そう言って、笑った金城。
また、ドキリとした。
去りゆく金城の背中を見詰めながら、小さく呟く。
「……また、会えるのだな。」
赤い番傘をさし、道を急ぐ。
今度は、ゆっくり話せると良いな。
end
- Re: アニメでパロディ・○○攻め小説詰め。同士、募集中! ( No.14 )
- 日時: 2015/07/27 16:06
- 名前: 雪阿 (ID: yVzoEsG0)
ハイキュー!!
及川×岩泉 【仮装攻め】
夏真っ盛り。
「何が悲しくて男だけで合宿をしなければならないんだ。」
そう、3年のミーティング中にホワイトボードに書きながら、青葉城西高校男子バレー部3年主将、及川徹は言い放った。
「あぁ、確かに。」
「分かるわ、その気持ち。」
賛同するのは、同じく3年の花巻と松川。
俺こと、岩泉は、キリキリと痛む頭と胃を抑える。
こいつらが、結託すると必ず面倒な事になる。
なやむ俺を他所に及川は、という事で、と言いつつホワイトボードに何かを書き込む。
「暑さを冷ますために、肝試しをしようと思います!!」
男だけで暑苦しいなら、何か面白いことしたい。なんて、アホな事を言い出した及川をとりあえずシバく。
「良いじゃん。」
「及川にしてはね。」
シバかれた及川を見て、ケラケラ笑う花巻と、ナイスと親指を立てた松川。
ほら、嫌な予感が命中した。
及川はおだてれば調子に乗るめんどくさい奴。
それは幼馴染みの俺はよく知っている。
花巻や松川も3年間一緒にいるんだから知ってて当然だ。
いや、だから調子に乗らせたのか。
一人頭を抱える俺をほって、及川と花松組は話を進める。
「場所、どーすんの。」
「溝口コーチに見っかったら不味いだろ。」
「ふっふっふ! しーんぱーいないさー!! もう、溝口君には話をつけてあるよ!! 場所は校舎の1階から3階の第2学習教室まで行って戻ってくる。時間帯は夜11時。国見ちゃんは無理矢理蹴ってでも連れてくること。以上!」
きっちり立てた予定を全て言い放った及川は、解散と言わんばかりに手を叩いた。
「岩ちゃん。」
全員が居なくなったミーティングルームに、及川の声が響く。
「なんだよ。」
「楽しみだね。」
及川はソッと俺を後ろから抱き締める。
「何が。」
俺が、そう返すと、及川は顔を耳元に近づける。
「肝試し。 岩ちゃん、俺に抱きついて良いからね。」
そう及川が言った後、耳たぶに滑った感覚と、ぬちゃりと言う水音。
耳たぶを舐められた。
「ひやぁっ!!」
「ふふっ、岩ちゃん可愛い。」
笑う及川を睨み付けるが、本気では殴れない。
「クソ川、イケメンタヒね。」
こいつに惚れた時点で、俺の負けだったのかもしれない。
続く