BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 好きを綴る。
- 日時: 2016/10/28 00:25
- 名前: Re:rate (ID: tEZxFcMB)
- プロフ: https://youtu.be/Cx-f-0qQYF8
えー…タイトル通り、基本好きなモノばかり書いていきます。BLでもGLでも何でも。
ヤンデレ、異常性癖、嫉妬、独占欲、オメガバース、娼婦や男娼その他諸々。
文章力や語彙力など皆無ですが、拝読及びコメントなど頂けると光栄の限り。是非宜しくお願い致します。
では、これより始まりと致します。
御時間に余裕の御座います方は、宜しければ立ち寄り、御付き合い下さいませ。
〜ジャンル別作品一覧〜
【カゲプロ】
クロハ×シンタロー『依存と独占、満たされない欲求』…>>1-3
セト×シンタロー『もっと近くで…』…>>4-6,>>10
シンタロー×遥『secret…』…>>11-14
シンタロー×遥『いつまでも隣で』…>>18-21
クロハ×コノハ『夢と幻像』…>>48-54
【アニメ】
「Free!」
真琴×遥『番の相手、一生の幸』…>>22-26
- Re: Various Love story… ( No.2 )
- 日時: 2015/09/29 17:25
- 名前: Re:rate (ID: UcGDDbHP)
- プロフ: http://s.ameblo.jp/zjrc35a8kz/entry-12069762247.html
続き。
カノの部屋に着くと、すぐに手を掴まれてベッドに押し付けられる。
じたばたしてなんとか振りほどこうとするが、体力もカノに勝てるような力量も足りず、退いて貰う前に此方が疲労を露にしてしまった。
「よけろよ…カノ」
「嫌だ…ッ」
疲れの所為で上がった息の中で告げると、少し声を荒げて拒むカノ。
俺は何故こんな状況に置かれているのか分からなかった。
クロハの事を頭に浮かべ、早く会いたいと強く思ってしまう。
でも俺の目の前に居るのはクロハじゃない。
「好きだよ…シンタロー君。例え君の視線が僕のものじゃなくても……ね」
それが一瞬、何を示すものなのか分からなかった。
だが頭の中で整理と結論を繰り返し、やっとその言葉の意味を理解する。
「はッ…!?おま、ふざけんな…ッ…!!」
抗議の言葉を並べるも、カノはそのまま動こうとせず、まるで猫の狂暴な一面が出たかのような鋭い視線を刺してくる。
恐怖を覚え、次第に大人しくなる俺。
一方のカノは、見計らったかのように俺の首筋に舌を這わせ始めた。
背筋がぞっとする。全くそういう好意を抱かなかった相手にこんな事をされるというのは、こんなにまで気持ちの悪いものなのか。
「やめろ、カノ…ッ…助け……クロハッ…」
「クロハ」という名前を出した途端、カノが先程まで舌を這わせていた場所に、思い切り噛みついた。
血は出なかったものの、深い痕が付き、その箇所が真っ赤に腫れる。
「今のはお仕置きだよ…シンタロー君」
そう言いながら、服を脱がされる。
仕置きというのはどういう事なのか。今の俺にはそのような事を考える余裕など一欠片も無かった。
「やめ、ろッ…退け、今すぐ退け…!!
怖ぇよ…本当、やめろッ…て…」
「また…また拒むんだ…ッ!!
いつもいつも…こっちの気も知らないでさ!!」
そんな会話の合間、遂に肌が露になる。
その瞬間、カノは驚愕といった表情を浮かべた。
其処には、歯や爪の痕、刃物で切られたような傷痕が無数にあった。
中にはかさぶたになっていたりなどの真新しいものもある。
何も言わず俯いたまま退くカノ。
そのまま部屋のドアを開けると、少し眩しい位の光が部屋に射し込む。
「落ち着いたらおいでよ…待ってるからさ」
カノはそんな言葉と暗い笑顔を残し、部屋を後にしていった。
俺も服を着直し、カノに付けられた痕が見えないようにジャージの襟を立てて部屋を出た。
- Re: Various Love story… ( No.3 )
- 日時: 2015/09/29 17:29
- 名前: Re:rate (ID: UcGDDbHP)
- プロフ: http://s.ameblo.jp/zjrc35a8kz/entry-12069762247.html
もう少し細かく分けたかったけどここまで来ると分けようがないからこれで。
完結だぜ。
それからは特に何もなかった。
クロハも帰って来たし、普通に皆で食事を摂り、普通に風呂に入り、普通に寝る支度を済ませ、普通に部屋に戻った。
だが部屋に戻る…それは自然とクロハと一緒の時間が来る訳で。
心待ちにしていた二人だけの時間。
クロハが俺だけのものになってくれる、特別な時間。
クロハが来ると直ぐ、俺は身を擦り寄せる。
相手は、俺を抱き締める。
そして少し離れ、いつになく乱暴にベッドへと俺を押し付けた。
睨むようなクロハの目。
何故なのか…その答えは直ぐに分かった。
「首筋…誰にやられた」
自分なりに見えないように気を付けていたのだが、クロハにはそのような事通用する筈もなかった。
要するに、相手を侮っていた俺が甘かったのだ。
「カノだ………一緒に来いって言われたからついていったら押し倒されて…怖くなってお前の名前呼んじゃって……そしたら…仕置きだとか言って噛みつかれて……ッ…」
淡々と告げながらも、涙が溢れてしまう。
クロハは俺の頭を優しく撫で、少し悔しそうな顔をしながら言葉を返す。
「カノとセト…前からお前の事、ずっと見てた…
今にも襲いたそうな、熱っぽい視線で…」
そう言い残して耳を食み、首筋へと舌を這わせてカノに痕を付けられた所に唇を当てる。
そして手では俺のモノを触り、それは次第に質量を増していく。
「まさか…カノにもこういう事されたわけじゃねぇだろうな…?」
「ここまで…され、て…ねぇよッ…ん、ぁ…噛まれ、た、だけでッ…ぁ…!」
カノの時とは違うぞくぞくとした感覚。
自分のものだとは思えない程に甘ったるい矯声を漏らし、身体を震わせる。
徐々に昂りを覚え、快感から涙を目に溜め、恍惚な表情を浮かべながらクロハを見つめる。
「くろはッ…も、無理…ッ…!!」
限界で、果てそうだと告げるが、クロハは意地悪い笑顔を浮かべながら俺のモノの根本をぎゅっと掴んだ。
「駄目だ…イかせねぇよ…?これは仕置きだからな…」
果てる寸前で止められ、もどかしく苦しいような感覚で一杯だ。その上深いキスをされて思考まで蕩けていく。
「シンタロー……すげぇエロい…」
クロハが上擦ったような声を上げ、暫くするとようやく根本を掴んでいた手が解ける。
その瞬間に、快感が弾ける。
自らの白濁とした液が溢れ、ベッドのシーツを汚す。
「はッ…、はぁ…ッ…」
クロハは、服従させんとばかりの目で見つめながら告げる。
その顔は恍惚でもあり、妖艶でもあり…思わず見惚れてしまう。
「シンタロー…お前は誰のモノだ……?」
簡単すぎる質問だ。
欲しいから、求める。
俺の中でそれに値する人物なんて
一人しか居ない
「お前のモノだ…クロハ…ッ…」
俺はこいつに依存しきっていて、クロハもそれに応えてくれる。
そしてクロハになら何をされても良い…そう思っている自分がいる。
また、縛られても
苦しめられても
身体に傷を付けられても
どんなに卑猥な事をされても
そう、例え
殺されても、だ
- Re: Various Love story… ( No.4 )
- 日時: 2015/09/29 17:33
- 名前: Re:rate (ID: UcGDDbHP)
- プロフ: http://s.ameblo.jp/zjrc35a8kz/entry-12069762247.html
よし次。
ちょっとビッチなシンタローと、優しい優しい優しすぎるセトさんのお話。
『もっと近くで…』
シンタローside
セトは綺麗だ。
話も上手くて、常に素直で。
あいつの周りの誰かが必要としている時、ちゃんとその誰かの隣にいる。
つまり、誰にでも優しい。
だが
誰にでも優しいという事は
誰も選ばないという事にも繋がる。
俺は、ちゃんとあいつの『特別』でいられているのだろうか?
深夜も近くなった頃。
御休み、という声と共に皆が自分の部屋に戻る。
今リビングに居るのは俺とセトの二人のみ。
「…ッさ、皆戻ったし…此処じゃ広すぎる。俺達も戻ろうぜ」
お互い眠くはないのだが、あまり広い場所に二人きりというのも落ち着かない。
「そうっすね…戻りましょうか」
ヒビヤがこのアジトに来た為、部屋数の問題で俺とセトは部屋を共にしている。
最初はモモがヒビヤと一緒に寝ると言ったのだが当の本人が尋常じゃない程嫌がり、一人が良いと言って聞かなかったので仕方なく俺とセトが同室になったのだ。
だがそれは俺にとっても都合が良かったので反論する事もなく快く受け入れた。
唯一気になる事といえば、すんなり納得した事に対するモモが俺に向けた得体の知れない何かを見るような視線くらいだろう。
- Re: Various Love story… ( No.5 )
- 日時: 2015/09/29 17:36
- 名前: Re:rate (ID: UcGDDbHP)
- プロフ: http://s.ameblo.jp/zjrc35a8kz/entry-12069762247.html
はい続き。←
暫くずっとこの調子だけどご了承下さいです。←最早敬語じゃない
部屋に着き、ベッド脇のランプだけ点けてとりあえず横になる。
セトは毎度の事ながら、緊張している様子だ。
毎晩寝床も一緒なのだから、良い加減慣れてくれないものだろうか。
そんな事を考えながら、俺は口を開く。
「そういえば…今日エネの奴、なんか機嫌が良かったんだが…お前何か知ってるか?」
そんな他愛もない会話に溶け込むように、さりげなくセトの太股の内側に触れる。
「しッ…知らないっすけど…何かシンタローさんと関係があるんすか?」
少し驚きを見せたものの、すぐ普段通りに戻り話を進めるセト。
まだまだ初段階だ
もっと、確実に
昂らせていかなければ
俺はこいつが
何かあるまでは絶対に行動に移さないが、微かにも求めるような動作を示せばそれに応えないという選択をしないような奴だと知っている。
また、そうなってしまえば歯止めを効かす事なく情事に至る。
"瀬戸幸助"とはそういう人間だ。
「直接関係があるわけじゃないんだが…やけに絡んでくるし何時にも増して煩かった」
先程触れた所を、今度は軽く撫で回す。
そして陰部にズボンの上から軽く触れ、少しずつ刺激を強めていくと、少し肩を震わせる相手の姿がある。
熱を持たせる事はこれで出来ただろう。
ズボンの中心部分が押し上がるように膨らんでいるのが触れただけで分かる。
「ッ…そうだったんすか…でもあんまり悪く言っちゃ可哀想っすよ…ッ…?」
少し吐息の混じる声で告げながら、俺の陰部に触れてくる。
先程俺がやったのと同じように、ズボンの上からゆっくりと。
俺の方にも熱が籠ってくる。
身体は熱いのに、不思議と鼓動は落ち着いていて。
それ程安心していられるのは、相手がセトだからなのだろう。
「別に良いんだよ…お前が優しすぎるだけだろ?」
返事は、来なかった。
その代わりに、俺に覆い被さるように上に乗ってくる。
これで、求めるものが与えられる。
- Re: Various Love story… ( No.6 )
- 日時: 2015/09/29 17:39
- 名前: Re:rate (ID: UcGDDbHP)
- プロフ: http://s.ameblo.jp/zjrc35a8kz/entry-12069762247.html
続き。
今回上手く分けられそう。多分だけど。
セトが首筋に顔を埋め、其処に舌を這わせる。
一方の俺は段々と鼓動が速まり、息遣いも荒くなってくる。
服を脱がされ、言われるがままに後ろを向くと、背筋を舌が這い回る。
「ぁ…ッん、…も、良いからッ…早く…ッ…」
「駄目っすよ…ちゃんと段階は踏まなきゃ…」
そう言ってまた前を向かされると、再び陰部に触れられる。
だが今度のは先程とは違い、直に激しく擦られた。
「ぅあッ…やぁ、あ、んッ…!!」
望んだのは此方だ。拒んだりなどしない。
だが過ぎた快感は留まる事を知らず、遂に欲が弾ける。
溢れ出した液を指で掬うと、舐めとって見せる相手。
「…昨日の今日なのに、こんなに沢山出たっすよ…?」
そう言葉を零し、後ろのすぼまりに指を挿れ、掻き回しながら段々と深くしていく。
最も奥のコリコリとした部分…前立腺に指が当たり、思わず身体が跳ねる。
ゾクゾクとするような快感に、声が次第に高くなっていく。
「シンタローさん…イきそう…?」
「…ッ…あぁ…も、無理ッ…ぁ、ッく…ぅ…ッ!!」
果てるのも二度目なのに、精はまだ尽きる事を覚えない。
「お前…まだだろ…?もう良いから…早くくれよッ…」
そう言ってセトの首に手を回すと、限界を告げるような恍惚な表情を浮かべながらズボンを下ろした。
「もう…どうなっても知らないっすから…」
そう告げられた直後、熱く質量のあるものが俺のすぼまりにあてがわれる。
程なくして、少しずつ入ってくる。
少しでも快感を外に逃がそうと声を出すがそれも無意味に、身体にまた熱が籠っていくだけで。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28