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【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】
日時: 2015/11/13 17:44
名前: ハイラ (ID: ByQjFP4v)

ハイラです。
只今執筆させていただいていた黒バス妖パロ短編集との同時進行でこの小説を書かせていただきます。
今回は長編となっており、短編よりも此方に時間をかけたいので此方を優先して書かせていただきます。
また、番外編も考えておりますので気軽にリクエストして頂けたら、書ける範囲で執筆致します。
感想、誤字などの指摘等をコメントしていただけたら幸いです。

Re: 【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】 ( No.10 )
日時: 2015/11/15 14:34
名前: ハイラ (ID: ByQjFP4v)

山口忠は忠犬である。〜漆〜
語り人 山口忠

ツッキーが俺のことを下僕と思っていることを確信したのは、三年生の先輩の言葉だった。
嘘なんか絶対つかなそうな優しい雰囲気の人。

「山口君…だよね?ちょっといいかな」
「えっ?あ、はい」
名前を呼ばれて少し驚いたけどまあ慣れていたから大丈夫だった。
きっとツッキーのことだ。
「月島君って四組の子いるよね?」
「はい。ツッキーのことですか?」
「うん、その子。あのねこの前聞いちゃったんだけどね。月島君が君のこと」
ー『山口?ああ、どうせ下僕位にしか思ってないから』って言ってたのー

ショックだった。薄々感じていたことが本当だったなんて、信じられない。信じたくない。

やっぱり辛かったんだ。
俺といるのが。

Re: 【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】 ( No.11 )
日時: 2015/11/15 15:09
名前: ハイラ (ID: ByQjFP4v)

山口忠は忠犬である。〜捌〜
語り人 菅原孝支

昼休み。月島に
「少しお時間頂けますか?相談があるので」
と言われて、人気のない空き教室に来た。
「菅原さんは僕と山口があまり良くない状況ということに気づいてますよね?」
「うっ、あ、まぁ…な」
気づかれないよう見張ってたけど気づかれていたようだ。
「あの、正直に言いますけど。僕自身山口と和解したいんです。どうすればいいですか?」
「どうすればいいかってきかてもな。そもそも何でそうなったんだ?」
「それは…」
と、全部話してもらえた。
これで全ての理由がわかる。
「つまり、山口が自分のことを下僕と思われていると勘違いしてるってことか?」
「まぁそんなところです」
噂はやっぱりこいつらだった。
「だったら、まず誤解を解くのが先だべ。」
「えっ?」
普通のことを言っただけなのに、なんか不思議なことを言われたみたいな顔をされた。
「でも避けられているんですよ?それに、今も精神状態が安定していないようですし、何かあったら…」
「じゃあ、手伝ってやる。一回お前が話し掛けにいって、駄目だったら先輩命令でお前らが話せるようにする。で、いいな。」
「えっはい。ありがとうございます。」

これで無事解決するのを待つだけだ。

ただ、昼飯を食べる時間が減ったが。

Re: 【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】 ( No.12 )
日時: 2015/11/15 15:21
名前: ハイラ (ID: ByQjFP4v)

山口忠は忠犬である。〜玖〜
語り人 山口忠

『今日の放課後話したいことがある。』
と、ツッキーから一文だけのメールが来た。
嫌いって言ったのにメアドを残しておいたのは、何処かしら期待が有ったからだ。
ツッキーへの憧れはヒーローへの憧れとは違う。それも少しはあるけど、今の本当の思いは恋愛としての憧れだ。

両思いなんてこと絶対無いけど、少しでも可能性があったらなと思う。
本当に自分は酷い奴だ。
自分で望んで突き放したのに、もしかしたら取り戻してくれるんじゃないか、って言う風に期待して。

最悪だ。最低だ。

この機会に謝ろう。
「ごめんなさい」
って、何時もみたいな口だけの「ごめん」じゃなっくて、ちゃんと謝ろう。

これが、下僕としての最後に出来ることだ。

Re: 【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】 ( No.13 )
日時: 2015/11/15 21:08
名前: ハイラ (ID: ByQjFP4v)

山口忠は忠犬である。〜捨 完〜
語り人 月島蛍

「月島、今更何の用?言ったよね嫌いだって」
この、声色は不本意に言ってるに違いない。
「知ってる。でもこれだけは伝える」
「は?」
「山口忠。君は誤解している」
「何を?だって月島が俺のこと下僕って言ってる所聞いたって人いたよ」
「知ってる」
「じゃあ、何さ誤解って」
「コレ、聞いてみて」
そう言って、スマホで菅原さんに貰った録音された声を流した。
『でさ〜ww面白くない?ww』
ここで一度、一時停止する。
「この声に覚えはない?」
「ある、俺に教えてくれた人。だから何」
まだ、敵意を剥き出しにしている。ここから絶対変わるけど。
「ここからが、本題」
また、再生する。
『あの山口君?だっけwwホント信じこんじゃったみたいでさぁww都合よく離れてくれたよっほんっとザマァwww』
「嘘何でツッキーごめん…ツッキーィごめんなさい。チュッキーィ…」
あーあ山口が泣いちゃったじゃないか。
本当に下品な笑い声。僕らにとって最低な言葉。全てが全てこの女に壊されかけた。次は復讐する。
そうだなぁ、君の醜い姿は後日談位に語ってあげようか?あと将来の酒のお供にでもさぁ。笑い話になるに違いないね。

でもその前に。
「誤解解けたでしょ」
「うん、ツッキー」
言いながら山口は目を擦る。
「目…擦ると腫れるよ」
「うん、ツッキー」
「ごめん、山口。僕は一つ嘘をついた」
「何?ツッキー?」
「君は僕が君のことをどう思ってるか聞いたよね?」
「うん」
「トモダチ何て真っ赤な嘘。」
「えっ?」
「本当は恋愛感情の対象者。山口はどう?僕のこと好き?」
「うん…つっきい。好き。気持ち悪いかもしれないけど、凄く好き。好きだったのに男同士だからって諦めてた。ありがとうツッキー!」
「山口うるさい。ここ外」
「ごめん。ツッキー」

今すぐ抱き締めたい。
   キスをしたい。
あんなことや、こんなこともしたい
   意地悪したい。
   
いつも、みたいな会話をしたい。
笑っていたい。

山口忠は忠犬である。

完結。
次 あとがき。

Re: 【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】 ( No.14 )
日時: 2015/11/15 21:20
名前: ハイラ (ID: ByQjFP4v)

山口忠とあとがきである。
会話させて頂いた。

「山口君。ここまで完結させましたがどうでしょうか?」
山口『俺、反抗期なの?』
「すみませんでした。反省してます。黒歴史です。ただ、山口君が月島サンに反抗する話が書きたかった結果なんです」
山口『というか、最初に考えていた大まかな話と全然話違うよね』
「はい、もう殆ど書きなぐり状態で、推考もせずに誤字ばかりですみません。」
山口『初めてコメント貰ったとき凄いじぃんとしてたよね』
「はい、凄く励みになりました。学校でも書いていた時期があったのですが(あやかし物語。挿し絵は友人)殆ど誰かに読んでもらうためだけに書いているようなものなので」
山口『とゆうわけでこれからも、番外編やリクエストも受け付けていますのでじゃんじゃんコメントお願いします。』


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