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【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】
日時: 2015/11/13 17:44
名前: ハイラ (ID: ByQjFP4v)

ハイラです。
只今執筆させていただいていた黒バス妖パロ短編集との同時進行でこの小説を書かせていただきます。
今回は長編となっており、短編よりも此方に時間をかけたいので此方を優先して書かせていただきます。
また、番外編も考えておりますので気軽にリクエストして頂けたら、書ける範囲で執筆致します。
感想、誤字などの指摘等をコメントしていただけたら幸いです。

Re: 【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】 ( No.1 )
日時: 2015/11/14 15:54
名前: ハイラ (ID: ByQjFP4v)

山口忠は忠犬である。~壱~
語り人 月島蛍

山口忠は忠犬である。
何時もこの僕、月島蛍に忠実である。
何故かは知らない。
人に向かって「犬」何てこと言っちゃ駄目かもしれないけど、これだけは事実と言っても過言ではないだろう。
彼は本当に僕に忠実なのだ。
何故なら、それはまず、彼は何時も僕についていってることがひとつ。
まぁ、ついてくるだけならまだマシだけど。
「ツッキー。今日さ…」
正直言ってウルサイ。そしてジャマ臭い。
追い払おうとしても余計うるさくなるからテキトウに
「うるさい、山口」
何て言ってあしらっているけど、もう本当一緒にいるのが辛い。
でも満更でもない。寧ろ感謝してやってもいいくらいだ。友達?がいなくて親にどうこう言われなくてもいいし…
そんなことを考えて山口と友達付き合いしていたのは随分と前で、今では少しだけ違っている。
ただやっぱり
山口忠は忠犬である。
ということは変わってはいない。

Re: 【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】 ( No.2 )
日時: 2015/11/14 16:08
名前: ハイラ (ID: ByQjFP4v)

山口忠は中堅である。〜弐〜
語り人 山口忠

この俺山口忠にとって月島蛍は憧れである。
何時も威厳を保ち隙や弱味を見せない。俺にとっても一緒にいれることを誇れる存在だ。
ただ、一つだけ不満がある。
もしかしたら彼は俺のことを只の忠実な下僕のような物としか思っていないんじゃないだろうか。
長く一緒にいるから分かるけれど俺と一緒にいるときのツッキーは嬉しそうじゃない。
と言うより、辛そうだ。
「もしかしたらツッキーは俺が嫌いなのか?」そう思ってしまった。
それが最後。
俺は、もうツッキーとの関係を切らなきゃならないかもしれない。

これ以上彼に辛そうな顔されたくないから。

Re: 【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】 ( No.3 )
日時: 2015/11/14 16:42
名前: ハイラ (ID: ByQjFP4v)

山口忠は忠犬である。〜参〜
語り人 菅原孝支

山口忠。彼は烏野高校排球部のチームメイトで、同じく烏野高校排球部の月島蛍の幼馴染みである。
何時もはしつこいくらいに月島にベッタリである。
だが最近は何かがおかしい。
月島に話しかけられてもぼーっとしていて聞いていないことが多く、それよりも山口自身が月島を避けている気がする。
他の同級生や後輩たちも薄々気づいているようで、(数名を除いて)かなり危ない状況と思えるようだ。

彼らの関係が断ち切られないよう願うばかりだ。

Re: 【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】 ( No.4 )
日時: 2015/11/14 17:01
名前: ハイラ (ID: ByQjFP4v)

山口忠は忠犬である〜肆〜
語り人 月島蛍

「ツッキーは俺のことどう思ってるの?」
放課後山口に呼び出された。
そして開口早々そんなことを言われた。
「どうって、トモダチじゃないの?」
僕のこの答えは合っている。嘘偽りはないハズだ。
でもさ…現実はどうもうまくいかないようだ。
「嘘だよね。そんなのだってツッキー俺のことどうせ下僕位にしか思ってないんでしょ」
「山口それは違っ」
「うるさいツッキー」
普段は僕が言う台詞だそれをこんな形で山口に言われるなんて。
カッコ悪。ホント馬鹿みたい僕…
「三年の先輩から聞いたよ。どうせやっぱり『下僕そのくらいにしか思ってないんじゃないか』って」
山口が狂ったように見える。
「あははっ笑っちゃうよね?やっぱイミ分かんない。だってすっごく泣きたくなるんだよ。もう友達やめない?その方が絶対いいって」
一通り言われてそして山口はいい放った。

ーだって俺ツッキーのこともう嫌いになっちゃた。かもだからさー

忠犬に手を噛まれた。

山口忠は忠犬を辞めた。


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