BL・GL小説 （オリジナルで全年齢対象のみ）
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- 【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】
- 日時： 2015/11/13 17:44
- 名前： ハイラ （ID: ByQjFP4v）
ハイラです。
只今執筆させていただいていた黒バス妖パロ短編集との同時進行でこの小説を書かせていただきます。
今回は長編となっており、短編よりも此方に時間をかけたいので此方を優先して書かせていただきます。
また、番外編も考えておりますので気軽にリクエストして頂けたら、書ける範囲で執筆致します。
感想、誤字などの指摘等をコメントしていただけたら幸いです。
- Re: 【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】 ( No.5 )
- 日時： 2015/11/14 20:29
- 名前： やっくん。 （ID: k9pS0/Ff）
続きが気になります!
- Re: 【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】 ( No.6 )
- 日時： 2015/11/15 09:42
- 名前： ハイラ （ID: ByQjFP4v）
山口忠は忠犬である。〜伍〜
語り人 菅原孝支
嫌な予感が的中した。
三年の間でとある女子生徒が高身長の一年のことを好きで、邪魔なその幼馴染みと離れさせようとしているとかそんな噂を聞いてから俺は気が気じゃなかった。
『きっと彼らのことだろう』
そう、聞いた瞬間思った。
俺が噂を聞いた次の日。
月島が一人で部室に来た。
その後、山口も一人で。
しばらくしたら、空気の読めない一年、日向がとんでもないことを聞いた。
「なあ、何で今日はお前ら別々に来てんの？」
「ん？そういや確かに何でだ？」
同じく一年影山飛雄も便乗。
「何だよいきなり。あのさ…」
山口は表情は笑っている。でも目は笑っていない。
日向と影山は気づいていないようだけれども、
「俺と月島をニコイチ扱いするの止めてくんない？」
「うっ」
背筋が凍るかと思った。初めてこの後輩を恐いとさえ思ってしまった。
授業が終わり放課後の練習が始まった。
「うおっスマン！」
練習中、不意にボールが月島の方へ跳んでいく結構勢いがあり、打ち所が悪ければ怪我をしそうだ。
何時もなら山口が『ツッキー危ない！』とでも叫ぶのだろうけど、
「え…？」
山口は何も言わなかった。動きもしなかった。まるで無関係だとでも言うように、ただ黙々と練習を続けていた。
「ッつ」
ボールは月島の手に当たった。
当たったことで突き指をしたらしく、谷地さんが応急処置をしていた。
そしてその後月島は『体調が優れないので、帰ります』と言って帰っていった。流石に大地は返す言葉もなく『おっおう』とだけ言っていた。
この二人は明らかにおかしい、次からの試合や、練習に響くようなら手っ取り早く仲裁したいところだが、
まだ、俺らは理由を知らなかった。
- Re: 【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】 ( No.7 )
- 日時： 2015/11/14 20:53
- 名前： やっくん。 （ID: k9pS0/Ff）
あぁ、グッチーが可愛過ぎて辛い…
今回もウマウマでした
お腹いっぱいですε-(´∀｀; )
あの、違ってたらごめんなさいですが“応急”が“おう今日”になってますよ!
- Re: 【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】 ( No.8 )
- 日時： 2015/11/15 09:45
- 名前： ハイラ （ID: ByQjFP4v）
5話を改編しました。
誤字の指摘ありがとうございます。
直しました。
- Re: 【腐向けHQ!!】山口忠は忠犬である。【月山】 ( No.9 )
- 日時： 2015/11/15 10:01
- 名前： ハイラ （ID: ByQjFP4v）
山口忠は忠犬である。〜陸〜
語り人 月島蛍
絶交すると言われて五日はたった。
いまだにギクシャクしていて、というより会話すらしていないし、目も合わない。
完全に関係は断ちく切られていた。
山口の「自分は下僕程度」という誤解は完璧に間違っている。
まず、僕が山口に抱いている感情は友情が半分、恋愛が半分だ。
そう、自覚したのが中学三年生。
その時はまだ大丈夫だった。
でも日が経つに連れてどんどん辛くなっていった。
「自分を押さえるのが辛い」
いつも、そう思っていた。