BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- カゲプロ小説を書く!!
- 日時: 2016/03/05 09:20
- 名前: クロハlove (ID: XpbUQDzA)
クロハloveです。
これからは別館で投稿します。
リクはありですがr指定のものは書きません。すみません。
まず言いますがカゲプロですよ!!
前のスレにリクを貰ったr無しのものから書いていきますので!!
よろです!!
目次>>17
- Re: カゲプロ小説を書く!! ( No.16 )
- 日時: 2016/03/05 09:11
- 名前: クロハlove ◆174zHE//4M (ID: ylrcZdVw)
一匹の蛇の願いで何度も繰り返された世界。
そして、その世界で少年少女達が犠牲となり何度も殺された。
ループを止めたのは赤い一人のヒーロー。名を如月シンタロー。
ループが終わり、みんな幸せになったのだが、彼だけは幸せになれていなかった。
自分だけなら苦しんでもいいと思った、悲しく孤独なヒーロー。
しかし、今はもうそんなことはないだろう。
苦しみは続くが彼には心を通わせた仲間がいる。
団長に好青年に嘘つきな少年にドジな少女…。
彼の妹に電脳少女にマセた小学生に背の高い青年…。
そして、赤いマフラーの少女。
みんな彼の仲間であり、味方だ。
苦しみはそのうち分かち合える。
いくら苦しんでもいい。その分、みんなとの関わりが増える。
ハッピーエンドじゃなくてもいい。
ただ、今を楽しく生きていれば誰だってハッピーエンドで終われるはずだ。
そうなる日を私は願う。
パタン
俺は静かに本を閉じた。
- Re: カゲプロ小説を書く!! ( No.17 )
- 日時: 2016/03/05 09:18
- 名前: クロハlove ◆174zHE//4M (ID: XpbUQDzA)
クロシン >>1 >>2 >>6 >>7 >>8 >>9
孤独なヒーローの話 >>10 >>11 >>12 >>13 >>14 >>15 >>16
- Re: カゲプロ小説を書く!! ( No.18 )
- 日時: 2016/03/05 16:36
- 名前: クロハlove ◆174zHE//4M (ID: KVMT5Kt8)
「ふう…。いつぶりっすかね、ここに来るのは…」
ループが終わり、一日、また一日と進みだした世界。
俺達は別々の道を歩んでいった。
キドとカノはアジトに残っているそうだが…。それはそれでいいと思う。キドは将来いいお嫁さんになりそうだし…って本人の目の前で言ったら殴られるが…。
貴音さんと遥さんは無事身体を取り戻し、成人して、結婚もした。
結婚したと言えばシンタローさんとお姉ちゃんもだ。あのときは何故かカノが泣いていた。カノにはキドがいるのに…。
キサラギさんも今はアイドルとして活躍しているのをたびたび見る。まあ、マリーの家はあまり電波がよくないから普通に雑誌等で見るだけなのだけれど。キサラギさんの載ってる記事を見せるとマリーも目を輝かせるから買う。毎回とは言わないが…。
ヒビヤ君とヒヨリさんは中学校生活を楽しく過ごしているそうだ。
俺はというと、先ほどポロッと出たようにマリーと一緒に暮らしている。いわば同棲。
「セト〜元気にしてた〜?僕最近暇でさ〜。急に誘っちゃってごめんね〜?」
昔と変わらないヘラヘラとした笑顔でカノは出迎えてくれた。
…もう少し素直になれたらいいのだけれど。
俺は別に大丈夫っすよ。そろそろ行かなきゃだめかなとか思ってたし…。と言って中に入った。
俺とマリーが居なくなったからか、随分と物が減った気がする。殆どは俺が放浪して勝手に拾ってきた鹿の角だの花だのだったけど…。
カノ「そういえば、僕たちもうすぐ成人だよね…」
「そうっすね」
カノ「何か昔と変わらないよね、セトも」
「それ、まだ俺が子供って言いたいんすか?」
カノ「いやいや、そういうわけじゃないよ?ただ、昔と変わらず優しいよなって思っただけで…って今の聞かなかったことにして!!」
なんだろう。カノは昔から笑顔だけは変わらないのに、本音を出すことが多くなった気がする。
多分気のせいだが…。まあそれはそれで嬉しい。
カノ「これから少しずつ死に向かっていくんだよね」
「急に何言ってるんすか、カノ。死ぬなんて縁起の悪いこと言わないでほしいっす」
カノ「あはは、ごめんごめん。でも、実感しちゃうじゃない?ついこの間までずっとループしてたんだし」
「この間って…何年前の事掘り返すんすか」
いや、つい3年前だからねw、と笑いながら言うカノ。
ふと、携帯を開くともう4時をまわっていた。
「あ、そろそろ帰るっすね。今からじゃないと暗くなるんで」
カノ「ん?ああ、別にいいよ?マリーも待ってるしね。今度暇になったらマリーも連れてきてね」
俺は礼を言って、アジトを背に歩きだした。
今日は放浪せずに帰れるかな、なんて考えながら…
『遠い未来の話』
- Re: カゲプロ小説を書く!! ( No.19 )
- 日時: 2016/03/06 19:35
- 名前: クロハlove ◆174zHE//4M (ID: /IDVKD3r)
三年前のあの日…僕らは別々の道を歩んでいった。
『またあの日に戻れるなら___』
セト「ホントにいいんすか?二人で…」
キド「ああ、大丈夫さ」
「ていうか〜、何でそんなこと聞くのさ。僕キドにヤラシイ事何もしないからゴフゥ!!」
キドからの愛のパンチいただきました!!とか言ってるほど、僕は暇じゃない。
今はセトとマリーを見送らなければいけないのだ。
どうやら、セトはマリーの家に住むらしい。いわば同棲。
まあ、この二人なら変なことはしないだろう。セトだし。
え、僕?僕がするわけないでしょ?いや、まあ嘘だけど。
姉ちゃんもシンタロー君とお付き合いしちゃうし、貴音ちゃんと遥君もいちゃラブしてるし…、リア充じゃないの僕たちだけじゃないの?
キサラギちゃんも、とか言うけどさ、キサラギちゃんはアイドルだから。うん。
セト「それじゃあ行ってくるっす」
マリー「案内はちゃんとするからね、セト!!二人ともバイバイ!!」
キド「気を付けてな。特にセト。マリーから目を離すとお前が迷うからな」
セト「わかってるっすよ…」
カノ「もう帰ってこなくていいからね…二人とも」
キド「嘘をつくんじゃない、カノ。帰ってきてほしいならそう言え」
最後までカノは恥ずかしがりやなんすかw、と言ってくるセト。悪いか恥ずかしがりやで。元コミュショーに言われたくない。
セト「まあ、それがカノらしいんすけどね」
「何か言ったか蛙野郎め」
セト「俺は蛙じゃないっすよ?糞猫が」
マリー「二人とも!!喧嘩はダメだよ!!」
キド「はあ…。早くお前ら行け…。カノは俺がちゃんとお守りしてやるから」
「ちょっと、何で僕が赤ん坊みたいになってんのさ」
はっ、とキドに鼻で笑われる。ホントひどいと思う。
セト「じゃあキド、カノを頼んだっす」
キド「じゃあな」
マリー「キド、カノ、またね!!」
「うん。また、何処かでね」
ガチャンとドアが閉まる。これで何年か後までは会えない。いいんだ、これで。
キド「今更泣くのか?さっき泣けばよかっただろ…」
「人の前で泣けると思う…?無理でしょ…それで此処に残るわけでもないし…」
本当は行ってほしくなかった。まだ此処で笑っていたかった。バカみたいに笑ってたかった…。
キド「…あとで夕飯作るからな。手伝えよ?」
僕は目からこぼれ落ちる何かを拭いて笑顔でこう言った。
カノ「手伝うに決まってるじゃんか」
『遠い未来の話 side liar.』
- Re: カゲプロ小説を書く!! ( No.20 )
- 日時: 2016/03/24 18:56
- 名前: クロハlove ◆174zHE//4M (ID: E.ykc75A)
ためしがきがき…