BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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紅の薔薇
日時: 2017/03/24 16:53
名前: 鏡音レン (ID: lh1rIb.b)

(オリジナルBLが書きたかった!それだけ!)
プロローグ。
「お母・・・さん・・・?」
僕が見たのは、包丁を握りしめたお母さんと、その隣で横たわる弟のリョウ。
お母さんが握りしめる包丁には、赤い液体が滴っていた。
「どうしよう・・・。コウタ・・・。お母さん、やっちゃった・・。」
「リョウ・・・。死んだの?お母さんがやったの?」
「・・・そうよ。」
違う。お母さんは、こんな人殺しじゃない!優しい僕の好きなお母さんじゃない!

「・・・お母さんじゃない・・・。」
「コウタ・・・?」
「僕の好きなお母さんじゃない!リョウを元に戻してよ!!お母さんを優しい元のお母さんに戻してよ!!こんな人殺し、僕のお母さんじゃない!!!」

なんでリョウを殺したの?
なんで・・・なんで・・・。


「コウタ!」
「お兄ちゃん・・・。」
「従兄弟のソウタの所に行こう。」
「・・・なんで・・・?」
「この家にいると、コウタが危ないんだ!同い年だし、仲いいだろ?」
「・・・でも・・・」
「いいから行け!!!」

その日から僕はソウタと一緒に暮らすことになった。

Re: 紅の薔薇 ( No.10 )
日時: 2017/08/09 08:40
名前: ペトコロカムイ(楓松) (ID: 7zw0g7CO)

失礼しまーす
切ない・・・頑張ってください!

Re: 紅の薔薇 ( No.11 )
日時: 2017/08/10 08:58
名前: 鏡音レン (ID: mG18gZ2U)

わぁっ!ありがとっ!
頑張るね!(*/□\*)

Re: 紅の薔薇 ( No.12 )
日時: 2017/08/11 20:22
名前: フラン (ID: u5fsDmis)

レンくん、頑張れ!
( ´∀`)( ´∀`)ワァ~

いつでも更新、待ってるよ!

Re: 紅の薔薇 ( No.13 )
日時: 2017/08/13 22:48
名前: 中谷まりも (ID: LsxQHR/F)

レン君頑張れ!

Re: 紅の薔薇 ( No.14 )
日時: 2017/08/18 22:05
名前: 鏡音レン (ID: lh1rIb.b)

わぁ・・・!みんなありがとう・・・!
どうしよ、泣いちゃうぞ・・・泣いちゃうぞ僕〜!


第7篇
「夜と夢と過去」

ソウタside

いつしか、僕にはコウタしか見えなくなっていた。
いつも思うのはコウタのこと。
たまに夢でお父さんに会うけれど、僕はその夢を見る日に限って途中で目覚めるのだった。
目覚めたときにはいつもコウタの顔を見に行って安心してまた眠る。

今日もお父さんの夢を見た。
いつものように目が覚めた。
いつものようにコウタの顔を覗く。
でも、そこにはいつもと違うものがあった。
コウタの頬に滴る水・・・。
よく見ると、目から流れていることが分かった。

「・・・涙・・・?」

なぜ、コウタが泣く必要があるのか。
もしかして、昔のこと・・・?

僕はお父さんに一度だけ聞いたことがある。
『コウタがなぜ、この家に来たのか。』
お父さんはこう言った。

『大切な人をお母さんに奪われたから。』
そしてこうも言った。
『弟を殺されたから。』

僕はこの時点でもう分かっていた。
コウタのお母さんがリョウくんを殺してしまったことが。
それがショックで度々夢に出てきてしまうのだろう・・・。
でも、僕がコウタの顔を覗くときは今まで一回も泣いたことがなかった。
僕は瞬時に脳内に思考を巡らせる。
もしかしたら、僕が寝ている間に、見てない間に泣いていたのかもしれない。
でも、別の理由で泣いているんだとしたら・・・?
どんな理由で・・・?

こんなこと考えていたら埒が明かない。
寝て、頭を一回スッキリさせよう。
そして、スッキリした頭で考えよう。

そう思い、コウタのもとから離れようとした。
そのとき。

「ソウタ・・・。離れていかないで。」


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