BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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おそ松さんとかでBL!
日時: 2017/11/11 21:15
名前: 礼夏 (ID: jKdoc0Od)

はじめまして!礼夏と申します。
勇気をだして投稿です…!
おそ松さん以外にも、最遊記とか色々好きです。
ちなみに推しは、色松です!(最遊記だと浄三)
カキコ初めてなので慣れない事が多いですが、
よければ見守って下さると嬉しいです。
更新、返信など遅くなってしまうかもしれませんが、
気軽に話しかけて下さい…!

試験前 ( No.11 )
日時: 2017/11/14 15:09
名前: 礼夏 (ID: DYDcOtQz)

礼夏です。
試験前なのでしばらく開けません!
すいません。

壱ヒラ3 ( No.12 )
日時: 2017/11/15 19:33
名前: 礼夏 (ID: jKdoc0Od)

しばらく開けないとかいいつつ翌日に更新するという…
勉強する宣言したかったんです。でも、
やっぱりしたくない!! と、いうことで続きを書いていこうと思います。

…一気付けば家の前に佇んでいた。
呑んだ帰りによくある事だが、俺は自分がどうやってここまでたどり着いたのか、
全くと言っていいほど覚えていない。
むしろこの際そんな事はどうでもいいのだ。それより…
何故俺は男を抱きかかえているんだ!?いやヤバいだろ。さすがに。
見た目は細いくせにやけに重いなと思ったら、そいつは楽器のようなものを背負っていた。
これが唯一の荷物のようだが…どうやって生きてたんだよ。心配だ。
「と、とりあえず部屋に入るか…」
簡素なアパートの廊下を、俺の部屋の前まで進む。
鍵を取り出すのに少し手間取って、その振動で目覚めたのだろうか、
うっすらとその男は目を開いた。
そっとシリンダーを回して鍵を開け、狭い玄関にそいつを押し込む。
寒い外から帰ってくると、こんな寂しい部屋でもわずかに温もりを感じた。
「はぁ〜…何か余計に疲れたぜ…」
ひとりごちながら電気を点ける。
しかし…これからどうしたものか…
「ねぇ…お腹空いたぁ…」
考え込んでいたら横からそんな声が聞こえて、はっと我にかえった。
「お、おう…そうか、分かったからひとまず適当に座ってくれないか?」
距離感をつかみかねてしどろもどろになってしまう。
そいつは素直に家に上がり込み、テレビの前のソファーに突っ伏した。
無造作に楽器ケースを放り出している。
盗もうとか脅そうという敵意がない様子に、だいぶ安心した。
おそらくこいつも酔っているんだろうな…
キッチンを探してみたら、俺は普段自炊をしないのでろくな食べ物がなかった。
あるのはカップ麺と麦茶くらいだ。
「カップ麺しか無いが、それでも良いか?」
そう問いかけると彼は、
「全然おっけー…」と力なく答える。
聞きたいことは山のようにあるし何しろ俺自身もかなり寝たい。
しかし、何か食べさせてやらないと本当にヤバそうだな…
そう思いつつやかんに水を入れ火にかける。
そういえば、この部屋に他人が来ることなんて絶対ないだろうと思っていたが、
まさかこんな形でそれが実現するとは…
やっぱり二人でいるには狭い部屋だ。
必要最低限の家具しか置いてないせいで、さらに殺風景になっている。
そんな事を考えているうちに沸騰しはじめたお湯を、カップ麺に注ぐ。
シンクに残ったお湯を捨てたらベコン!と音が鳴って驚いた。
タイマーを3分にセットして、ソファーに寝転がっているそいつの横に座る。
「おにーさん、優しいじゃん…」
薄く笑いながらそんな事を言われ、少し照れてしまう。
「ふ、気にするな…」
照れ隠しのようにカッコつけてそう返す。
誰かと対等に喋るのも久しぶりだ。
「…なあ、食べてからで良い、お前のこと教えてくれ」
「え〜…それは良いけど、別に面白くないよ…」
行き倒れてる時点でそいつの話はだいぶ興味深いものになると思うが…
ピピピ、とタイマーの音が響いて一旦会話を中断させる。
ソファーの前の小さなテーブルにカップ麺を運んだ。
「おい、起きられるか?」
「ん、大丈夫…」
彼はゆっくり起き上がって、礼儀正しく手を合わせた。
「いただきます」
寝起きとは思えないほど勢い良く食べはじめた姿に笑みがこぼれる。
今まで気づかなかったが、改めてしっかり見れば、
そいつはわりとオシャレな服を身にまとっていた。かなり好みだ。
楽器を持っていることもあるし…ミュージシャンか何かだろうか?
勝手な憶測をしていると、あっという間に彼は食べ終わってまた手を合わせる。
「ごちそうさまでしたっ」
ただのカップ麺を食べただけとは思えない満足そうな表情に、
こちらまで嬉しくなった。
                   続く

壱ヒラ4 ( No.13 )
日時: 2017/11/16 22:50
名前: 礼夏 (ID: jKdoc0Od)


一そいつは、名を「壱」とだけ告げた。
「いち?…それ、本名か?」
いや、そんな訳ないよな。
だいぶくつろいだ様子の彼は、ソファーに寄りかかりながら
麦茶を飲み干して首を傾げる。
「んー、本名っていうか…」
「まぁ、話したくないなら今はそれで良いが…」
俺は、もっとこいつの事が知りたかった。
単純に興味を惹かれたのもある。見たところまだ若いようだし、
紫色のロングヘアーにパンクファッションだ。
働き詰めで味気ない生活を送る俺にとって、
それはとても目新しく鮮やかに目に映った。
そして何より、誰かに必要とされたのなんて久しぶりなんだ。
礼を言われるのも、そもそも誰かと一緒に過ごすのも。
「おにーさんのコト、教えてよ」
「俺か?…カラ松。松野カラ松だ」
正直自分について語ることはあまりない。
三十路・独身・会社員・非リア・DT
なんだこの素敵すぎるスキルは。死にたいぜ。
「その、壱…は、楽器をやってるのか?」
俺のプロフィールから話を逸らそうと、後ろのケースを指差してそう尋ねる。
「あぁ、これ?…オレ、一応バンドやってっから」
「そうなのか!…懐かしいな」
そう、何を隠そう俺も昔インディーズバンドを組んでいた。
あの頃のことを思い出すと胸が苦しくなる。
若気の至りというやつなのだろうが、かなり恥ずかしい事をやらかしていたな…
「まじかぁ…なんか意外」
そう言いつつ壱は楽器ケースを引き寄せて蓋を開けた。
「…ベース、なんだな」
「うん。それしかできる事ないからね」
俺はギターだった。たぶんまだ実家に置いてあるだろう。
「あー…メンバーに連絡しなきゃなぁ…」
壱はポケットに手を突っこむとスマホを取り出した。
スマホを持っているのなら、行き倒れる前に助けを求められそうなものだが…
「ダメだ、電池ない」
諦めたように言って壱はふわぁとあくびした。
「…ねぇ、もう寝ない?」
寝たいのは山々だがしかし…
「ベッドはひとつしかないんだ、悪いがソファーで…」
「は?何で?いっしょに寝ればいいじゃん」
「つ、強気だな…ってはあぁ!?」
いっしょに寝る!?ダメだ。それはなんかダメだろたぶん。
「え〜なに、カラ松さん照れてんの?…じゃあ先寝るから。おやすみ〜」
壱は勝手にベッドに倒れ込み、俺も仕方なくそこに横たわろうとして、
一…そこで糸が切れ記憶が途切れた。

Re: おそ松さんとかでBL! ( No.14 )
日時: 2017/11/16 23:12
名前: 和風チョコ (ID: MSa8mdRp)

コメント失礼します!





これが初めてだなんて.....すごい文才あり過ぎですね...

とても読みやくて、語彙力もあって、
何よりもう壱とヒラさんの雰囲気が好きです!



テストがあるそうで.....ゆっくりでも全然待ってるので、今後の物語、楽しみにしてます!
執筆(?)頑張って下さい!

ありがとうございます! ( No.15 )
日時: 2017/11/16 23:18
名前: 礼夏 (ID: jKdoc0Od)

コメントありがとうございます!とても嬉しいです。
雰囲気を褒めて下さるのがいちばん嬉しいので感謝…!
壱ヒラは本当大好きなんです…。
これからもご期待にそえるようがんばって書いていきます!


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