BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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BL長編
日時: 2025/01/12 23:06
名前: なちゅ (ID: Gqc2/rRD)

長編か短編集にするつもりでいます
(ならないかもしれないです)
投稿は不定期です!
・これはオリジナルなので内容がおかしくなって
いるかもしれないです
・誤字脱字がある可能性大
・何でも許せる方のみ読んでください…
まだまだ初心者なので、温かい目で見ていただけると嬉しいです!

Re: BL長編 ( No.13 )
日時: 2025/02/09 20:55
名前: なちゅ (ID: oRnw6v/P)

No.4
冴緑視点
チャイムの音で目が覚める。やべ、授業寝ちまった……。目をこすり、ゆっくり立ち上がりとぼとぼ廊下を歩く。そういえば美月に教室に来いって言われてたな。そんなことを考えていると誰かとぶつかってしまった。
「!、ごめんなさい!」
自分も慌てて謝る。
「すんません!大丈夫ですか?」
相手に顔を向けると、ぶつかったのは俺の中学からの好きな人である、風来紫星さんだった。
紫星さんは俺の顔をじーーと見てきた。何かついてたかな!?
「?、あの?」
「!?あっ、大丈夫です!」
すぐに顔をそらされてしまった。やっぱり俺の事なんて覚えていないよな……。会話を終わらせたくなくて、口を開くと聞きなれた高い声が聞こえてきた。
「あっ、ここにいたんだ~」
あぁ、美月が来てしまった。こいつが来たらろくなことに…
「おい。急に来んなよ。」
「だってぇ冴緑全然来ないんだもん!」
出た。ぶりっ子。この感じにはうんざりしている。
「じゃあ俺はこれで…」
「あっ……」
紫星さんも嫌になったのか、そう言って行ってしまった。また言えなかった。
「ねぇ~聞いてる~?」
美月が袖を引っ張っている。仕方ない今日は諦めよう。
でも、絶対この気持ちは彼に伝えよう!
涼しい風が俺の背中を押すように吹いていた。

Re: BL長編 ( No.14 )
日時: 2025/02/10 20:55
名前: なちゅ (ID: oRnw6v/P)

No.5
紫星視点
静まり返る体育館で俺と冴緑くんは向かい合っていた。
「紫星さんは覚えていないと思うんですけど…俺があなたと始めて会ったのは中学のときなんですよ。」
えっ、それって……
「中学の時、具合悪い俺に声かけてくれたんです。『大丈夫?』って」
やっぱりか。忘れるわけない。その時俺もあなたを好きになったから。
冴緑くんは淡々としゃべり続ける。
「俺、嬉しかったんです。あんなに優しい声と顔で話しかけられて。今までの男子とは違う感じで」
冴緑くんは顔を薄く赤らめて笑う。こんな顔初めて見た。いつもとは違う彼を見れて胸が高鳴る。
「でも、覚えてないですよね。そんな1場面なんか。」
悲しげにそうつぶやき下を向く彼を見ているのが辛くて、いつの間にか口が動いていた。
「そんなことない!」
力一杯叫ぶと、びっくりしてこちらに勢いよく顔を向けた。
「え?」
「俺だって……冴緑くんがその時向けてくれた笑顔が忘れられないよ!」
大丈夫って言った時、『心配してくれてんの?ありがと!』と向けられた笑顔は何よりも輝いて見えた。恥ずかしくてばっと下を向く。
しばらくの沈黙の後、ははっと言う笑い声が聞こえてきた。
御相子様おあいこさまってわけか……。」
その瞬間顎をグイッと持ち上げられた。
「顔上げてください。まだ言いたいことあるですから。」
「え……。」
「紫星さん。俺と付き合ってください。」
腕をこちらに伸ばしてきた。そんなの答えは決まってる。
「……。よろしくお願いします。」
ゆっくり手を握る。冴緑くんは嬉しそうに顔を上げた。
「やっ…」
「でも!」
にやつきながら続ける。
「さん呼びは直そっか。」
「それ言ったらくん呼びもやめてください。」
しばらく見つめあった後、二人とも吹き出し笑い転げた。あぁ、好きな人と一緒にいられるとこんなに楽しいんだ。
月が浮かび出した夜空に涼しげな風が駆け巡っていった。


Re: BL長編 ( No.15 )
日時: 2025/02/10 20:58
名前: なちゅ (ID: oRnw6v/P)

さぁ二つの恋が実りましたね。
しかし、正一くんの思いは?その後のみんなは?
最終章突入です。

Re: BL長編 ( No.16 )
日時: 2025/02/15 12:10
名前: なちゅ (ID: LcXgyYSV)

最終章No.1
橙樹視点
どこまでも広がる青い空から吹いてくる風が心地い。今日で最後か……。悲しさが込み上げてくる。それもそうだこの校舎を見るのことはこれからほとんど無いだろう。
「橙樹!」
中庭のベンチに座ってこんなことを考えていると正一が声を上げながら走ってきた。
「もう…。探したよ。」
「ごめんごめん。で、どうした?」
正一は息を整えて、俺を見る。
「あのさ…急なんだけど実は俺、橙樹の事好き……なんだ…。」
顔赤くしてぎゅっと目を瞑る正一を見て、思わず笑ってしまった。
「ちょっ、何、人が本気になってるのに笑ってんだよ!」
正一がぽかぽか叩いてくる。
「だって、おもしろくて……!」
「えーー!泣くほど!?」
涙をふきながら彼の顔を見る。やっぱり昔から変わんないな。こいつは。
「無理だってことは分かってる。でも伝えた方がいいって…」
「紫星が言ったの?」
「なっ、なんで。」
「だってそんな熱いこというの紫星くらいじゃん♪」
図星で黙りこむ正一。言うべきかな…?
「でも俺、橙樹とはこれからも友達でいたいから!そこは心配しないで!」
急に顔を上げ、明るく話すのを見て俺も決心がついた。
「ありがとう…実は俺も正一に言わなきゃいけないことがあるんだよね。」
「?、何?」
「実は…俺ね…」


「え……。どういうこと?」
やはり困惑してしまった。でも言ってしまったからにはしょうがない。
「ちゃんと説明してよ……!」
「詳しいことは言えないんだ。でも正一に絶対守って欲しいことがあるんだ。」
「何?」
半泣きしながら正一はこちらを見る。ごめんね。
「青と紫星だけには絶対に言わないで。」
あの二人にこれを伝えたら絶対傷ついてしまうから。どうか正一だけで抑えてくれ。
「じゃあ、あとは………」



「よろしく」




いつもより激しい風に飛ばされていく花は、やがて青空に消えていった。

Re: BL長編 ( No.17 )
日時: 2025/02/21 20:15
名前: なちゅ (ID: LcXgyYSV)

No.2
青視点
涼しい風が首筋に当たる。今日は終業式。明日から楽しい春休みが始まる。
ガラッと大きな音を立てて教室のドアを開ける。しかしそこに探している人物はいない。
「あれ?橙樹は?」
「え?そういえば、まだ来てないな」
いつもならもういるはずなのに……。急に嫌な予感がして、隣のクラスに駆け込む。
「紫星!」
「あれ?青、どうした?」
「お前今日橙樹は?」
「え?まだ来てないの?」
紫星はきょとんとする。
「はぁ?だっていつも二人で来てるんじゃ…」
「今日は母さんに一人で行けって言われて一緒に来てないんだ。」
嘘だろ。じゃあ橙樹はまだ家ってことか?
紫星に礼を言って、ぶつぶつ考えながら教室に帰るとガラッと扉が開き先生が入ってきた。
「みなさん、今日は言わなければいけない事があります。」
(言わないといけない事?)
「薄々気づいていると思いますが…」
先生の暗い表情と声を聞き、首に汗が垂れる。
「実は……、花倉橙樹さんが転校しました。」
一瞬で周りの音が全部消えた気がした。
うそ……だろ?
急に目の前が真っ暗になった。

数分して、先生に話しかけられて我に返った。
「冴鳥さん?大丈夫?」
「……。あっ、すみません大丈夫です!」
「実は放課後話したいことがあるから教室に残ってくれない?」
まだ何かあるのだろうか。そう思いながらも返事をした。
しかし、この後これ以上の衝撃が訪れるのも知らずに。


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