複雑・ファジー小説
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- Premiere histoire.
- 日時： 2011/03/31 14:05
- 名前： 玖羅々 ◆2C4/ZgKFDM （ID: jJL3NZcM）
初めまして！！
玖羅々といいます。
小説を書くのは初めてで、文才など無いですが
頑張ってつらつら書いていこうとおもいます＾＾
＊注意事項＊
・玖羅々って誰？ださっw
・中傷目的でっす☆
・ダメ文とか読みたくなーい。
上記の項目に当てはまる方は急いでお戻り下さい。
当てはまらず読んでやんよ！という方がいたらもれなく泣いて喜びます。←
＊お客様＊
・美桜s
・natas
・玖龍s
＊人物紹介＊
(たまに追加します)
♂イーズ・カースティ
・異界の死神。銀髪に紅眼。
・見た目は中高生くらい。
♀アリサ・ブルーイット
・魔界の魔族。黒髪の紅眼。
・魔族にしては珍しく、明るく優しい性格。
♂リオン・オルブライト
・魔界の魔族。藍色の髪に紅眼。
・黒い猫のようなニット冒をかぶっている。
・いつもテンションが高い。
♀クレア・コレット
・異界の死神。切り揃えた前髪にウェーブのかかった長い銀髪。紅眼。
・３人と比べて少し幼い外見をしている。
・よく「きひひ」と笑う。
・イーズを“イズ”、リオンを“リオ”と呼ぶ。
♀イヴ・カースティ
・異界の死神。
・イーズの姉。銀髪に紅眼。
・三日月の髪飾りをよくつけている。
・異界で２番目に偉い人物。
♂(？)死神様
・異界の死神。
・異界で一番偉い人物。
・骸骨の模型に黒い布をかぶせたような姿だが、実体は不明。
- Re: Premiere histoire. ( No.16 )
- 日時： 2011/03/29 11:53
- 名前： 玖羅々 ◆2C4/ZgKFDM （ID: jJL3NZcM）
＋第８話＋
異界の中心部にある、巨大な塔。
イーズ達は異罪者である(らしい)アリサをつれて、そこに向かっていた。
—めんどくさい事になったな、こりゃ・・・。
乾いた笑みを漏らしながら、イーズは先ほどの会話を思い出す。
＊ ＊ ＊
—数時間前
「わ、私は異罪者なんかじゃありませんっ！！」
「・・・って言ってるけど？どうなの、クレア？」
「異罪者だよ絶対〜！！クレアわかるもん！」
３人がガヤガヤと騒ぐ中、イーズは少し考える。
—どう見てもあいつは“異罪者”じゃないだろ・・・。
目の前にいる少女をちらりと盗み見るが、少女の表情や雰囲気は今まで見てきた異罪者とは明らかに違っていた。
—でも、あのクレアの直感が外れてるとも思えないし・・・。
—それに、どっちかっていうとこいつの雰囲気は・・。
「分ーかった分かった！２人とも落ち着け！？とりあえず話は“本部”に着いてからにしよう！！な？」
突然、リオンの声が響く。
どうやら、イーズの知らない間にだいぶ話が進んでいるようだった。
「本部・・・？」
「そう、異界の中心にある、オレ達死神の本拠地。そこにいけば、君が“異罪者”か、そうでないかもすぐわかるし！」
「な？」とリオンは柔和に微笑んで２人をなだめる。
「クレアは賛成ー！！」
「・・・それしか方法が無いなら、・・・私はそれでかまいません。」
アリサは少しうつむきながらも、何かを決意したように、はっきりと言った。
—震えるこぶしを、強く強く握りながら。
- Re: Premiere histoire. ( No.17 )
- 日時： 2011/03/31 14:36
- 名前： 玖羅々 ◆2C4/ZgKFDM （ID: jJL3NZcM）
＋第９話＋
《“イズ・カースティ”“リオン・オルブライト”“クレア・コレット”他１名の生命体を確認。どうぞ、お入りください。》
スピーカーから機械的な音声が響き、門が開かれる。
「ここが・・・・。」
—“死神”の、本部。
黒が強調されたデザインの塔は、異界の中でも独特な世界観を生み出している。
アリサは、否、この世界の者なら死神のことは誰でも知っているだろう。
しかし、実際に会い、そして本部にまで足を運んだ者は異罪者くらいだ。
両手首につながれている黒い手錠を見て、アリサは小さくため息を吐きながら、イーズ達につられ本部の中へと足を踏み入れた。
「いや〜、今回は結構早く帰れたな！」
「・・・リオン、お前が提案したんだからお前が行けよ？司令室。」
イーズは歩みを止め、じろりとリオンを見る。
「え、４人で行かねーの？」
「お前絶対ワザと言ってるだろっ・・・！」
「・・・あら？今回はずいぶん早い帰宅ね。」
「「！！」」
目の前に現れたのは、三日月の髪飾りをつけた、綺麗な顔立ちをしている女性だった。
その女性を見て、リオンとイーズはそれぞれ顔色を変える。
「げっ・・・・。」
「イヴさんっ！！２日ぶりですね！いやー今日もお美しい！！」
イーズはあからさまに嫌な顔をし、リオンは瞳を輝かせて女性に語りかけた。
そんな２人を華麗にスルーし、女性はアリサへと視線を移す。
「！・・・クレア、この子は？」
「ん〜？何か異罪者だと思うんだけど、ちょっとビミョーでねぇ？一応確認のために連れて来たんだー。」
「・・・そう。貴方、名前は？」
「私は・・・・
“アリサ・ブルーイット”、です・・・。」
「私は“イヴ・カースティ”よ。・・ねぇ、アリサ
・・・・少しついて来てくれるかしら？」
- Re: Premiere histoire. ( No.18 )
- 日時： 2011/03/31 15:33
- 名前： 玖羅々 ◆2C4/ZgKFDM （ID: jJL3NZcM）
＋１０話＋
《イーズside》
気づいたら、姉さんが異罪者を連れてどこかへ消えた。
リオンは姉さんともっと話したかったらしく、残念がっていたけど俺としては早くいなくなってくれて助かった。本当に。
「どーなるんだろうねぇ？あの子。」
不意に、クレアが呟く。
「どーした？いつもなら気にも留めずに自室に行くのに。」
「・・・別にぃ〜？なんとなく、あの子とはこの先も何かありそうだなぁと思っただけー。」
クレアは何かを考えているようで、無意識に身体を左右にゆらしていた。
「クレアの予感って妙に当たるから怖ぇんだよな・・・。」
リオンは顔を引きつらせて笑う。
・・・何か身に覚えでもあんのか？
「・・・少しだけ気になったんだけどさ。」
「何だ、イーズ？」
「何々〜？」
それは、ずっと感じていた違和感。
「あの異罪者の女って・・・。」
「イーズ！！」
俺が言うより先に、姉さんが戻ってきて俺の名を呼んだ。
姉さんの隣には、たった今話に出てきた異罪者がいる。
「姉さん？どうした？」
「・・・今日から、貴方達の班は３人から４人になるわ。」
姉さんは淡々と説明をする。
・・・嫌な予感しかしないのは俺だけなのだろうか。
「４人って・・・イーズと、クレアと、オレと・・・あと１人は？」
にっこりと姉さんが微笑む。
「—アリサよ。」
「「はぁっ！？」」
俺とリオンは声をそろえて驚く。
いやいや、異罪者じゃなかったのかよ！？
「アリサは異罪者ではなかったわよ。でも、だからといって魔界に帰しても異形にねらわれるだろうし、ここにいれば安全でしょう？」
「・・・拒否権は？」
「あると思ってるの？」
「いいえ全く。」
これだから姉さんは苦手なんだよ怖ぇなちくしょう！
「はは・・・よろしくね・・？」
異罪者—もといアリサの顔が引きつってたのは見間違いではなかったと思う。
・・・一体、何を言ったんだ。姉さん・・・。
- Re: Premiere histoire. ( No.19 )
- 日時： 2011/04/01 17:50
- 名前： 美桜 ◆QfbalvjOYM （ID: X2wsDvW1）
わぁ、面白いですぅぅ//>0<//
尊敬しちゃいます。
私、こういうファンタジー系大好きなんです！
１１話楽しみにしていますね。
美桜
- Re: Premiere histoire. ( No.20 )
- 日時： 2011/04/03 16:05
- 名前： 玖羅々 ◆2C4/ZgKFDM （ID: jJL3NZcM）
＞＞美桜様
尊敬だなんてそんなっ・・・！！
“I am カス” ですよっ！？
私もファンタジー系とか好きなんですよ＾＾
“Premiere histoire”はほぼ私の好きなモノを詰め込んだ話です(キリッ←
コメントありがとうございましたぁっ！！！