複雑・ファジー小説
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- 妄想腐女子とボッチ女子【イラスト描けました!】
- 日時: 2012/07/31 13:46
- 名前: 緋賀アリス (ID: 35AN48Qe)
初めまして緋賀アリスと申します。
滅茶苦茶カメ更新ですが、よろしくお願いします。
腐女子とか言ってますが、BLでは、ないんでこっちに書きました。コメントとかしてくれると飛び上がります。
一応話は、腐女子からーの呪い溢れる迷走マジカルストーリーです。←意味不明ですねすいません。
登場人物紹介 >>13
用語解説 >>15
魔女図鑑 >>17
目次
プロローグ>>01
the・1st・story『翁梶学園ノ怪奇譚』
第01章 妄想腐女子とコスプレ美少女 >>02>>03
第02章 腐女子と呪い >>04>>08
第03章 呪いと魔法 >>09
第04章 パートナーとボッチ女子 >>10>>11
第05章 適性検査と毒舌家 >>12
第06章 変態と生徒会長 >>14>>26>>27
第07章 共闘同盟とチョコケーキ >>35>>38
第08章 やるきの差と秘密 >>48>>51>>52
第09章 生徒会室と名探偵 >>71>>97
第10章七つ目の不思議と目からビーム!!>>119
イラスト(笑)>>112
今までここに来て下さった人々
☆のとか様
☆ョウ様
紫様
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城宮 壱様
奈未様
結水あや様
葉月涼花様
☆がついている方は当方で腐ってることが確認された方です。
このたびは腐りに腐ったこんな作品に目を通してくださり誠にありがとうございます!!
記念日??
6月7日 返信100突破!!
6月17日 参照1000突破!!
- プロローグ ( No.1 )
- 日時: 2012/03/22 03:18
- 名前: 緋賀アリス (ID: 35AN48Qe)
鳴り響く目覚ましの音、締めたカーテンの隙間から差し込んでくる日の光、少し寝不足気味な体を起こして制服を着て、リビングに行って母の作った毎日特に変わりのない朝食を食べてから鞄の準備をする。
「今日は数学、リーディングに、…世界史か、それから…ウェヒヒww」
不気味に笑いながら彼女は机の上に置いてある本にブックカバーをかけて、丁重に鞄に入れる。
「よしwwじゃあ行ってきまぁす!」
いつもと変わらない日常、特に良いこともなければ悪いこともない充実してるわけでもしてないわけでもない日常の中、女子高生にしては地味な部屋の中に、異色を放っているものがあった。本棚の中にぎっちりと詰まっている、全体的に肌色を基調とした本達…そうBL小説だ。
そんな驚愕の本棚の影がひらりとはためく、カーテン?いや窓は閉めてある。どうやら人の影のようだ
足まで届く長い髪…その影が笑ったのには、誰も気づくまい
- 第一章 妄想腐女子とコスプレ美少女 ( No.2 )
- 日時: 2012/04/11 13:42
- 名前: 緋賀アリス (ID: 35AN48Qe)
もう散り始めた桜並木を歩いて学校を目指す。曲がり角が来たら猛ダッシュ、イケメンとバッタリでktkrなんてしてみたいがBLゲーで夜更かししたこの腐った体じゃ無理だ。
しかし昨夜というか今朝のBLゲーも中々の萌え具合、こりゃ明日徹夜だな…これぞ腐女子の嗜み(笑)とか誘い受けについて考えながら動悸を荒くしていたら、ほら学校はすぐそこだ。校門を前にしてイチャコラしてるカップルなんて知らない。学校の裏で男同士イチャコラしてるカップルなら知ってrない。いやいるはずだ。いないはずがないキリッ
。私はいつも通りの日常を清く(ない)正しく(ない)美しく(ない)過ごせばいいじゃないか…そうだ自己紹介がまだだったね。私は 沢城蒼乃、ごく普通の腐女子 で高2だね。
「誰に自己紹介してんの?蒼乃?」
あぁこの子は孝子。私の腐友。しかしこいつには注意しろ、近づくと爆発すんぜ。おわかりいただけただろうか。こいつはリア充だ。イライラするので、こいつの話は以上。
まぁ最近オススメのBL小説でも貸すかと鞄から本を出したら
「キャー」
辺りに歓声が響いた。何だ何だ。
「あんた知らないの?うちの学校で歓声といったら、小鳥遊さんと桐谷さんしかいないでしょ」
あぁ生徒会長とその親友か…二人が登校してきたわけだ。 ん?2人の声が聞こえた。
「茉莉、ネクタイが曲がっていてよっていうか、うちは女子制服はリボンでしょうが!後スカート短い!!」
「細かい事はいいじゃん。ウチは気にしてないよ」
「私が気になるのよ!」
孝子「何かさ、全く違うタイプなのに仲いいってよくない?」
蒼乃「私は全く同じ…そう性別さえも同じ二人が仲良く…ハァハァ………アッ」
生徒会長の親友と目があった。こっちに来るヤバイ何だ何だ\(^-^)/
「おぉいい趣味してんじゃない!再開した幼馴染みの鬼畜攻め、いいと思うよ」
小説見てたのか…ってかアンタは神か
「まさか…貴女も…」
「腐女子じゃないよ。変態なだけ、基本異性愛の方が好きかな、まぁアンタが読むような、BLもイケるってだけ…でもこの拘束プレイからの鬼畜攻めは中々いい趣味だわ、うん」
もう一度言おう。アンタは神か
「あぁウチは桐谷茉莉。3年B組だから、あなたとは、話が合いそう。今度ゆっくりお話しましょ、じゃあね」
神改め桐谷茉莉は走っていった。
…あれ孝子がいない、さてはビビって教室に逃げたかww
腕時計を見たらもう始業時間が近いじゃないか。教室に行こう。
彼女が歩いていった後、噂話に花を咲かせていた女子達がいた。
「ねぇ知ってる?真夜中のコスプレ美少女」
「知ってる知ってる!真夜中に学校でコスプレ美少女が体育館で鎌振り回してるってヤツでしょ?」
「え?そうだっけ?確か校庭で踊ってるんじゃなかったけ?」
「実際会ったら怖いよね」
「でも真夜中に学校なんて誰も行かないでしょ」
「そっか〜そうだねww」
その噂を物影に聞きながら、一人の少女が大きく舌打ちをして教室に帰っていった。
- 第一章 妄想腐女子とコスプレ美少女 ( No.3 )
- 日時: 2012/04/26 18:19
- 名前: 緋賀アリス (ID: 35AN48Qe)
孝子「ゥェヒヒwじゃあね」
蒼乃「キモい。じゃあね」
こいつ、彼氏(笑)と帰るつもりだな…いいだろうリア充なんて知らない…私には部活が……そうさ!パソコンの中だけが私のリアルなのさ!
………ん?私の部活が何かって?
うん帰宅部だよ……ワラエネェヨ
〜自宅〜
「一樹…一樹なのか?」
「そうですよ杉田君」
再開した二人は熱い口づけを交わし結ばrほああぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁ!
今この部屋に牛乳があったなら一瞬にしてヨーグルトにすることができるな。いいえそれはケフィアですね。
「久々にスレ版でも見るか……」
とホームページを開くと、何やら胡散臭そうなバナーが張ってあった。
「呪いで困った事はありませんか?」
少し気になったので開いてみる。
「呪いの悩み引き受けます倶楽部」
そのまんまじゃないか。と内心でツッコミを入れた。
しかしよく見ると近所じゃないか。
こんなふざけた事務所(?)が近所にあるとは………
まぁいいかと思い。スレ版に行き爆笑スレを楽しむ。
しかし気づいたらもう夕飯時。
まぁ家は共働きだから関係ないがな…
家の両親はいつも深夜1時頃に帰ってくるのだ。つまりは12時頃までは、パラダイスな訳だ。(たまに過ぎても遊ぶがな)
結局パソコン三昧でに夕飯を食べたのは11時頃
その後、今日は珍しく何処か眠くてすぐに寝た。
アレがやってきたのはその時だった。
……黒い羽が辺りを舞っている。そして誰かの甲高い笑い声。鳴り響く金属音。そこには黒いゴスロリを纏った少女と……何だろう…足がないのか?しかし浮いている、とにかく異形の女性がいた。
少女「今日こそ決着をつけましょう………「鏡」の魔女」
どうやら女性は「鏡」の魔女というらしい。
突然二人はぶつかりあう。
鏡魔女「アヒャヒャアヒャヒャ」甲高い笑い声の主は彼女だったのか。
笑いながら透明な何かの破片を少女に向けて無数に放つ。
少女「エリザベス今よ!」
彼女が叫んだ瞬間巨大な骨だけの腕が地面から出て彼女を包み、もう片方の腕で鏡の魔女を殴ろうとする。けたたましい音と共に少女は黒い翼を広げて鎌を魔女に向けて振りかぶる。
少女「これで終わりよ」
少女は鎌を降り下ろす。しかし手応えがない。分身なのだろうか。少女は急いで振り返る。
鏡魔女「キヒャャキヒャャヒ」
少女「…!カオスクラッs
少女に幾つも破片が刺さった。少女が倒れると同時に、魔女は去っていった。
蒼乃「……夢?」
ゆっくりと目を開けると目の前に髪の長い女が立っていた。ただ顔がよく見えない、動けない、金縛りだろうか。
蒼乃「……誰?」
髪の長い女は何か話している。けど聞き取れない。何を言っているんだろう?
すると彼女は私を指差した。
………?!急激な睡魔に襲われ、又眠りについてしまう。
…朝だ…昨日の夢、何だったんだろう。
そんな事を考えながら起き上がろうとして、ベッドについた右手の甲を見ると…
青色の魔方陣のようなものが入れ墨のように入っていた。
- 第二章 腐女子と呪い ( No.4 )
- 日時: 2012/04/26 18:21
- 名前: 緋賀アリス (ID: 35AN48Qe)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode
蒼乃「何…これ」
賞味期限が過ぎた食べ物を全く気にせず食べる私もこれは頂けない。一体これは何なのだろうか。
机を見ると見覚えのない封筒が置いてある。
開けますか?
→開ける
開けない
いやいや開ける以外ないだろうwってか私ゲームのやりすぎだ。
その赤い封筒を開けると中には手紙が入っていた。
沢城蒼乃様
貴方は見事私の呪いにかかりました。呪いの内容は以下の通りでございます。
「一年以内にリア充になる事」
一年以内に以上の事例を達成できなかった場合、貴方様の呪い(青色の魔方陣)が貴方を喰らい殺します、お見知りおきを。誰かのイタズラとはユメユメ思いませんように、この手紙もその呪いも関係者以外は見えませんので。
では有意義な一年間を。
蒼乃「はぁ…」
はっきり言って意味がわからない。しかし手紙もイタズラにしては高そうな紙を使っているし、わざわざ封蝋までしてある。それに何か…何か自分の中で「嘘じゃない」って感じがする。
しかしリア充になるとは難題な…着替えながら考えてみる………あぁグズグズしていたら遅刻してしまう。
朝食を食べる前に手を洗ってみるが、いっこうに落ちる気配がない、マジックで描いた訳ではなさそうだ。前にいつ見たか分からない鏡を見てみるとやはり魔方陣が目立つ、何回角度を変えてみてもやはり目立つ。それどころか母に熱でもあるのか聞かれてしまった。コンチクショウ。食べている間に母の様子を伺ってみるが、右手の魔方陣に気づく様子がない。
やっぱり本当なんだろうか…
珍しくBL以外の事を考えながら登校していると、いつもより体感時間的に3倍かかった気がした。恐ろしきBLパワー!!!
学校に着き、教室に向かっていると歓声が聞こえた。また生徒会長と桐谷茉莉か。
よくみれば人だかりまである。邪魔だなぁ…まぁ昨日の事もあるし、桐谷茉莉には挨拶しておこうと彼女に近づいた瞬間
茉莉「ヤッホ〜い鬼畜攻め拘束プレイ好きの腐女子〜!」
人生終了とはこの事である。
蒼乃(終了しました)「」
茉莉「あぁごめんごめん昨日名前聞かなかったからさ…」
蒼乃(終了しました)「沢城蒼乃です。」
茉莉「沢城蒼乃……よし覚えた、今度からはちゃんと名前で呼ぶよ。」
そうしてほしい…
生徒会長「茉莉どうしたの?」
茉莉「あっ、今行くよ翔子」
どうやら生徒会長は小鳥遊翔子という名前らしい。
彼女までこちらに来た。
翔子「また何か茉莉が変な事してきた?」
蒼乃「えぇ鬼畜攻め拘束プレイ好きの腐女子言われました。まったく、そんな謂れのない名前で呼ばれる筋合いハナイノニ」
茉莉「嘘つけ」
翔子「……まぁいいわ、迷惑かけたわけじゃなさそうね、茉莉も相手の名前くらい覚えなさい。じゃあね沢城さん。……!」
ん?今私の手の甲見てビックリしたような………腐女子が鞄を両手持ちしてたからかな?…
〜放課後、自宅にて〜
結局誰にも気づかれなかったな…やっぱり本当なんだろうか………
ってか本当だったら早くリア充にならないといけないのか。おもむろにクラス名簿を見てみる。
2番 石田君
……無理
4、5、8、10
……無理
ブサメンは無理www
22…これは…まぁ無くもないかな
しかし今気づいた、乙女ゲーと違って、告白しても振られる可能性があるじゃん。
無理じゃん\(^。^)/
ヤバいヤバいヤバい
蒼乃「とっ取り敢えずスレ版でも見るか。」
その時、蒼乃にノーベル賞が取れてしまうくらいのひらめきがあった。
昨日見た何とか何とか事務所だ!!
善は急げで、さっさと調べる。
蒼乃「あっあった!呪いの悩み引き受けます倶楽部だ!」
一文字もあってないじゃないか。それで、どうしたらいいんだろうか、と思ったら下に思いっきり書いてあった。
悩みがある方
自分の住所と氏名を入力し、呪いを写した写真を貼った上で、送信ください。 こちらから訪問します。
以下管理人のメルアド
*************
呪いを写した写真???この魔方陣を写真にとればいいのだろうか。住所を教えるのは怖いが今は非常事態だからやむお得ない。あぁ後、親が帰ってくることは避けたいので、予め来る時に連絡を欲しい事をパパっと打って送った。後は待つだけだ。いくら近所と言えども、事務所の住所から車で30分はかかるからな。
ピンポーン
回覧板だろうか、めんどくさいと思いながら、玄関までいき、扉を開ける。そこには、いかにもロリコンが好きそうな、着物を着た幼女がいた。
蒼乃「お嬢ちゃんどうしたの?回覧板?」
しかし、高そうな着物を来ている。そんな金持ち近所にいたかな?
幼女「何言ってるですぅこのいき遅れ確定の腐女子」
初めて幼女に殺意を覚えた。
幼女「気づかないなら教えるですぅ。私は呪いの悩み引き受けます倶楽部会長のマチルダですぅ。今日は直々に来てやったですぅ。」
蒼乃「は?」
驚きも驚き。こんな幼女がそんな事やってるとは……しかしそれ以前に、私がメールを送ってから2分と経っていなかったのだ。
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