複雑・ファジー小説
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- (連載中止)
- 日時: 2012/01/21 01:57
- 名前: (たけ´・ω・`) (ID: CekhHc8W)
なんだか内容や世界観がおかしくなったので中止します。すみません。
- Re: お化けの国のアリス ( No.8 )
- 日時: 2011/12/31 18:05
- 名前: クリスタル (ID: RIMOjgnX)
あ、書き忘れました。
シリアスダークで書いてます。
- Re: お化けの国のアリス ( No.9 )
- 日時: 2011/12/31 21:18
- 名前: (たけ´・ω・`) (ID: CekhHc8W)
クリスタル様
回覧有難うございます!
キャラ設定は一か月前から考えてました><
クリスタルさんもアリス系なんですか!
是非見に行きす!><
仲良くしましょう!!!
- Re: お化けの国のアリス ( No.10 )
- 日時: 2012/01/01 11:28
- 名前: (たけ´・ω・`) (ID: CekhHc8W)
キャラのイラスト描きました。
いろんな資料見ながら描いたので、多少キャラが似てるかもしれませんが、基本丸パクリはしておりません。
なので、多少似てても、スルーお願いします。
あとイラスト描いてくれる方は100%おkしますので、書くときはご報告お願いします><
- Re: お化けの国のアリス (第三話 前) ( No.11 )
- 日時: 2012/01/01 21:45
- 名前: (たけ´・ω・`) (ID: CekhHc8W)
第三話 前 〜魔女とドロドロ〜
パタパタパタパタパタパタ
四足の靴が地面に響く。
さっきから走りっぱなしなのだ。セシリーという人に会うために。
「エイプリル・・・ちょっと歩かない?」
「え?いいよーーー☆」
ピタッといきなり止まったエイプリルの背中にアリスが軽くぶつかった。
「セリシーちゃんはねー!とっても頭が良い魔女さんなんだよ!」
「魔女・・・」
アリスが思う魔女はまるで白雪姫に出てきた、鼻が長くて全身黒づくめ、猫背で老婆、ニタニタ笑い黒猫か烏を飼ってる悪いイメージ。
「あ!ついたー!!」
エイプリルがびしっと指差した先には、こじんまりとした小さな古い家。
「あたしあんたが蛙とか鼠とか変な物体にされても助けないから。」
「へ?何のこと?」
ノーテンキなアホずらエイプリルはまたも人様の家にノックもせづに入っていく。
「セリシーちゃん!☆」
アリスはそっとエイプリルの後ろにつく。
だってどこから変な魔法が出てくるか解らないから、もしも魔法がきたらその時はエイプリルを盾にして自分は逃げることができるからだ。
家の中はホコリくさく薄暗い。小さな机の上にはいっぱいの試験管にフラスコ、ビーカーにアルコールランプ、その中には緑、ピンク、ブルーのドロドロ・・・
部屋をぐるりと見ていると、床から小さな足音
トテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテテ
「あー!ピクサーだ!」
エイプリルがそういうとしゃがみこんだ、手の先には、まっしろな頬に星のマークがついたかわいいねずみ。
「ねぇピクサー!セリシーちゃんどこ?」
「ちゅう!」
ついて来てといってそうな顔で、小さな足で狭くゴチャゴチャした部屋を走り回る。
エイプリルはピクサーの後ろを走り、アリスはエイプリルの後を追う。
なんだかちょっとした冒険だ。
急ブレーキのようにエイプリルが止まった。今度はぶつからなかったが、エイプリルの前にある少女がビーカーを持っていた。中身は紫のドロドロ・・・楽しそうにガラス棒でかき混ぜている。
「あら!ピクサー!お客様?エイプリルちゃんと・・・?」
「アリス・ベイリーです」
はぁ、今日何回自分の名前を言ったのだろう。そろそろ恥ずかしくなってきたわ・・・
「私はセリシー・オルグレよ!こっちは使い魔のピクサー」
チャキっと丸い銀縁眼鏡を整えた。
その人はアリスが思った魔女ではなかった。
見た目が老婆ではなく、黒ずくめというか紫と白の服で、可愛い服、使い魔は可愛いねずみ、三つ編みに銀縁丸眼鏡。
何処にもおびえる要素がなく、少し安心した。
第三話 前 続く
- Re: お化けの国のアリス (第三話 後) ( No.12 )
- 日時: 2012/01/01 21:47
- 名前: (たけ´・ω・`) (ID: CekhHc8W)
第三話 後 〜魔女とドロドロ〜
「ところでお二人さん!何か御用?」
ニコリとセリシーが微笑む。
「えっとね〜・・・なんだっけ?☆」
流石エイプリル、たぶん今までアリスがあった中で一番使えないやつだ!最初から自分で言えば良いのだが、少しエイプリルに頼った自分が馬鹿だった・・・
とアリスは心の中で後悔しながら話した。多少記憶があいまいだったが。
「そう・・・大変だったのね・・・」
セリシーはハイとジュースを渡すようにビーカーに入った緑のドロドロを渡してきた。
アリスとエイプリルは何も言わずもらったのはいいがどうしたものか。
とりあえずエイプリルを見ると、さすがのエイプリルも何も言わずただ苦笑している。アリスもなんだか本能的に鳥肌が立っていた。
「なかなか興味深いわ!」
そういうとセリシーは銀縁眼鏡をきらりと光らせ、凄い勢いで分厚い本をパラパラと捲り始めた。
「あったわ!」
そういうと自慢げにそのページを読み上げ始めた。
「まれに心の音が小さくなっていく幼子のもとに「逝きの本」が置かれており、開いてしまうとここに連れてかれる・・・」
ぱたむっと本をセリシーが閉じた。
そういえばアリスが此処に来たのは変な本を開いたからだ!
そうアリスが後悔しているとセリシーが机から綺麗な紫のダイアが付いた杖を取り出し、本を杖で三回たたいた。
「わん つー すりー! 」
本から出てくるように金色のハンドベルが出てきた。ベルには10個のくぼみができていた。
「帰りたかったら「帰りの本」を呼ぶためにクラシカルベルを鳴らすのよ!」
「くぼみは?」
大体回答は予想できていた。
「人を幸せにすると「ビーズベル」が出てくるからそれを10個集めればいいのよ!・・・・って本に書いてあったわ・・・・」
予想は的中。
しょうがなくベルに手を伸ばした時だ。
「えっちょ!」
手に触れた瞬間ベルが溶けるように崩れたと思うと、アリスの手に溶けたベルが金の光を発しながら入り込み、胸のあたりに来たと思うと光が止んだ。
「え・・これ大丈夫なの?!死んだりしない?!」
いや、死にたいのだが、せめてここでは死にたくはないという意味で。
「なくしちゃ困るから!そういう魔法をかけといたの!・・・成功したか解らないけど・・し・・・失敗したら心臓潰れちゃうかもだけど・・・」
「セリシーちゃんアリスにへんな魔法かけないでー!」
「もし失敗したら今日中に心臓痛くなるから、その時はごめんなさい!」
「ごめんなさいじゃないわよ・・・」
アリスは恐怖で放心状態だった。
あれ?
気が付いたら家のベッドの上だった。
「エイプリルがおんぶした!☆」
エイプリルもたまには使えるのねと心の中でつぶやいた。
そういうとエイプリルは気を使ったのか手を小さく振ってドアを閉めて帰った
ばん!!!!!!!!!!
ただしドアを閉める音はかなりつよい。。。
アリスは静かな部屋に一人、
胸元を触った。
「今日がドクターが言う「山」なのね」
第三話 後 終わり

