複雑・ファジー小説

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世界を救う1人の少女の物語【更新!】
日時: 2012/05/12 11:43
名前: 春嵐◇arashi (ID: vvBnUqx7)
参照: タイムトラベラー

こんにちは!

春嵐です!

この小説は、「ステップ バイ ステップ」のリメイク…というか早い話、やり直しになります。

ステップ バイ ステップに来て下さった方々、本当に申し訳ありませんでした。

*注意*
私は初心者です。
更新速度も遅いです!
コメを下さると泣いて喜びます!(本当に!)

この話はファンタジー長編の予定です。
グロなどはあまり出てこないと思います。

世界観の設定を深くするために、初めは説明が多いかもしれませんが、よろしくお願いします!

*目次
世界観 >>01 >>04
人物紹介 >>05
プロローグ >>06
第1章「出会い」>>07-10 >>16-18 >>24-25
第2章「バカと天才は紙一重」
特別章「瑠奈の過去」  >>31



*お客様
六花様
ナル姫様
ゆぅ様
霧雨〜BARNA〜様
華世様
蒼様
柊様


それでは———start!

Re: 世界を救う1人の少女の物語◆第2章始動! ( No.30 )
日時: 2012/05/06 21:42
名前: 春嵐 ◆gKQv5IanZU (ID: MZMJrm6H)
参照: タイムトラベラー

———パーティー。

それは、私たち魔導士にとって、一番大切なものと言える。
私たちは1人で悪魔を倒す事は難しい。だから、魔導士は3〜5人のパーティーを組んで協力して悪魔を倒す。

…そしてパーティーを組むことで一番重要なのは、「連帯責任」だ。

「わかってると思うが、5等からは補習なんてものはないからな!赤点ををテストでとったら即退学だ!もちろん!連帯責任でそいつと同じパーティーを組んでる奴も退学だからな!」

「っえぇぇ!?た…退学…?」
その瞬間、聖良がこっちを振り向いた。
黒川も…そして了も。

…間違いない。絶対、
「お前、絶対引っかかるなよ!」
って口には出して無いけど思ってる…

「…ってか了!あんたも危ないじゃん!」

「いっておくが、実戦に参加するようになったら命がけだ。やる気のない奴は辞めてもらって構わないからな!」

…辞める訳ないじゃん。
私は綾香を救うためにここに来たんだから…。

「それでは、今日の授業はココまで!」

「起立!礼!」

ガタガタっと椅子をしまう音が教室に響いた。

瑠奈の過去。 ( No.31 )
日時: 2012/05/07 17:04
名前: 春嵐 ◆gKQv5IanZU (ID: 9AGFDH0G)
参照: タイムトラベラー

◆◇

——私には綾香という、とても仲の良かった友達…いや、親友が小学生のときにいた。

学校に登校するとき、
休み時間、放課後も…。
とにかく何をするにも一緒だった。

小学6年生になった年、校区の違いから中学校が離れてしまうと知った時も、

「絶対一緒の高校にいって、高校になったら再会しよう!?約束だよ!」
と綾香と約束をした。

…しかしこの聖クラウン学院に綾香はいない。


卒業間近の頃、私と綾香はいつも通り一緒に学校から帰っていた。
しばらくいろんな話をして歩いていたら、ふと私は忘れ物をしていたことに気がついた。

…ほんの10分程度の事だった。

私が学校へ忘れ物を取りに行っている間に、今となっては普通に人間界にもいる、悪魔が綾香に憑依してしまったのだ。

…もちろん、小学6年生の少女が悪魔の憑依に耐えられる訳はない。
綾香はその悪魔の憑依によって…力尽きた。


…その日からだろう。
私が聖クラウン魔法学院へ行くために猛勉強を始めたのは。

Re: 世界を救う1人の少女の物語◆コメ募集!! ( No.32 )
日時: 2012/05/07 21:05
名前: 春嵐 ◆gKQv5IanZU (ID: N51Nc9N7)
参照: タイムトラベラー

「ああぁ〜っ!お腹すいたぁ〜!」

———ここは聖クラウン魔法学院の食堂。
デパートのフードコート並の広さのその食堂は、今はお腹を空かせた生徒でいっぱいだ。

そんな食堂の1つの席に、聖良は座っていた。
「瑠奈!こっちこっち!もう瑠奈の分のお昼もあるから!」

「聖良ぁ〜ありがと!もう魔法学の授業がきつくてきつ…」

…オイオイちょっと待て…!
聖良の隣に見慣れない人影が居るんですけど…!

「…なんで黒川がいるの…!」

「そんなあらかさまに嫌な顔しないの!パーティーのメンバーなんだから当然でしょ?」

「…いや、まぁそうだけど…」

当の本人の黒川はといえば、何事もなかったかの様に、昼食のカレーを口に運んでいる。…参考書を読みながら。

Re: 世界を救う1人の少女の物語◆コメ募集!! ( No.33 )
日時: 2012/05/08 15:20
名前: 春嵐 ◆gKQv5IanZU (ID: jwtW4gOO)
参照: タイムトラベラー

「あ〜魔法学の授業ってホント大変…」

「瑠奈勉強系駄目だからねぇ…実戦なら何とかなるんだけど。」
そういって聖良がちらっと黒川を見る。
その時、
「よ〜お!みんな揃ってんな!俺も入れてくれ!」
授業で残されていた了がやってきた。

「了!居残りお疲れ…私はギリギリセーフだったから…」
そう、今日は授業中にねなかったのだ。
珍しく。
「あのさぁ、瑠奈も了も、赤点取らないでよー?学院一の秀才が退学なんて事になったらヤバいじゃない!」

「…うう。頑張るけど…。っていうか、黒川…クン?は苦手な教科とかないの…?」
その場の全員が黒川に注目する。
「…ない。」
めんどくさそうに黒川は答えた。

「…そ、そうだよね…」
やっぱり気まずい。


…すると、そんな沈黙を破るようにある院内放送がかかったのだった。

Re: 世界を救う1人の少女の物語◆コメを下さい! ( No.34 )
日時: 2012/05/08 21:22
名前: 春嵐 ◆gKQv5IanZU (ID: aJ6GzmmV)
参照: タイムトラベラー

———その放送は突然流れた。

「緊急連絡、緊急連絡、聖クラウン学院3㎞北の佐々木小学校より、Aランクの悪魔の存在を確認。今すぐ8班黒川班は出動するように!——繰り返します…」

一瞬にしてその場の空気がかわった。
みんながざわざわと騒ぎだす。
…初めての出動だ。

「お昼どころじゃないよっ!急いで現場に駆け付けるよ!」

私たちは急いで食堂を後にした。
魔剣は常に携帯している。

———上手くできるかな…?

そんな不安が頭をよぎった。


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