複雑・ファジー小説
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- 世界を救う1人の少女の物語【更新!】
- 日時: 2012/05/12 11:43
- 名前: 春嵐◇arashi (ID: vvBnUqx7)
- 参照: タイムトラベラー
こんにちは!
春嵐です!
この小説は、「ステップ バイ ステップ」のリメイク…というか早い話、やり直しになります。
ステップ バイ ステップに来て下さった方々、本当に申し訳ありませんでした。
*注意*
私は初心者です。
更新速度も遅いです!
コメを下さると泣いて喜びます!(本当に!)
この話はファンタジー長編の予定です。
グロなどはあまり出てこないと思います。
世界観の設定を深くするために、初めは説明が多いかもしれませんが、よろしくお願いします!
*目次
世界観 >>01 >>04
人物紹介 >>05
プロローグ >>06
第1章「出会い」>>07-10 >>16-18 >>24-25
第2章「バカと天才は紙一重」
特別章「瑠奈の過去」 >>31
*お客様
六花様
ナル姫様
ゆぅ様
霧雨〜BARNA〜様
華世様
蒼様
柊様
それでは———start!
- Re: 世界を救う1人の少女の物語◆コメ募集!更新! ( No.25 )
- 日時: 2012/05/05 18:31
- 名前: 春嵐◇arashi (ID: lkXh3Ruz)
- 参照: タイムトラベラー
…ここは何処…?
真っ白な天井。
私の上に乗っている物体も真っ白。
あ。
もしかして、ここは保健室??
それで私が寝ているのはベッドか。
私は体を起こしてみた。
頭にズキっと痛みが走る。
「…ってか何で、こんな所に…??」
そう呟いた瞬間、ベッドの周りのカーテンがシャッと音をたてて開いた。
「ああー!瑠奈!よかった気がついたんだー!びっくりしたんだからぁ!いきなり試合終わったと思ったら倒れちゃうし…」
「聖良!ずっと居てくれたの…?ありがと—!!」
私は聖良に抱きついた。
「こらこら落ち付けって。ってかそれより瑠奈すごいじゃん!」
「それさぁ、さっきからみんなすごい凄い言ってるけど、そんなにすごいの??私負けたんだよ?」
そう。私は黒川との試合を終えて、倒れたのだ。
「えっ何でって…そんなことも知らなかったの??」
聖良の話によると…
黒川は今まで魔剣術の練習試合で負けたことが無かったそうだ。
優等生の黒川でも、それは凄い記録だそうだ。
…だがそんな記録だけではなかった。
黒川は全ての試合を、最初の1撃で終わらせていたのだ。
…つまり、相手に攻撃の余地もないまま試合を終わらせていたという訳だった。
「だから瑠奈はそんな黒川の記録を破ったんだよ!だってあんなに長く黒川と戦った生徒なんて、この学校に居ないんだから…!」
「っえええぇぇぇ!そうだったの?!」
あまりにも驚きすぎて保健の先生に「静かに。」と注意されてしまった。
———そっか。
私が黒川の記録を破ったのかぁ。
だから黒川はあんなに私の事を睨んで……あ。
私は心に1つ引っかかっている事があった。
——私が倒れる前、黒川と礼をして目が合った時…
———彼の目がキラリと光った気がした。
…まぁ気のせいかな。
それより、黒川の記録を破ったことが、何だかとても嬉しいような、誇らしげな気分だった。
———第1章 完
- Re: 世界を救う1人の少女の物語◆第1章完結! ( No.26 )
- 日時: 2012/05/05 18:49
- 名前: 蒼 (ID: rKVc2nvw)
こんにちは。
この世界観がいいですね。
どっちかっていうと好きな方です。
これからも更新頑張ってください。
- Re: 世界を救う1人の少女の物語◆第1章完結! ( No.27 )
- 日時: 2012/05/05 21:15
- 名前: 春嵐◇arashi (ID: 9RGzBqtH)
- 参照: タイムトラベラー
蒼様!!
コメントありがとうございます!!
世界観!嬉しいです!ありがとうございます!
これからも更新頑張ります!
- ◆第2章◆バカと天才は紙一重 ( No.28 )
- 日時: 2012/05/06 21:19
- 名前: 春嵐 ◆gKQv5IanZU (ID: MZMJrm6H)
- 参照: タイムトラベラー
———今日の教室はいつもより騒がしい気がした。
いつもはおとなしく座っている女子までもが大勢で固まって騒いでいる。
もちろん男子が騒いでるのはいつもの事なんだけど…。
そして黒川といえば…
机の上に聖書やら参考書やらがつみあがってる。
優等生はお勉強に忙しいですよね。そりゃ。
「ちょっとー!瑠奈!なんですねてんのー?」
私はいつも通り聖良と一緒にいる。
「あ…嫌、何でもない!…ってかそれより、何でみんな今日こんなに騒いでんの…?」
「…確かに…っ!今日ってなんかあったっけ?」
私と聖良がそんな事を話していたら、了がやってきた。
「あれー!?お前ら知らないの?今日はさぁー…」
とそこへ、教官が入ってきた。
「あっやべ…!まぁ授業始まったらわかるって。んじゃ。」
「なんだろうねぇ…!?」
そんな事を思いながら、私たちも席に着いた。
- Re: 世界を救う1人の少女の物語◆第2章始動! ( No.29 )
- 日時: 2012/05/06 20:28
- 名前: 春嵐 ◆gKQv5IanZU (ID: en4NGxwI)
- 参照: タイムトラベラー
教官が教卓の前に立ったとたん、教室中がしんと静まりかえった。
「おっ…今日はやけに静かだな…。それでは、授業を始める。」
その瞬間、勢いよく声がかかった。
「起立っ!礼!」
『おねがいします!!』
「…早速だが、お前たちはもう5級魔導士…つまり、実戦任務に参加出来る位になった。そこでだ、実戦任務ではチームワークがとても大切になる。今日はそのパーティーを発表する。」
なるほど。
それでみんなあんなに騒いでたんだね。
そりゃぁ誰と一緒になるか、…私も凄く気になる!
聖良が一緒になれたらいいねっていう意味で、笑いかけてきた。
「それでは、まず1班は、桜木、青山…」
どんどんとみんなの名前が呼ばれてゆく。
「次は8班…綾瀬…」
おおっ!きたぁー!
聖良と一緒になれるか凄く気になる…
「瀬川、平川…そして黒川だ。」
その瞬間女子たちがみんな
「黒川君と一緒がよかったぁー…」と騒ぎだした。
でも私はそんなことはどうでもいい。
…まさかあの黒川と一緒になっちゃうなんて…。
あぁ…。最悪。