複雑・ファジー小説
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- ヴァルキリー【オリキャラ募集終了】
- 日時: 2013/02/11 17:37
- 名前: なつき ◆XfX7HPIO4I (ID: kAWEuRKf)
初めまして、なつきといいます。
今回、初小説なので完全に駄作ですがよろしくお願いします
*注意*
・荒らし、悪口お断り
・なりすましお断り
・チェーンメールお断り
・コメントは大歓迎ですが、関係の無い雑談はなるべく控えて下さい
・更新は遅いです
それではどうぞ(^^)
- Re: ヴァルキリー【オリキャラ募集終了】 ( No.34 )
- 日時: 2013/05/25 22:40
- 名前: なつき ◆XfX7HPIO4I (ID: kAWEuRKf)
「構わないさ、幼い内に起こったことに対して、今はなんの感情もないからな」
「えっ…?」
リイトの言葉にクレラは反応した。
「なんだ?おかしいか?」
「あっ、いえ…別に…」
クレラは言いたい事を飲み込み視線をズラした
リイトはそれに気づいたのか
「…生まれた瞬間、母はいなくなった」
ポツリ、ポツリと再び語り始めた
「私には、母という者がよく理解できないんだ…今も……よく分からない母はすぐに死に、一心同体だった兄とは7歳で二度と会えぬ存在に、そして8歳の時に父が殺された……
解せぬ」
「へっ…?」
- Re: ヴァルキリー【オリキャラ募集終了】 ( No.35 )
- 日時: 2013/05/25 22:55
- 名前: なつき ◆XfX7HPIO4I (ID: kAWEuRKf)
「…解せぬのだ……」
怒りを顔に表しているリイト
「…なにが、ですか…?」
クレラは質問した
「私は…なぜ…こんなにも……つらいのに…生きなければ…所詮私は、王に命を捧げ死ぬ運命………お前はどう思う?」
「………えっ?」
突然のことにクレラは反応が遅れた
「お前は、この国の、この制度を、どう思う?」
歯切れ悪く言ったリイトはマジメな顔でクレラを見た
「………………そ、のぉ……」
- Re: ヴァルキリー【オリキャラ募集終了】 ( No.36 )
- 日時: 2013/06/02 12:42
- 名前: なつき ◆XfX7HPIO4I (ID: kAWEuRKf)
「……この国は…」
クレラは、ひとつ間をあけハッキリと答えた
「まちがっている、と思います」
それを聞いたリイトは、フッと笑い
「数少ない同士か…」
とつぶやいた
「長話になってしまったが、時間は平気か?」
外を見ると、日は傾きはじめていた
「あっ、やることがあるので、今日はこれで失礼します」
「そうか。分かった」
「はい、今日はありがとうございました。失礼します」
礼を言い、部屋を出て行こうとしたクレラに
「ああ、またな」
とリイトは言った
ー帰り道ー
クレラはリイトの言葉を思い出した
「また…?」
その言葉に妙な違和感を覚えつつもありながら、クレラは足を進めた
- Re: ヴァルキリー【オリキャラ募集終了】 ( No.37 )
- 日時: 2013/07/28 07:22
- 名前: なつき ◆XfX7HPIO4I (ID: kAWEuRKf)
数日後
「ありがとうございましたー、またのお越しをー」
クレラは自分の店で商売に励んでいた
商人であるクレラは何かを売って生活する者の一人だ
なので、パン屋であるクレラは、パンを売らなければ生きていけない
というのも、店自体は結構安定している
店が大通りにあることと、クレラの発想によりできるパンなどからして人気の高い店なのである
カラン カラン
入り口に付いている鐘がなり、クレラは営業スマイルにかわる
「いらっしゃいませーー!」
青の絹の服をきた女性は店内を見回して言った
「なんだ、意外と広い店だな」
「えっ?」
「なんだ?忘れたか?」
長い薄水色の髪 紺色の瞳 青の絹の服
「…騎士、さま?」
- Re: ヴァルキリー【オリキャラ募集終了】 ( No.38 )
- 日時: 2013/07/31 08:01
- 名前: なつき ◆XfX7HPIO4I (ID: kAWEuRKf)
「フム、騎士なんてこの世の中にたくさんいるけどなぁ」
と笑みを浮かべながら呟いた
「あ、えっと…」
しどろもどろするクレラに、女性は
「名前で構わないぞ」
と言った
クレラはおそるおそる口を開いた
「リイト=アクティーヌ様…」
「リイトでいいさ」
クレラは目を見開き、両手を横に振りながら早口で抗議した
「とっ、とんでもございません!お、私のような者が騎士様を呼び捨てにするなんて!!」