複雑・ファジー小説
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- 私達が伝説!? 〜幻獣の生まれ変わり〜
- 日時: 2013/02/23 12:04
- 名前: 品河 マイリ (ID: qfqCQ4n7)
どうも!品河マイリです!私は二次創作映像でイナクロ系も書かせてもらってま〜す。
「イナズマイレブンGO(クロノ)〜失われた記憶、謎の天才少女〜」
「イナクロ〜眠れる黄色い姫(プリンセス)〜」
です!よければ閲覧ください!
ではプロローグどぞ↓
ぴぴぴぴぴっぴぴぴぴぴぴ
「んぁ……」
ピっ
「んぁ……ふわぁ……」
のそり←
時計を見るとまだ六時。
琥珀が迎えに来るのは七時。
でも、今日は特別。
だって今日は、待ちに待った〝デート″なのだから。
と言っても、親友の紅音&竜星(リュウセイ)との、ダブルデートなのだが。
あ、それともう一人、仲良しの幻(ゲン)もいるんだっけ。
女の子というのは、ちゃんとした準備が必要なのだ。
服でしょ、弁当でしょ、身だしなみでしょ………
かれこれ一時間はゆうに過ぎてしまうのだ。
なので、早起きが大の苦手のこの私、如月海松(ミルっていうんだよ!)は、頑張って準備中。
シャワーを浴びた後、昨日選んでおいた服にもう一回アイロンをかけ、長い黒髪を後ろでポニテ+お気に入りのカチューシャで完璧♪
アイロンをかけた紫色の落ち着いたワンピースにお洒落な靴、それに黒ソックスで身だしなみはカンペキ!
これでざっと三十分。
それから、お弁当作り。
琥珀の大好きな肉のキャベツ巻、栗ごはん、から揚げを入れて、お弁当はカンペキ!!
朝ごはんは親と妹の分だけ作っておき、置手紙もつける。
ピーンポーン、ピーンポーン
あ、来たッ!
私はウキウキして、玄関のドアを開けに行った。
長くてすみません! 閲覧よろしくお願いいたします!
- Re: 私達が伝説!? 〜幻獣の生まれ変わり〜 ( No.2 )
- 日時: 2013/02/23 12:24
- 名前: 品河 マイリ (ID: qfqCQ4n7)
一か月前〜
私達はずっと仲良しグループだった。
小学生のころからずっと仲良しで、中学生になった今でもずっと仲良しだ。
私は中一になったころ、自分が琥珀を好きだということに気づいた。
それを気づかせてくれたのは、ある出来事だった。
ある日、五月ぐらいにある運動会にむけて、みんな駆け回っていた。
私は雑用として一年生の仕事をしていた。
その時一緒に仕事をしていたのが、琥珀だった。
倉庫で運動会の練習で使った道具を片づけていた時だった。
私がハードルを片づけているとき、突然上から大量のボールが入った段ボール箱が落ちてきた。
その時。
「危ないッ!!海松!!」
「えっ…!?」
琥珀が動いた。
小さな、その華奢な体に似合わず、私に飛び込んできて、私の身体をギュッと抱くと、飛び退った。
足元の方で、ダンボール箱が落ちていくのが聴こえた。
「いってて……」
その言葉で我に返った。
「こ、琥珀!?大丈夫!?」
「だ、大丈夫。海松は?」
「大丈夫!琥珀が助けてくれたから!」
「そうか。良かった……」
そういって、ニコっと笑った。
その笑顔を見た時から、私は、琥珀を見るたびに、胸が苦しくなり、ドキドキするようになっていたのだ・
- Re: 私達が伝説!? 〜幻獣の生まれ変わり〜 ( No.3 )
- 日時: 2013/02/23 12:27
- 名前: 品河 マイリ (ID: qfqCQ4n7)
書き忘れておりましたが、私は投稿が非常に遅いです!
すみませんが、ご了承のほど、よろしくお願いいたします。
- Re: 私達が伝説!? 〜幻獣の生まれ変わり〜 ( No.4 )
- 日時: 2013/02/27 12:16
- 名前: 品河 マイリ (ID: qfqCQ4n7)
私は、小学校からの大親友であり、恋の大先輩である真紅紅音(シンクアカネ)様にこの気持ちを聴いてもらった。
「それは恋————……だよ、海松♪」
そういって嬉しそうにニコっと微笑んだ。
「海松にもようやく来たのね♪紅音姉さんは嬉しいわよっ☆で、誰なの?そのお相手は」
「………あの……琥珀……だよ////」
「……………えっ!?うえっ!?えぇぇぇえぇぇぇぇ!!琥珀なんだ!!ちょっとビックリだわぁ。仲良し五人の中でカップル二組かぁ。幻はさぞかしなくだろうなぁww」
「もうっ、まだそうと決まったワケじゃないんだからっ!」
「よーし、この恋の大先輩、真紅紅音様に任せなさいっ!!」
そのあとの展開は早かったなぁ。
積極的に琥珀に話しかけたり。
映画に誘ったり。
「そろそろ告白しちゃいなよっ!」
という紅音の指示のもと、手紙を出して告白したり。
琥珀は最初、
「え……あ……あ、そういうことか……」
とブツブツ呟いていたが、やがて、
「うん。僕も。僕も、海松のこと、大好き!」
といって、とびっきりの笑顔を私にくれたのだった。
告白してからもう一週間。「ダブルデートしない!?ね!楽しそうでしょ!?」といったのはもちろん紅音。紅音は多分私は二人きりになったら絶対テンパって失敗する、と分かっていたようだ。
「カップル成立!?俺除け者!?そんなのやだやだやだやだ———!!」
と言っていた幻を置いていくことなどできず、結局ダブルデートっていっても、結局いつものメンバーで行くことになったのだが。
でも、とっても幸せ。
だって隣に、貴方がいるから。
- Re: 私達が伝説!? 〜幻獣の生まれ変わり〜 ( No.5 )
- 日時: 2013/02/27 12:47
- 名前: 品河 マイリ (ID: qfqCQ4n7)
「やっほーッ☆海松!おっそいぞぉ!!」
そういって赤い髪の毛(耳の後ろらへんでツインテール)を揺らしながら白くて細い手をぶんぶん振り回しているのが、お馴染み紅音様←
その横で、
「公共の場ですよ、恥ずかしいからやめてくださいッ!」
と言って紅音をいさめているのが、生真面目な青髪メガネ君、竜星←
「おっ、来た来た。おっそいぞぉ!」
と半分ニヤけた目で言ってくるのが、もうほとんど寝癖だろというくらい緑髪がはねている幻←
「ゴメンごめん、海松がおそいからぁ←」
「あっちょっ、それは言わない約束でしょう!?」
「ま、想像はつくっけどねっ♪」
「同感です」
「全くだ」
「あっ、三人ともいじわるっ!!」
………プっ、
「「「「「あははははははははは!!!」」」」」
皆で大笑いした。
「つーか、どこ行く?」
「そうねぇ〜……やっぱ映画とっか?」
「何見るんですか?」
…………
「あっ!いいこと考えた!」
「何?琥珀」
「ゴルフだよ!」
「「「「え??」」」」
「だから、ご、る、ふ!!」
「「「「えぇぇえぇぇえぇ!!?」」」」
琥珀はたまに突拍子もないことを言いだす。
「だって、行くとこないんでしょ?」
確かに。
「丁度僕の兄さんが経営してるゴルフ場があるんだ。割引券もあるし、行ってみない?」
「でもさぁ、俺やったことねぇし」
「私だってないけど???」
「やっほいッ♪私ゴルフ大好きっだよ!」
「そうなんですか……」
竜星は心なしかげんなりしている。
あらら……紅音がゴルフに目覚めちゃったら、これからのデート、ゴルフ場になるかも、なんて思ってるかもな。
多分そのとおりだろうけどww
私はふと気づいた。
「ねぇ琥珀、お兄さんて何歳?」
「27」
「えぇ…「えぇぇぇぇぇぇぇマジすか!!!!!!」
幻。私のセリフを取るな。
「へぇ〜、そうなんですか〜……ウゥム……」
こらー、そこのメガネ君、何考えてんだ—。考え込むとこ?そこ——
え、でも、考えてみれば、琥珀のお兄さん=琥珀に似ている=未来の琥珀と言っても過言ではない=未来の琥珀の姿が見れる!?
にゃ〜〜〜〜〜!!!恥ずかしい!!!!!!
「もしかして、琥珀の未来の姿が見れる〜〜〜!!、なんて思ってる??海松っちゃ〜〜ん★」
……痛いとこ疲れるなぁ(汗
「ま、じゃぁゴルフ場に行こうか!」
「オ—————!!!」
- Re: 私達が伝説!? 〜幻獣の生まれ変わり〜 ( No.6 )
- 日時: 2013/02/27 20:58
- 名前: 品河 マイリ (ID: qfqCQ4n7)
「お、来たねぇ、琥珀!」
今、私達は琥珀の案内により例のゴルフ場、その名も「硝燐(ショウリン)ゴルフ場」というところだった。
ここは、先月オープンしたばかりの、出来たてほやほやのゴルフ場だ。
新聞でも結構話題になっていたのだ。
でもまさか、琥珀のお兄さんのところだとは、思わなかった。
何より、独身のイケメン(琥珀のお兄さんだもんね!)店長が一人で経営している、というところが、若い女性をひき、熟女をひき、子どもをひき……など、幅広い年齢層を獲得しているらしい。
でも、ひとつ気になったのが、その容姿だった。
琥珀は透き通ったオレンジ色の瞳に、キラキラした銀髪なのに、お兄さんの方は、染めたような茶色だ。瞳の色は私と同じ、黒だった。
琥珀と似ているとばかり思っていたが、少し残念だった。
でも、改めて見ると、そのお兄さんはとてもハンサムだった。
とても27だとは思えない。
「やっほ、兄さん。仕事はどう?」
「どうも何も、順調すぎだよぉ!オープン開始から新聞が取り上げてくれたのが良かったのかなぁ。ご夫婦や子供連れ、カップルになんとフリョウまでっ!(笑)嬉しい限りだよねぇ!」
「やっほ、初めましって!私、真紅紅音っていうんだよんっ♪よろしくねっ、お兄さんっ☆」
「あぁ、よろしくねっ」
紅音……積極的なのはいいけど、後ろの彼氏さんがちょっとムっとしてますよ??
紅音もそれに気づいたらしい。
「あっ、大丈夫だよっ☆私は竜星一筋だからねっ!!」
そういって抱き着いた。
「えっあっどうしたの!?別にってあぁぁぁ!!こここっ公共の場でそういうのはっはなっ離れてっ」
一方の竜星さんはか〜な〜り〜テンパってます。
顔を赤くしながらも、なんだか嬉しそう。
ま、そりゃそうよね☆
「あっ、はっじめましてぃ!!俺は北原幻!よろしく〜……です??」
「あぁ、よろしくっ。敬語じゃなくていいよぉ♪」
「あ、そっすか?じゃあよろしくな!!」
「あのさ、琥珀。その子は…?」
お兄さんが私の方を振り向いた。
「あっ、あのっ、えっと私は、き、如月海松っていいますっ!」
「そう。そんで、俺の彼女なんだ」
え……?
琥珀の方を振り向くと、琥珀は顔を真っ赤にしていた。