複雑・ファジー小説
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- 神様に殺されたのでコンテニューしてもいいですか?[週1、2更新]
- 日時: 2014/03/09 17:35
- 名前: 天崎 しょう (ID: .3h0YoDh)
はじめまして、天崎 しょう です。(後に天崎 きいろに変更しましたー)
なんとなく、なんとなく書いていくことにしましたので、よかったら読んでいってくださいませ。
荒らしはやめてくださいね?
コメントはとても嬉しいです、特に感想とか。
ま、今後ともよろしくお願いしまぁす!
- Re: 神様に殺されたのでコンテニューしてもいいですか? ( No.9 )
- 日時: 2014/01/03 11:56
- 名前: 天崎 きいろ (ID: XWukg9h6)
「どうしたの?」
ルナは首をかしげて、下から顔をのぞきこんでくる。
しかし、よく見るとこいつ……かわいい……な。
髪は薄い金髪色で長く、目は一重で大きく、顔は小さく整っている。何より目を引くのは体の顔より下に位置し、腹より上にある女性特有のふくらみというか……まぁ、その、なんだ、ようは胸がでかい。
俺は考えていることがルナに伝わってしまうような気がしてすぐに別のことを考える。
「えっと……だな、まずは、その女王にお願いしちゃおー?だっけ?それについて聞きたいのだが……」
ルナは目をパチクリさせて、「知らないの?」と言ってきたため、「知らない」と、伝えると、肩をすくめながら説明を始めた。
「参加者が知らないなんてはじめて聞いたんだけど……まぁ、いいわ。『女王様にお願いしちゃおー!』は、題名の通り、女王様になんでもお願いできるのよ。勝利者のみがね」
俺はその説明を聞き、さらに疑問が浮かんだ。
「競技内容は?何時?何処で?」
「時間無制限、なんでもありの殺しあいよ。開始時刻は今日のいつかよ、私が落ちてきた……降りてきた城から魔力結晶Pー04が発射されるわ、それが開始の合図よ。で、競技場所はこの魔界すべよ」
俺はありきたりなその内容に呆れながらさらに質問を続ける。
まぁ、魔界結晶なんとかってやつはわからんがな。
「俺以外の参加者をすべて殺せば勝利なのか?」
「いいえ、正確に言うならば、パズルを
完成させれば良いのよ」
またも、新たな疑問の種がでてきた。
「パズル?」
「そう、参加者一人一人にパズルのピースが一人一つ配られるわ。それの奪い合いなんだけど、参加者は基本死んでも渡さないから、殺して奪うのよ。わかった?」
パズルのピースの奪い合い……殺さなくても良いのか……。
俺はあまり殺しとかは好きではない。しなければならないのならするがな。
俺はおおむね理解できたので質問を止める。
「理解した。よし、ならば準備に取り掛かろうか」
「何の?」
「敵を倒すための準備だよ」
「こんなので本当に引っ掛かるやつがいるの?」
「いるね、これは人間でも悪魔でも鬼神でもひっかかるね」
ちなみにこれは本当だ。俺が生きていた時にこの罠に引っ掛かった。
いやはや、簡単な奴等だったよ。
「まぁ、いいわ。それよりも、貴方は何族?」
「人間族」
「貴方ねぇ……ふざけてないでちゃんと教えなさい!」
「だから人間族」
沈黙が流れ、そしてルナはぺたりと地面に崩れ落ちた。
「嘘……そんなの負け確定じゃない……」
「何故だ?」
「何故って……!なんの能力もないからよ!よくても少ししか速く走れるとかでしょ!?他の参加者は悪魔よ!」
「あ、そなの?」
ルナは俺の返答が気に入らなかったのかポカポカと俺の足を手で殴ってくる。
「馬鹿なの!?死ぬのよ!」
いや、死んだからここにいるのだが……
「まぁ、そう気を落とすな。悪魔程度なら殺せる 、てか、殺してきたからな」
ポカポカと殴るのを止め、俺の顔を凝視してくる。
「え、え?人間……なのよね?」
「うん」
俺の返答を聞いてる様子もなく、さらに質問してくる。
「何で悪魔殺せてるの?」
この質問は正しい。そもそも、人間が悪魔だのいってる時点で考えるべきなのは中二病か狂ってるかのどちらかだ。
しかし、残念ながら俺はどちらでもない。俺は───
- Re: 神様に殺されたのでコンテニューしてもいいですか? ( No.10 )
- 日時: 2014/01/04 13:09
- 名前: SSMT (ID: .niDELNN)
また来ましたよ!
お話が進んでいて驚きました!
最後...っ!
続きが早く読みたいです!
「俺は__」なんなんでしょう!
楽しみです!
また来ます!
- Re: 神様に殺されたのでコンテニューしてもいいですか? ( No.11 )
- 日時: 2014/01/04 15:52
- 名前: 天崎 きいろ (ID: RUZDUpXq)
名前を天崎 きいろ に変更しましたので、ヨロシク(*´∀`)
- 魔王が勇者から世界を救う 週1で更新します ( No.12 )
- 日時: 2014/01/04 20:30
- 名前: 天崎 きいろ (ID: Wu5AsKOR)
SSMTさん
いやはや、来てくれありがとうございます!
ネタためてたんだけど、そろそろ書いていこうと思いましてねぇ笑
続きは……また今度書くのでよかったら、読んでくださいな♪
ちなみに、ふざけて考えたネタを一つ↓
俺は───
ニートだ。
- : 神様に殺されたのでコンテニューしてもいいですか? ( No.13 )
- 日時: 2014/01/08 19:19
- 名前: 天崎 きいろ (ID: x.zb/wKR)
俺が喋ろうとしたとき、あの城から大きな花火らしきものがうたれた。その花火は大きな音をだし、綺麗に虹色に咲いて散っていった。
「始まりの合図よ……。話は後、まずはピースをもらいにいくわよ」
「ん?ピースって取りに行くものなのか?」
つか、あれが魔力結晶Pー04ってやつか。
ルナは呪文らしきものを呟やくと、後ろの森林から一つの箒が飛んできた。ルナハはそれにまたがり、そして言う。
「乗って。移動しながら説明するわ」
俺は言われるがままに、ルナの後ろに乗り、肩を……いや、腹に手を回し抱きつくようにくっついた。
「ちよっ!何してんの!?」
ルナは慌てたように手と足をバタバタさせてるがその行為はなんの意味もない。
「だって、はじめてこんなのに乗るからさ……怖くて……」
俺は沈んだ声で話すと
「な、ならまぁ、仕方がないわね……」
ふっ、チョロい。
こんな物騒な所にきたんだ。一つぐらい良い思いしてもいいだろ?
「とにかく!いくわよー!」
ルナが何か呟くと箒は急上昇して空へと向かった。そして、大気圏を越え……ることはなく、空に浮かぶ城の中枢部分ぐらいにまで上昇、そのまま飛行した。
「で、ピースの話だけど、ピースはあの城……セルベルト城から地上に放り投げられるのよ、そのピースの総数は3000枚とされているわ」
「3000っ!それを全て集めろってか!?」
ルナは後ろに顔を向け、顔色一つ変えずに頷く。
んっなバカな……
俺は呆然としたがらも、疑問がわいてきたため、とりあえず質問する。
「いや、そもそも見つけられなかったピースはどうするんだ?」
俺の質問にルナは少し悩んでいたが答えは出たようであった。
「えっと、今回の参加者の総数は16571人なのよ。だから、基本的に見つからないピースはないわ」
「ピースの多さもあれだが、参加者もすごい人数だな……」
「そうね……毎年このくらいではあるのだけど、一桁目が0にならなかったのは驚いたわ、まったく!誰なのかしらね、その一人は!見つけたらぼこぼこにしてやる!」
俺はその原因に心当たりがあるが、それは言わないでおこうと決心した。
いや、そもそも一人増えただけで怒ることなのか……?
俺の疑問はルナのカンに障らないようにするために質問はせず、心のなかに閉まっておくことした。
「質問は終わり?なら、私から質問するわね」
俺は何を聞かれるか予想できたため、先に答えを言う。
「俺は陰陽師……みたいなのだ。正確には西洋の魔法も取り入れてるから、正式に陰陽師とな名乗れないんだよな。」
「んー、よくわからないけど陰陽師ってのは、魔法を使うことができる人種なのよね?」
俺の予想が当たったことにひとまず安堵し、ルナの問いに俺はどう言えばいいのかわからず、とりあえずうなずいた。
まぁ、間違えではないからな
「うん、ならいいわ!その魔法でバーン!と倒しちゃいなさいな!」
「それは無理だな」
俺の即座の返答にルナ目をパチクリさせ、あからさまにため息をついた。
「何を弱気なこと言ってるのよ……。それでは優勝できないわよ?」
確かにそうだと俺は思ったが、決して弱気だからではない。
俺の術の発動のしかたは基本は呪符などの用具を使い、召喚や呪符などの効果で倒すのだ。
そして、その用具は手元になく、今あるのは俺が作った西洋式凡庸型呪符 を数十枚しか持っておらず、バーン!と派手に倒すことはできないのだ。
あー……制服の内ポケットに入れといてよかった……!
「あー、ルナさん?そんなに派手に倒すことはできないけど倒せると思うから大丈夫だ」
「え?そうなの?」
「ああ」
今回、俺の手元にあったのは呪符を西洋式に改良したものであり、悪魔などにはよく効くのだ。逆に鬼や妖怪などには効果がうすいがな。
「ならいいわ。さて、話してる間に目的地についたわ」
俺は回りを見渡し、不思議に思う。
何故ならば回りはまだ鳥らしき生物が方向している夜空にいるのだから。