複雑・ファジー小説

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猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。
日時: 2014/04/28 21:34
名前: 羽瑠 ◆hjAE94JkIU (ID: ouuVQhrA)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=7974

__猛獣を、手繰り寄せる。瞳のさきには。
  きらきらと輝く。エメラルドの様な、宝箱が。__


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初めましての方は、はじめまして。
そうじゃない方は。いつもお世話になっております!(*^^*)
羽瑠と描いて、はると読みます。
トリップは◆hjAE94JkIU、◆pppAtQkMuY の二種類。同一人物です。
懲りずにまた、小説書きたいと想います。
いやあ。とっても不安…(泣)

*目次とか。【>>105

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[設定]
*主に、登場する場所紹介。
・【しゃんぐり・ら山脈】〈流浪(るろう)の民〉
諺は、「After a Storm Comes A clam…」
意味は、[待ち続ければ、必ず。雨は、止む。]

・【王家】〈華麗なるウォルツ協奏曲〉
諺は、「It’s no Use Crying Over spilt Milk…?」
意味は、[泣こうが、喚こうが。起こった事象に意味など、存在しない。]

・【民衆】〈幻想協奏曲を奏でるハムレット〉
諺は、「To BE,or Not to BE…!」
意味は、[生まれるべきか。死すべきか。それが、一番問題だ。]


*登場する猛獣たち。
・【神獣】〈龍旺〉:
アルマジロの様に、頑丈で硬い鱗を纏う。
どこまでも、鋭い爪と牙を持つ。
プテラノドンの様に、大きな翼。
爬虫類に似ている。でも、変温動物では無く恒温動物。
主に、王家が操る。

・【一角獣】〈ユニコーン〉:
姿形は、馬類に最も近い。
全身が、白く柔らかな体毛に包まれている。
カジキの様な、鋭い一本の角が武器。
角は、ネジの様に。ぐるぐる螺旋を描く。
ワシの様に、大きな翼を持つ。
獰猛で。力強く。勇敢な性格。
主に、流浪の民が操る。
王家と民衆の間では、ノアの方舟に乗らなかった為、
もう、絶滅したと噂されている。

・【山猫】〈からかる〉:
姿形は、カラカルに最も似る。
家猫よりも、やや大型。気まぐれな性格。
人に、良く懐く。民衆が、良く飼っている。

・【従狼】〈じゃっかる〉:
姿形は、ニホンオオカミに最も良く似ている。
家犬のピレネー犬や、バーニーズ・マウンテン・ドッグよりは小型。
シベリアン・ハスキー、シェパードぐらいの大きさ。
大きな垂れた耳が特徴。従順な性格。曲がった事が大嫌い。
人に、良く懐く。民衆が、良く飼っている。

・【Bule Yellow Birds】〈倖せのあおい鳥たち〉:
この鳥が肩に留まる幸せが訪れると言う、謎の鳥。
インコ類の様に、人間の言葉が喋れると言われている。
外見などの、詳細は今だ不明。俗に「不死鳥」とも言われている。


*後日。オリキャラを、リク板にて募集予定。
詳しい説明は上記URLから、飛んでください!!

※オリキャラ募集は、〆切ました。


+++++++++++++++++++++++

*この小説について。【重要!】
この小説は、基本的に超個人的な、完全趣味の経営です。
日本の経済発展に貢献出来ないか、と言う趣旨で描かせていただいてます。
個人的には、本、音楽、自然が大好きで。この小説を読むことによって。経済の促進が出来れば、って感じです。
中傷行為は、受け付けていません。作者だけでなく、上に記述した方々の、名誉の損害にもなってしまいます。
作者の基本方針は「去る者追わず。来る者拒まず」です。ねっとでは、世界の目が或る事も忘れないでください。
読んで、気分を害された方は退室お願いします。一向に、構いません。好きな方だけ。読んでください。
毎回、読んでくださる方には、微力ながら。特別の感謝の意を、伝えられるよう。精進いたします。
親愛なる、読者の方々に。めいいっぱいの感謝の意を。

※小説、保留中はコメントしないでね。

Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.38 )
日時: 2014/03/17 22:26
名前: 羽瑠 ◆pppAtQkMuY (ID: Aj4Ev7bA)

[嗚呼。傘と雨のはねっかえり 月の目 しだれの眠気なまばたき 夕方のはぐれ雲 おそろいコットンパール 雪と愛 あるようでないようで あるような なんてことない日々のこと。ならべてみたの。涙のかけらを。「あと5分」は お約束でしょ ドリップのコーヒーと ミルクの混ざる匂い マフィンをかじって 夢の余韻に浸ってみるの ホトトギスの挨拶に 気付いたんだ 世界は緩やかに 花開いているの…?おはよう。おっとり。今日も、よろしくね。おやすみ。意義はない 当たり前すぎて 忘れていた 僕は生きていたって 意味は無い 当たり前すぎて 忘れていた 星も生きていたって 燃え尽きてく ただ只管に 燃え尽きてく ただ只管に 生きながら死にいく 抗いたい心も もうすでに 生きながら死にいく 抗いたい運命も もうすでに 今日もまた 燃え続ける ソレしか知らない ボクラハ そう。only only!!たったひとつの揺るぎ無い花に熟れ。一日を退屈と思う人は目標がない証拠。貼り出された受験番号の裏にある、隠された数字は誰にも見えない。 そこには、受からなかった人たちの番号がある。傲慢な人はその番号を、落ちた人の番号と呼ぶ。傲慢な彼らは、自分は選ばれた人間だと言う。でも、選ばれたのは、彼らではなく彼らの点数である。彼らの番号が貼り出されるまでに、一体いくつの数字を犠牲にしたのだろう。数字に血を塗るのは人間、しかし手柄を得るのは人間である。人間は、どこまで傲慢なのか。あかい数字。悔しい程にあかい数字。解ってたんだ。だから。これ以上、僕を白い目で見ないでくれ。これから、努力を重ねて。絶対に。白い数字にしてみせるから。だから。飽きたのなら スパイス利かせてみてさ それで駄目なら 飽きたって、だれかに いうのも スパイスじゃない?うたうスパイス。ほのかに香る 金木犀が 僕の心をすり抜ける あの日の夕暮れも あの日の歩道も もう二度と目には映らない 消え去ったんだ 空中に。あまりに綺麗で、涙が止まらない。ばいばい、またいつか。幻とお話をした夜。君はどうにも滑舌の回らない口調で擬音を発す。眠気と、もう戻れない、そういう予感。言葉にしていないだけ。二人とも、疎通する願望を隠した。ねぇ、私たちって可哀想じゃない?そろそろ、もう、限界の先。君が開けた間に、震えた心は満たされすぎて。雑踏にはない、暗闇の、いつもと違う一人の夜に。いつもと違う満たされた夜。今日も、ありがとう。またあした。おやすみなさい。]

Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.39 )
日時: 2014/03/18 20:18
名前: 羽瑠 ◆pppAtQkMuY (ID: Aj4Ev7bA)

[嗚呼。幻とお話をした夜。君はどうにも滑舌の回らない口調で擬音を発す。眠気と、もう戻れない、そういう予感。言葉にしていないだけ。二人とも、疎通する願望を隠した。ねぇ、私たちって可哀想じゃない?そろそろ、もう、限界の先。君が開けた間に、震えた心は満たされすぎて。雑踏にはない、暗闇の、いつもと違う一人の夜に。いつもと違う満たされた夜に。セーブボタンはないんだよ? リセットボタンも、電源ボタンも押せないんだ。だからだから、プレイ時間を無駄にしないで。思いっきり遊んで、思いっきり経験値ためていっちゃお。そしたらきっと、強くなれるよ…?JUMP NOW.ジャンプ、ナウ!咲いて朽ちて 揺らいで移ろいで わからないな 君の心と 私の言葉と。上手く往かない君との意思疎通。今日も、元気?楽しかったのかな。解らない。わからないんだ。いつまでも。悲しんでたわたしにgood bey 新しいわたしにHello ここに君がいなくても ここに私がいなくても 確かなのはわたしの声 あなたの想い いまはもうない面影をさがすの さよならさえいえなかった だからいこう いますぐ飛び込もう あしたの自分へ…!はろー?まい、ふれんど。今日も大好きでした。悲しみの街で出会った君。僕は君を忘れないだろう。 思い出ばかり振り返る日々。救われない今。 独りはぐれた渡り鳥。行き着く場所は悲しみの街。哀しみの街と、渡り鳥。嗚呼。君は、何処へと行くの…?(   )気持ちなんて言えない だけど、このままじゃいけないのも分かってて だけど、どうしたらいいかも分かんなくて 言ってしまったらきっと、壊れてしまうから いやだ。 なにも、なくしたくない。その物語の名前はno title。感嘆記号、  !   君のくぐもった声 密やかに 軽く、  !   心を奪っていく。どうせ思った通りにいかないんだから。ほーらやっぱり思った通りになんていかなかった。…あれ?これって思った通りじゃないか?本当だ。想った通りに、現実が進んで。わくわく。どきどき。人生ってこんなにも。素敵なものだったなんて。ありがとう。ありがとう…!だからわたしはまぶたを閉じて鱗のきらめきに感嘆する。恋をすれば、鯉と故意に小池で出逢う。結果は行動した証。可能性はあくまでも見込みであり結果ではない。可能性は、いつまでも。無限大なんだ。諦めるな、自分。まだまだやれる。まだまだ終わりじゃない。だから。いっそ塞げばいいじゃない くだらない言の葉を吐き出す その口なんて。塞げばいい。想いっきり、塞げばいい。それでも、私はそれに抵抗して。叫び続けるから。塞げばいい。そんなぐらいじゃ、自分を捨てる事など。出来ないから。それぐらい馬鹿なんだよ。何か、悪い…?]

Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.40 )
日時: 2014/03/18 20:19
名前: 羽瑠 ◆pppAtQkMuY (ID: Aj4Ev7bA)

[嗚呼。もう、春の匂い。少しだけ流されてみようかな。春風に。ゆらゆら。ふらふら。日が沈み、夜が来る。 そして、また日が昇り、朝が来るって、最近、わかった。毎日は、繰り返し。当たり前の、繰り返し。寝ながらでも 僕等は未来に進んでいる 随分と呑気なものさ だから君も 気長に構えていいよ 悩める頭を 休めるぐらいの余裕を 受け入れてもいいんじゃない…?おやすみ。暢気。またあした。ゆっくり行こう。人生は、これからも全速力だから。だから。今日も私の愛用の用語集を開く。 「やっぱりこの人はすごいんだなぁ」 なんて感心してます。 不思議と文字を見てると風景が見える。 「こんな人がいたのかー、面白い人だなー。」 そう載っている人を羨ましがってみる。 電車に乗る短い間だけでも、私は用語集を開くけど、それがちょうど良い。 そうだ、やっぱり宙ぶらりん、私は永遠中立的立場。暗い、くらい、クライ夜のなかを ふらり、ゆらり、ぐぐり 抜けてゆく ふかい まよい そうな藍の海を 見上げ いきをしていた  吹く はく 泡のいのち。 あしたに乗るの 今日も。ああ、うまく乗れるかしら  どうしてだ 昨日のように、ゆけよ  ああ、今日は、一瞬。ふあんと。くるしみと。なげかわしい現実と。あたらしい希望と。夢と。明日と。昨日と。明後日と。鏡と。あたしと。ぼくと。きみと。私と。『なんで生きているの?』 『死ぬために決まってるじゃない』当たり前の事言わないでよ…?僕は、死んでも生きているから。見返りを求めているのかな  だからしあわせになんてなれないのかな。掴めない。いつまでも。掴めない君を追いかけている。大きくても小さくても、早くてもゆっくりでも、一歩は一歩。人より少しマイペースなだけで、確かに進んではいる。だから。あなたといれるこのときが一番しあわせだって気づいた。ありがとう。親友。『普通はない』『当たり前って何』そんな言葉は嫌いだ。普通は普通。当たり前は当たり前。辞書で調べればわかるでしょう。普通も当たり前も、確かにあるの。自分たちにとっての普通を当たり前に生きてれるあなたたちが気付かないだけよ。普通なんて、言葉に振り回されないわ…?私は、私らしく。今日を生き抜く。ただ。それだけ。風の香りは 花の香り どこか焦っていて、どこか急かされていて、さりげなく、やさしさを含んでいる  アネモネ、あなたが愛される季節。あねもねの恋物語。今日も、だいすきでした。愛すべき、あねもねさん…?ふんわり、さらさら、桜色。春はもう、すぐそこだね。いつも通りの春に、少しだけ苦味が混ざったみたい。 訪れる別れと、少しだけ期待する新しい季節と出会い。いつかまた君に会える日を願って、明日の日を待つよ。Graduation…?またあした。今日も、ありがとう。]

Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.41 )
日時: 2014/03/19 20:30
名前: 羽瑠 ◆pppAtQkMuY (ID: Aj4Ev7bA)

[嗚呼。今日のため息は明日に明日の天気は?解らない。今日の事も。明日の事も。昨日の事も。全て、すべて。忘れてしまった。でも、明日は。きっと。晴れ模様。誰のために 生きてきたわけじゃない 誰のために 死んでいくわけでもない それでも今日も 誰かのために 必死に働いていて 誰かのために 血を流し続けている 教えてください 誰が僕のために 生きてくれるのですか 教えてください 誰が僕のために 死んでくれるのですか 他力本願と笑う君 僕が生きている ここは一体 何処なんですか?Tell Me…?私に、返事をして。もう。昨日、逢った事さえも忘れてしまいそうだ。あなたが、悪いんじゃない。僕が、悪い。だから。答えて。お願いだから。毎日、宿題が多く、部活もあり、あっという間に一日が終わってしまう。 僕の担任が言っていました。 「忙しい人ほど社会が必要とする人なんだよ。だから多忙を誇りとしなさい」と。 もっと頑張らないとね。多忙を誇りとせよ。でも、やっぱり。自由が良い。誰にも、頼られなくても良いから。自由にされてよ…?僕のこころは、そんなに強く無いから。だから。今日も少しだけ立ち止まる幸福者. 普通に生きていれば幸せになれるのに、僕は何がしたい…?ハナミズキに、恋がしたい。思春期な僕らは旅をしたいと思っている。旅に出て遠くへゆけば真実があるような気がしている。ところが、シルクロードを歩き回ってみても、アフリカの砂漠を横断してみても真実は見当たらない。あるのはそこに住んでいる人々の生活。思春期な僕らは真実を見つけられない。真実は、いつも。遠くて。嘘は、いとも簡単で。今夜のカフェ“ポエム”は、陽気編です。      [あー、今日は良い天気だったなあ]        「パンとコーヒー持って出掛けたくなるよね」    [春まで待ってよーっと]             「フフ。そうだね」                カランカラン                   「いらっしゃい」                 『うーん。カフェラテをひとつ』          「ちょっと待っててね」              『店主さん』                   「ん?」                     『最近やっと温かくなりましたよね。そと』     「暖かい季節の方が好きかい?」          『うん。もう少し寒いらしいけど…。         温かいものがあるから、大丈夫かな』       「フフフ。それもそうだね」に日伸びる頃、想う事。]

Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.42 )
日時: 2014/03/19 20:39
名前: 羽瑠 ◆pppAtQkMuY (ID: Aj4Ev7bA)

[嗚呼。今日が最後かもって思い続けて、あっという間に2014年。                 終わりなんて都市伝説って思っときながら、もし明日が来なかったら。          未来を読むのは難しい。  嗚呼。パルプンテ…?運の命と書いて運命。命を運ぶ。それが運命。解って居た。そんな事など。とうの昔から。だから。ねぇ 世界には 「眠らない町」がある それは本当なの アタイには信じられないわ 何故ならば アタイは何時でも 「夢の中」だから もし暗闇で 寂しく迷子になったなら 月色の館へいらっしゃい きっと貴方にも 見つかるはずよ お誂えむきの「夢」が。おやすみ。私だけの月色の館。早すぎず、遅すぎずに起きた今朝。今まで新幹線にかけてきた時間がなぜか徒歩に過ぎていく。これが『ちょうどいい』ということかしら。衣類も、必要なサイクルに。食事も、必要なサイクルに。住居に必要なアイテムのサイクルができはじめ、これがわたしの、『ちょうどいい』…かもしれない。 『ちょうどいい』に気づくまでものすごく時間がかかった。自分に『ちょうどいい』なんて無いって。そう思ってた。 最近『わたしのちょうどいい』のしっぽ、掴みかけたかもしれないな。 そこにいたるまでの 記録にありがとう。これぐらいが、”ちょうどいい”。冷たい春の空気が今日もまた、小さな穴のあいた私の心を通り抜けた。何だかわからない不安は滞る。滞る。滞る。記憶が停滞して。前が見えなくなる。明日が、霧で霞む。気の性だ。きのせい。湿気た面した空なんか ブッ壊しちまえ この俺がいるってのに 何をそんなにビビってやがる 屁理屈なんて 要らねえだろう 大事なのは 「今日」を生き抜く気があるかどうかだろ…!おはよう。今日もよろしく。ぶるーさん…?遅咲きは所詮遅咲きなんだ 焦ったところで早くは咲かない いつか花咲くものと信じているから 遅咲きでもしっかり着実に咲けばいいよ 今はしっかり蕾を付けて 遅咲きのほうがみんなの感動が大きいよ あぁやっと咲いたかって…?いや。まだだよ。遅咲きなんだ。いつまでも。今でも馬鹿みたいに君との未来を望んでる。複雑すぎて混乱する気持ち押し殺せず、田畑見える柱の影に隠れて泣いた。息も絶え絶えに、空を仰ぎみて。僕の過去はあまりにも醜くて、もうすぐ開き直りそう。空元気ばっかの毎日は、そして雲に飽きられる。何がしたい、忠実に。何を見たい、本当は?君のその先に見えそうなもの。あまりにもぼんやりとしていて、無意識に手を伸ばす。そうさ、君もまた同じ。空気吸って生きて、頭抱えて嘆いてる。存分に走ろうか。刹那の快晴求めて。今でも。心のなかは。そよ野原。殺したはずの思い出が 今になって僕を襲う 現状に疲れ果てた僕は 襲いかかる優しかった思い出を ただただ座り込んで見ていた    忘れたら、それは幸福だよね    雨の日に空色アンブレラ ちぐはぐだね、と僕は嘲笑う こんなもの、買わなきゃ良かった 間違いだらけの僕の人生の 最大の間違いは、空色アンブレラ    思い出は思い出した時が一番苦しいね?    もう一度、と決意を込めて 何回目か解らないサイコロを振る 思ったとおり、出た目は最悪で ため息混じりに僕はまた、 サイコロを振る    空色アンブレラの向こうに 思い出がまた、見えた じぃっ、と見つめたら 思い出は穏やかに笑った    ———あぁ、そうか   今から君を忘れるけれど   構わない?    思い出はもう僕を襲わない 空色アンブレラの向こうには 疲れ果てた現状が広がるだけだ 一つ、ため息吐いて 空色アンブレラを投げ棄てて 間違いだらけの道へ進む    思い出はもう、僕を襲わない 。君に精いっぱいの、空色アンブレラを捧ぐ。だから。だから。いつまでも。生きていて…?]


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