複雑・ファジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

白銀の胡蝶【キャラ募集一時停止】
日時: 2015/07/05 19:46
名前: 煙草 (ID: 7HladORa)

伝説の肩書きに違わぬ存在。
見た者に幸運を齎す、青い鳥のような。
白銀色の蝶々が、どこかにいるとの噂を耳にした。



    ◇  ◇  ◇



キャラの募集は一時的に停止しております
7月5日20時以降に応募されたキャラは全て保留となりますのでご了承を。
(テンプレート>>11


—目次—


人物紹介、用語解説>>10
※未読者ネタバレあり?
※随時更新


一話〜不思議なこと〜>>1
二話〜吸血鬼(幼女)現る〜>>2
三話〜ネーミングセンス〜>>5
四話〜引っ掛かる言葉〜>>6
五話〜千倉の正体〜>>7
六話〜やってきた御姉様〜>>8
七話〜デートは昼食の後で〜>>9

Re: 白銀の胡蝶 ( No.9 )
日時: 2015/07/03 21:27
名前: 煙草 (ID: 7HladORa)

「それにしても、何で俺なんですか? 俺以外にも素敵な男はいっぱいいるでしょう?」
「あたしの家で一番近いのが君だったんだよ。それに、君も悪くないからね。性格も顔立ちも」
「さ、さいですか……」

 あれから、俺と宍戸さんはどこか飲食店を目指していた。一先ず昼食をとることに決めたのだ。
 その際、他愛もない会話をしていく中で、突っ込みたいことは山のようにあったわけだが——

「そういえば、千倉の事なんですけど」

 真っ先に出てきた単語は、千倉だった。

「なんだい?」
「あいつの正体、ようやく知ったんですよ。胡蝶族なんですよね?」
「あはは、そうだよ。でも、そうなると——君はもう誰か、他に"半人"と出くわしたみたいだね?」
「——半人?」

 訊けば半人とは、何でもないことだった。
 花蓮のような吸血鬼や、千倉のような胡蝶など、そういう人間じゃない者たちの総称だとさ。
 パッと見は人間だが中身は違う——そんな理由から、半人と呼ばれているようだ。

「宍戸さん——」
「ふぅ……」
「?」

 話しかけた途端、溜息を吐かれたので黙りこむ俺である。

「せめて、杏奈さんって呼んでおくれ。仮にもデートの最中だろう?」
「あぁ——なんかすいません。それで、改めて杏奈さん」
「なんだい?」
「やけにその、半人ってのに詳しいんですね。貴方も半人だったりします?」
「あぁ、何を聞くかと思えば——そんなことかい」

 くすくすと笑う宍戸さん——もとい杏奈さん。
 こうしてみると本当に綺麗な人で、人気者だというのも何となく頷ける気がした。

「あたしは半人じゃないよ」
「じゃあ何故?」
「あたしはほら、学校での立場が"あれ"だろう? 必然的に、半人との付き合いも増えるのさ」
「あー」

 納得した。
 半人じゃなくとも、良き相談相手で有名な杏奈さんの顔は広いなんてものじゃない。
 となれば、半人から相談を持ちかけられるのも不思議ではない。

「千倉柚子——あの子もその1人なのさ。余暇に任せて、あたしの元へ遊びに来てくれるのは良いんだけど……」
「彼女が半人だと、知ってしまった?」
「その通りさ」

 ——色々話している間に、俺達は和食店に辿り着いた。
 和食は好きかと問われ、勿論と返す俺に頷いた杏奈さん。彼女に続いて"うまめしや"に入店する。
 中は如何にも和食屋で、ただよう和風の香りが食欲をそそる。
 店員さんに案内され、俺らは店の一番奥で落ち着く。

「何にするんだい?」
「そうですねー……ここは典型的に、定食とかですかね」
「あはは、そうかい。じゃああたしも、日替わりランチでも頼むとするかな」

Re: 白銀の胡蝶 ( No.10 )
日時: 2015/07/04 10:38
名前: 煙草 (ID: 7HladORa)

〜登場人物紹介(オリキャラ含む)〜



【天城浩太】人間
高校生活をエンジョイする、どこにでもいそうな青年。
色々と他人が一歩引くような好みを持ち合わせている。が、流石に公にはしていない。ただし貧乳は別。
好奇心旺盛で真っ直ぐな志を貫く彼は、今日も半人について知りたがっている。

【宍戸杏奈】人間
全校生徒の名と顔を、知って且つ知られている究極の御姉様。
優しく寛大で時に厳しく、何より他人を想っていることから、専ら女性陣からは良き相談として有名。
半人について様々な情報を持っているが、今のところ役に立ったのは、専ら天城に対してのみである。

【千倉柚子】胡蝶
相手に儚い印象を与える胡蝶族の少女。
常に無表情だが普通に会話は出来る子。冗談も言ったりする辺り、本来のコミュ能力は高めである。
自分が胡蝶族であることを隠していたが、ある日を境に天城に勘付かれてしまった。

【花蓮】吸血鬼
少し古風な喋り方をする、100年の時を生きた吸血鬼の幼女。
元々名前が無かったが、花蓮という名前を天城から貰った。以来、彼に懐いている様子。
あらゆる分野の知識を持ち合わせ、生まれながらの明察で天城をサポートする。


以下、オリキャラです。



〜用語解説〜



【半人】
半分は人間だが、半分は人間とは異なった遺伝を持つ生命の総称。
吸血鬼や妖精などがこれに当てはまり、彼らは個々で異なる進化を遂げているため、種族ごとに区別されている。
最近は通常の人間や他種族との混血で、特徴は薄れたり混ざっていたりしていることが多い。

【魔能】
半人のみが使うことの出来る、種族ごとに異なる不思議な力の総称。"能力"ともいう。
効果や用途などは多岐にわたっており、半人の数だけ存在している。
これも混血により能力が薄れたり混ざっていたりしているため、純血でなければ本来持つ能力は十分に発揮できない。



〜半人種族解説(オリジナル含む)〜



【胡蝶族】
蝶に似た遺伝を持つ半人。美しい羽を背中に現し、自由に空中を翔ることができる。
純血であれば、時空に干渉してあらゆる運命を書き換えることができるが、純血の胡蝶族は最早数えるほどしかいない。
何らかの"蜜"を口にすると、胡蝶族としての力が増す。

【吸血鬼】
言わずと知れた吸血鬼の半人。様々な血を糧に生き延びることが出来る。
寿命が恐ろしく長く、普通の人間の10倍ほど長く生きることが出来る。容姿の経過は人間と変わらない。
十字架やニンニクなどへの耐性は、純血であるほど弱い傾向にある。


以下、応募者様のオリジナルです。

Re: 白銀の胡蝶 ( No.11 )
日時: 2015/07/04 09:14
名前: 煙草 (ID: 7HladORa)

オリキャラの募集を始めます。
以下の事項をよく読み、同意の上で応募してください。


・キャラの投稿は1人につき2回までとします。
・テンプレ内の( )で括った説明書きは消してください。
・応募されたキャラは全て一部の理由を除いて採用しますが、登場回数が少ないこともあるかもです。
・この小説は、どちらかといえば日常系です。戦闘特化のキャラを応募されても困りますのでご了承下さい。


テンプレート


名前/読み:(凝り過ぎた名前は勘弁です)
出身国:(日本人なら空欄可)
性別/年齢:(不詳不可。半人の場合は見た目と実年齢を分けて記入しても構いません)
容姿:
性格:
職業:(学生、無職なども可。副業は1つまで)
趣味:(3つまで。空欄可)
特技:(3つまで。空欄可)
種族:(人間なら空欄で。オリジナルなら説明を添えてください)
人称:(一人称、二人称など)
人物関係:(主人公やその他のキャラと関わりがあればここに。空欄可)
備考:
SV:

Re: 白銀の胡蝶【キャラ募集】 ( No.12 )
日時: 2015/07/04 09:45
名前: いまみぃ (ID: 7HladORa)

テンプレート


名前/読み:霧島祐希/きりしまゆうき
出身国:
性別/年齢:男/16歳
容姿:薄い栗色のショートヘアと緑の瞳を持つ。
華奢な体つきをしていて顔立ちも整っているため、最初は誰もが女と間違える。
性格:穏和で従順な性格。頼みごとをされるとノーとは言えず、無理しすぎてよく体調を崩す人。
ちょっぴり臆病なため言いたいことを言えず、なされるがまま周囲の空気に流される。
一度心を開けば甘えん坊な一面を見せるが、高校生なので自重しようと努力している真っ最中である。
職業:高校生。コンビニでバイトをしている。
趣味:読書、お出かけ、スポーツ
特技:スポーツ(特に水泳とテニス)
種族:
人称:一人称…僕 二人称…君or○○君、さん
人物関係:主人公とは良き友達。宍戸杏奈によくからかわれる。
備考:宍戸杏奈に次いで顔が広く、霧島祐希の名前を出せば大抵の人は知っている。
とても男とは思えない言動や仕草が人気を呼んでおり、本人は女と間違われることを少し気にしている。
男らしくなろうと努力したこともあったが、周囲から「そのままでいい」と言われて結局そのままでいる。
SV:
「えと、霧島祐希です。よろしくね」
「あのー、僕男なんだけど……」
「ねぇねぇ、遊ぼう! ラケット持ってきたからテニスしようよ!」

Re: 白銀の胡蝶【キャラ募集】 ( No.13 )
日時: 2015/07/04 13:56
名前: 霞扇 (ID: DgEDzvxC)

名前/読み:古都 雅/こと みやび
出身国:日本
性別/年齢:女/17歳
容姿:整った顔立ちだが、個性を恐ろしく消された顔。肩までの黒髪、紫の眼、身長は低め。
性格:マイペース。他者との関わりが嫌い。というか出来ない。(以後説明)独りでいる事に、ためらいを感じない。慣れて来ると、ツンデレ気質。
職業:高校生、コソドロ
趣味:寝る、孤独、人間観察
特技:立ったまま寝る、盗み
種族:幻影族げんえいぞく・・・人の周囲の干渉度を操れる、半人。例えば、自身を初対面の相手に古くからの知り合いだと思わせたり、逆に他人を、周囲の人物の意識から消滅出来たりする。ただし、コレが可能なのは、純血のみ。
人称:一人称は私、二人称はあんた。
人物関係:浩太の財布を盗んだ事がある。何回も。
柚子は学校内で唯一雅に干渉できる。
杏奈センパイに高校に誘われた。
備考:幻影族だが、混血であるため、自身の干渉しか働かず、しかも制御できないため、常に人から認識されない透明状態に近い。故に、人と接する事が出来ず、クラスでは影の薄い人。だが本人はまんざらでもない。高校は行くつもりはなかった。幻影族の魔能で、盗みをして生活している。
SV:「何であんた、私が見える訳?」
「まぁ、影が薄いと便利。サボりも何も言われないし。盗難防止装置までも、私に反応しないから。」
「あんたも、私が見えるからって人前で話し掛けないでくれる?あんたが空気に向かって返事をしてるように見えて、回りから変な目で・・・はぁ?あんたの心配なんてしてないし。」


Page:1 2 3 4



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。