複雑・ファジー小説

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上京したら変態に憑かれました[10話とおまけ更新]
日時: 2016/10/29 16:11
名前: 雪姫 (ID: 7ZQQ1CTj)

初めましての方は初めまして!お久しぶりの方は…いるのかな?とりあえるお久しぶりです!
すっごぉ〜〜〜く昔にここで鋼の錬金術師の二次小説と他をかかせていただいておりました雪姫(ゆきひめ)でございます。
また証拠にもなく帰ってきちゃいましたビシッ


□登場人物紹介□
主人公+名前不明(♀ 22歳)
【妄想でご飯何倍でもイケる。と豪語する田舎娘。
 趣味妄想、特技妄想、欠点妖魔に憑りつかれやすい体質のみ?】
初恋相手+二ノ宮 雄輔/にのみや ゆうすけ(♂ 22歳)
【一言で表すとツンツンツンデレ。河井荘の大家代理。
 唯一の常識人でツッコミ担当。主人公とは同じ高校に通っていた】
憧れの人+六見 遊馬/ろくみ あすま(♂ 27歳)
【少しチャラい。女の子は口説かないと失礼、デートに誘うのはあいさつ。
 生活能力は皆無で行き倒れている。売れっ子漫画家】 
天然生物+四ノ宮 希/しのみや のぞみ(♂ 18歳)
【独自の世界を持ち、ド天然の発言で周りを和ませる。
 雄輔は従弟。受験生で勉強を見てもらうために一年だけ河井荘に来た】
変態妖怪+びんちゃん(真名不明)
【主人公の部屋の押し入れに住み着いている、恋愛関連の呪術に特化した“貧乏神”
趣味セクハラ特技セクハラ能力憑りついた相手のモテオーラを吸収し非モテにする】

簡易相愛図



■あらすじ■
田舎娘が都会へ!
新居は今にも崩れそうなおんぼろアパート。がっくし?いやいや、むしろイケメンに囲まれてハッピー。モテ期きたれりっ!ビシッ
…と思ったのに、何故かモノノ怪(変態・変人・変な生き物)に憑かれてしかも、一年以内コイツを成仏させないと一生恋ができないぃぃ〜〜!?
田舎娘と変態とイケメンによる乙女ゲー的はちゃめちゃライフが今始まる。

(仮)


◇もくじ◇
共通編「1河井荘の住人達 >>01」「2奪われました >>05」「3ドラク●>>07」「4真っ黒なアイツ >>08」「7パンさんですゾ>>15」「9みんなでご飯>>18
二ノ宮 雄輔編「6呪われましたb>>12-14」「8懐かしの>>16-17
六見  遊馬編「ハムとカミ>>19-23オマケ>>24
四ノ宮  希編「実は怖い○○>>」
???編「5呪われましたa>>9-11

Re: 上京したら変態に憑かれました*住人募集中* ( No.4 )
日時: 2016/10/16 21:31
名前: 立山桜 (ID: ???)  

返信ありがとうございます!!あ、(^^;)すいません私の勘違いでしたね。は、はい!私も書いてますが今はあげていませんし、駄作すぎて…。雪姫さんを尊敬します!!返信ありがとうございました!!

Re: 上京したら変態に憑かれました*住人募集中* ( No.5 )
日時: 2016/10/16 22:11
名前: 雪姫 (ID: dXPHeVX6)

№002






「うるさいマーチはほっといて、ボクとデートにでも行かない?リホちゃん」
「んなぁ!?いくんじゃねーぞ菅本、お前にはやってもらわないといけない雑務が山ほどあるんだからな」
「しぃー、一緒にアニメ見るギュ」
「「「菅本。リホちゃん。しぃ」」」

アパートの庭先で一人黄昏てたら、イケメン三人に同時にデートに誘われるなんて〜〜キャーどうしよう!
誰か一人なんて選べな〜い!でも選ばないといけないんだよねっ、うん。

「あ、あの」
“キエロ〜キエロ〜”
「ハ?」
“キエロ〜キエロ〜”

エ?ナンデスカ?
すごく聞き覚えのある声。“ヤツ”の声が頭の中で響く。

“デンワ〜デンワ〜by彼女”
『〜〜〜♪』
「あ、ごめんね」

と言うと遊馬さまは握っていた手を放してスマホを取り出して耳にあて
「もしーマコちゃん。今からー?うんいいよ。じゃあ、ハチ公前でね」
マコちゃんって名前の女の子と楽しそうに話しながら、どこか…たぶんハチ公前に行っちゃった…。
いやちょっまて、“by彼女”ってなに!?“彼女”!?遊馬さまは神だから彼女の一人や二人いてもおかしく…いや“彼女”ーーー!!?

“ケサランケサラン〜ケサランパサラン〜”

遊馬さまの彼女の事がまだ解決してないのにまた“ヤツ”の声が頭の中で響く。
いけないっ!意味は全然わっかんないけど、これ以上他の女にイケメンをとられるわけにはっ!

「ぁ」
「のんちゃん?」
「ケサラン」
「どこいくの?のんちゃーん!」

わたしに抱き付いていたのんちゃんは、急に空を見つめて“ナニカ”を捕まえようと腕を伸ばしてふわりふらりと歩いてどっかに行っちゃった…。

「……いやケサランパサランってなにーーー!!?」

なんかよくわかんない生物?そもそも生き物なの!?にとられたー!
またしてもイケメンがどっかに行っちゃったんだけどっ!?
いや待ってわたし。落ち着くのよ、しほり。
数秒前までわたしは三人同時にデートに誘われて困ってた。でも変なのに二人とられたおかげ?で一人に絞れた。
そう!今日のわたしは二ノ宮くんとデートする日だったんだわ!

「二ノ宮くんっ!!……ってあれ??」
「あーもういいわ。そんなやる気ねぇーなら他の奴に頼むわ」
「え?あのちょっ」
「一兎か?今日ヒマかー、ヒマじゃなくても来い今すぐな」
「うさぎぃっ!?」

二ノ宮くんは不機嫌そうにわたしをチラ見したあと、スマホを持ってないほうの腕を気だるげに振りながら去って行ってしまった…。
わたしっやる気ない顔なんてしなませんけどっ!?むしろデートする気満々絶好調でしたけどっ!?
なんでよりによってうさぎなんて呼ぶの、二ノ宮くんっ!?

「デートが…わたしのデートが…」

普通の女の子ならこんなの偶然とか運が悪かったとかで済まされるのかもしれないけどわたしのは違う。不運とかそうゆうレベルじゃない。

「あいつめぇ〜」

怒りがどんどんこみあげてくる。歯を食いしばり爪が食い込むくらいに手を握りしめる。

「絶対許さない!!」

猛ダッシュで気持ちはマッハで階段を駆け上がり、自分の部屋のドアを蹴破る。
「じゅるゥ〜ビクンッ!」
カーテンを閉め電気も消して真っ暗な部屋の中で、テレビを見ながら晩御飯に食べようと楽しみにとって置いたちょっとお高めのカップメンをズルズルと食べていた“ソレ”が殺気に気づき体をふるわせている。

「ぱ…ぱにゃ?」
「かわいこぶってもダメじゃぁぁぁつーか可愛くないんじゃぁぁぁ!!」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


その日わたしの部屋からは人のものとは思えない獣の断末魔が町内じゅうに響き渡ったとさ 


お・わ・り☆    ?

















★あとがき★
登場:黒い人
  ナゾの変態一号

黒「ハイー、ぱふぱふぱふハート
  ぱふぱふってドラ●エのロマンだよね。ぐへへ♪
  いやー終わったね。終わっちゃったねー」
変態「いや終わってねぇーよ!!」
黒「……おまわりさんっここにヘンタイがいます!」
変態「←ヘンタイ違うっ!えっと…ヘンケイ?」
黒「11」
変態「通報しないでーまだナニもしてないからー」
黒「…ナニってなにをするきだったんだよ…ったく」
変態「おじちゃんヒドイッ!」
黒「ぉぃ…誰がおじちゃんだ」
変態「ボクまだ出てきてないのにどうしてお話おわらしちゃうの?」
黒「無視ですか?虫は無視ですか?
  そちらがそうくるなら私(ワタクシ)にも考えがございます」
変態「あ?」
黒「ドドンパッ!今回判明した新事実紹介回〜

【主人公:電波? 異界の声が聞こえる? 下の名前はしほり
 六見:目の前の女の子よりも女の子のお誘い優先 彼女持ち? 
 四ノ宮:かなり電波?確定? ケサランパサラン大好き 
 一兎:二ノ宮の知り合い 女の子 あだ名はうさぎ
 ヤツ:引きこもり? 地球外生命体? 断末魔=死亡説】

といった感じデース。
主人公の下の名前が判明したり、六さんが彼女持ち疑惑浮上、四くんはかなりの電波少年説フラグが立ち、名前だけ登場の一兎(いっと)ちゃん。
ちなみに主人公と一ちゃんの仲は最悪。男子の前でだけは仲良しよ?(コワ」
変態「…あれ?ボクのことは?“ヤツ”は死んでないよ?ほら見て、ビンビンでしょっ『腹パンを喰らえ』ゴホッ」
黒「短い間とゆうか二日間だけだったけどありがとー」
変態「本当に終わらそうとしてんじゃねぇぇぇ!!
   終わんないからね!まだなにも始まってないからねぇぇぇぇぇ!!」



 

「はにゃ?「しつけぇぇぇ!!!」にゃぐぁぁぁぁぁ!!」







 

Re: 上京したら変態に憑かれました*住人募集中* ( No.6 )
日時: 2016/10/17 19:17
名前: 雪姫 (ID: NbpLAoAJ)

№003





「あ゛〜い゛ででで…ヒドイなー、いきなりボコるなんてさぁ」
「ひどいのはそっちでしょ?あなたが邪魔しなかったら、イケメンに囲まれて…ぐふふ」


しほりの妄想劇場【第一幕 愛ゆえに姫を取り合う勇者と魔王と】

雄輔「この色欲大魔王遊馬っ、俺さまのしほりにきやすく触れてんじゃねぇ!放しやがれ!」
遊馬「勇者雄介よ。しほり姫は我のものじゃ。ソナタは最初の村へと帰るがいい」
雄輔「なんだとぉ!?」
希「すぅ〜zzzzz」
雄輔「寝てんじゃねーよ!羊飼い!」
希「んぅ〜ねむい…」
遊馬「フハハハッハッハ。残った唯一のPTメンバーも役立たず一人のようだな勇者?」
雄輔「ぐっ。こいつは最初からただの人数合わせだ。四人パーティーなのに二人しか集まらなかったんだからしかたねぇーだろ!」
希「すぅ〜〜」
遊馬「…他に選択肢はなかったのか?」
雄輔「ルイーダがお前らにはこいつがお似合いだって…」
勇魔「「………」」
姫「勇者さまー、お助けを〜」
雄輔「はっ、しほり!おのれ魔王め。くだらない会話をして此処に来た目的を忘れさせる作戦だったとは…。危うく罠にかかるとこだったぜ」
遊馬「……そ、そうだ。さすがは我が宿敵、勇者だな。今の策を見破るとは」
希「……ふたりとも普通に忘れてただけじゃ?」
勇魔「「しぃ〜〜〜」」
姫「あぁぁ、勇者さま魔王さま…」
希「だいじょうぶ、姫はおれが助ける」
姫「…羊飼いさま。
  あぁぁ…そんな…わたくしめのために争わないでください。
  わたくしは誰にも傷ついてほしくない」
雄輔「いくぞぉぉぉ魔王ぉぉぉぉ!!」
遊馬「望むところだ、勇者ぁぁぁ!!」
希「回復はまかせて。ホイミ」
姫「やーめーてー」


【完】


「・ ・ ・」
「ぐふふ…あぁそんな乱暴な。勇者と魔王と羊飼いがわたしを取り合って…ぐふふ〜」
「…引くわー」
「あ゛?」
「グホッ」

人が楽しく妄想をしてる時に空気を読まず、茶々を入れるクズには腹パンのお仕置きDESU。
わたしの足元でうめき声をあげながらモゾモゾとしている“コレ”のせいで、わたしの人生すなわちモテロードが狂わされてしまったの。
“コイツ”の名前は…なんだったけ?興味なさ過ぎて覚えてないや(笑)

「みぞおちにぃ…うぅおぉ」
「…ちょ、大丈夫?もしかして変なとこにはいった?」

あまりにも苦しそうにしているから、さすがに良心が痛んで体を抱き起してあげ

モミモミ
「ぐへへ、いい乳「フンッ!」ウゴッ」

たのに、“コイツ”ときたら…わたしの胸を〜〜〜。

「イッた!ヒドイ×二回目!わし神様なのに、扱いがひどすぎじゃなーい!?」
「自称でしょう!?」

そう、頑なに“コイツ”とか“アイツ”とかで名前を伏せていたコイツの正体は“自称”貧乏“神”なのだそうだ。
見た目は、天然パーマのクルクルヘアーで肩くらいの長さで髪色は白銀。本人曰く。わたしから白髪にしか見えないんだけど…。
体系は…めんどくさいんだけど。ショタ系ロリ?ロリ系ショタ?ショタとロリの中間くらいの中性らしい。
あとまぁ、犬耳やら天狗の羽やら猫又のしっぽとかあるけど。これは全部アクセサリー。取り外し可能。昔無個性であるとこをイジメられたからその反動だって。

「今は超個性的!個性の塊ともいえるデショ?」
「…逆に個性しかなくてうざいけどね。キャラもブレブレだし」
「ギクッ」







一時停止

Re: 上京したら変態に憑かれました*住人募集中* ( No.7 )
日時: 2016/10/19 08:52
名前: 雪姫 (ID: p.mkGea5)

№003-2



目の前に天然パーマのクセッ毛ヘアーで肩くらいの長さ。髪色は白銀。本人曰く。わたしから白髪にしか見えないんだけど…。
体系は…。ショタ系ロリ?ロリ系ショタ?ショタとロリの間くらいの中性的なみため…らしい。
…がお腹を押さえて苦しがっているけどわたしには関係ない。
とゆうよりわたしには、何も見えない、何も聞こえない。


「あ゛〜い゛ででで…」

無視して閉めきられたカーテンを開けていると後ろから、うめき声が聞こえてくるような〜聞こえないような?

「ソレっキこえてる時のはんのうだよネっ!?」
「あーあー聞こえまーせーん」
「きーこえてマースー!絶対!
 うぅ。シドイッわ!ボクはこんなにもお姉ちゃんの事ダイスキなのに、こんな扱い…」
「さっ。悪霊除霊グッツポチらなきゃ」
「無視かヨ!」

さっきからやたらに絡んで来るこの子は、わたしの…。

「何?」
「パートナー!カッコ人生のカッコトジ
 一話目の冒頭で
 【夜桜四丁目の隅っこ。駅からも遠く他の住宅街からもひとつ輪の外れた場所に建つおんぼろアパート“河井荘”
近辺に住む人たちからは“バケモノ屋敷”または“幽霊屋敷”と呼ばれているの。
わたしも最初にここに来たときは
あ…物件間違えた…
って思ったもんなぁ〜。すぐにUターンして田舎に帰ろうかとも思ったんだけどぐふふ…。
やっぱ神様っているんだねっ!“わたしのパートナー的存在”?ぐふふ。】
 って世界公認ベストパートナー」
「貴方のことじゃないよ!神じゃなくて悪霊でしょ!?」
「イエイエ。ボクは立派な貧乏“神”っス。ブイッ」
「自称でしょ」
「ガーーーーーーーーン!!
 シドイ!そりゃあ作者のせいで、バケモノだったり、モノノ怪だったり、ユウレイだったり、神だったり、って設定がブレブレだけどボクは貧乏“神”なのデス!」

とゆう感じの自称神さまのびんちゃんとわたしはホームシェアしてるの。
見た目パッと見は女の子だからホームシェアすること自体はなんの問題もないんだけど…二つだけ大きすぎる問題があるんだ。
一つ目は。

「ささァんもう夕暮れですシィ?湯あみでもぉ〜ぐへへ「だまれ変態!」うげっ」

またお腹に重たいストレートをくらわす。
“コイツ”の正体は幼い子供の姿の皮をかぶったただのエロオヤジ。
趣味セクハラ特技セクハラのド変態野郎なの。

「カワなんてかぶってないヨ、ずるむけダヨ!ギャフンッ」

口を開けば下ネタばっかり。
これのどこが威厳のある神さまよ。悪霊以外の何者でもないでしょ。
もう一つ問題は、びんちゃんの能力。自称神さまなだけあって、そこそこに…かなり厄介な能力を持ってるんだ。

「ん?ボクの神としての能力?イイデショウおしえてしんぜヨウ」
「相手の心を読むのも厄介だよねー。隠し事できないし」
「マァそれはあくまで前菜。ボクだけのすっごいその力とは———」
「モテモテの人を非モテにすることでしょ」
「にゃー!?なんでイッちゃうノ!?ネェなんでイッちゃうノ!?ボクがいおうと思ったのにー」
「いやだってキャラ紹介のとこにバッチリ書いてあるからさ」
「うぐっ、重大なネタバレだー」

「ネタバレだーネタバレだー」とおもちゃ屋さんでおもちゃを買ってもらおうと駄々をこねる小さな子供よろしくの、ゴロゴロ駄々をこねはじめちゃったよ…。よっぽど自分の口で言いたかったみたい。

「んーどうしたら駄々こねるのやめてくれるかなぁ?
 あっそうだ!さっきの出来事からインスピレーションを受けて生まれた、新作の妄想劇を見せたらきっとやめてくれるよね」
「え゛?」

妄想劇とは———?
わたしの超社会人的才能、妄想。わたしの妄想はほかの人たちよりも優れている。どやぁ〜。
妄想スペシャリストのわたしが頭の中で、心が読めるびんちゃんの“ためだけに”妄想を劇っぽくするの。
わたしは妄想できて楽しい。びんちゃんはわたしの妄想が見れて楽しい。これで二人ともハッピー。

「ァ…あの…べつにみた」
「ではまいります」
「ェ」

しほりの妄想劇場【第一幕 愛ゆえに姫を取り合う勇者と魔王と】
出演:姫 しほり
  勇者 雄輔
  魔王 遊馬
  羊飼いの青年 希

あらすじ:色欲大魔王 遊馬の手によってさらわれてしまった、美しき姫君 しほり姫を奪還するため伝説の勇者 雄輔は頼もしいニ人の仲間と+一人の羊飼いの青年 希を連れて魔王へ勇敢に挑んだ…が。
    魔王は勇者が思っていたよりもはるかに強く、頼もしいニ人の仲間は次々と倒されてしまった。
    場はクライマックス。魔王はしほり姫の手を取り、「勇者倒した後、どこ行く?」ともう勝った気で姫をデートへ誘う。

雄輔「この色欲大魔王遊馬っ、俺さまのしほりにきやすく触れてんじゃねぇ!放しやがれ!」
遊馬「勇者雄介よ。しほり姫は我のものじゃ。ソナタは最初の村へと帰るがいい」
雄輔「なんだとぉ!?」
希「すぅ〜zzzzz」
雄輔「寝てんじゃねーよ!羊飼い!」
希「んぅ〜ねむい…」
遊馬「フハハハッハッハ。残った唯一のPTメンバーも役立たず一人のようだな勇者?」
雄輔「ぐっ。こいつは最初からただの人数合わせだ。四人パーティーなのに二人しか集まらなかったんだからしかたねぇーだろ!」
希「すぅ〜〜」
遊馬「…他に選択肢はなかったのか?」
雄輔「ルイーダがお前らにはこいつがお似合いだって…」
勇魔「「………」」
姫「勇者さまー、お助けを〜」
雄輔「はっ、しほり!おのれ魔王め。くだらない会話をして此処に来た目的を忘れさせる作戦だったとは…。危うく罠にかかるとこだったぜ」
遊馬「……そ、そうだ。さすがは我が宿敵、勇者だな。今の策を見破るとは」
希「……ふたりとも普通に忘れてただけじゃ?」
勇魔「「しぃ〜〜〜」」
姫「あぁぁ、勇者さま魔王さま…」
希「だいじょうぶ、姫はおれが助ける」
姫「…羊飼いさま。
  あぁぁ…そんな…わたくしめのために争わないでください。
  わたくしは誰にも傷ついてほしくない」
雄輔「いくぞぉぉぉ魔王ぉぉぉぉ!!」
遊馬「望むところだ、勇者ぁぁぁ!!」
希「回復はまかせて。ホイミ」
姫「やーめーてー」


【完】

「・ ・ ・」
「ぐふふ…あぁそんな乱暴な。勇者と魔王と羊飼いがわたしを取り合って…ぐふふ〜」
「…引くワー。なんでド●クエ風?なんでみんなキャラ変わってル?自分のこと美化しすぎじゃナイ?自意識過剰ナノ?
 結局姫ってどっちの味方ナノ?マオウとユウシャの両方に二股かけてるノ?
 ジョブ羊飼いってカワイそうすぎるよ。もっとイイのなかったノ?テキトーすぎ。
 ド●クエ風っても古いし、ローラ姫とか竜王、ロトの時代だよネ?時代を感じるとんだ妄想劇だよ「うっるさーーーいい!!」」












つづく…☆











◇あとがき◇
登場;黒い人

黒「ふぁいふぁい♪三話書き直しネタ回デース。文字数残り四百文字しかないから巻きでいくよー!
  ついに出ました貧乏“神” 自称神様(笑)な幼子です。でも中身はオッサン。
  しほりの妄想劇場も初登場!今回のテーマはずばりド●クエ!
  メタ発言てんこ盛りの三話でしたっ。おわり!」

Re: 上京したら変態に憑かれました*住人募集中* ( No.8 )
日時: 2016/10/19 12:24
名前: 雪姫 (ID: KIi4ddQs)

№004





もーう失礼ちゃうなー。せっかく新作の妄想劇を見せてあげたのに感想が文句しかないって。
ムカついたので今日の晩御飯はインスタントです。

「いつもじャ?」
「い・つ・もじゃないよ!今日のは特売セールの安売りしてた冷凍食品だし」
「いつものダ」
「くぅ〜〜〜そんなこと言う子にはご飯抜きですからねっ」
「うわ〜んっ虐待だぁーイジメだぁー」
「はいはい。わかったから、チンしてきて?」
「ハーイ」

さっきまでのは嘘みたいに、元気よく笑顔で台所に向かうびんちゃん。現金なヤツ。
さてとわたしは箸とコップとかを用意しようかな。


〜十分後〜


「「おぉ〜〜〜」」

目の前には美味しそうな料理が。スパゲティ、グラタン、サラダ、冷蔵庫にはジェラート。
ひとくち口へ運べば「んん〜」幸せが口いっぱいに広がる。技術の進化最高ー!!

「モグモグそういえばサ」
「こら。口に物が入ってる時にしゃべらいの」
「んぐぐ…ゴックン。ホームのとこのあらすじにサ
 【田舎娘が都会へ!
  新居は今にも崩れそうなおんぼろアパート。がっくし?いやいや、むしろイケメンに囲まれてハッピー。モテ期きたれりっ!ビシッ
  …と思ったのに、何故かモノノ怪(変態・変人・変な生き物)に憑かれてしかも、一年以内コイツを成仏させないと一生恋ができないぃぃ〜〜!?】
 って書いてあるけどいいの?」
「なにが?」
「タイトルも【上京したら変態に憑かれました】なのにもう上京してるシ。憑りつかれてるシ。ボク成仏してないシ。とゆうか神だからしないシ」
「……ぁ」

びんちゃんの心は読めるのに空気は読めなさすぎる発言にて、わたしは主人公兼ヒロインとして自分に与えられた大いなる使命を思い出しちゃった。
このまま平和にびんちゃんと笑い合いながら楽しく暮らすのも悪くないと思い始めたところだったのに…。


『過去の回想入りマース』


〜二ヶ月前 三月前半〜

『夜桜〜四丁目。夜桜〜四丁目でございます。
 お降りの方は足元注意の元、忘れ物などないようお気を付けくださいませー』
「ふぁ〜〜、あまりにも長くて寝ちゃってたべ」

都会さはすごいっぺな。こんな地下に電車が通ってて人が寿司詰めになってるもんだ。
あいの田舎じゃバスが朝昼晩一日三本。乗り過ごさんと、じっちゃばっちゃやったけど都会はすげー。

そいや。ねっちゃから借りた少女漫画にはひろいんは読者に向けて自己紹介するのが、お約束やそうだっけ?
あいは八重桜(やえざくら) しほり ゆうべ。好きな食べ物は、お芋だ。焼き芋は特にうまいべ。
田舎から親戚のつて使って都会さきたべ。
夜桜四丁目のどこかにあるっつう河井荘ってとこに今日から住む予定。

「おっそだそだ。迷わねぇように、おとっちゃに書いてもったメモメモ。
 んーど?駅を出て商店街を通り、タバコ屋の角を曲がり、ふむふむ…」

ま、なんとかなるべさ。
木しかねぇ田舎でもなんとか生きてきたんだべから、コンクリートジャングルの都会でも生きられるで。



『ド田舎娘しほりの大冒険!—河井荘へ行きたいのにココハドコ?』はいずれ書く番外編をご参照ください。
びん「いずれってイツだよ!?ちーほ訛りがヒド!!」


〜河井荘到着〜
 


ボロロロロォ

「?」
不思議か今、変な効果音が聞こえたような…?とゆうより今わたしの目の前にある建物は幻覚?幻?
今にも崩れそうなおんぼろアパートが佇んでいるんですが…。

(八重桜しほりはかつてない波乱万丈な冒険をしたため都会人レベルが一気に上がり訛りがすっかり抜け、標準語が話せるようになっていた)

「もしかしてまた間違えちゃった?もうわたしったら〜うっかりさん。テヘッ。
 えーとメモには…」

メモを見てみるとやっぱりここを差してる。まっさかぁ〜と思ってアパートの塀のところにかけてある看板をみると【河井荘】と達筆な字で書いてある。
メモ看板・メモ看板・メモ看板×何万回

「うーー目痛い!!ついでに頭も心も痛い!!
 ちょっと待って!?夜桜四丁目に建つ超高層マンションの最上階じゃなかったの!?スイートルームは!?
 執事は!?メイドは!?セバスチャンは!?」

そんなものこんなおんぼろアパートに存在するわけがない。

「うわぁぁぁマジか!騙されたぁぁぁぁ!!」

なけなしの大金はたいて上京したっていうのに、ふたを開けたら今にも崩れ散ってしまいそうなボロボロなアパートなんてーーー!?

〜三十分後〜

近所の人たちの白い眼差しなんて気にせず大声で「うわぁぁ」と気が済むまで叫ぶと気持ちが落ち着いてきた。
騙されたものはしょうがない。諦めよう。後で呪いのグッツを馬鹿オヤジに送り付けよう。
メモには“河井荘着いたらすることリスト”なるものも書かれている。

えーとまずは大家さんにあいさつっか。
注意事項。大家さんは一○一号室に住んでて、少し恥ずかしがり屋で照れ屋だからあんまりグイグイいかず、つかずはなれずの距離感をたもつことがコツだって。

「すいませーん。誰かいますか?」

数回ノックをすると返事もなく、ゆっくりと鍵の開く音がした。そしてゆっくりドアが開かれる。

「あ、わたし今日からここにす…む」
「………」

開いたドアの向こうにいたのは、真っ暗な部屋にたたずむ真っ黒の人。
よくテレビやる銀行強盗が被ってる目鼻口が出た黒いマスクと全身タイツを着てる人って感じのなまやさしいものじゃなくて。
黒!全身黒い。簡単に的確に万人にわかるように一言でこの人の事を説明するなら、名探偵コ●ンでてくる犯人!!

「はーー!『ガチャン』え?」

犯人と言おうとしたら、黒い人に何かを投げつけられ『バタンッ』と勢いよくドアを閉められちゃった。…わたしなにかした?

「まっいいや。あっこれ鍵だ。二〇五号室のだ。もしかしてわたしの部屋の?」

というとドアからコツコツと小さな音が。
見た目はすっっっごく変だけど、悪い人?じゃないみたい。

「ありがとうございます。これからよろしくお願いします!」

あいさつをすると、またコツコツと音が。
よしっ。大家さんクリアっと。
次はお部屋とのご対面だな。…こんな見た目の場所だから全然期待はしてないんだけど、ちょっとくらいは…人の住める場所くらいにはなってるはずだよね?

わたしはドキドキワクワクしながらゆっくり階段を上がっていった。
この時はまだ知らなかった。まさかあんな出会いが待ってようとは——









つづく…☆











◆あらすじ◆
登場:黒い人

黒「わっふぅー!ついに登場私(ワタクシ)こと黒い人!決して名探偵コ●ンの犯人ではありまっせーーん。
  ただの恥ずかしがり屋さんです(照れ)
  今回の新事実判明コーナー

 【主人公のフルネームついに判明!?
  八重桜(やえざくら) しほり ってゆーんやって
  初期設定は、訛りが酷かったらしい。
  思い込みが激しいのは元から。
  好きな食べ物はお芋。現在の主食はインスタント食品。
  主人公特有の大いなる使命を背負っている?】

  的な感じです〜♪
  メタ発言からの〜過去回想編。次回は貧乏神と主人公の出会いの辺り、なんで主人公はのろ…憑りつかれたのか?辺りを書けたらなーと思っておりますビシッ」



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