複雑・ファジー小説

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俺の日常生活の中で突然美少女が現れたとしたら。
日時: 2017/03/18 11:34
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw (ID: DcPYr5mR)

どうも、とある少女です。本日は御観覧頂き、誠に有難う御座います。
題名長くてすいません><誤字脱字が多いので暖かく見守ってやってください。アドバイスや感想もうれしいので是非してください。

あらすじ…極普通の日常を過ごす高校一年生の天王寺 竜太郎(てんおうじ りゅたろう)に美少女達が舞い降りる!
闇や過去、色々なことを持つ彼女たちと繰り広げるのはコメディ?それとも恋愛?サスペンス?それは、皆様の目で見届けてくださいね!

プロローグ* >>1
第一章 すべての始まり *>>2-5
第二章 俺達で、変える *>>7-10
第三章 忘れられた過去 *>>11-14
第四章 きゅ、旧校舎!?*>>15-17

Re: 俺の日常生活の中で突然美少女が現れたとしたら。 ( No.9 )
日時: 2017/02/23 21:29
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw (ID: DcPYr5mR)

「わ、私の家…来る?」
絶望していた俺に愛乃は目を逸らしながら言う。
「い、行っていいのか!?」パァッと顔を明るくさせた俺に
「行くんなら、さっさといくわよ!」
と、相変わらずのツンデレっぷり見せてくる。

いやぁー、いいね!女の子の部屋なんて何年ぶりだろうか。幼馴染の女の子の家に行った記憶しかないな。…あれ?あの女の子は、誰だったけ?
「着いたわよ?天王寺?」
んなことを考えていたら、愛乃の家に着いていた。

「おじゃましまーす!」
どうやら、家の人はいないらしい。愛乃はエアコンをつけてから、
「ジュースを持ってくるわ、いい子にしてなさいよ?」
完全に子供扱いされたので、戸棚をあさってみると、
「お…。美少女ゲームじゃねぇかっ!」
美少女が美少女ゲームをするなん…それに、愛乃だ。
あの愛乃だぞ!?

「お待たせ、暑いからコー○にしたけど…」
噂をすれば本人が…
「な、なにやってんのよ!」
「愛乃がこんなことをするなんて意外だな!」
俺は可愛い水着姿の女の子達が映っているゲームのパッケージを見せる。
「…悪いかしら?私だって…好きなのよ!」

「じゃあ、俺にこれ貸してくれないか?」
俺がそう言うと嬉しそうに愛乃は

「勿論!!」
と、言ってくれた。

Re: 俺の日常生活の中で突然美少女が現れたとしたら。 ( No.10 )
日時: 2017/02/24 18:21
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw (ID: DcPYr5mR)

「俺君…」「○○…」
あなたはどうしますか?▼

▽見つめ合う

▽抱きしめる

▽キスをする

「キスだろぉーっ!」(ポチ)
俺は今愛乃の部屋で美少女ゲーム、いわゆるギャルゲー?をしている。
「きゃあっ!急になにするの!最低!」
画面の女の子のハートゲージが一気に下がり、走り去って行ってしまった。これはショック…

「はぁ…まだハート中途半端じゃない。この選択肢は抱きしめる、が正解ねっ!」
と、ドヤ顔で言う愛乃。
「結構やり込んでるんだな?初見でここまで知ってる奴はいないよな」

「ギャルゲーも勉強と同じものよ。女の子をおとすのは、快感ねー!」
うっとりした顔で言う愛乃に俺は呆れる。


「そういえば、俺ってなんのために…」
「あっ!そうだったわ!」
愛乃は鞄をゴソゴソとあさり、
「はい、これ」と、クラス名簿っぽい紙を愛乃が見せる。
「なんだよ?」
「学校内の問題児や不登校の子などを集めた物よ。」
と、俺にその紙を渡す。
「おう…んで、気になるやつはいるのか?」
「この子…なんだけど。」
愛乃が指を差す先には

       「麻倉 岬 1年A」
と、書かれていた。

Re: 俺の日常生活の中で突然美少女が現れたとしたら。 ( No.11 )
日時: 2017/02/27 20:56
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw (ID: DcPYr5mR)

第三章 忘れられた過去

「不登校女子よ。同い年で、中学1年生から学校へ行ってないみたいなの。」
「はぁ!?5年間以上も学校へ行ってないじゃねぇかよ!」
そんなやつ、相手にしたってしょうがない。どうせ、俺らの力じゃ学校なんて…

「来るわよ。そんな子を救ってやりたい、助けてやりたい。
そんな気持ちはあんたに無いの?それで小説を書こうだなんて、おかしいわ!」
少し怒っているような、真剣な顔で愛乃は言う。優しいな、だから俺は愛乃のことが…
「…そうだよな!じゃあ、この件は俺が責任を持ってやる!絶対、その子を救ってやるよ!」
俺が自信満々にそう言うと、愛乃はまた笑顔になった。
「天王寺ならそう言ってくれると思ったわ。私は他にも気になる女の子がいるからそっちをあたるわね!あ!優しく接しなさいよ?」と、ギロッとこっちを見る。
「なんでだよ?そうするけどさ」
面倒くさいなと思っていたら

「何か‘過去‘があるんでしょ?私にだって人には言えない程の過去くらいあるでしょ?天王寺にも…」
俺に?そんな過去…。少し考えようと、目を閉じる。

「今日は、一緒に遊んでくれるよね?龍ちゃん!」
小学生位だろうか。小さな女の子が俺に話しかける。
見覚えのある公園。見覚えのある少女。
「ねぇ…遊ぼうよ!龍ちゃん!龍ちゃんしか…いないんだよ!」
俺を龍ちゃん、と呼ぶ少女。誰なんだ…?
「龍ちゃん…!」
少女は暗闇の中へ消えてしまった。

くそ、誰だろう…思い、出せねぇ…っ!

Re: 俺の日常生活の中で突然美少女が現れたとしたら。 ( No.12 )
日時: 2017/03/03 18:26
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw (ID: DcPYr5mR)

俺は、放課後愛乃に渡された麻倉 岬の住所を見ながら、家に行ってみることにした。
              龍ちゃん!
あの少女の声がまだ頭の中に響く。そういえば、あの後の事はあまり覚えていなかった。愛乃が家まで送ってくれたらしい。あの少女は俺の過去に関係があるのだろうか…?

「…ここ、だ」
とある家に着いた。至って普通の家。ある程度の暮らしもしてそうだし、でも特別裕福そうにも見えない。何か問題があるのかと思うほど、綺麗な庭に二階建ての家。一体なにが…
俺はその好奇心でチャイムを鳴らした。
「はい?なんでしょうか?」と、お母さんぽい声がする。
「あ、麻倉岬さんのお友達なんですけど…」
怪しまれないように、友達というワードを出すと
「あら!お友達?今ドアを開けるわね」と、嬉しそうに言うとガチャ。
とドアが開く音がした。
「すいません、お、お邪魔します」
「あら!龍ちゃん…?」
俺の顔を覗いて驚いた様に龍ちゃんと言う名前をだす。その言葉を聞いた瞬間、俺の中の記憶が駆け巡る。だって、この人は…!あれ、一瞬思い出したのに…!

「え、あ…俺、帰ります」
あの人だ…。俺は今恐怖心しかない。知らない人の筈なのに、あの顔を見ると、逃げ出したくなる。急ぎ足で俺はドアを開けようとすると、

「…忘れちゃったのね。岬の顔、見たくない?」
手を掴まれて、ビクッとする俺に悲しそうに言った。
「…見たい、です。」
振り向くのは怖いけど、俺はまたあの人の顔を見る。
あの時と、同じ顔で、仕草で。

過去に向き合うのは、難しい。
俺は、あの人を…知っているから。

Re: 俺の日常生活の中で突然美少女が現れたとしたら。 ( No.13 )
日時: 2017/03/04 20:57
名前: とある少女 ◆BaquC25tEw (ID: DcPYr5mR)

俺はどんな状況かもわからないまま、「岬の部屋」と可愛く書かれたプレートのドアにノックしている。正直、怖い。まだ記憶が浅いまま過去に踏み入れても、なにも変わらないというのに…
ノックしても返事がないこの部屋に、俺は足を踏み入れた。
「…入るぞ。」
案の定鍵もかかっていない。電気もついてない部屋にパソコンの光だけが目に入る。
           「龍、ちゃん?
暗闇に包まれている中、そう声が聞こえた。

「え…?」
「やっぱり、忘れちゃったんだね」と、悲しそうな声が聞こえる。
「…暗いから、電気つけるぞ」
俺は、話を遮る様に電気をつけた。
「あっ!ダメ!」
明かりが灯された瞬間、真っ青な顔の少女の顔…?
                        ん…!?


「引いてる、よね?」  「ま、全く」
えーと、今の状況を説明すると、こいつはヲタクだ。…以上。
フィギアだの、アニメグッツがたくさん部屋一面にに飾ってある。
顔が赤くなっている少女…、いや美少女は麻倉 岬。
二つ縛りの髪に、緑色の綺麗な目。…可愛い!けど、残念美少女。
「ちょっとー!?あなたの心、見えてる!スッケスケ!」
「あ、あぁごめん」
ちょっと怒った顔で睨みつけてくる岬に一つ咳払いをし、話を切り出す。

「はじめまして。」
「…はじめまして」
ニコッと笑ったその表情には、悲しそうな感情が浮かび上がる。
「お前は、俺を知っているのか?」
知りたくない過去。
そんなのが、俺にもあるのだろうか。


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