複雑・ファジー小説

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灰被れのペナルティ 【完結】
日時: 2019/01/27 18:56
名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: DceO7Q3b)

 
 
 あなたへ

 あなたは、どんな罪をもっていますか?
 
 
 

 *完結しました。読んでいただき、本当にありがとうございました。
 
 
 ■挨拶

 初めまして。またはこんにちは。瑚雲と申します。
 前作『スペサンを殺せ』よりすこし長めのお話をまたこちらで書こうと思い至りました。
 最後までお付き合いいただければ、幸いです。


 ■目次

 一気読み >>01-10

 1 >>01
 2 >>02
 3 >>03
 4 >>04
 5 >>05
 6 >>06
 7 >>07
 8 >>08
 9 >>09
 10 >>10 (最終話)







 

Re: 灰被れのペナルティ ( No.8 )
日時: 2018/05/02 14:07
名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: JiXa8bGk)

 
 —8—
 
 
 長い廊下も、いくつもある教室も、どこを走っても、どこを見ても、
 人影がざわついていた。

 「なに、キリタニ? なんだっけ」
 「桐谷って子を探せって」
 「そう」
 「第一どんな子なんでしょう」
 「生者?」
 「生きてるやつがいるの?」

 角を曲がると、階段付近で人だまりに遭遇した。

 「!」

 反射的に振り返った。また走りだす。

 「ねえいまの!」
 「なんか逃げてるってことは……」
 「あの子か、キリタニさん!」

 しまった。気づくのが遅かった。
 あからさまに逃げている人物がいたらあやしいに決まっている。
 私のバカ、と頭の中で反省会を開きながらもひたすら走り続けた。

 

 

 「愚弄者ですって」

 教室を走りすぎるとき声が聞こえた。

 「生きてるのに、なんでここにきたの」
 「さあ」

 目が合った。だけど気にせずに足を動かす。

 「その子をつかまえたら、生き返らしてくんないかな」

 休むことなく走り続ける。だんだんと速度が落ちてくる。

 「生きてるの? 死んでるの?」

 ——生きてるよ。
 だってこんなにも心臓が、身体が、熱いままだ。

 

 

 

 「お嬢ちゃん、キリタニって子に見覚えないかい?」
 「え?」
 「どうやらまだみんな会ってなかったらしいんだよ」
 「……」
 「特徴がわかればなあ」
 「さあ……あたしも、よくわかんないです」
 「そうかい」
 「……でも、」
 「でも?」
 「あたしたち、ほんとに死んでるんですかね」
 「は? 死んでるだろう、身体も冷たいし」
 「……」
 「え、ちょっと、お嬢ちゃん!? ……どうしたんだろう、いきなり走りだして」

 

 

 

 
 一階。
 広い廊下でたくさんの人影が、私を探していた。
 階段のかげに隠れている私のすぐ目の前には、下駄箱スペースが広がっている。

 (さすがに、下駄箱にも人はいるか……)

 さてどうしたものか。
 そもそも私はなんで逃げているんだろう。いや、なにが私をつかまえようとしているんだろう、が正しいか。
 もしかしたら、あの男の子の代わりにここへきたこと自体がいけなかったのかもしれない。

 どこを見ても、人、人、人。いつまでもここで隠れていられるとは限らない。だれかに感づかれでもしたら、一巻の終わりだ。

 「……」

 これから、いったいどうしたらいいんだろう。
 私のことを探せと言われたものだから、走りだしたんだ。みんなが私を追いかけるから逃げてたんだ。つかまったらどうなるのかも、なにひとつ知らない。
 なにかはっきりした理由があるわけじゃないのに、ずっと逃げている。
 わけもわからず、この先もずっと、ずっと永遠に……このままだとしたら、
 私はいったいどうしたら——

 「おーい! みんな!」

 肩がびくりと震えた。
 すぐ近くで、大きな声がした。
 階段の壁にぴったりはりついていた私は、その場で腰を抜かした。声はおそらく階段からだ。おそるおそる見上げると、だれかがぶんぶんと手を振っているのが見えた。

 「キリタニって子、あっちへ行ったよー!」

 驚愕した。
 うろうろと廊下を徘徊していた人たちが、一斉に反対側の階段へ顔を向けた。
 そして、バタバタと走り出す。
 あれよあれよという間に、一階の廊下には人っ子ひとりいなくなった。
 頭上から声が降ってくる。

 「置いてくなんて、さびしーじゃん」

 階段から身を乗り出した間宮さんが、にっと笑った。

 「あんた、さっきも逃げてたよね」
 「……」
 「ねえ聞いてもいい」

 間宮さんが、階段の手すりに指をすべらせながら、一段ずつ下りてくる。

 「あたし……まだ生きてんの?」

 落ち着いた声が、階段スペースの暗がりに吸いこまれていった。

 「生きてるよ。心臓が動いてた」
 「……え」
 「間宮さんの心臓、動いてた。身体も熱かった。さっきぎゅってしてもらったとき、すごい温かくて、ひだまりみたいだって思った」
 「うそ、だって、冷たいよ? あたしが触っても、さっきもあんた、冷たかったよ!」
 「私には温かかった」

 身体の前で手を結ぶ。熱を感じた。じんわりと、芯のほうに伝わっていく。

 「私ね、罪人じゃないんだ」
 「……」
 「本当は、罪人を落とすほうだったの。でも落とせなかった。……から、自分が落ちた。たぶんこれが原因だと思う。私は本当は、ここにくるはずじゃなかった人間だから」
 「それじゃあ……」
 「私にしかわからないことなんだ。たぶん」

 確信は、ない。
 いま言ったことすべて。
 憶測でとどまっているだけの考えだ。なのに。

 「信じてもいい?」

 はっとして顔を上げたら、間宮さんが、わずかに喉を震わせながら、

 「ここから出られるかもしれないんだって」

 はっきりとそう言った。
 私の目をまっすぐ見ながら。

 「うん」

 私も目をそらさなかった。

 

 「そんで……どうすんの? 出る方法、なんかわかんの?」
 「……」

 正直、こんな夢みたいなとんでもない世界から抜け出す方法なんて、なにも思い浮かばない。
 不思議な扉があるとか、そのためのカギが落ちてるとか、わかりやすくラスボス登場! みたいな手順にしておいてくれたら簡単だったのに。

 だけど、なんのハプニングも起きないこの平静な状況が、なにかのヒントになるのかもしれないとも思った。

 「ちょっと、やばいよ! さっきの人たち戻ってきちゃった!」
 「……」

 廊下に、一人、二人と、だんだん人影が増えていく。
 時間に余裕はないみたいだ。

 「よし」

 すっくと立ち上がる。私を見上げる間宮さんが、なにかに気づいて視線を動かす。
 私たちの真上にある階段に目をやりながら、間宮さんが叫んだ。

 「きたよ! 走って!」

 階段の上に人がいた。
 私は走りだす。そんな私のあとを何十もの足音が追ってくる。

 「あの子だ! 追え!」

 
 まっすぐ玄関へ向かった。下駄箱スペースを抜ける。重たいガラスの引き戸を引いて、私は、校庭へ出た。

 
 

Re: 灰被れのペナルティ ( No.9 )
日時: 2018/05/05 19:08
名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: zXyKVICa)

  
 —9—
 
 
 砂利を踏みしめる音。ローファーの底でコンクリートを蹴る。くたくたになった両足を、まだがんばれと励ましながら。
 私は、校門を目指して走っていた。

 ここから出る方法を私なりに考えて出したこれが、答えだ。
 なにかの建物から出ていくのに、門を通るのが一番だと思ったんだ。

 玄関から校門までの距離はそう遠くない。等間隔で並んだ木鉢をぐんぐん追い抜かしていく。
 もうすぐだ。
 と、思った矢先。

 「いっ!」

 ローファーが、なにかにつまずいた。
 傾く身体。肝が冷えるのと同時に、私は自分の身体を思いきり地面に打ちつけた。

 「いった……」
 「お手をどうぞ」

 どこからともなく、低い、声音が聞こえた。

 「まあ差し伸べる手もありませんが」

 顔だけ起こすと、校門の前に、ひとつの十字架が突き立っていた。

 「……」
 「どちらへ行くのですか」

 私はゆっくり立ち上がって、一歩、踏みだした。
 ——駆け足の音たちが近づいてくる。
 振り返ると何十人もの人が群れをなして、私をつかまえるために、迫ってきていた。

 「行くんじゃなくて、帰るんです」

 十字架は返事をしなかった。


 一歩、一歩が、スローモーションのように流れる。
 走っているはずなのに。
 走馬灯ってきっとこんな感じだと思った。

 「どうなっても知りませんよ」

 彼はすこし遅れてそう返してきた。

 「本当に死んでしまっても」

 彼のすぐ横を抜けて、

 「いいんですね」

 校門をくぐろうとしたそのときに、
 立ち止まる。


 「なにもしないよりずっといい」


 私は校門から外へ出た。



 何十人もの人が、校門の内側で、急に足を止めた。それ以上は近づいてこられないみたいに、じっとこちらをうかがっている。
 いくつもある校舎の窓からも、何人かが顔を出して私を見ている。
 男性も、女性も、老人も、子どもも、
 そして間宮さんも、みんなおなじ顔をして、じっと私を見ていた。

 私は叫んだ。


 「皆さん! 皆さんはまだ生きています!」

 「死んでなんかいません。罪なんて犯していません!」


 「だからここから出ましょう! ——帰りましょう、一緒に!」



 手を差し出した。
 だれも疑いはしなかった。

 重なる足音。みんなが一斉に動きだす。
 校舎から、校門から、人々の足が飛びだして、

 

 

 

 






 
 「え」

 
 ウィン、と自動ドアが開いた。
 喧噪に背中を押されて、私は店内に足を踏み入れた。

 「……」

 よく知っている本屋の風景だ。棚の配置もレジの位置も、新刊コーナーの飾りかたも、なにひとつ変わらない景色がそこに広がっていた。

 戻ってきたのだろうか。
 元いた場所に。

 私はゆっくり歩きだして、しばらくは店内を見渡していた。みんなちがう服を着ている。スーツ姿の人が小説コーナーをうろついていたり、Tシャツにジーンズみたいなラフな格好で雑誌を立ち読みをする姿も見える。もちろん、制服を着ている若い人もいた。
 思い返せば私は、マンガを買いにきてたんだっけ。
 ずいぶんと長いことちがう場所に飛ばされていたものだから、あやうく忘れるところだった。そう思いながらマンガコーナーへ向かおうとしたとき。
 レジの近くに、原稿用紙の売り場を見つけた。

 「……」

 私が本屋を出たのは、それからすぐのことだった。

 

 






 「あら、遅かったのね」

 インターホンを鳴らすと、すぐに母が玄関から現れた。

 「もうとっくに帰ってるかと思って買い物から戻ったら、あんたいなかったから。なに、遊びに行ってたの?」

 夕焼けであかく滲んだ空。
 そこに灰色が混じって、夜を告げるまであともうすこしといったときだった。
 私は、買い物袋を手に持ったまま、母の胸に飛びこんだ。

 「ちょ、ちょっと、なによ突然。どうしたの?」
 「……」
 「ねえったら」
 「ただいま」


 今日ほど言いたいと思える日は、きっとこの先二度とこないだろうと思った。

 

 「ただいま、お母さん」
 「おかえり、朱留」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 *次回最終話になります。

Re: 灰被れのペナルティ ( No.10 )
日時: 2018/05/03 00:00
名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: JiXa8bGk)

 
 なんとか平静を装いながら、私は玄関から自宅へあがった。

 「あんた、どうしたの靴。片っぽしか履いてないじゃない」
 「……あ」

 気づいたときには、片足が痛みはじめていた。
 
  
 
 —10— (最終)


 翌日のことだった。
 今日も私は、朝食のパンをひとかじりして、テレビをつけた。

 『続いてのニュースです』

 きっかり午前8時。いつも見ているニュースの時間だ。

 『世間を騒がせていたあの大量の失踪事件による被害者の方々が、次々と自宅のほうに戻られているとのことです』

 パンをかじったまま、私はテレビ画面に釘づけになった。

 『昨日の夜にひょっこり戻ってきたんです。なにがあったのか聞いたんですけど、息子は「変な夢を見てた」とか言ってて……』
 『自分はよく覚えていないのですが、最初、塔のようなところにいたような……そんな記憶はあります』
 『被害者の方々にお話をお伺いしたところ、事件当時のことをはっきりと記憶している方はいませんでしたが、皆さんからのお話によりますと、どうやら「塔のようなところにいた」らしいということが被害者の方々に共通しているとのことです』
 『みんなおなじ夢を見て、それでみんなそろって記憶喪失っていうのは、なにかあるんですかねえ』
 『そうですよね。えーしかしそんな被害者の方々から、その夢の中で、「ある女の子に助けてもらった」との声が多数上がりましたので、詳しい話を聞いてみました』

 「……どうしたの、朱留。パン、落ちたわよ」

 『あんまり覚えてないんですけど、僕はサッカーの試合の会場にいて、その会場の入り口の外に女の子が立ってました。同い年くらいの……あー、顔とかはよくわかんないです。でも、制服だったと思います。その子が「いっしょに帰ろう」って叫んだのは覚えてます』
 『マンションのエントランスでした。ガラスの窓の外で女の子がひとりだけそこに立ってて、「みんな生きてるから、帰ろう」って声がして。はい。高くも低くもない感じの声でした。正直こわかったけど、どうにでもなれ! って気持ちで私も外に出て、それで気がついたら自宅の前に戻ってきてて……ああ帰ってこれたんだって、実感したらちょっと泣いちゃいました』
 『特徴ですか? あーどうだったかな……俺、会わなかったんすよ。でもなんか、女子高生っぽかったと思います。ふつうの、こげ茶色の髪の毛? で。なんか叫んでたときは、すげーかっこよかったっす』
 『あの子、みんなに囲まれていたので、私もよく見れなかったんです。でも顔は上から半分だけ見えました。よく見る感じの顔つきといいますか……目元ぱっちりというよりは奥二重なのかな? みたいな。あの子のおかげで夢から目を覚ませたって感じなので、もしどこかにいるならお礼が言いたいなと思います』
 『僕は、その女の子に実際会いました。会って話したというわけではないんですが。そうですね、髪の毛の長さは肩くらいまであって、結んではなかったです。体型もふつうくらいで。顔はすぐそらされてしまったので、よく見えませんでした。会える機会があるなら、僕も会いたいです』
 『あたしは会いました』

 聞き覚えのある声がした。

 『会って、いろいろしゃべりました。なんか、あんまりよくは覚えてないけど……あたしとおなじ制服着てて、あっ、たしかその子、おなじ学校です! 名前は……あ、なんだっけ。なんかこう……明るい! みたいな感じの名前で、そんで……ローファー履いてました! あたし、その子のローファー拾ったんだ! 校門の近くで!』

 「……」

 『あんた、もし見てたら新しいローファーとか履いてこないで、そのまんま来てよ、学校! そんで会って! お礼が言いたい! ありがとうって、言いたいから!』

 「ちょっと朱留。あんた、なにそんなとこで突っ立っ、て……ってちょっと、」
 「……」
 「泣いてるの、あんた?」

 制服の袖でぐいと目元をこすった。
 すすった鼻が痛くなる。

 「ううん」
 「あら、もうこんな時間。はやく行かなきゃ遅刻するわよ。あんた、今日始業式でしょ」
 「……なんか、行きたくないなあ」
 「え?」

 『話に出てきた少女につきましても、実際に存在している可能性が高いということで、近日中にはお話しを伺えるのではないかというところですね』

 「なに言ってるのよ。寝ぼけたこと言ってないで、さっさと行きなさい」
 「うそだよ。すぐ出るってば」

 そう言いながら、ぺたんこのスクールバッグを肩にかける。
 玄関に向かった。

 『なんだかヒーローみたいで、かっこいいですね』
 『ヒーローというより、あれですねえ。被害者の間宮若菜さんがさきほどその女の子のものと思われるローファーの片一方を持っていましたし、』

 しゃがんで、靴ひもをぎゅっと結ぶ。

 『シンデレラのほうが、お似合いではないでしょうか』


 私は片っぽだけ運動靴を履いて、家を出た。






 

 

 

 

 

 

 

 『そして、あの謎の建造物ですが、今日未明、忽然と姿を消していました』

 『失踪事件の被害者が戻ってきたのとほぼ同時ということもあり、検察側は建造物と失踪事件に関連性があるとみて、引き続き調査を進めていく模様です』

 

 END

Re: 灰被れのペナルティ 【完結】 ( No.11 )
日時: 2018/05/05 15:45
名前: ヨモツカミ (ID: NAPnyItZ)

スタートは若干こぐもさんのほうが早かったとしても、よーいドンで一緒に書き始めて、見事に先にゴールされて、マラソンとかで「一緒に走ろうね!」と言ったのに最後の方に「ごめん先行くね(^^)」「え''待って!?」ってなる現象に似ているな、とか思いました(笑)
けして責めているわけではなくて、ちくしょお筆早えな! っていう、悔しさを伝えたかっただけです。何はともあれ完結おめでとうございます!

見た夢を小説にしてみるっていうのをお互いにやってみて、でもやっぱり私とは随分作風が違って不思議な気持ちになりました。夢ならではのフワッと場面が変わってしまう不安な感じと、こぐもさんらしい綺麗なオチが合さって、全てを読み終えたときに放心してしまいました。し、タイトル回収した瞬間、ゾワッとしました。投稿時間も綺麗ですよね。
半分夢の内容を聞いてしまったあとだったので、なんとなくストーリーの展開を想像していたのですが、話に聞いてイメージしたのと全く違う景色が広がってて、凄かったです。

短いお話なのに、というか、短いお話だったからこそなのかもしれませんが、罪人と処刑人との関係性とか、間宮さんとの会話とか、本屋から突然飛んでしまった塔の風景とか、凄く心に響く描写がいくつもあって、読み進める手が止まらなくて、夢のように過ぎ去って行きました。
私は桐谷さんと間宮さんが会ったばかりのときの会話がすごく好きです。「いいなって思うよ」という台詞とか。強く肯定するわけではなくて、私はいいと思うよ、くらいの軽さだからこそ、心に入って来やすかったんだなあと感じます。

進路とかすごく適当で、何もする気のなかった桐谷さんが、十字架頭の人に「何もしないよりはずっといい」って言うところも好きです。朱留ちゃんは変われたんだなって。

なんというか、とにかく台詞とかたくさん素敵なのあったし、読後の胸に残る感覚がとても良かったし、凄く好きでした。もっと色々言いたいのに上手く出てこなくて歯がゆいですが、とにかくめっちゃ良かったです。ありがとうございました!

Re: 灰被れのペナルティ 【完結】 ( No.12 )
日時: 2018/05/05 19:01
名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: zXyKVICa)

 
 >>11 よもちゃん
 
 ここでは初めまして!!
 コメントありがとうございますーー!

 そうだったね……「いっしょに更新していこう!」と言いながら裏切り申した。筆が止まらなくてだな(小声)
 といいつつ、個人的にはスピード感のある今回のようなお話を、とぎれとぎれにしたくなかったのかななんて思ってます。
 これからはファルズフを読者として追っていけるので……! いつも楽しんで読んでます!
 
 たしかに、作風がぜんぜんちがっていて、いうなれば舞台となる「時間」が真逆ということもあっていいコンストラストだなと。
 私らしい綺麗なオチか……。なんかすごく嬉しいな。「私らしさってなんだろう??」って最近はよく考えるようになって、それで「きっとこうだろうな」って思ってこの灰ペナのラストを書いたので、いまとても通じ合えた気がして嬉しい。
 
 ……うん、なんか、よもちゃんなんか、すごいな!? さっきもしかりだけど、「こう感じてもらいたい」にいっぱいいっぱい気づいてくれて、言葉にしてくれて、コメント読みながら感動してます。たしかに某青い鳥のサイトで事前に話してしまった物語だったけど、ちゃんと形にして残すっていいなって、思えました。

 改めて、この作品を読んでくれて、嬉しい言葉をたくさんくれて、本当にありがとうございました!
  
 
 


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