複雑・ファジー小説

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転生と異世界とヲタク
日時: 2019/06/14 19:28
名前: Nahonn (ID: bb2N.JWt)

 ああ、疲れた。仕事きつっ。そして暗っ。

 私は何でこんなブラック企業に就職したのか...。

 おし、こんな日は、推しで癒されよう。

 てか、そうしないとやってけないし。

 「にしても、今日に限って大雨。」

 そろそろ自分が可哀想になってきたよ。

 毎日毎日残業とか、滅べクソ部長ー ←ほんとは大声で叫びたい

 プーーと音が響く。 赤い光が私の影を写し出す。

 そして、私は振り返る間もなくトラックに引き裂かれた。




 目次

 NO.1 転生した( ´;゜;∀;゜;)  >>1 >>2 >>3 >>4 >>5


 NO.2 見知らぬイケメン    >>6 >>7 >>8 >>9


 NO.3 夜叉          >>10 >>11 >>12 >>13


 NO.4 バビュラム逹の家    >>14 >>15 >>16 >>17


 NO.5 お医者さん       >>18 >>19 >>20


 NO.6 命令と刃        >>21 >>22 >>23 >>24


 No.7 実験は嫌        >>25 >>26


 NO.8 推しカプの為なら     >>27 >>28 >>29


 NO.9 夜叉の名称       >>30 >>31 >>32 >>33


 NO.10 締め切り厳守!    >>34 >>35 >>36





Re: 転生と異世界とヲタク ( No.29 )
日時: 2019/05/01 15:29
名前: Nahonn (ID: 3nlxUYGs)


 「ま...まあ、何と言いますか....。」

 実験に参加することを勇成君に言ったら、激おこプンプン丸になっ......すいやせん。ふざけないから、その殺気に
満ちた眼で見ないでくれるぅ?。

 ま、推しに似てるから許す。←


 はい?。何、馬鹿なこといってんだ?。中身腐女子無性別少年、だとぉ?。

 .........そうなんだけどさ。

 ....もう少しオブラートに包もうよ。


 ...........ねえ!?。(全力かつ切実)


 「いやあ、でも仕方ないんですよお。」

 何が?、てゆう顔されたらいえないやん。

 今、せっかく全力で言い訳言おうとしてたのに。

 でも、やっぱり許す。←


 「あいつのだったら死ぬぞ?。実験の協力は辞めたほうが良い。」

 あー。何か切実に昇天しそう。イケメンにこんなこと言われるとか最高かよ。

 あ、勘違いしないでクダサイネ。ベツニ、ドエムじゃないカラ。ウン。


 それに、あいつにだったら殺されても良いし。

 ア、だからドエムじゃナイヨ。





 本当に。







Re: 転生と異世界とヲタク ( No.30 )
日時: 2019/05/03 14:52
名前: Nahonn (ID: 3nlxUYGs)


 なんとか、殺気MAXの勇成君を説得し、皇主任の下で働ける(?)ことになった。





 ........のは、良いものの、

 「こんにちはー!。夏川月華でーす!!。」

 かれこれ数十分こんな感じだ。ものっそい苛ついています。


 「ん、あ、夏川月華。」

 通りかかった美女に話掛けられたかと思えばクールビューティーちゃんこと、霙那ちゃんだ。

 「もしかして、あの変態自称夜叉のお医者さんクソ痛中二病にほったらかしにされて?。」

 察しの良い霙那ちゃんはそう言った。さすが、未来の皇主任の嫁。分かってるぅ。

 え、てかその変態自称夜叉のお医者さんクソ痛中二病というのは皇主任のことで??。

 「じゃあ、入って。アイツ呼んでくる。」

 と霙那ちゃん。

 「あ、お願いします。」

 何か敬語になってしまった。


 霙那ちゃんに連れられたのは、奧の部屋。アンティークな部屋は、どこかのアニメにでて来そうなほど本と研究道具が

 散らばっていた。

 「おーやっほ。」

 そこで皇主任がふかふかそうな椅子に座って本を読んでいた。

 うあ、イケメンかよクソ。

 第一声として出そうになった言葉は、黙って飲み込んだ。
















 

Re: 転生と異世界とヲタク ( No.31 )
日時: 2019/05/06 17:19
名前: Nahonn (ID: 3nlxUYGs)


 「じゃあ、まずは手始めに...。」

 宜しくね、と渡された謎の液体。濃いオレンジ色で薄い緑色のあぶくが出ている。

 もしかして、これを飲めとか言わないよね?。

 うん、大丈夫。

 ただ何処かに持って行っといてとか、誰々に渡してとかそんなしょーもないことだって。



 「じゃ、それ飲んで。」

 HAHAHA。



 遂に私、幻聴を聞いてしまうとは。疲れてんね私。



 「うん?。待ってよ。これを飲めっつった?」

 私の目の前にいる二人はきょとんとこちらを見た。

 「なに言ってるんだい?。そういったじゃないか。」

 皇主任はそう言って微笑んだ。

 霙那ちゃんが哀れみの眼でこちらを見ている。







 「う、うぎゃあぁあぁぁぁああぁぁあぁあぁあぁぁぁあああぁ」

 その日はずっと、悲鳴が響いていた。





 

Re: 転生と異世界とヲタク ( No.32 )
日時: 2019/05/09 22:39
名前: Nahonn (ID: 3nlxUYGs)


 次の日


 「それでは。今日は夜叉の名称についてミニ授業をしようと思います。」

 霙那ちゃんがそう言った。へーい、とやる気の無い返事を皇主任がした。

 「夜叉の名称?。名前のこと?。」

 私は首を傾げる。

 霙那ちゃんは頷くと、ここからは皇主任にやらせるから、と先生交代をした。


 「替わりました。皇 蕀でーす。」

 ふざけて大昔の教授のような格好をして、ぐるぐる眼鏡を身につけた皇主任。

 真面目にやれクソ主任、と霙那ちゃんの蹴りが皇主任の後頭部に直撃した。




   〜おふざけタイム終了〜




 「ん、じゃあ、こっからは真面目にいくね。」

 コスプレの装飾品を取った皇主任はそう言った。

 「夜叉には、大きく分けて3つの種類があるんだ。

 1つ目は、食欲旺盛で強い形。」

 皇主任は人差し指を立てた。



 「こいつらは市販で売られている、対夜叉用のコンパクト銃で撃ち抜くだけじゃ殺せないんだ。

 勇成の二倍強い人でも殺される場合があるほどだよ。

 で、こいつには名称がある。一般人が特徴をみて逃げれるようにね。


 今、強く危険対象夜叉になってるのが、

      男型の夜叉で[死体愛好家]って名称の夜叉。死体を気に入った物だけ持ち去るヤツ。

   とか、無性の夜叉で[暴食]。その名の通り、"食いすぎ"なヤツ。最近は見ないな。

  あとは、女型の夜叉[美食家]。美味しい人間だけを好んで食べるヤツ。この女嫌い。」








Re: 転生と異世界とヲタク ( No.33 )
日時: 2019/05/12 16:07
名前: Nahonn (ID: 3nlxUYGs)


 「この女嫌いて………。」

 話し方からして、その食欲旺盛な夜叉は知能があるらしい。

 「2つ目は、ただの夜叉。市販のコンパクト銃でも殺せるくらいの雑魚。

       おもにバビュラム達が目撃情報を元に退治する対称だね。

       因みに、ひとつ目の夜叉はバビュラムの規定に沿って強いヤツが倒すらしいよ。」



 「んで、3つ目が月華みたいな夜叉。普通の殺り方じゃ殺せないとか、能力を2つ持ってるとか。

     とりあえず。そんな面倒くさいヤツらを殺すために努力するのが俺ら研究員ってわけ。」


 ん?。そんな重要な仕事なのに人数三人て。


 この国がちょっと変に思えてきた。


 なわけ無いよね。ここはこの国の研究所のほんの一部だよね。





 あれ。なんか今フラグを建てた気が………。






 「因みに、研究員はこの国で俺らだけだよ。」




 なんかこの国、やベーなぁ。と思った夏川月華であった。

 


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