複雑・ファジー小説
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- 転生と異世界とヲタク
- 日時: 2019/06/14 19:28
- 名前: Nahonn (ID: bb2N.JWt)
ああ、疲れた。仕事きつっ。そして暗っ。
私は何でこんなブラック企業に就職したのか...。
おし、こんな日は、推しで癒されよう。
てか、そうしないとやってけないし。
「にしても、今日に限って大雨。」
そろそろ自分が可哀想になってきたよ。
毎日毎日残業とか、滅べクソ部長ー ←ほんとは大声で叫びたい
プーーと音が響く。 赤い光が私の影を写し出す。
そして、私は振り返る間もなくトラックに引き裂かれた。
目次
NO.1 転生した( ´;゜;∀;゜;) >>1 >>2 >>3 >>4 >>5
NO.2 見知らぬイケメン >>6 >>7 >>8 >>9
NO.3 夜叉 >>10 >>11 >>12 >>13
NO.4 バビュラム逹の家 >>14 >>15 >>16 >>17
NO.5 お医者さん >>18 >>19 >>20
NO.6 命令と刃 >>21 >>22 >>23 >>24
No.7 実験は嫌 >>25 >>26
NO.8 推しカプの為なら >>27 >>28 >>29
NO.9 夜叉の名称 >>30 >>31 >>32 >>33
NO.10 締め切り厳守! >>34 >>35 >>36
- Re: 転生と異世界とヲタク ( No.14 )
- 日時: 2019/04/15 18:22
- 名前: Nahonn (ID: 3nlxUYGs)
「スメラギサン...!?」
イケメンに抱き締められるのってキツイよ?結構。
「す...すみません...俺のせいで、怪我を負わせてしまって...っ」
皇くんは、腕にぐっと力を入れた。
「脚が治っても...全然目を冷まさなくて...」
皇くんは私の怪我のことを自分の責任に感じてるようだ。
私は、彼の頭を撫でた。
「い...いえ...そんな。私は大丈夫なんで。」
と、言うが皇くんからの返事はない。
少し経つとリズムの良い呼吸が聞こえてきた。
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バーン!!
...なんて効果音が付きそうな勢いで女の人が入ってきた。
が、すぐに私達をみると
「お...お邪魔しましたー」
と、ドアを閉めようとした。勿論...
「ちょ、まって。そこの美人。」
全力で引き止めた。
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女の人の見た目
160cm 位
ボーイッシュガール系
赤茶色の髪でふわふわ(ポニーテール.髪長め)
オレンジ色の目(つり目でおっきい)
体格は細めだが、動きが速い
- Re: 転生と異世界とヲタク ( No.15 )
- 日時: 2019/04/15 19:05
- 名前: Nahonn (ID: 3nlxUYGs)
とりあえず、女の人...緋凪 琥珀(あかなぎ こはく)さんに助けてもらい、一命をとり止めた←
私が来てから、目覚めるまで約2週間...琥珀さんに食堂に連れてかれた。
なので今、スープと握り飯を食べている。
「2週間ぶりの飯はどう?」
と、琥珀さん。あー職場にこんな先輩いたらナー。と、しみじみ思いながらお茶を啜る。
先輩と言えば、セクハラしてくる奴に、残業押し付ける奴、あとは失敗の濡れ衣着せてくる奴...とか散々だった。
「あ...はい。美味しいです!!」
慌てて答えたせいで噎せてしまった。すると、琥珀さんは笑うと、
「慌てて食べなくていいよ。それにお昼の残りだもの。お世辞はいいよ。」
と言った。
嗚呼、癒される...。
そういえば、ここって何処だろう...。皇くんと琥珀さん以外にもいるみたいだし。
そして...2人の関係は...!?
「琥珀さん...此処って何処なんですか?。」
噎せたのがやっと治まると、早速そう聞いた。
「え...ここは、バビュラムの住む所だよ?。」
と、琥珀さん。そして何かを思い出したようにため息を吐くと、
「嗚呼、そーだった...月華ちゃん知らないんだよね...」
そう言って、苦笑した。
- Re: 転生と異世界とヲタク ( No.16 )
- 日時: 2019/04/15 20:14
- 名前: Nahonn (ID: 3nlxUYGs)
「"バビュラム"っていうのはね。夜叉をヴァー&ミリオン語にしたときの呼び名で、主に味方の夜叉のことを指すの
それとは逆に、"ヴァージェングリーム"略してV.G.は敵の夜叉の呼び名なのよ。」
と、琥珀さん。私は頷いた。
てかV.G.てカッコいいな。
「じゃあ、皇くんと琥珀さんはそのバビュラムってことですね。」
琥珀さんは頷いた。
てゆーか、琥珀さんの服カッコいい!!。黒の学ラン(スカート盤)に警察官の帽子に似た帽子、
そして黒の肘辺りまでの長さのマント。
超好み!!!!!!!!
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少なめです...
- Re: 転生と異世界とヲタク ( No.17 )
- 日時: 2019/04/15 20:36
- 名前: Nahonn (ID: 3nlxUYGs)
「ン...。夏川さ....。」
皇くんが食堂にやってきた。
シャツ...はだけてるし,眠そうだし,寝ぼけてるし....。
ここは楽園かっっっ!!!!
しかし、残念なことに....
「スマホおぉぉぉ!!。」
そう、私はあっちの世界に"スマホ"という素敵な物をおいてきてしまったのだ...!!
「くっ...よもやここまでかっ」
そうやって中二病らしからぬことをしていたが、地球の言葉なので、2人には気づいていなかった。
HAHAHA つまり痛い目で見られずに済むと言うことだ!!
え...?理解出来ない言葉を連発しているほうがヤバいって?
ぁ...まじで?
「はいはーい。バビュラムの医者でーす。」
その時ある男を先頭に、数十人の大群が食堂に入ってきた。
- Re: 転生と異世界とヲタク ( No.18 )
- 日時: 2019/04/15 21:30
- 名前: Nahonn (ID: 3nlxUYGs)
バビュラムの医者...? なにそれ?
助けを求めるかのように私は皇くんを見た。皇くんは、いつになく敵意むき出しの目でその人達を見ていた。
「おー。こわいこわい。そんなに、睨まれても何もしないって。」
男は、ニコニコしてそう言った。
一方、皇くんはまだ睨み付けていた。
お、フラグ。皇くん受けか。
良い。非常に良い。
「たーだ...」
いつの間にか、男は私の隣にいて、ニコニコしたまま私の肩に手を添えた。
え、イケメンじゃんこいつ。
くそっ
「あの、皇主任。あまり時間がないので、お急ぎ下さい」
あ。この子、クールビューティー。
こいつのNLフラグこの子か。もったいな。
ン...?
まって。"皇主任"て言いました?この子。
「え、琥珀さん。この2人きょうだ...」
そう言いかけると、皇くんが、
「俺に...兄なんていない」
と、イラついた口調で言った。
つまり、兄弟なんですな。お二人様。