二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- SKETDANCE小説集 〔多忙につき更新頻度低下中!〕
- 日時: 2012/10/21 15:15
- 名前: カルメ ◆jNa1VXSnOg (ID: rLEtJyqN)
《緊急告知!》
番外編「SKETDANCE×逃走中」Season2【港町開拓計画論争】 更新中!
そちらも是非ごらんください!
—————————————————————————————————————
SKETDANCE(スケットダンス)小説を書かせていただくカルメです。
以前は二次小説(原作あり)でやらせていただいてましたが、諸事情がありましてこちらでやらせていただくことになりました。よろしくお願いします。
あと、自分が読んでみたいストーリーを募集させていただいてます。
「○○の△△な小説が読んでみたい」という案を募集中です。
————ストーリー募集用紙———————————————————
※多忙のため現在募集は受け付けておりません!
端的説明『( )の( )小説が読んでみたい』
詳細『』
※必要に応じてオリキャラを出していただいても構いません
————————————————————————————————
例)原作「壊れてしまった特別な・・・・」の場合
端的説明『(スケット団)が(テレビゲーム型のクソゲーにはまる)小説が読んでみたい』
詳細『スーパーマリオブラザーズをモチーフとしたゲームでもちろん山野辺先生が持ってきたもの。無駄な仕様が多い。キノコはエリンギになってる。』
みたいな感じです。案はあるんだけどストーリーにはできない。みたいなことがある方は是非投稿してください。
追加でオリキャラも募集中です。
————オリキャラ募集用紙————————————————————
※多忙のため現在応募は受け付けておりません!
名前 『 ()』※()内にフリガナを!!
学年 『 年』
性別 『 』
所属委員会 『 』
所属部活動 『 』
性格 『 』
スケット団との関係 『 』
※「以前、依頼に来た」、「スイッチのオタク仲間」など
プラスα 『 』
※「オタク」、「学力が学年最下位」など
その他 『 』
—————————————————————————————————
※誹謗・中傷・批判・荒らし行為はおやめください
また、筆者含め他者に不快感を与えるようなコメントもおやめください
アドバイス等は大歓迎です。多くの感想お待ちしています。
【作品目次】
「タイピング・トレーニング」 (PART8で完結)
PART1>>1 PART2>>2 PART3>>3 PART4>>4 PART5>>5
PART6>>6 PART7>>7 PART8>>8
「丹生バラエティーランドプロジェクト」 (PART7で完結)
PART1>>9 PART2>>10 PART3>>11 PART4>>12 PART5>>13
PART6>>14 PART7>>15
「モモカ出演!クラウド5」 (PART7で完結)
PART1>>16 PART2>>17 PART3>>18 PART4>>19 PART5>>20
PART6>>21 PART7>>22
「オフ会はOh!不快!」 (PART10で完結)
PART1>>23 PART2>>24 PART3>>25 PART4>>26 PART5>>27
PART6>>28 PART7>>29 PART8>>30 PART9>>31 PART10>>32
「もしもSKETDANCEのキャラクターがSKETDANCEのゲームを考案したら」 (PART6で完結)
PART1>>33 PART2>>34 PART3>>38 PART4>>39 PART5>>40
PART6>>41
「原作アナザーコレクション」 (PART4で完結)
PART1>>43 PART2>>44 PART3>>45 PART4>>46
「駄作のみを愛すオタク」 (PART7で完結)
PART1>>47 PART2>>48 PART3>>49 PART4>>50 PART5>>51
PART6>>52 PART7>>53
「チェリーの部屋」 (PART7で完結)
PART1>>54 PART2>>55 PART3>>56 PART4>>57 PART5>>60
PART6>>61 PART7>>62
「修学旅行狂詩曲D.C. (スクールトリップラプソディー ダ・カーポ)」
【第1章 出発】 (PART3で完結)
PART1>>64 PART2>>65 PART3>>66
【第2章 おねえさん大誤算】 (PART4で完結)
PART1>>73 PART2>>74 PART3>>75 PART4>>76
【第3章 ホシガール】 (PART4で完結)
PART1>>82 PART2>>83 PART3>>84 PART4>>85
【第4章 宴会コンヒュージョン】(PART3で完結)
PART1>>86 PART2>>87 PART3>>88
【第5章 覗きは誰だ!?】 (PART13で完結)
PART1>>95 PART2>>96 PART3>>97 PART4>>98 PART5>>99
PART6>>100 PART7>>101 PART8>>102 PART9>>103 PART10>>104
PART11>>105 PART12>>106 PART13>>107
【第6章 逆転の真実】 (PART5で完結)
PART1>>108 PART2>>109 PART3>>110 PART4>>111 PART5>>112
【第7章 ストップ!イエティ!】 (PART3で完結)
PART1>>121 PART2>>122 PART3>>123
【第8章 白熱ピンポンバトル】 (PART4で完結)
PART1>>124 PART2>>125 PART3>>126 PART4>>127
【第9章 Jソン先生頑張る】 (PART2で完結)
PART1>>128 PART2>>129
【第10章 帰京】 (PART2で完結)
PART1>>130 PART2>>131
「真面目・椿の改造作戦」 (PART6で完結)
PART1>>67 PART2>>68 PART3>>69 PART4>>70 PART5>>71
PART6>>72
「モダン・ピューリャン」 (PART5で完結)
PART1>>77 PART2>>78 PART3>>79 PART4>>80 PART5>>81
「黄老師出身の聖地」 (PART6で完結)
PART1>>89 PART2>>90 PART3>>91 PART4>>92 PART5>>93
PART6>>94
「スナック・スクラッチ」 (PART8で完結)
PART1>>113 PART2>>114 PART3>>115 PART4>>116 PART5>>117
PART6>>118 PART7>>119 PART8>>120
「年寄りティーチャー・岩渕権造」 (PART8で完結)
PART1>>132 PART2>>133 PART3>>134 PART4>>135 PART5>>136
PART6>>137 PART7>>138 PART8>>139
「バットコックのチャレンジクッキング」 (PART6で完結)
PART1>>140 PART2>>141 PART3>>143 PART4>>144 PART5>>145
PART6>>146
「手詰まりと相談」【バクマン。コラボストーリー】 (PART9で完結)
PART1>>149 PART2>>150 PART3>>151 PART4>>152 PART5>>155
PART6>>156 PART7>>157 PART8>>158 PART9>>159
「ライブラリートラジェディー」 (PART7で完結)
PART1>>160 PART2>>161 PART3>>165 PART4>>166 PART5>>167
PART6>>168 PART7>>169
「浅雛・丹生の秘密の話」 (PART17で完結)
PART1>>172 PART2>>173 PART3>>174 PART4>>175 PART5>>176
PART6>>177 PART7>>178 PART8>>179 PART9>>180 PART10>>181
PART11>>182 PART12>>183 PART13>>184 PART14>>185 PART15>>187
PART16>>188 PART17>>189
「原作アナザーコレクションⅡ」 (PART3で完結)
PART1>>191 PART2>>192 PART3>>195
「Into The Quest Game」 (PART4で完結)
PART1>>196 PART2>>197 PART3>>198 PART4>>199
「夏期合宿交響曲(サマーキャンプシンフォニー)」
【第1章 遭遇した3人と5人】 (PART3で完結)
PART1>>201 PART2>>202 PART3>>203
【第2章 テントビルディングワーク】 (PART7で完結)
PART1>>204 PART2>>205 PART3>>206 PART4>>207 PART5>>208
PART6>>209 PART7>>210
【第3章 インセクトパニック】 (PART3で完結)
PART1>>211 PART2>>212 PART3>>213
【第4章 シークレットガールズトーク】 (PART2で完結)
PART1>>222 PART2>>223
【第5章 大激戦!?夕食合同バーベキュー】 (PART6で完結)
PART1>>224 PART2>>225 PART3>>226 PART4>>227 PART5>>228
PART6>>229
【第6章 心酔?泥酔?乱酔?】 (PART4で完結)
PART1>>232 PART2>>233 PART3>>234 PART4>>235
【第7章 風流な所で川柳を読みあう会】 (PART3で完結)
PART1>>236 PART2>>237 PART3>>238
【第8章 ユニーク花火博覧会】 (PART3で完結)
PART1>>248 PART2>>249 PART3>>250
【第9章 肝試しアドベンチャー】 (PART3で完結)
PART1>>251 PART2>>252 PART3>>253
【第10章 未練タラタラ帰り道】 (PART3で完結)
PART1>>257 PART2>>258 PART3>>259
「草野球のSKET達」 (PART8で完結)
PART1>>214 PART2>>215 PART3>>216 PART4>>217 PART5>>218
PART6>>219 PART7>>220 PART8>>221
「Play The Reality Game」 (PART9で完結)
PART1>>239 PART2>>240 PART3>>241 PART4>>242 PART5>>243
PART6>>244 PART7>>245 PART8>>246 PART9>>247
「スペクターを追って三千里」 (PART3で完結)
PART1>>262 PART2>>263 PART3>>264
「オタクトオベンキョウ」 (PART7で完結)
PART1>>265 PART2>>266 PART3>>267 PART4>>268 PART5>>269
PART6>>270 PART7>>271
「トラブル・イン・美術室」 (PART6で完結)
PART1>>275 PART2>>276 PART3>>277 PART4>>278 PART5>>279
PART6>>280
「過酷ミッション!?オタクハウスで漫画100冊読破せよ!」 (PART4で完結)
PART1>>281 PART2>>282 PART3>>283 PART4>>284
「シークレットボックスを取り戻せ!」(PART8で完結)
PART1>>287 PART2>>288 PART3>>289 PART4>>290 PART5>>291
PART6>>292 PART7>>293 PART8>>294
「年明け記念!SKETDANCE新年会2012」 (計6部)
新年の挨拶編>>296 今年初の・・・編>>297 オープニングトーク編>>298
今年の抱負編>>299 おみくじ編>>300 エンディング編>>301
「戦え!ポリュフェモスの戦士達!」 (PART10で完結)
PART1>>302 PART2>>303 PART3>>304 PART4>>305 PART5>>306
PART6>>307 PART7>>308 PART8>>309 PART9>>310 PART10>>311
「懸賞の申し子・葉山千紘」 (PART8で完結)
PART1>>315 PART2>>316 PART3>>317 PART4>>318 PART5>>319
PART6>>320 PART7>>321 PART8>>322
「初デート大作ソン」(PART7で完結)
PART1>>323 PART2>>324 PART3>>325 PART4>>326 PART5>>328
PART6>>329 PART7>>330
「正真正銘!?開盟学園七不思議」(PART20で完結)
PART1>>331 PART2>>332 PART3>>333 PART4>>334 PART5>>335
PART6>>336 PART7>>337 PART8>>338 PART9>>339 PART10>>340
PART11>>341 PART12>>342 PART13>>343 PART14>>344 PART15>>345
PART16>>346 PART17>>347 PART18>>348 PART19>>350 PART20>>351
「隠し物にご用心!」(PART7で完結)
PART1>>352 PART2>>353 PART3>>354 PART4>>355 PART5>>356
PART6>>357 PART7>>358
「原作アナザーコレクションⅢ」 (PART5で完結)
PART1>>359 PART2>>360 PART3>>361 PART4>>362 PART5>>363
「ジョーカー・ストーカー」 (PART4で完結)
PART1>>364 PART2>>365 PART3>>366 PART4>>367
「沈黙のコインランドリー」 (PART5で完結)
PART1>>368 PART2>>370 PART3>>371 PART4>>372 PART5>>373
「Love Situation's Planner」 (PART7で完結)
PART1>>376 PART2>>377 PART3>>378 PART4>>379 PART5>>380
PART6>>381 PART7>>382
「第2回 ガチンコ・ビバゲー・バトル」
【前哨戦 スケット団vs生徒会再び】 (PART6で完結)
PART1>>383 PART2>>384 PART3>>385 PART4>>386 PART5>>387
PART6>>388
【先鋒戦 オールステータスランナー】 (PART10で完結)
PART1>>389 PART2>>390 PART3>>391 PART4>>392 PART5>>393
PART6>>394 PART7>>395 PART8>>396 PART9>>397 PART10>>398
【次鋒戦 プラグセールススタジアム】 (PART7で完結)
PART1>>400 PART2>>401 PART3>>402 PART4>>403 PART5>>404
PART6>>405 PART7>>406
【中堅戦 ネオスピリットファイター】 (PART11で完結)
PART1>>407 PART2>>408 PART3>>409 PART4>>410 PART5>>411
PART6>>412 PART7>>413 PART8>>414 PART9>>415 PART10>>416
PART11>>417
【副将戦 トラップロードレース】 (PART12で完結)
PART1>>418 PART2>>419 PART3>>420 PART4>>421 PART5>>422
PART6>>423 PART7>>424 PART8>>425 PART9>>426 PART10>>427
PART11>>428 PART12>>429
【大将戦 ディテクティブナンバーズ】 (PART13で完結)
PART1>>430 PART2>>431 PART3>>432 PART4>>434 PART5>>435
PART6>>436 PART7>>437 PART8>>438 PART9>>439 PART10>>440
PART11>>441 PART12>>442 PART13>>443
「スベリコンビをプロデュース!」 (PART5で完結)
PART1>>444 PART2>>445 PART3>>448 PART4>>449 PART5>>450
「敢死の思いで監視する官司としての1日」 (PART9で完結)
PART1>>451 PART2>>452 PART3>>453 PART4>>454 PART5>>455
PART6>>456 PART7>>457 PART8>>458 PART9>>459
「ビニーズララバイ」 (PART6で完結)
PART1>>461 PART2>>462 PART3>>463 PART4>>464 PART5>>465
PART6>>466
「工事で袋小路で好事多魔」 (PART8で完結)
PART1>>467 PART2>>468 PART3>>469 PART4>>470 PART5>>473
PART6>>474 PART7>>475 PART8>>476
「モモカ・ドラマ主演への道」 (PART7で完結)
PART1>>477 PART2>>478 PART3>>479 PART4>>480 PART5>>481
PART6>>484 PART7>>485
「Loneliness London」
【Boot——漆黒の塊?な転校生】 (PART7で完結)
PART1>>486 PART2>>487 PART3>>488 PART4>>491 PART5>>494
PART6>>497 PART7>>500
【Search——ロンドン探索記録】 (PART6で完結)
PART1>>503 PART2>>504 PART3>>508 PART4>>509 PART5>>510
PART6>>511
【Discovery——仲間と記憶の発見へ】 (PART8で完結)
PART1>>512 PART2>>513 PART3>>514 PART4>>515 PART5>>516
PART6>>517 PART7>>518 PART8>>519
「駄作オタクの駄作オタクファミリー」 (PART10で完結)
PART1>>520 PART2>>522 PART3>>523 PART4>>524 PART5>>525
PART6>>526 PART7>>527 PART8>>528 PART9>>529 PART10>>530
※番外編「SKETDANCE×逃走中 〜フライト・ダンス〜」
記載ページURL>>142
※番外編「SKETDANCE×逃走中 Episode2 【米国遊園地の危機】」
記載ページURL>>147
※番外編「SKETDANCE×逃走中 Episode3 【運命の桜伝説】」
記載ページURL>>327
※番外編「SKETDANCE×逃走中+α Episode4 【狙われた奇跡の歌姫】」
記載ページURL>>349
※番外編「SKETDANCE×逃走中+α Episode5 【明治村と魔法の宝玉】」
記載ページURL>>369
※番外編「SKETDANCE×逃走中+α Episode6 【日本庭園に潜む罠】」
記載ページURL>>399
※番外編「SKETDANCE×逃走中+α Episode7 【終焉の島(ロストアイランド)】」
記載ページURL>>433
※番外編「SKETDANCE×逃走中+α Season2 【港町開拓計画論争】」
記載ページURL>>521
※「新SKETDANCE雑談所」
記載ページURL>>186
※「総決算クイズ!SKETDANCE2011年復習Q」
記載ページURL>>254
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- Re: SKETDANCE小説集〔長編「七不思議事件」編更新中!〕 ( No.347 )
- 日時: 2012/01/27 21:23
- 名前: カルメ ◆jNa1VXSnOg (ID: jBnjPLnI)
《正真正銘!?開盟学園七不思議 PART17》
ス『じゃあ"焼却炉の結界"はどう証明する?』
ボ「焼却炉の結界のキーになるのは暗くなったら5分程度出現するってところだ。」
丹「それが一体・・・」
ボ「知らねぇか?暗くなると自動で光りだすアレを。」
ウ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・夜光塗料。」
ボ「正解。夜光塗料だ。まぁ似たのでポスターとかにも光を吸収して少し光ってるやつとかあるだろ?あれと一緒だ。焼却炉脇の教室は書道室。下校時間ぎりぎりまで電気がついている。」
キ「そこの光を吸収して書道部が帰ると同時に作動する仕組みか。」
ボ「あぁ。壁に書いたのは踏まれたりして消えるのを防ぐため。屋根の下に書いたのは雨があたって消えるのを防ぐため。焼却炉を選んだのはあそこなら太陽による影がかぶらないから。影が出来る位置に書くと昼間でも作動する可能性があるからな。」
ヒ「おぉ・・・・完璧や。さすがボッスンや。」
椿「だがまだ3つある。」
ボ「そうだな。じゃ"湧き出る血"を説明する。あれも緑の言霊と同じ化学の力だ。ヒメコ、化学って言ったら何か思い出すことはねぇか?」
ヒ「化学?・・・・・金曜に実験が中止になったことやけど・・・」
ボ「そうだ。あれの原因は?」
ヒ「チュウさんが準備不足だったからや。」
ボ「何が足りなかった?」
ヒ「何ってあれやろ、フェノール・・・・・え?まさか、これ!?」
ボ「そうだ、湧き出る血の血の正体それは"フェノールフタレイン"だ。」
丹「そんな。しかし、フェノールフタレインは確かに赤くはなりますがそれほど赤いというわけでは・・・」
ボ「丹生さん。別にそこまで赤くなくてもいいんだ。外は暗いし明かりは校舎から漏れるわずかな光だけ。しかも血は多少赤褐色っぽいものも血って思われる。それに次の日になったらその壁のしたの地面により赤く染めた水なんかを撒いておけば誰もが昨日壁から流れていたのは赤い血だって思う。」
ス『暗いことを利用したというわけか。しかし、そのとき校舎の窓からそんなことをしている人は目撃されていないぞ。』
ボ「あれはきっと屋上からこっそり壁伝いにフェノールフタレインを流したんだ。」
ウ「フェノールフタレインってそもそもなんですか?」
デ「塩基性、別名アルカリ性に反応する検査溶液だ。酸性と中性のときは無色だが塩基性になると赤くなる。・・・・・・・・・・・・・そうか。」
ボ「気づいたみてぇだな。そう、屋上から流したのは無色の中性のフェノールフタレイン。無色なら見えない。そして壁にある溝とかに塩基性の水溶液をたっぷり塗っておけば自然と赤くなる。調べたらまだ残ってた。チュウさんに分析してもらったら超強力な塩基性の水溶液だと。」
ヒ「ほんなら、こないだ足りなかったんは犯人がフェノールフタレイン持ち出しとったからか?」
ボ「あぁ。それだけじゃねぇ。バリウムも塩基性の水溶液も全部だ。化学準備室はチュウさんがいようといまいとフルオープンだからな。まぁ最近は夜中とかは閉められるらしいけどな。」
- Re: SKETDANCE小説集〔長編「七不思議事件」編更新中!〕 ( No.348 )
- 日時: 2012/01/28 13:39
- 名前: カルメ ◆jNa1VXSnOg (ID: MypRsCNC)
《正真正銘!?開盟学園七不思議 PART18》
キ「残り2つ。"怒る扉"はどうだというんだ?これもなんかを使ったのか?」
ボ「・・・・・・これは正直調べるまで分からなかった。だけど調べてるうちに分かった。赤い光の正体が。」
—カランカラン・・・—
椿「その緑の石はなんだ?」
ボ「・・・・・・丹生さん、これ何て言うんだっけ?」
丹「これは・・・・"アレキサンドライト"ですわ!」
ヒ「アレキ・・・・・何て?」
ボ「そうだそうだ、アレキサンドライト。これ、全部の女子トイレの扉に埋まってるよな。」
丹「はい。きっと以前女子トイレを改築した際に埋め込んだものだと思われます。」
ボ「あぁ。それを1つはずして持ってきた。椿、ちょっとカーテン閉めてくれ。」
椿「あ、あぁ・・・」
—シャッ—
デ「!!!!これは・・・・・・」
ウ「緑だった石が赤に・・・・」
ボ「アレキサンドライト、太陽の光が当たっている間は緑色だけど蛍光灯みてぇな白色光だけを浴びると赤に変色する宝石だ。」
ヒ「これが怒る扉の正体やったんか・・・・」
ボ「これの後ろに小さなライトが入っていた。霊たちの対談と同じで暗くなると自動点灯するようセンサーつきでな。それを浴びて赤くなって目立つようにしたんだろうな。」
ス『お見事だボッスン。だがラストは君たちも体験した"電気の自由の略奪"だぞ。』
ボ「あぁ。だけど、実際、これが一番簡単だった。」
椿「何を言ってるんだ!伝記の配線に問題は無かったと報告を受けている!それなのに・・・」
ボ「だからそんなの関係ねぇんだよ。ブレーカーをいじってるだけだからな。」
キ「ブレーカーだと?」
ボ「ブレーカーでガチャガチャ入れたり切ったりしてるだけだよ。略奪なんていうけど実際全員怖がって電気のスイッチには触れなかったみたいだから仕掛けがバレにくかったんだ。」
ヒ「せやけど、どうやって人が教室におるとか把握するん?」
ボ「ヒメコ、これが起こったのは音楽室・茶道室・調理室・工芸室だ。全部特別教室棟のなかの教室だろ?」
ヒ「!!あ、そうや!配電室は特別教室棟の真向かい!カーテン開けて見てたんや!」
ボ「そうだ。」
丹「ですけど、藤崎さん。配電室にはマスターキーでしか開かない鍵がありますのよ。それをどうやって・・・」
ボ「あぁ。その前に犯人を明らかにする。俺たちをこの電気トリックで脅かしてたのはお前だ!」
ヒ・ス・椿・丹・デ・ウ・キ「・・・・・・・・・・・・・・・・」
- Re: SKETDANCE小説集〔長編「七不思議事件」編更新中!〕 ( No.349 )
- 日時: 2012/01/28 13:44
- 名前: カルメ ◆jNa1VXSnOg (ID: MypRsCNC)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=22085
↑
『SKETDANCE×逃走中+α Episode.4 【狙われた奇跡の歌姫】』の掲載ページへ
▽大学キャンパスを舞台に逃走中!
▽ゲストチーム参戦!今回は『サザエさんチーム』!
▽賞金162万円を手に入れるのは誰だ!?
- Re: SKETDANCE小説集〔長編「七不思議事件」編更新中!〕 ( No.350 )
- 日時: 2012/01/30 19:17
- 名前: カルメ ◆jNa1VXSnOg (ID: 76WtbC5A)
《正真正銘!?開盟学園七不思議 PART19》
ボ「スイッチ!!」
ス『・・・・・・』
ヒ「!!!・・・・・ボ、ボッスン。そんなわけないやん。スイッチが犯人なわけ・・・・・」
ボ「いや、出来たのはお前しかいない。俺たちが学校に侵入した木曜日に限ってはな。」
椿「学校に侵入した!?何をしているんだ!貴様ら!!」
丹「私たちが許可しましたの。この事件を解決していただくために。そのためマスターキーもお渡ししましたわ。」
デ「優先すべきはこっちだと判断したまでだ。」
椿「貴様ら!一体何を考えている!生徒会がそんなことを・・・」
ボ「椿!少し黙れ!!」
椿「うっ・・・・」
ボ「入るためにはマスターキーが必要だ。あの日マスターキーを持っていたのはお前だ。それに自分から持ちたいって言い出したしあの時お前はいなかった。こういう仕掛けを作るのも考えるのもお前の専売特許だろうからな。」
ヒ「・・・・・確かにそうや・・・・・ホンマなんかスイッチ・・・・」
ス『他に内部にもう1本のマスターキーを持っていた奴がいたとしたら?』
ボ「確認済みだ。もう1本のマスターキーは吉村さんが常に肌身離さず持っている。それに唯一の入り口である昇降口に専用の鍵はない。マスターキーでしか開けれない。ついでに言うとマスターキーはそう簡単には複製できないらしいから複製の線もない。」
ス『そうか・・・・・・・・・・・・・・・いい策だと思ったが気づかれたか・・・・』
ボ「最初からおかしいと思ってた。お前ならオカルトに負けまいと必死でやるはず。だけど今回に限っては自然消滅を待つだとか言って乗り気じゃなかった。」
ス『なるほどな。そこからもう怪しまれていたのか。さすがボッスンだ。そうだ。俺がこの事件を引き起こした。』
ヒ「な、何でや!アンタ、なんでこんなこと・・・・・」
ス『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
デ「・・・・藤崎、話を進めろ。まだ解決してない。」
ヒ「え?」
ウ「デージー先輩、犯人も手口も分かりました。もう先など・・・」
デ「いや、もし笛吹が犯人なら藤崎はかばうはずだ。こんないかにも処罰してくれと言わんばかりの場には来ない。言いたいことがもう1つあるはずだ。」
ボ「・・・・・・はぁ。さすがデージーさん鋭いな・・・・あぁ。この事件は終わっちゃいねぇ。犯人はまだいる!そして、それは生徒会の中に!」
椿「!!貴様!」
丹「落ち着いてください、椿くん。」
ヒ「もっとおるんか?こん中に!」
ボ「あぁ。その犯人は・・・・・」
椿・丹・デ・ウ・キ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
- Re: SKETDANCE小説集〔長編「七不思議事件」編更新中!〕 ( No.351 )
- 日時: 2012/01/31 15:04
- 名前: カルメ ◆jNa1VXSnOg (ID: 5Hbj4fpw)
《正真正銘!?開盟学園七不思議 PART20 (FIN)》
ボ「お前だ!椿!!」
ヒ・丹・デ・ウ・キ「!!!」
ボ「この事件、絶対に生徒会の力が必要だ。マスターキーが絶対に必要だからな。吉村さんが持つマスターキーはさっきも言ったとおり入手できないし、吉村さん自身にもアリバイがある。発生初日は焼却炉の結界を一緒に見てたって生徒がいた。そのとき湧き出る血とかも同時に起きていたからな。」
ヒ「じゃ、犯人は2人おったんか・・・」
ボ「あぁ。初日は7つすべてが起こったんだ。少なくても配電室でブレーカーをいじる奴と屋上でやるやつの2人が絶対に必要だ。」
丹「ですけど、どうして椿くんなのですか?私でもそれは出来ること・・・」
ボ「焼却炉の結界の位置だ。あの結界が描かれていたのは高さ2mよりも高いところ。計ったら身長が170cmくらいはねぇと描けない。あそこは脚立をたてるスペースもない。つまり女子には無理。1番デカいデージーさんでも160ちょっとらしいからな。」
ヒ「けど、それやったら誰でも焼却炉に入れるんとちゃうん?」
ボ「いや、焼却炉の扉には鍵がある。乗り越えてはいるのも難しいようになっているし、開いてるときは吉村さんがいてゴミの仕分けしてる。つまり鍵を自分で開けて入れる生徒会じゃねぇとダメなんだ。そしてキリはこの条件は満たすけどキリならこんなしょぼいことしなくても・・・・」
キ「違う!!会長じゃない!俺だ!俺がやったんだ!笛吹の共謀して俺が・・・・」
椿「キリ!もういい・・・・」
キ「し、しかし・・・・」
ボ「やっぱりキリは知っていたんだな。そして共犯・・・」
ウ「共犯?犯人は2人だと・・・」
ボ「最初はな。内容からしておそらく2人用。これをつくってからキリが加わった。初めから3人ならもっと規模を広げられるにキリならではの力を使うはずだ。」
椿「・・・・・その通りだ。初めは僕と笛吹でこの計画を遂行しようとした。しかし、計画初日に屋上で準備していた僕をキリが見つけてしまったんだ・・・・そこからキリを巻き込んで・・・・」
キ「違います!アレは俺からやりたいと・・・」
デ「一体どうなっている・・・・なぜ椿くんと笛吹がこんなことを企てていたんだ?」
ボ「・・・・・おそらく下校時間を守らない生徒に対する対策だ。」
ス『・・・・・・そこまで分かっていたのか。そうだ。俺は椿からこの件をどうにか解決したいと相談を受けた。その時以前の焼却炉の幽霊事件のとき生徒の下校が早まったのを思い出したんだ。そして偶然女子トイレの扉に埋められていたアレクサンドライトを見つけて思いついた。』
椿「そこで僕は笛吹と共謀した。生徒が遅くまで残るのは用務員の吉村さんの負担でしかない。そこで戸締りの協力も受けた。しかし、負担は予想以上に大きく何とかせねばと思ったんだ。」
ヒ「・・・・アタシらに言わんかったんは何でや?」
ス『椿から言われた。ボッスンとヒメコには伝えないで欲しいと。』
椿「君らに伝えれば絶対に大事になる。ひけらかしては意味が無いからな。君らはすぐにペラペラと喋るからな。」
丹・デ・ウ「確かに。」
ボ「おぇえ!?納得しちゃうの!?・・・・・・・・・・け、けど椿、1つ間違ってるぞ。」
椿「??何を間違っているというんだ?」
ボ「吉村さんが言ってたんだ。"学校の活気が消えてしまった"って。すげぇ寂しそうに。あくまで俺の推測だけど、吉村さんは下校時間過ぎてまで活気のある学校が好きだったんじゃねぇか?」
キ「・・・・・・何を証拠に・・・」
ボ「証拠なんかねぇよ。だけど吉村さんはいっつも俺たちの近くにいるだろ。ゴミ捨ての日だって絶対焼却炉にいる。要は生徒といたいんだよ。下校時間過ぎまで残っているのは吉村さんにとってある意味楽しみだったのかもしれない。」
丹「・・・・・・・確かに戸締りの件を話したときは最初はいいえの一点張りでしたものね。」
デ「何気に毎日会う。それだけ身近にいる存在だ。」
椿「・・・・・・・・・・・・・そうかもしれないな。勝手なことをしてしまったのかもしれない。・・・・・・・・・・・改めて言おう。今回の事件の発端は紛れも無い僕だ。どんな処罰でも受ける。すまなかった。」
ヒ「・・・・・・・副会長はミモリンや。どうするん?」
丹「あら、私は何も罰したりはしないつもりですわよ?椿くんのしたことは決して間違いではありませんもの。」
デ「私も咎めるつもりも無い。強いて言うならマスターキーを貸したことをチャラにしてくれればいい。」
ウ「・・・・・・私は先輩方に従いますと伝えてください。」
ヒ「やって。まぁそうやと思っとったけどな。ついでにアタシらの学校侵入も堪忍な。」
ボ「・・・・・マスターキーを貸した丹生さんとデージーさん、それに夜中に侵入した俺たちを許してくれるならこの七不思議事件も丸くおさめてもいいんだぜ?」
椿「・・・・・・・・・・・愚問だ。もちろん許そう。しかし、君たちはもしかして罪をかぶる気なんじゃ・・・・」
ボ「いや、もっと有効な手があるんだよ。それならいいだろ?」
椿「あぁ・・・・・・・恩に着る。」
〜翌日〜
<学園タイムズ:七不思議解明!何と全てが偶然と噂が作った虚構!幽霊の仕業ではなかった!>
〜生徒会室〜
ボ「島田さんに頼んでやってもらった。学園タイムズが1番効果が高い。案外俺たちの友好関係も捨てたもんじゃねぇだろ?」
椿「・・・・・・あぁ。初めて君が頼りがいのある存在にわずかに思えた。」
ボ「初めて!?しかもわずかになの!?」
ヒ「その代わり、生徒会の密着取材をさせてて言うとったからやったってな。」
丹「はい。お安い御用ですわ。」
デ「しかし、貴様が幽霊などの類のものに頼るとはな。」
ス『勘違いするな。俺がつかったのは紛れも無い科学の力だ。幽霊などという非論理的なものはただの脅かす道具に過ぎない。そもそも幽霊などというのは・・・・』
ヒ「普通のスイッチに戻ったわ・・・・」
ウ「少しウザイですけど・・・・」
ボ「ま、これを気に俺たちのちょっと待遇よくしてくれれば・・・」
椿「調子に乗るな愚か者!この件は侵入の件で互いに交渉が成立している。」
ボ「急に強気になりあがって!そもそもお前が起こしたせいで俺たちは・・・・」
キ「貴様ぁ、会長に向かって・・・・」
ヒ「ようやくいつもの風景に戻ったわ。」
丹「ですわ。」
ス『平和だな (^3^)=3』
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