二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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恋のダイヤル6700 ( inzm/GO )お知らせなう・
日時: 2012/03/22 21:18
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/

恋のダイヤル6700*△>>02
繋がったダイヤル*▲>>03
連絡事項・     *△>>12/>>21/>>27



    この愛受け止めてほしいよ。



恋愛指数値0〜5  ▽ 泣きたいと思った、
              001話*>>05 きみの髪をみて
              002話*>>10 作り笑いをみて
              003話*>>11 嬉しさのあまり
              004話*>>13 思い出して
              005話*>>17 思い出の中で
              006話*>>18 きみの言葉に
              007話*>>22 隣同士のきみに
              008話*>>23 さようならを告げて

恋愛指数値6〜10  ▽ 新しい生活を、
              009話*>>24 今のきみに
              010話*>>25 拭い去れない過去
              011話*>>26 歪みが生じる




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連絡事項2 ( No.21 )
日時: 2012/03/20 21:44
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/



連絡事項に書くのを忘れていたのですが、
恋のダイヤル6700は恋愛指数値20で完結
する予定です。


恋愛指数値( レンアイシスウチ )*→乙ゲーで言
うラブゲージみたいな感じです。これは優一
くんと文芽ちゃんにしかありません。



隣同士のきみに ( No.22 )
日時: 2012/03/20 21:55
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/





      私が私でなくなってしまっても




  どうか悲しまないで、優ちゃん



            傍にいられるだけで充分だとか、言い訳探しばかりしている私を許して欲しい






        気づくのに、もう少し時間が掛かってしまいそうだけれど —— 。






008*さようならを告げる ( No.23 )
日時: 2012/03/21 16:31
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/




手術室のドアが静かに閉まるのを見届ける。


力が抜けて、トスンと床に座り込む。

それに伴い涙腺が崩壊するのが判った。
ぽろぽろと膝に落ちていく涙。


よかった



私が私でなくなってしまう前に、最後に優ちゃんに会えて。




「文芽、よかったのか」


京くんが屈みこんで私の顔を覗き込む。

涙も拭かず、私は笑って「うん」と答えた。



「大丈夫…京くんにも、沢山迷惑をかけてしまったね。」
「いや別に…」


京くんは私の涙を指ですくい上げる。


あたたかい。


夏なのに冷たい私の体が冷えているから余計に温かいと感じるのかな。
迷惑だと判っていても、涙は止まらない。
出し切ってしまえば楽になるだろうか。



「ご、め…少しだけ、こうさせて…っ」


京ちゃんにしがみついた。


京ちゃんもまた、そんな私を受け止めるように背中へ手を回す。

「文芽…本当にいいのか?」
「…………もう決めたことだよ」




            ( 現在の恋愛指数値 4→5 up! )

009*今と君に ( No.24 )
日時: 2012/03/21 16:32
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/



 ——— 季節は夏から秋、冬から春へと移り変わった。




「おい聞いたか、高卒で公務員に就職した奴いるらしーぜ」
「は、どんな奴だよそれ」

「ああ何でも、すげー頭いいらしくて…あ、あいつだよ!」



雷門中学の職員室のドアをガラリと開ける。


視線はいっせいにこちらへ向けられる。
違例の事態に大人たちは事実を受け入れられない様子だ。



「…どうも…これからよろしくお願いします…」


俺の生気の無い声に、誰もが目を大きく開いた。


いいや、驚きよりもほっとしたような安心の色が大きい。



「ああ、君が成田 巫和(ナリタ ミワ)くんかね」
「そうです」


俺が通っていた頃と代わらない、白髪の校長先生。


憎ったらしい目をしてる。

冬海先生はいなかった。
他校に飛ばされたか?と思ったのも束の間、冬海の顔はすぐに見つかった。


グラウンド側のドアからノロノロと入ってくる姿。

ち、と聞こえないように舌打ちをする。



「君は世界最年少の中学校教員だと言うことを知っているかね」

「ええ、まあ」
「大学へは進学を考えなかったのか」

「大学で3年も4年も勉強するより独学で勉強した方が早いと思いました」

「ほう?」



ざわりと他の教員が騒ぐ。
校長はさも面白そうに俺を見て、何度も頷く。





           ( 現在の恋愛指数値 5→5 no change! )

010*拭い去れない過去 ( No.25 )
日時: 2012/03/21 18:12
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/


「あ!ねえねえ、成田くん!…だっけ?」


校長先生の語りかけが終わり、いざ指定された教室へ向かおうとした時。

赤い眼鏡を眼鏡として活用せず、飾りのように頭に付けている女性教師に声をかけられた。



「…成田であってます。何でしょう」
「きみ、サッカー好き?好きなら部活のコーチとか手伝って欲しいなって!」







サッカー。



聞くだけで体中の血が逆流しそうになる。

思い出したくも無い、あの色褪せた思い出が蘇る。





「……すみません、俺サッカー嫌いなんで」







             『あいつがサッカー部に入るってさ』

             『雑用させときゃいーっしょ』
             『つーか付いて来れんの?はは、体力の差とか考えろって』





うるさいな



「成田くん?」



俺がどんなスポーツしたって他人に関係ないだろう。

口を挟むなよ







             『あーあ、また怪我したよ。本当、使えねえ』
             『だから入部して欲しくなかったんだって』

             『マネージャー希望しときゃよかったのになあ、馬鹿な奴。』





言いたいだけいいやがって


「ねえ、成田くん?」



体力の差?
怪我?使える?マネージャー?


本当、なんなんだ。

お前たちに俺の何が判るんだよ。




「成田くんってば!!」

「あ…すみま、せん。」
「どうしたの?突然怖い顔して…」


無意識に耳を覆っていた。


何かから逃げようとする時、俺は耳を塞ぐ癖がある。
つまり今、俺は過去から逃げようとしていた事になる。

そんな自分に嫌気が差して女性教師に聞こえないように舌打をした。



くそ、あんな過去に怯えるなんて情け無い。






                ( 現在の恋愛指数値 5→6 up! )


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