二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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【ドラゴンクエストⅨ】スライムと元天使の冒険!
日時: 2012/06/22 21:59
名前: 怡執 ◆i0yxwOSY66 (ID: v.OxdoyZ)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=27344

「我々の平穏を守る為には、こうするしかないのだ!!」

そう叫んだ魔術師は、赤子を抱いていた。



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はじめまして! 怡執です♪

この小説はドラクエⅨの二次創作になります。
マナーの守れない方は戻る事をおすすめします。

更新スローペース、原作無視の内容ですが、読んでいただけたら幸いです。

ちなみにコメディ・ライトの方でも小説書いてます。
詳しくは上のURLをクリック☆

※題名は仮定です。
 オリジナル設定が含まれています。
 怡執の自己解釈・ストーリーの改編がされています。
 怡執の文が下手すぎるので注意です。


目次

第1章 >>2 >>1 >>3 >>4 >>6 >>7 >>8 >>9 >>13  >>14 >>16 >>17 >>20 >>21 >>22 >>23 >>24 

第2章 >>25


お知らせ
 >>15 >>18 >>19 >>21

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Re: 【ドラクエⅨ】スライムと元天使の冒険! ( No.2 )
日時: 2012/06/05 21:58
名前: 怡執 ◆i0yxwOSY66 (ID: OewqiabW)

第1章 キャラ紹介

・スラリン
 ウォルロ村周辺に生息するスライム。
 だが魔法が使えたり防御力やらなんやらステータスが高い。
 その所為でいじめられた時に助けてもらったナインに恩義を感じる。

 使える呪文・特技
   ・ホイミ
   ・ヒャド
   ・火炎の息 
   ・ステルス

・ナイン
 元ウォルロ村守護天使(♂)。人間年齢に換算して153歳。天使界年齢は15歳。
 地上に落ち、翼と頭の輪を失う。
 幽霊など並みの人間に見えないものは見えるが、“星のオーラ”だけは見えない。
 剣技が得意。冷静だけど天然。
 特技はギガスラッシュ……?

・リッカ
 ウォルロ村の宿屋の女主人。父母を幼い頃に亡くしている。
 ニードに想いを寄せられるも、鈍感なため気づかず。
 明るく元気な少女。

・ニード
 村長の息子。 リッカに想いを寄せるも気づいてもらえず。
 傲慢な態度が目立つ。 

Re: 【ドラゴンクエストⅨ】スライムと元天使の冒険! ( No.3 )
日時: 2012/05/24 18:33
名前: 怡執 ◆i0yxwOSY66 (ID: Styhyys8)

スラリンには“ステルス”という特技があった。
これは、気を消して相手に見えないようにする技である。

それを使ってウォルロ村に侵入する。
村の方角に落ちて行った天使を確認するためであった。


「滝壺に人が落ちたぞ……」

風に乗って、そんな声が聞こえる。
スラリンは、はやる気持ちを抑えて滝壺に向かう。

滝壺の中で倒れる人を見た。

頭から落ちたのだろうか。出血が酷く、彼のボサボサの茶髪を黒く染めていた。
背にあるはずの翼なんてどこにもなくて、
頭上にあるはずの輪っかもどんなに目をこらしても見えなかった。

「こいつ、もう死んでいるんじゃないか? こんなに頭から血ぃ流してるし」
金髪頭の男——確か、村長の息子のニード、という人間だったか——の言葉に、
スラリンは目を見開く。


死んでる?
いやだ、そんなの。 
まだぼくは、この天使さんにお礼を言っていない。

——ぱぁん!

ニードが殴り倒される。彼は
「……っ、何すんだよ、リッカ」
と横面を張った少女の名を呼ぶ。

そういえば、魔物たちがニードはリッカに恋をしているようだ、
という噂話をしていた気がする。

「生きているか死んでいるかなんて、まだ分からないじゃない。
そんな簡単に言わないでよ」

彼女は、生死にかかわる事で何かトラウマでもあるのだろうか。
可愛い、とよく言われるであろう顔を歪ませている。
ニードの方にも心当たりがあるのか、「……ごめん」と謝った。

「でも、そいつ、どうするんだよ?」
彼の問いに、リッカは
「勿論、うちで預かるわ。傷の手当とか、色々やらなきゃいけないこともあるもの」
至極当然のように答えた。










<作者>
 リッカのキャラが迷子……orz

Re: 【ドラゴンクエストⅨ】スライムと元天使の冒険! ( No.4 )
日時: 2012/06/05 21:46
名前: 怡執 ◆i0yxwOSY66 (ID: OewqiabW)

天使界にある“世界樹”に人間の感謝の気持ち“星のオーラ”を捧げる。
守護天使には人間を見守るほかに、そういう役目もあった。
そして星のオーラが十分に溜まれば、世界樹に“女神の果実”がなる。
その時に、天使たちは“天の箱舟”という汽車のようなものに乗り“神の国”に帰る事ができる——

そんな伝説が天使界にある。



“星のオーラ”を世界樹に捧げた。
すると、世界樹に黄色い果実——“女神の果実”がなる。

「あれが、女神の果実……」

誰かがそう呟いた。
途端に、天使界を邪悪な雷が襲った。

僕は周りにいた天使と同じように、その衝撃にふっとばされた。
「師匠っ」
僕は咄嗟に、地に足をつけていた師匠——イザヤール様——の手につかまろうとした。
師匠も僕に手を伸ばした。

だけど、つかまれなかった。

まっさかさまに、地上に落ちた。
自分の羽が抜け落ちていくのが見えた。頭上の光輪が消えていくのが分かった。

何層もの雲をつきぬけると、地上が認められた。
地上に落ちる場所が自分の守護するウォルロ村だと気づいた時、僕は気を失った。



<作者>
 スラリンを助けたウォルロ村の守護天使君目線です。

Re: 【ドラゴンクエストⅨ】スライムと元天使の冒険! ( No.5 )
日時: 2012/06/06 22:59
名前: 怡執 ◆i0yxwOSY66 (ID: XuXMtNJw)

<作者>
 守護天使くん目線、続きます。



うっすら瞼を開く。
上半身だけを起こし、ここはどこだろう、と辺りを見回す。
少し狭い、でも居心地の良い部屋は、天使界で自分が寝起きする部屋ではなかった。
ふと、自分の来ている服に目を向ける。
薄緑色の、柔らかい布地でできた服——パジャマだ。天使服ではない。

部屋に置いてある鏡には、翼も光輪もない自分の姿が映っていた。
「!?」
通常、天使の姿は鏡に映らない。
特別な魔法が施された鏡には映るが、見た所、この部屋の鏡はふつうの鏡であった。
しかも、映る自分の姿は“天使”ではなく、“人間”のそれ。

どういうことだろう、と焦ったものの、すぐに状況整理ができた。

自分は天使界からウォルロ村に落ちた。
その際に何故か人間になった(天使が持つ身体能力の高さ・霊感は残っていたが)。
で、誰かに助けられた、と。

再び、鏡を見る。
頭に巻かれた包帯が痛々しい。
う、と顔を顰めた時、誰かが部屋に入ってきた。

「あれ、もう起きたの?」
そんな声の主を見る。 部屋に入ってきたのは、青色の髪の少女——
確か、リッカ、という名だったか。

「あなた、傷が塞ぐの速いわね!」
びっくりしちゃったわ、とリッカは笑った。

その理由は、彼が“天使だから”なのであるが、
それを真っ向から言っても信じてもらえないだろう。

「……あなたは、」
だれですか、と問う事で回避しようとする。
「あ、わたしはリッカ。あなたは?」

「僕は———……」
しばらく、名乗る事をためらった。
守護天使の名前を言って、余計な混乱を招きたくない。
だが、偽名を考える時間なんてなかった。

「僕は、ナインです」

まぁ、とリッカは口に手を当てた。
「それじゃあ、守護天使様と同じ名前ね!」

同じ名前どころか、同じ人物なのだが。

言おうとした事を飲み込んで、ナインは
「ありがとうございます」
とだけ言った。
リッカは「え!?」と驚く。

「いいよ、そんなお礼なんて言わなくって!助けるのは当たり前でしょ?」

Re: 【ドラゴンクエストⅨ】スライムと元天使の冒険! ( No.6 )
日時: 2012/05/22 22:08
名前: 怡執 ◆i0yxwOSY66 (ID: Hfcg5Sle)

次の日、僕が目を覚ますと目の前にスライムがいた。 
「ぴきー!」
僕が起きたのが嬉しかったのか、スライムは飛び跳ねた。
——あまり、飛び跳ねてほしくない。
腹の上でそれをやられると、いくら元天使で身体が丈夫だからといっても辛い。

と、いうか。
「なんでキミ、こんな所にいるの?」

魔物が、村の中に。
村の入り口では、ニードの腰巾着——エイブという名の若者——が見張りを
していたはず(リッカ情報)。

「ぴ……」
駄目だったかな、とこっちを見る。

「……キミ、あの時の虐められていたスライム?」
ナインの問いに、スライムは肯定のつもりなのかピョコピョコ飛び跳ねる。

「どうしてこんな所に……人間に見つかったらどうする心算?」
大丈夫、と言わんばかりのスライムの様子にナインは

「ま、いっか」
とだけ呟いた。


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