二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ゆずはね 〜ポケモンオリジナルストーリー〜
- 日時: 2016/04/29 16:07
- 名前: シャルティン (ID: hjsHVdh.)
皆さん初めましての方は初めまして。シャルティンです。
この作品はポケモンが原作ですが、ストーリーは完全オリジナルものです。
注意!!
・ポケモンしかいません。
・ポケモン喋ります。
・ポケモン同士で恋愛話あり。
・ストーリーが完全に駄作。
・出てくるキャラはほとんどブイズ。
・若干シリアスある…かもしれません。
・更新遅いかもです(ストーリー構想・他作品との掛け持ちなど)。
・会話文の名前表示なしです。
・普通ポケモンにはないものが出てくるかもです。
・しかし、この作品の影響がゲームなのでここ。
以上を踏まえた上で作品をお読みください。
登場人物
リッカ (リーフィア♀)
性格:明るく頑張り屋 一人称:私 特技:料理
詳細:見た目は右耳に柚の花をつけている。実は水・草・炎・雷のタイプが自然に扱える。家事全般得意。故郷は既に崩壊。
ルエ (ブラッキー♂)
性格:クールで冷静 一人称:俺 特技:物作り
詳細:大人っぽいが実際は子供っぽいところもある。リッカには少し違った反応をする。少々ツンデレ気味な所も。瞳が青。
ヒナノ (エーフィ♀)
性格:天然馬鹿っこ 一人称:ボク 特技:ダンス
詳細:他人とは少し違った発想をする。歌いながら踊ることが大好き。歌声は村一番。少し変わった存在。
シノラ (ブラッキー♂)
性格:素直で社交的 一人称:僕 特技:特になし
詳細:村に訪れた不思議な旅人。ヒナノ達のような小さい子を兄弟の様に思っている。???の正体を知る者。
エズキ (イーブイ♂)
性格:天然真面目 一人称:ぼく 特技:草笛を使う
詳細:ヒナノの双子の弟。姉よりはしっかり者。進化する力が無く、ヒナノとは違い、進化できない。
アユリ (グレイシア♀)
性格:おっとり天然ボケ 一人称:わたし 特技:不明(ドジ)
詳細:よく転ぶドジっ子。エズキとヒナノの幼なじみ。怒るところは見たこともない程に優しい。ボケ役担当。
ナシア (ブースター♀)
性格:ツンデレ&照れ屋 一人称:あたし 特技:燃やすこと
詳細:意地っ張り少女。恋バナが大好きで恋の話になると食いつく。だが自分の恋は一切話さない様子。ツッコミ役。
セチル (サンダース♂)
性格:無口な不思議少年 一人称:オレ 特技:人の話を聞かない
詳細:あまり喋らない。だが、心の中は頑張り屋で一生懸命に思っている。読書が好き。同じくらいに好きな人がいるそう。
ミヅキ (シャワーズ♀)
性格:敬語使いの少女 一人称:私 特技:ドジっ子
詳細:料理苦手のドジっ子。水に潜るのが大好き。転びはしないが家事全般苦手。たまにリッカに教わりに行く。
テトラ (ニンフィア♂)
性格:毒舌少年 一人称:僕 特技:特になし
詳細:さらりと毒舌発言をする少年。頑張り屋の人間には優しい性格上言わない(言えない)。
**いらっしゃったお客様**
クレス様
ランスロット ◆/.5aaSlLPY様
レイR ◆SY6Gn7Ui8M様(レイラ様)
IR様
フィナーレ様
**************
キャラ用紙 >>34
お客様よりの登場人物
IR様 >>35 >>43
フィナーレ様 >>37 >>39
ポテトチョコ様 >>36 >>38
オープニングテーマ:歌の手紙 >>9
エンディングテーマ:ココロの道 >>11
第2章テーマソング:偽りの人形(ドール) >>53
第3章テーマソング:いつかの全てが終わる日 >>54
???:花咲く空の下で >>93
プロローグ >>1 >>2 >>3 >>4
第1章
第 1話:紫水晶の瞳 >>7
第 2話:…夫婦? >>22
第 3話:思いは心の奥深く >>41
第 4話:訪れ >>61
第 5話:未来図 >>76-77
第 6話:心の瞳 >>85
第 7話:夜空の下で
第 8話:おとぎばなし
第 9話:不思議姉妹
第10話:お互い様
第2章
第3章
第4章
番外編
参照数1000突破!! >>96
2014年間、ありがとうございました。 >>102
嘘じゃなくて >>107——2015.4.1 エイプリルフール
Lost Night >>108ーー2015.5.9 思いつきネタ
その他・お知らせなど
第○章 題名集 >>5
早くも第2期決定!! >>6
お客様からのキャラ追加をありに >>33
イラスト投稿始めました。 >>55
移転しました。 >>114
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- Re: ゆずはね 〜ポケモンオリジナルストーリー〜 ( No.1 )
- 日時: 2014/03/14 17:12
- 名前: シャルティン (ID: 7yVkKRde)
この世界は、「ポケモン」という種族の者で溢れている。自然が豊かな村もあれば、貿易が盛んな町もある。
その中の一つ、「コルシア村」は、自然が豊かな村。しかし、どの地図にも記されていない。
そんな不思議な村の住人と不思議な旅人が描く物語。
ページが一枚めくられる毎に、その村は変わっていく。いつも不思議なことばかりだけれど、日常的なこともよく起きるこの村。
その出来事が、次第に村の住人の運命を変えて行くのだろう。
そして、今日もその1ページ目がめくられる。
さあ、このページは何が起こるのでしょう。それは、めくってみてのお楽しみ。
- Re: ゆずはね 〜ポケモンオリジナルストーリー〜 ( No.2 )
- 日時: 2014/03/15 20:08
- 名前: シャルティン (ID: 7yVkKRde)
〜プロローグ リッカ編〜
いつものように、私は空を眺めていた。この荒れ地にいるのはもう何年目だろうか。
私の故郷は、もう無いのに。
何年も…約6年前くらいかな。私の故郷は、消えた。原因は、爆弾。
戦争中に、偶然この村が巻き込まれて、爆弾が落とされた。そして、私以外の人は消えてしまった。今でも、その傷跡は残っている。
その時から、私はずっと、その焼け落ちた、消えた村に居る。一人、生きる手段を探しながら生きてきた。
それなのに、何で私は空を見上げてるんだろう。最近、ずっとこうだ。…もしかして、何か来るのかな。
そんなの、淡い期待なのに。
「…はぁ。そろそろ夕飯の材料見つけないと」
そう言って、私は夕飯の材料を森へ探しに行った。少し遠い森だが、食べれそうなものはいっぱいある。
そこで、木の実やキノコを何個か採っていると、
期待って、実現するんだな、って思った。
「…何してんだ?」
声がする方を振り返ってみると、黒く、黄色い色が良く目立つ姿のポケモンが立っていた。種族は、ここら辺じゃ見ないけど、ブラッキー?
「…君こそ、なんでここに居るの?普通、こんなところに来ないよ」
「お前だっているだろ?」
「私は夕飯の材料を採りに来てんの。君と一緒にしないで」
ブラッキーの子は、表情一つ変えないまま、立っていた。普通そこ怒んないわけ?と、内心思った。
「…お前、あの荒れ地に住んでるのか?」
「…あんた、ストーカーの類?」
「ちげーよ!!お前がそっちの方面から来んのを見たんだよ!!」
「へぇー…」
正直、私は人を疑い深く見る癖がある。だからなのか、私はあの子を信じられなかった。信じられる相手じゃないと、冷たく反応しちゃうんだよね。
「で?あそこに居ちゃ駄目なの?」
「別に、そういう訳じゃないが…」
「ならいいでしょ」
「ちょ!待てって!!話はこれからだ!!」
「…早めに済ませてよ」
その子は、一呼吸おいて、本題を話し始めた。
「————俺が住んでる村に来ないか?」
「…は?」
「だ、だからっ!俺の住んでる村に来るかっつってんだ!!」
顔を赤らめて急いでもう一回言い直した。照れ屋なのか、普段はこんな台詞言わないのか。多分後者。
「何でそんな唐突に」
「別にいいだろっ!!で、どうすんだ!来んのか来ねーのか!!」
「…別に、一人じゃ寂しかったし、行ってもいいけど」
「そ、そうか」
安心したように溜め息を吐いた。…あの台詞、断られたら辛いしね。もっとも、別の理由もありそうだけど。
「んじゃ、ついてこい」
「ちょ、ちょっと!!待ってよ!!」
「…何だ?」
今度は少し無愛想な顔をして振り向いてきた。…顔の表情ころころ変わるな。
「私はリッカ!あんたは!?」
「…俺は、ルエ」
これが、私の、コルシア村に住んだ理由。そして、ルエとの出会いだった。
- Re: ゆずはね 〜ポケモンオリジナルストーリー〜 ( No.3 )
- 日時: 2014/03/23 22:25
- 名前: シャルティン (ID: 7yVkKRde)
〜プロローグ② ルエ編〜
カン、カン。と金槌で叩く音が聞こえる。
今日も一人、暗い部屋の中で一つの灯りを頼りに作業していた。
昔から、ずっとこの部屋に籠もっていた。コルシア村の皆に顔を合わせることも少なかった。
たまに外に出ることはあった。その時は、絶対に村の皆が居ない時間帯。そして今日も、その時間に出た。
その日は散歩でもしようかと思った。それで、近くの森に入って、自然を楽しんでいた。
先客が居たことも知らずに。
少し歩いたら、一人の少女が居た。
ここに来る奴なんて滅多にいないのに。そう思った。
その少女は気づいてない様で、黙々とキノコを採っていた。
何してるんだ、そう思って話しかけた。
「…何してんだ?」
少女は、くるりとこちらを振り向いた。黄色の体に耳は葉っぱの様。そう、リーフィアの少女だった。
そいつは何を思ったのか、茶色の瞳でこっちを真っ直ぐに見つめ、問い返して来た。
「…君こそ、なんでここに居るの?普通、こんなところに来ないよ」
いや、お前だって来てるじゃねーか。思ったことを顔に出さずに口に出した。
「お前だっているだろ?」
その言葉に、少し怒ったような顔をしながら言った。
「私は夕飯の材料を採りに来てんの。君と一緒にしないで」
普通の奴ならカチン、と来る台詞だが、俺には、目の前の奴が、どうも自分以外のポケモンと関わりたくなくて避けてるように見えた。
今の俺と同じように。
だから、怒る代わりに、同情を覚えた。そして、疑問に思ったことを一つ、聞いてみることにした。
「…お前、あの荒れ地に住んでるのか?」
俺が来た方向からは一人もすれ違わなかった。だとして、この森の正反対に残ってる村は何一つない。昔に落とされた、爆弾の影響で。
そして、その村には一人生き残りが居たらしく、ずっと会ってみたいと思っていた。
そう、この森に来る方法は、俺たちの村を通って一本道の道に沿って行くか、正反対から来るかの二方向。俺がすれ違わなかったということは、正反対側から来た可能性が高い。
その予測は、どうだったのか。少女の答えを待った。そして、少女が口に出した言葉は。
「…あんた、ストーカーの類?」
ちげーよ!?何でそうなったんだよおい!!心の中でずっこけたじゃねーか!!
そっちの方面から来んのを見た、と言ったが、嘘だ。実はただの予測。
「へぇー…」
思いっきり疑い深い目で見られてる。そりゃ暫くそっち側いたらわかりますよねー!!
って、俺は一人で何やってんだ…。
「で?あそこに居ちゃ駄目なの?」
「別に、そういう訳じゃないが…」
「ならいいでしょ」
そう言って、あいつは去ろうとした。次の時、何でか俺は、少女に向かって叫んだ。
「ちょ!待てって!!話しはこれからだ!!」
いやいや何言ってんだ俺は。
「…早めに済ませてよ」
あ——。話なんて考えてねーよ!頭の中で必死に探した。それで思いついたことを話してみた。
「俺が住んでる村に来ないか?」
「…は?」
うん、当然の反応を返された。もう自分でも訳が分からないくらいだ。もうこうなったら言い訳でもいいから言っちまえー!!
「だ、だからっ!俺の住んでる村に来るかっつってんだ!!」
今考えると言い慣れてないこの台詞を連続して言うとかマジで恥ずっ。
「何でそんな唐突に」
「別にいいだろっ!!で、どうすんだ!来んのか来ねーのか!!」
「…別に、一人じゃ寂しかったし、行ってもいいけど」
「そ、そうか」
あー、マジでよかった。断られたらどうしようかと思ってた。てかこれ断られた時の事考えてなかったな俺。
…それに、俺には村の皆が居るが、村の跡地で一人とか、誰でも嫌に決まってんだろ…。親と昔居た、思い出の場所だとしても。
少なくとも、俺は辛い。
「んじゃ、ついてこい」
早速、村の皆に案内することにした。そろそろ夜か。
と、思ってたらいきなり背後から声がした。
「ちょ、ちょっと!!待ってよ!!」
「…何だ?」
早く帰んねーとあの一本道夜危ないんだが。
「私はリッカ!あんたは!?」
「…俺は、ルエ」
この日。コルシア村に、住人が一人増えた。
- Re: ゆずはね 〜ポケモンオリジナルストーリー〜 ( No.4 )
- 日時: 2014/03/24 19:43
- 名前: シャルティン (ID: 7yVkKRde)
〜プロローグ③ ヒナノ&エズキ編〜
ヒナノseed
お家の前で誰かの帰りを待っていた。誰でもない、立った1人の弟を。
「ただいまー!!」
「!お帰りー!エズキ!!」
「うん、今日も外でずっと待ってくれてたの?」
少し心配した顔で、エズキは聞いてきた。何の躊躇いもなく答えた。
「もちろん!!だってボクにとってエズキは大切だからね!」
「そっか。でも無理しないでよ?」
「あっははー!だいじょーぶだいじょーぶ!!」
そうやってエズキに笑った。うん、大丈夫なのはホントだからねっ。
そういえば、とエズキは思い返したように聞いてきた。
「ルエはまだ出て来ないの?」
「うん。また昨日も皆出てない時間に出たみたいだよー」
「もう、少しくらい顔合わせてくれてもいいのに」
少し怒った表情で誰もいないところに向かって言った。
この村の住人のルエは、何年も会ってくれない。たまに、ボク達が居ない時に村を出て行ってるのは村の皆が知っている。
ボク等は、ただ不安にその姿をいつも見つめていた。
エズキseed
まったく、と思った。どれだけルエは皆を心配させるんだろう。少なくとも、この村でルエを心配してない人なんていない。
そう、ぼくとヒナノも。
そうずっと考えていたぼくらは、今の時間に気づかなかった。
「ねえヒナノ。今何時くらいかな」
「え?うーん、と…何時だろ??」
「もしかしたらそろそろルエ帰ってくるんじゃ…」
「……Σあっ」
村の皆で話し合った結果、皆でルエが帰ってくるときに隠れて、できるだけ引きこもらないようにしてきた。だから、この時間でルエが帰ってきたら。
その時、何処からか声が聞こえた。村の出入り口からだった。
「……あー、もう遅いな」
久しぶりに聞いた声だった。でも、忘れるはずがなかった。ルエだった。どうしよう、と二人で隠れることも忘れて悩んでいる時に、もう一つ声が聞こえた。
「ちょっと待ってよ!!」
女の子の声だった。その声はルエを呼び止めるようだった。
「…遅いぞ」
「…っ、もう!速いよ!!…で?ここがコルシア村?」
「そうだ」
「ふーん。…久しぶりに村なんて見た」
ルエが、他の人と普通に会話している。その事実にぼくたちは正直驚きすぎていた。ヒナノもすごい驚いていた。
2人で少し小声で話して、声の主が出てくるのを待った。
「…ルエ」
「…ヒナノ、エズキ」
ぼくが言った言葉に気づいたルエは、こちらに気づいたようだった。っていうか気付かなかったの!?ぼくたち君が誰かと話してるの10メートルくらい離れたところから見てたんだけど!!君そんな視力悪かった!?
頭の中で一人ツッコミを続けている間に、もう一人の声の主が出てきた。
「…えと」
もう一人の声の主———リーフィアのお姉ちゃんは困っていたように見てきた。誰、とぼくが言う前に先にヒナノが聞いた。
「お姉ちゃんだーれ?」
まるで、新しい住人さんを見てるかのような顔で聞いてきた。リーフィアの人が答えるより先にルエが答えた言葉は。
「…新しい住人だ」
それを聞いた途端、ヒナノの顔がぱぁーっと笑顔になった。
「わーい!!新しい人ー!!」
「ちょ、わ、わー!」
瞬間、リーフィアの人に抱き付いた。リーフィアの人は混乱していたようで、ぼくに助けを求めていた。
「ね、自己紹介。忘れてるよ」
「あ、そだった。ボクはエーフィのヒナノ!!よろしくね!おねーちゃん!」
「ぼくはイーブイのエズキ。ヒナノとは双子の弟なんだ」
「あ、わ、私はリーフィアのリッカ!!」
「そっか!リッカおねーちゃんかー!」
ヒナノはますますリッカさんに抱き付いた。そんな2人のやり取りを見ている間に、ルエに聞いた。
「…どうしたんですか?」
「いや、ちょっとな」
そう言うルエは微かに笑っていた。
翌日、新しい住人が来た、とルエが出てきた、という噂はたちまち村中に広がった。
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