二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- メルクストーリア創作 『ギルドログを動かそうネタ』集
- 日時: 2016/02/14 06:50
- 名前: ぽちもどき (ID: CVGC9rYr)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10196
これはフィクションですよ(*´・ω・`)b
誤字・脱字は許してチョンマゲ(ゝω・´★)
◆がんばれ、皆のクッキーさん 編
>>1- 〜No.10 アップ終了
◆ブランカさんの日常 編
>>11- 〜No.20 アップ終了
◆ハロウィン・パーティー 編
>>21- 〜 No.33 本編アップ終了
◇ハロウィン・パーティー 編(カキコオリジナル)
>>34- 〜 No.40 サイドストーリーアップ終了
◆ネルお嬢様の成長記録 編
>>41- 〜 No.51 アップ終了
◆クリスマスギルバト
ヒポちゃま、お婿見つけ隊 編
>>52- 〜 No.60 アップ終了
◆クリスマス(ショート)編
>>61- 〜 No.62 アップ終了
◆お正月編
>>63- 〜 No.72 (カキコオリジナルは保留中)
◆リト君へのライトアップ! この演出は俺の為にある!
>>73- 〜 No.81 (カキコオリジナルは保留中)
◆節分 (ショート)編
>>82- 〜 アップ中 ((φ(‾ー‾ )
※作品等に関する感想やご指摘は、別スレッドを設定いたしました。
各後書きにてROMをアップしておりますので、ご感想ありましたら、雑談掲示板【ぽちの呟き、もどきへの呟き】にお願いいたします。
コチラの創作スレッドは、作品アップのみとさせて戴きます。
※上記URLは、ほちもどきの自己紹介へ繋がっております。
良ければ覗いて下さい。(*゜▽゜)ノ
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- メルクストーリア創作 『ギルドログを動かそうネタ』集 ( No.65 )
- 日時: 2015/08/02 06:40
- 名前: ぽちもどき (ID: jQF4W0MP)
正月編 (その②)
ユウは退院後、迷惑を掛けた事を反省してシエットの仕事を手伝いました。
「年末は年越しの蕎麦を求めてくる客が後を断たたず、猫の手も借りたい程の忙しさだからね。凄く助かったよ。」
蕎麦屋の女将さんは、給金とは別に感謝の気持ちだよと言ってお蕎麦をくれました。
「蕎麦、沢山貰ったなぁ。皆を迎えに行って年越し食べるか」
ユウとシエットは二人で迎えに行くことにしました。
・・・ピュウピュウ〜♪デートですな!(ФωФ)
(o゜口゜)=○))´3`゜)∴
「違うでしょ! 皆を迎えにいくだけなんだからね!」
神社の周辺では、《ゴーン・・・ゴーン・・・》ゆっくりと撞き鳴らされる鈍重な鐘の音や、《ジャリン、シャリン》祈りの鈴が鳴り響き、《ガヤガヤ》と人の喧騒に溢れて賑わっていました。
鳥居の前では、参拝客の多さにお参りする為の列が出来ており、列の誘導にと神社側の関係者が幾人鳥居の表に立っていました。
その係の中に、旅先で知り合った24歳の女性『あんず』の姿を発見。
彼女は、天子の代わりに世の中を見回る大役を請け負っている天照神社の戦巫女。
額に赤紐長めのハチマキを絞め、弓を射るのに袖が邪魔に成らないようにと襷で縛り上げているのが普段の彼女の姿で、凛とした立ち振舞いに流石は厳しい終業を乗り越えた名うての射手だと言われ、和の国では知らない人が居ない程、知名度の高い人なのだ。
女性らしさも忘れておらず、レースとヒダをあしらった作りの袴にリボンのアクセント。
男男しいではなく、女性らしく頼りになる姉御肌の持ち主だ。
シエットは、あんずと既に何度か会っている様で軽く挨拶を交わしますが、ユウは疑問符を頭に浮かべます。
彼女程天子に信頼されているのなら、年明けの行事や報告の為に天照神社の本殿にいなくて良いのかと考えたからだ。
「この時期は本殿もそうだが地方だろうと多忙だからね、皆に手伝いの命が下るのさ」
ユウが疑問に思った事を問うと、あんずは丁寧に教えてくれました。
ユウ達が立ち止まって世間話をしていると、鳥居近くの群衆に囲まれた辺りからアレクの切羽詰まった声が聞こえて来ました。
- Re: メルクストーリア創作 『ギルドログを動かそうネタ』集 ( No.66 )
- 日時: 2015/08/08 14:31
- 名前: ぽちもどき (ID: aW5Ed34M)
「よいちさん。そろそろ両手に持っている温い甘酒を置いて、配るのを手伝って下さいよ」
!Σ(´□`;)
大声を張り上げているのはユウ達が迎えに来た仲間の一人で『アレク』
神社のバイトでは、甘酒の支給を担当している様だ。
「まぁ、まぁ、焦らずとも、皆様は逃げませぬよ〜♪今宵も素晴らしい月ですなぁ・・・向こうには兎が〜♪」
頭には成人の証である烏帽子。
両手に和帽子をはめ、水干衣に胴着を付けた姿は、いつ何時でも討ち入り御免といったピリリと緊張感を纏ったやり手に見える出で立だが・・・
まぁ、キリっと顔が引き締まっていれば見えるのだろうな。
普段はとぼけた感じの礼儀正しい青年である。
どうやら、お酒に弱いよいちは配給途中で甘酒に『気分酔い』してしまった模様で、月を見上げて締まりのない顔をして笑っています。
なかなか進まない列に苛立ったのか一人の男性が最前列に割り込み、よいちとアレクに詰め寄りました。
それを見たあんずは、素早く弓を構えて一撃必中!
見事よいちに当たり、キュ〜ンばたん!と倒れてしましいまた。
「「え〜!!そっち!」」!Σ(´□`;)
「参拝客に弓をつがう訳には行くまい。それに矢の先は潰してあるし、修行した身はそんなに柔では無いさ」
あんずはユウ達に淡々と説明し、掴み掛かろうとした客に向き直り相対。
「そこな御仁。派手な喧嘩は和の国の華。しかし年始に持ち越すのは不粋では?・・・この場にて喧嘩両成敗も出来ますが、ここは『【華射貫く光矢】あんず』に預けて頂けませんか?(ヾ(‾ー‾*) 見事解決してみせましょう!」
あんずの貫禄に男性はたじたじで、只頷くだけしか出来ません。
しかし、よいちは完全に気を失っているのにどうするのか・・・
ユウは心配になり手伝う旨を伝えましたが、あんずは、首を横に振って拒否。
「なに。心配召されるな」
あんずは一呼吸し・・・
「流石年末、良い月夜だ。見逃しては月兎の有無についての議論何ぞ、来年からは語れぬなぁ」
よいちの耳元で叫びました。
「月に兎は居るのですぞ!・・・おや?」
完全に意識がなかったよいちが飛び起きました。
「「あれで起きた!Σ(‾□‾;)」」
驚きつつも、回りの野次馬から拍手喝采。
あんずはよいちにマスクを渡して頑張れよ(*゜▽゜)ノ〜!と応援。
何とか一件落着。
お正月編(その③)に続く!
「そろそろ仕事と僕の事を思い出して、甘酒の配給を手伝って下さいよ」
。゜(゜´Д`゜)゜。
横ではアレクが配給を続けながら、泣きべそをかいていました。
皆様、さんはい、
「「「「ごめんなさい」」」」
- メルクストーリア創作 『ギルドログを動かそうネタ』集 ( No.67 )
- 日時: 2015/08/13 06:32
- 名前: ぽちもどき (ID: 6mW1p4Tl)
正月編 (その③)
アレクはまだまだ忙しそう。
他の皆にも会いに行こうと神社の境内を散策します。
シエットちゃん♪(ФωФ)ぴゅ〜デートの・・・ヘバブ!
(o゜Д゜)=○)´3`)∴
もういいってば!
『「「モエー♪♪」」』
散策を続ける二人は、奇っ怪な呟きをあげながらパシャ、パシャとカメラを撮る群衆を見つけました。
どうやら石畳を挟んだ左右対面にある神籖引換所の片側に何かあるようで、人集りが出来ています。
ユウ達も、何が人を惹き付けているのか気になったので、遠目から様子を伺う事にしました。
引換所では、メルク、フィーリア、ひなげしが神籖を配っていました。
「ユウお兄ちゃん!シエットお姉ちゃん!」
ひなげしがユウ達に気がついて笑顔で呼び掛けます。
少女の呼び掛けが皆の興味を引いたのか、群衆の目が一斉にユウ達を見ます。
ぎゃ〜! 敵意ある目で見ないでくれ!!
「ここは天照神社じゃないのに、どうしてひなげしが居るんだ?」
ひなげしは天照神社の巫女です。
本社から出て来てよかったのかと、ユウは疑問に思って質問しました。
「お兄ちゃんに渡さなきゃいけない物があって・・・厄避けの御守り。これがないと大変な目にあうからお兄ちゃんに会って来なさいって、占いのお告げがあったんだよ♪」
ひなげしは、はいっと御守りをくれました。
「倒れたのを心配してお見舞いに来てくれたのですょ〜。元気になって良かったですぅ」
心配そうに話すメルク。
「・・・モンスターとの出会いが遅くれて・・・・・・ふぅ。人災じゃ仕方ない・・・。次、同じことで倒れても心配しない・・・」
表情を動かさずになじるフィーリア。
うぅ・・・済みません!
話し込むと引換客の邪魔になると考え建物の隅から離れようとした時、神籖を受け取った一人の参拝客から悲鳴があがりました。
- メルクストーリア創作 『ギルドログを動かそうネタ』集 ( No.68 )
- 日時: 2015/08/13 07:25
- 名前: ぽちもどき (ID: 6mW1p4Tl)
「き、凶だと!・・・・・・落ちた、今年は受験なのに悪夢だ!!」
。゜(゜´Д`゜)゜。
クジを引いた若者が騒ぎ始めました。
「凶を引いたからと言って、勉強を止めて将来を諦めてしまえば・・・落ちますね。やるべきことは、するべき・・・」
フィーリアは叫んでいる客に話しかけました。
「神籖は天命の結果だけれど、神籖に書かれている内容を切に受け止めて、慢心せずに最善を尽くせば、実りある未来(先)に繋がるよ♪。凶以上には悪くならないから、挫けないで頑張って♪」
ひなげしが励まします。
「凶の神籖を利き腕と反対の手で結べば、困難な行いを達成・・・つまりは、修行をしたことになって、凶が吉に転じる・・・という説もあるのですよぅ〜♪」
本に書いてありましたぁ〜と、メルクが良い案を教えます。
禍を転じて福と為す・・・悪いことも、マイナスではなくプラスに考えて行けば良い未来に出会えます。
明けましておめでとうございます。
皆様に本年も幸多く実りある年になりますようお祈り申し上げます。
畄⌒ヾ(・ω-。)♪
次は正月編(その④)へ続く!
♪(o・ω・)ノ))
無表情に見下しながらの励まし。
方や癒される笑顔の励まし。
さらに陰りない笑顔で励まし。
・・・いい!やっぱり
『「「モエー」」』
神籖引換所は、シャッター音が響き渡りフラッシュ光が辺りを光輝かせました。
「「ここは・・・そっとしておこう」」
二人は頷き合い、その場を後にしました。
- メルクストーリア創作 『ギルドログを動かそうネタ』集 ( No.69 )
- 日時: 2015/08/13 08:31
- 名前: ぽちもどき (ID: 6mW1p4Tl)
お正月編(その④)
本年も残すところ数十分、ゴーンと撞き鳴らされる除夜の鐘もあと僅か。
参拝客にシャラン、ジャランと、賽銭を投げ入れ祈りの鈴が鳴らされる中、楽器の音が聞こえて来ました。
笙や竜笛など管弦楽器の音や唄で盛り上げ、ヒラヒラと艶やかな舞いを踊り神様を楽しませ、一年の感謝の祈りを捧げる除夜際。
群衆に取り囲まれた神楽殿を見てシエットが呟きます。
「ステラって才色兼備だよね・・・」
唐突な呟きにユウは振り返りますが、神楽殿を見たまま、動かないシエットに気が付いて神楽殿に目線を向けました。
社の巫女と市井より選ばれた幾人とが一緒に舞を披露している中、ステラが居るのを見つけます。
純白な白衣、目を引く緋袴、幻想的に見える千早を着用したステラの妖艶な舞姿に二人は見とれました。
もちろん回りの群衆もステラに釘付け。
シエットは同じ仲間として誇らしく、女性として羨望を感じました。
人を引き付ける美貌・・・
そして・・・
自分の胸の辺りを手で撫でた後にもう一度ステラを見れば、ため息しか出て来ません。
更に、横に立っているユウを見たら・・・無性に腹立たしくなります。
「あっ痛!!!!」
シエットに足を踏まれたユウは大声を上げてしまいました。
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