二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- プリパラっ!! ー希望抱えて、進めっ!ー [キャラ募集]
- 日時: 2016/02/29 17:04
- 名前: リラ (ID: F5aTYa7o)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=30083
プリパラの頂点を7人のアイドルが争っていたときから、5年後———。
新たなるアイドルが神アイドル目指して立ち上がる!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
移動しました
(上記のURLからお願いします)
- Re: プリパラっ!! ー希望抱えて、進めっ!ー ( No.24 )
- 日時: 2015/04/09 18:18
- 名前: リラ (ID: .HkLA/wn)
「タンタン、タァ〜ン♪ ボタンちゃんですっ!」
「キラキラリ〜ン☆ キラちゃんキラッ!」
「……」
「……」
ここは楽屋。
今日から二人で練習をすることにしたけど……。
「やっぱり『キラ&ボタン』じゃアイドルとして面白くないわね」
「キラちゃん、練習のときは『キラッ』ってつけないの?」
「余計なお世話キラキラッ」
ありゃ、怒られた。
でも確かに、名前を並べるだけじゃそんなにかわいくない、かも。
「何か、『SoRaMi Smile』みたいにかっこよくてかわいい名前、ないか
しら」
きらちゃんまた『キラ』忘れてる……。
まあいいや、とりあえずチーム名を……。
「『キラボタ』・『ボタキラ』……あ、『キラタン』は?」
「何そのダサい名前! もっとセンスないの!?」
えー、『キラ』とボタンの『タン』で『キラタン』だけど……。
「ダメダメ、ダメダメったら、ダメダメのダメ!」
うわっ、トンボマネージャーみたいなしゃべり方!
「じゃあ、キラちゃんはどんなのがいいの?」
「『キラキラっ娘』がいいキラッ!!」
誰? その『キラ木 ラッコ』って。
「『キラキラっ娘』!!
私たちがキラキラ輝けるようにってこと!!」
ようするに、自分の名前じゃん!
それなら、『プリパラおにぎり娘』がいい!
「嫌よ、そんな田舎くさい名前!」
「そっちこそ一昔前のアイドルみたいじゃん!」
「私たちはアイドルだもの、いいでしょ!?」
「嫌! 『プリパラおにぎり娘』!」
「『キラキラッ娘』!」
「もう、キラちゃんなんか知らない!」
「いいわよ、ボタンなんかすぐ倒して、神アイドルになってやるわ!」
- Re: プリパラっ!! ー希望抱えて、進めっ!ー ( No.25 )
- 日時: 2015/04/09 18:52
- 名前: リラ (ID: .HkLA/wn)
もう、なんなのよ、ボタンったら!
イライラ度、100%じゃない!
最近怒ってばっか過ぎる!
ずかずかと近くのカフェに入って、ドスンと席に座る。
「あー、お姉さん、アイスティーください!」
「かしこまりました」
うーん、それにしてもこの赤いめが姉ぇ、何人いるんだ?
「ああ、ほら、『クイーン・奏』のライブよ!」
ん? 奏って、あの伝説の「神を越えたアイドル」の?
って、それはかなり貴重じゃない!!
あの人、めったにライブをしないって言われてるのに、
それを生で見られるチャンスを逃すなんて!
「急がなきゃ!」
キラは大急ぎで会場へ走る。
「お客さん、アイスティーはいいんですか〜!?」
遠くからめが姉ぇの声が聞こえた。
- Re: プリパラっ!! ー希望抱えて、進めっ!ー ( No.26 )
- 日時: 2015/04/12 10:57
- 名前: リラ (ID: .HkLA/wn)
「ボタタ・ボタタ・タンタンタ〜ン♪
タンタカ タカタカ・タンタンタ〜ン♪」
はぁ〜とため息をつく。
ここはプリパラの中の休憩所。
巨大なテレビでどこかのアイドルが踊っている。
「何でキラちゃん、おにぎり嫌なの!?
おにぎりはかわいい、おいしい、美しいだよっ!」
こういうときは、おにぎりを食べて癒されるしかないなぁ。
ボタンはかばんから10cmほどの黒いボールを取り出した。
これ、ノリを巻いた巨大おにぎりである。
中には梅干が3個も入っている贅沢仕様。
「うまぁ〜っ!
やっぱりおにぎりは大事だねぇ〜!」
『続いてはあの伝説を越えたアイドル、奏さんのライブです!』
「奏?」
確か……神アイドルを越えたアイドルだよね?
いいなぁ、確かあの人才能がやばいんだよ。
『生中継でお送りします』
えっ、会場すぐ近くの部屋じゃん、行ってみよう!
ボタンはおにぎりをくわえたまま部屋を飛び出した。
- Re: プリパラっ!! ー希望抱えて、進めっ!ー ( No.27 )
- 日時: 2015/04/19 14:02
- 名前: リラ (ID: .HkLA/wn)
歓声が沸き起こる。
「ま、間に合った!?」
急いで飛び込んできたボタンは、すぐ目の前の誰かにぶつかった。
「いったぁ!」
「だ、誰よ、あなた!」
上がった悲鳴に、聞き覚えがあった。
「キラちゃん!?」
「ぼ、ボタン!?」
「何で……」
「シッ」
キラはボタンのくちびるに人差し指を当てる。
ボタンが顔を上げると、ちょうどメイキングドラマが始まったところ
だった。
夜空を弾みながら、どんどん上へ上へと登り、虹色に染める。
彼女が弾むたびに、ド・レ・ミ……と音が上がっていく。
高いドのところで、くるりと回った。
「闇に閉ざされし 古の女神!」
「キャ〜!」
いっそう大きくなる歓声。
……
プリパラの、いつものベンチ。
「すごかったね、奏さん」
ボタンが感心したようにつぶやくと、キラは立ち上がった。
「私たちもああやって、みんなが応援してくれるアイドルになるんだか
ら!」
そして、ボタンの手を握る。
「もちろん、二人でね」
「うんっ!
チーム名は……」
今日のメイキングドラマ。
ド、レ、ミ……と飛ぶ。
「ドレミ!」
「フライ!」
「ドレミFry!」
二人の声が重なった。
「私たちは、『ドレミFry!』」
新しいアイドル、ドレミFryが始まった。
- Re: プリパラっ!! ー希望抱えて、進めっ!ー ( No.28 )
- 日時: 2015/04/19 14:34
- 名前: リラ (ID: .HkLA/wn)
「私たちもサイリウムチャームを手に入れたいけど、
そうすると5人チームにならなきゃいけないのよね」
「しばらく普通のライブだね」
二人の目標は、「3人チームで神アイドルを目指す」こと。
「じゃあ、もう一人を探して3人チームにしないとね〜」
つぶやいたボタンに、キラがぐいっと顔を近づけた。
「さすがボタン、意識が高いわね」
「へ?」
「じゃあさっそくメンバーを探してきてくれるのね」
「は、はい?」
ポン、とキラがボタンの肩を叩いた。
「よろしく頼むわ」
「はいいい!?」
と言うわけで
「個人ライブにまた来るとは思わなかったな〜」
自分が出るわけじゃないけど。
いいや、適当に……。
「そこの子、かわいい衣装だね!
私とチーム組まない?」
「いいの!?
私レイラ! よろしくね!」
あれ、あっさり……?
ま、まぁ、いいよね!
「これで三人チームですね!」
「そうだね、ついに3人だ!」
よし、これで3人で活動だ!