二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 乗り込め!審神者さん【審神者募集開始しました】
- 日時: 2016/12/05 16:56
- 名前: 柊 (ID: EYuxdBgO)
初めまして、柊と申します!
今回、刀剣乱舞と艦これで小説を投稿させていただきます!
※注意事項※
・クロスオーバー
・キャラ崩壊
・ブラック本丸
・本丸乗っ取り
・若干時事ネタあり
・キャラの出番に偏りあり(作者の本丸と鎮守府にいるメンバーしか出さないため)
・オリキャラあり
・笑えないギャグ
以上が大丈夫な方はどうぞお楽しみください!
ダメな方はそっとブラウザバック推奨です。
荒らし、中傷と思われるコメントには反応しません。また、それらのコメントに反応はしないようお願い致します。
目次ヾ(o´∀`o)ノ
オリキャラ紹介:>>1-2
1:>>3-6
2:>>7
3:>>8-11
4:>>12
5:>>13
6:>>14-19
謝罪とお知らせ>>20-21
- Re: 乗り込め!審神者さん ( No.22 )
- 日時: 2016/11/17 12:26
- 名前: 柊 (ID: hBEV.0Z4)
7:人外審神者
『紅さん助けてぇえええええ!!』
モニター越しに助けを求めるのは紅の担当である坂下正樹。ほわほわはしているが仕事はできる政府の役人である。
レンズ越しに見える坂下の目から溢れる涙は止まることを知らず、柔らかそうな金髪には黒い物体が絡まっている。その黒い物体からは何やら声が聞こえた。
……と、セリフに反してシリアスなような文ではあるがそんなことは全くない。
紅は苦笑いしながら、今様は頭が痛いと言わんばかりに額を抑えてため息を吐いた。
『審神者になれる猫がどの子か分からないんですぅうううううう!!』
さて、ここで少し説明をしよう。政府には現在、二つの派閥がある。
一つはホワイト派。こちらは政府の大半以上を締める。仕事はブラック本丸取り締まり、審神者と刀剣男士たちへのサポート、歴史修正主義者の狙う時代の特定……など多岐に渡る仕事をこなしている。
そしてもう一つ派閥、ブラック派。仕事はホワイト派と何ら変わりないが、こちらに入る役員は大抵ブラック本丸運営を助長させたり、気に入らない審神者に倍以上のノルマを課し、あえてブラック本丸化させるなどとんでもないことをしている。無論、見習いによる乗っ取りもブラック派の役員による手回しである。
そのブラック派が高確率で政府の高官だわ、ブラック本丸、見習いによる乗っ取りが増えもしないが減りもしないわ、更にはやりすぎホワイト本丸問題まで浮上してきた。無論、それらのしわ寄せはホワイト派の役員たちに降りかかる。
いくら審神者たちの力を借りていようと忙しいものは忙しい。紅たちがたまに政府へ行くとホワイト派の役員たちは大量の書類と格闘しながら口々に「布団になりたい」だの「寝られるなら二度と起きたくない」だの「残業手当より休暇をくれ……」だの呟いている。
紅が思わず「良い審神者のみんな、書類は溜めないであげて」と遠い目で呟くレベルで彼らの顔はやつれていた。
激務の日々、ホワイト派上層部のストレスだって限界になるのも当たり前だった。
そのストレスが爆発した結果、会議でこんなことを口走ったのだ。
「もう霊力あるなら動物も審神者にしよう!! というか個人的に癒しがほしい!!」と。
普段なら部下が「それはダメだ」「意思疎通はどうする」「そもそも人としてどうなんだ」と反対するところだろうがその時期、ちょうど審神者になるための年齢ががっつり引き下げられ、四歳からなれる、と変わったのと彼らもストレスが限界値に達していた、というのも合わさってその案が通ってしまったのである。
- Re: 乗り込め!審神者さん ( No.23 )
- 日時: 2016/11/17 12:33
- 名前: 柊 (ID: hBEV.0Z4)
……説明で分かっていただけた人もいるだろうが、要するに人外審神者も就任するよ! とだけ分かっていただければ充分だ。
意思疎通の問題を解決するために霊力を使って翻訳する翻訳機を作り、何匹かの人外審神者を就任させ、今回猫に翻訳機を首輪として付け、あとははい就任、だけだったはずなのだ。
問題は、目の前のモニター越しにある。
「なんで一気に猫連れてきちゃったんですか……」
『かわっ、可愛くてぇえええええ!!』
「紅、とっとと切れ。アホの相手はしてられねえ」
『助けてください今様さまぁあああああああ』
そう、ついつい可愛い猫を全員で連れてきてしまったのだ。仕事しろ! と思われるかもしれないが全て審神者になり得る霊力を持った猫。ちゃんと仕事をしている。
坂下の髪で遊ぶ黒猫はごろごろごろ、と喉を鳴らしている。
今様がまたため息を吐き、モニターを見つめる。何だかんだ言って、その猫を見つけるためだろう。
「その猫の特徴は?」
『えっと、黒猫ですでに首輪が付いていますぅううう!』
「黒猫で首輪……ある程度絞り込めるけど……」
「それでも数匹だな」
モニター越しに見る限りでも黒猫で首輪を付けている猫は数匹いる。それから見つけるのは至難の技だ。
「んー……ん?」
「どうした」
「いや、あのキャットタワーの一番上にいる黒猫……」
紅の言葉に今様がその猫を見ると、首輪を付けた黒猫がいる。その黒猫はただ静かに坂下を見下ろしていた。
黒猫の目は右目が青く、左目が黄色のオッドアイ。どちらも宝石のように美しい。
「首輪付けてるな」
「……そこの猫さーん、聞こえますかー?」
『よお、ようやく声かけてくれたなぁ』
『いた! あいたたたた!! 引っ張らなぁいたぁ!!』
『ははは、兄さんずいぶんと気に入られたなぁ。兄さんの髪が余程心地いいと見えるぜ』
見た目に反し、低い声に口調。二人は一瞬猫に薬研の陰を見たがそこにいるのは間違いなく黒猫だ。
黒猫は軽やかな動きでキャットタワーを下り、少しモニターから姿を消したかと思うと、突然にゅっ、とモニターにドアップで現れた。
「うわっ」
『おお悪い悪い。少し距離感を間違えちまった』
少し下がると黒猫とその後ろでまだ髪に他の黒猫が絡み付いている坂下がいた。
『さて、紹介が遅れちまったな。オレは烏羽。猫としての名前は見た目の通りクロってんだ。
よろしく頼むぜ、先輩方』
烏羽と名乗った黒猫ことクロは、まっすぐにモニター越しの紅と今様を見つめた。遠目では分からなかったが他の猫の首輪にはない鈴が付いていた。
- Re: 乗り込め!審神者さん ( No.24 )
- 日時: 2016/11/17 12:54
- 名前: 柊 (ID: hBEV.0Z4)
「えと、よろしくお願いしますね。くろちゃん」
『そっちで呼んでくれるのか。嬉しいねぇ』
「なんだ、名前があるなら飼い主やらが呼んでたんだろう?」
『ご主人は、空の上に行っちまった』
烏羽の言葉に今様は目を開き、小さく、すまん、と口にする。
しかし烏羽は気にするな、と目を細めた。少し首を傾げた際にちりん、と鈴の音が鳴った。
『ご主人にお迎えが来るのは何となく分かっちゃあいたことだ。人間も猫も、いつかそれが来るのが当たり前さ』
「……くろちゃん、そのご主人と、過去を改変してでも会いたいって思わなかった?」
「紅?」
『何言っているんですか紅様!?』
『……正直なところ、思わなかったわけじゃねえさ。いや、何度も思った。ご主人とまた会いてえって。
けど、ご主人が生きたことを、ご主人が誇りを持って旅立ったことを、オレが否定しちゃいけない気がしてな。そう考えたらご主人が生きた世界を、歴史を守りたくなったんだ』
「そっか」
烏羽の瞳に、紅は微笑む。直接映ることはないけれど、烏羽もまた目を細めた。
……紅は不安だったのだ。烏羽の「ご主人」。その人と会いたいと烏羽が願えば、過去の改変をしてしまうだろう。
審神者として付喪神を降ろし、顕現することのできる力。それに歴史修正主義者が目を付けないとも限らない。真偽は不明だが、あちらにも審神者のような存在がいると聞く。
もしも烏羽が歴史改変をすれば、間違いなく歴史修正主義者は烏羽を連れ去るだろう。……それが、審神者として複数の刀剣男士を降ろした後だったら。そうでなくても、烏羽が連れ去られたら、結果的には変わらなくて。烏羽はむしろ人を恨むかもしれないと考えた。
それが、ひどく不安だった。
しかしこの分ならまず問題はないだろう、と安心し、微笑みをこぼしたのだ。
「あ、ところで研修先って決まってるんですか? 見習い制度、まだ残ってるんでしょう?」
『あ、はい。それは大丈夫です。何件も何件も断られましたが、快く受け入れてくださったところがありましたので』
ようやく髪から黒猫を離した坂下が髪を軽く整えながら答える。何件も何件も、と部分で少し目に光がなくなった気がしたが気のせいだとしておこう。
こちらに来られるとのことです、という坂下の声と同時に、あちらの部屋のドアが開く音がした。
坂下がそちらを向くと同時に固まる。その反応に紅たちが首を傾げていると、烏羽は何もないようにその入ってきた物に挨拶していた。
『その装置を付けてるってことは、あんたも審神者か! よろしく頼むぜ先輩!
ああ、紅さんと今様さんも見るか?』
「え、あ、うん」
「……装置を付けてる?」
「ってことは、くろちゃんより前に就任した人外審神者なんだね」
そう話していると、モニターの景色が変わっていく。坂下に動かしてもらっているのか、自分で動かしているのかは分からない。
ドアがモニターに映り……二人もまた固まった。黒っぽい体にやけに大きなくちばし、そして鋭い眼光……。
「なんでハシビロコウパイセンっ!!」
動かない鳥として有名で、絶滅危惧種であるハシビロコウが、そこにいた。
7:人外審神者-END-
コメントおk
- Re: 乗り込め!審神者さん ( No.25 )
- 日時: 2016/12/05 16:46
- 名前: 柊 (ID: EYuxdBgO)
お知らせ
こんにちは。柊です。
あれからずいぶんと時間が経ってしまいましたが、ようやくやりますよ…!
審神者募集します!
それに際し、話の簡単なあらすじを。
それから、大変申し訳ないのですが以前に言っていたとあるタグは使わないで書くことにしました。タグの設定を使うこと自体に問題はなかったのですが、つい他の話が思い付いて、「あれ? これ企画で使える話じゃ?」と思い至りそこから歯止めが効かなくなりました←
紅、今様、烏羽の二人と一匹は、政府よりあることを頼まれます。
それは、とある本丸に直接訪問してブラック本丸かそうでないかを判断してほしい、との依頼でした。
紅、今様はその審神者に直接会い、烏羽はこっそりと忍び込み、本丸の様子を見る役目を負ってとある本丸へと訪問します。それが、事件の発端……。
注意事項
この話では下記の刀剣男士がかなり酷い目に遭います。好きな方は気を付けてください。
五虎退が酷い目に遭います。暴力は振るわれません。
また、ブラック男士にはなりませんが以下の注意点があります。
・刀剣破壊(今回は思いきり書きます)
・刀剣男士が審神者に斬りかかる
・敵がわりとチート
・今までのシリアスよりシリアスかもしれない
・流血、五虎退以外への暴力表現
現段階でこれだけあります←
次は応募用紙になります。応募してくださる方は応募シートを参考に書いてください!
- Re: 乗り込め!審神者さん ( No.26 )
- 日時: 2016/12/05 16:55
- 名前: 柊 (ID: EYuxdBgO)
応募用紙
1 名前
2 性別
3 性格
4 容姿(ざっくりとでも構いません)
版権キャラの場合、登場作品名をお願いします。(略称で書かなくてはならない作品は必ずそちらでお願いします(例:APH、王国心など)
5 連れて行く刀剣男士(最大一部隊)
名前とレベルをお願いします。
6 突撃部隊or待機・保護部隊
7 一人称、二人称
8 サンプルボイス
9 その他(刀剣男士などに何か特筆するべきことがあればお願いします)
応募はオリキャラ、版権キャラ、作者様自身と自由にさせていただきます!
次に、6の突撃部隊、待機・保護部隊の説明をさせていただきます。
突撃部隊はその名の通り突撃を行います。待機・保護部隊は不測の事態に備えて政府で待機、保護された対象の護衛を行います。
そのどちらかを選んでください。
どちらでも大丈夫、という方はこちらで決めさせていただきます。
参考までにこちらのオリ審神者たちの役割を書きます。
突撃
紅
陸奥守吉行、厚藤四郎極、岩融、御手杵、鶴丸国永、浦島虎徹
今様
山姥切国広、堀川国広、太郎太刀、次郎太刀、物吉貞宗、小夜左文字極
待機・保護
紺碧
薬研藤四郎極、不動行光、にっかり青江、大和守安定、鳴狐、獅子王
烏羽
加州清光、愛染国俊、秋田藤四郎、鯰尾藤四郎、骨喰藤四郎、平野藤四郎
さ ら っ と 紺 ち ゃ ん 再 登 場
もしも、もしもですが、万が一あるいは億が一ですがこのキャラと行動したい!という希望がありましたらそのキャラがいる部隊を書きましょう←
こんなものですかね?
何か質問などありましたらご遠慮なくどうぞ!
締め切りは今のところ今月末を予定していますが、集まり具合によっては短くなったり長くなったりします←
それでは。
あっ、多分次の話に三人ほど新しい審神者出ます。要望次第ではありますが、基本的にはこの話の方には出さないつもりでいます←
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