二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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FE ~忘れ去られし紋章~  【新キャラクター募集】
日時: 2016/10/11 16:39
名前: 鳳凰 (ID: Y/EEdxYk)

【あらすじ】
あなたは知っているだろうか?
「ファイアーエムブレム覚醒」のストーリーを。
イーリス王国の英雄の一人であるクロムと彼の仲間達が彼らの世界を守るために邪竜ギムレーと戦い、平和を取り戻した伝説を。

その伝説から遠い遠い年月が過ぎ……。
新たな伝説が今、始まろうとしていた。
平和を愛する青年アルスと仲間達が正義と平和と本当の自由を勝ち取るため目の前の長い道のりを歩んでいくこととなる。

果たして彼らに待ち受ける結末とは…?


【もくじ】
第一章
「夜明けの決闘」
>>2
>>4
>>8
>>18
>>19
>>26
>>28
>>29
>>32
>>33
第二章
「旅の始まり」
>>34
>>42
>>47
>>48
>>50

【キャラクター募集ページ(過去のも含む)】
>>1(第一回分。募集終了済)
>>43(第二回分。募集中。)


【資料ページ】
>>3

【職業紹介ページ】
>>15

【支援会話ページ】
近日作成します

【ストーリーページ】
近日作成します

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第一章「夜明けの決闘」戦闘編-2 ( No.26 )
日時: 2015/12/06 20:04
名前: 鳳凰 (ID: 5yPWEfIJ)


…………。




…………………。






……………………………。

ミクシラがここでリンを救出したと言うらしいが、蛮族が見つからない。
辺りを更に見ても森林と建物に囲まれているだけだ。
アルス達以外の仲間が全員仕留めたか。
あるいは考えもしたくないが、すでに殉職している可能性もなくはない。
そんな焦りと恐怖を壊してくれるような希望はあるのか。

「ミクシラさん。……来ませんね。」
「ですね…でも、私がアルス様を守りますからねっ。」
「そう言ってくれると非常にありがたいです。」
「そういえば、アルス様。アルス様のご職業って何ですか?マルセン殿を率いているぐらいだから………最高指揮官とか!?」

ここで王子だなんて言ってしまうと気まずくなるのでやめる。
「……あー。え………うん……とですね………そうではないんですけれども……マルセンさんが勝手に言っているだけかなって………あはは………」
「そうなんですか………」


その時だった……。
近くの茂みがガサガサと揺れた。

「………戦闘準備した方がいいですね。」
「ええ。一応、準備した方が良いです。リンの仇は私が討つ…」











「…………あれ…?……ここは…………どこ……………でしょうか?」
「気がつきましたかな。」
「きゃっ!?」

調合薬を飲んで寝ていたリンは目覚めると目の前に見覚えのある老騎士がいたので思わず声を出してしまった。
マルセンはゆっくりと離れると、リンは慌ててあたふたしながら、修道服の上のフードのような部分を外してから軽いねぐせを直す。直した後、彼女はほっと安心した。

「ふぅ………びっくりさせないでくださいよー。マルセン殿。」
「すまなかったですな。しかし、これもアルス様に頼まれ…」
「アルス様とミクシラさんはどこに!?」

リンはアルスとミクシラのことがあまりに気になって、マルセンの言葉を途中で停止させた。

「む、むぅ………。アルス様とミクシラならあなたの仇を討つといってしまいました……。」
「そんな……。私なんかのために危険をおかしてまでですか!?」

リンは自分が情けないと思ったのか、ミクシラに運んできてもらった道を引き返して走っていった。

「…………(なんで………私なんかのために…)」








マシラとエージュはあの後、二人の蛮族を撃破。
これで残りは3人となった。

「…………マシラさん。」
「なんだ………?用件がないなら話はするな。」
「あなたはどうしてそんなに強くいられるんですか?」
「……」
マシラが急に歩くのをやめ、立ち止まった。
普段、口数の少ないエージュはどうしてこんなことを聞いてしまったんだ。
と言わんばかりに言った。
「あ……なんでもないで……」
「………せめていうならば使命があるのだ。」
「………使命……。」
「俺はカギロヒ村出身だ。だから、代々、村の名前の通りの『炎』の男でなければならなくなった。熱く燃えたぎるように体を鍛え、心を鍛えなくてはならないのだ。でも、まだまだ俺は強くない。」
「………強くなれると思います。頑張ってください。」
「…お前もな。」


普段、笑うことが少ないマシラだったがこの時だけは笑うことが出来た。
頼りがいのある若き後輩に向かって……。














話は戻ってマルセンの視点である。

あの後、リンを無理に追うと自分の身まで危険にさらすことになる。
と、判断したマルセンは増援を阻止すべく見張っていた。しかし、後に健在なマルセンの姿を見たものはいなかった。







「何!?私たちの王が貴様に殺されるなど………信じられん。剣を抜いて私にその証拠を見せてみろっ!!」
相棒に乗ると銀の槍を握りしめ突撃を開始する。

マルセンの職業はパラディンである。
パラディンはソシアルナイトの上級職だ。
彼は本来、25歳でパラディンになれるところを23歳の時、王国史上最年少で昇格した。あまりの実力ゆえに他の国のパラディンの中でも一二を争うぐらいまでに成長は早かった。35歳の時、これまた史上最速で軍隊長にまで登り詰めた。
………そんな彼の攻撃を「本来」ならかわすことができない。

「遅い……」
「何っ…!?」

隕石の落下にも等しい速さの刺突を軽々しくかわす謎の者。

「では、証明をしてみせよう。」
神速をも越えた速さで老騎士の横に移動し、剣で槍を弾き飛ばす。
「!?……ここまでの速さを持つ人間がいるとは……」
「これでも信用しないと?」
「くぅ………ん………!……その剣は!!」
「ああ。『神剣ファルシオン』だ。あの王が持っていたんですよ。この剣には露となって王が死んだことが分かるんですよ。」
謎の者はファルシオンの剣先を舌でなめる。
「………っ……」
「さてと……炎の紋章はどこにあるんです?」
「知らないが………教えないとどうなる?」
「死……あるのみです。」

「…………教えないぞ。貴様だけには。」
「分かりました。では、最後に冥土の土産を差し上げましょう。」
謎の人物は黒装束を着ていたが、その装束を脱ぎ捨てるとマルセンの目は更に見開き……
「アルス様っ……………」




…………………………。





「呆気ない人生でしたねぇ。マルセンよぉ。」

老騎士マルセン。
出生してから74年という人生の流れをここで止める。
マルセンは背中をファルシオンで数ヵ所貫かれ紅い液が止まらない。

「炎の紋章はどこにあるのでしょうね。みなにとっては………『忘れ去られし紋章』ですけどね………あっはははは……」

そう言って英雄の一人の死を笑いながら謎の者は血で染まったファルシオンを片手にどこかへと消えていった。













アルスはこの事件が起きていたとき既に、蛮族の頭との決着はついていた。

その結果は一体…!?


続く




>>27



Re: ファイアーエムブレム ~忘れ去られし紋章~ ( No.27 )
日時: 2015/12/05 22:47
名前: 鳳凰 (ID: 5yPWEfIJ)

レス上げ

第一章「夜明けの決闘」戦闘編-終 ( No.28 )
日時: 2016/03/05 21:06
名前: 鳳凰 (ID: Fhb4zUz0)

マルセンがこの世から去る前……。

別な局面にて。



「……貴方達ですか。ミクシラさんの剣を奪ったのは…」
ミクシラと攻陣を組んでいるアルスの視線の先には二人の蛮族がいる。
左側にいるのは蛮族の頭領だろう。右は参謀といったところか。
と、右の者がアルスを指差し口を開く
「おっと、お互い正々堂々と殺し合うわけだ。人生の最後ぐらい、名を名乗りやがれ」
「アルスです」
「俺はリザックだ。この剣を返して欲しければ勝ってからな。」
リザックは剣を後ろに放り投げる。そして、ミクシラに指を指す。
ミクシラは指を指されたので自分の名を名乗る。
「私はミクシラ。この戦いに勝ってリンの仇を討つ。」

左の頭も名を名乗る。
「………俺はハバル。正々堂々と戦おう。」

アルスは深呼吸をした後「お手合わせ…お願いします。」
と、言って、地を駆けた。アルスの剣がリザックに当たる寸前でハバルがかばった。

「アルス様。相手は防陣を使うようですね。お気を付けて。」
アルスの攻撃に続いてミクシラの槍による刺突。
ミクシラは槍の攻撃が得意で王国で開かれた槍だけの大会で一位を取るほどだ。

さすがにこの刺突は避けられなかったかリザックの腹部に攻撃が命中。
「……なかなか………やりおるな」
「褒めなくても結構です。蛮族のくせに正々堂々と戦っている貴方達の方が賞賛に値します。」
その時、ガサガサと茂みが揺れた。
「その女の首もらったぁあああああああああ」
「しまっ…」

その刹那だった。

「正々堂々と戦うって言っておいて……伏兵は卑怯じゃないですか!!!!!」
怒りに満ちた修道女が伏兵の蛮族に突進して吹っ飛ばす。

「リンさん!?マルセンさんのところにいたはずでは!?」
アルスは目をぱちくりしながらリンを見る。
「そんなこと気にしないでくださいっ!!私は何も役に立たないのが嫌なだけですっ!!!」
リンの怒りモードが止まらないままアルスは話しかけられている。
怒りモードが止まらない限り、普段の会話でさえ怒ったような感じで話しかけられてしまうことだろう。

しかし、別な意味の怒りがリザックにぶつかる。
「正々堂々の勝負と言ったはずだぞ。何故、余計な手を出させた。」
「ひっひいっっっっっっ!?」
リザックの首をハバルが吹っ飛ばす。
同時にその斧を伏兵だった蛮族に思いっきり投げる。
豪快に投げ終えると胡座をかいて無防備な状態でアルス達に向けて言う。

「ちっ………約束を破るやつは嫌いだ。結局、戦える奴が俺だけだし、お前達の勝ちだ。俺を殺すなり拷問するなり好きにしてくれ。そして、駄目な部下を従えていた俺に罰を与えてくれないか。頼む。」
はぁ…と溜め息を突きながら、死を覚悟するかのように視線を地に向ける

しかし、アルスの答えはすぐに出ていた

「分かりました。では、僕のために力を貸していただけないでしょうか?」
「仲間になってくれと頼むのか。……まぁ。良い。飯代が増えるかもしれないし迷惑かけちまうかもしれないが俺でよけりゃ連れていってくれ。好きなときに見捨てても構わんからな。」
「いいえ。見捨てなんかしませんよ。ハバルさん。」
「けっ…めんどくさい野郎だぜ。」

ハバルはアルス達の背後を武器こそ持ったものの背中に担いでついていく。
道中、ミクシラは剣を取り戻し、鞘に納める。
リンはハバルとアルス。ミクシラの体力を回復させた後、同行を開始する。

アルスが向かう先はマルセンの待機場所である。











移動途中、マシラとエージュとも合流する。




















……………?














どこを探してもマルセンの姿はない。

「マルセンさんっ。どこにいますかっ!!」





……………。

結局、マルセンの姿は見つからなかった。

が。しかし……………。


全員が見つけたもの。それは…………








軍隊長のみに授けられる腕章だった。

つまり、マルセンは死んだ。もしくは、行方が分からなくなったかのどちらということになった。

「マルセンさん…」
「マルセン殿っ……」
「なんで…」
「嘘だって言ってくださいよっ…」

みんな口々にマルセンに対して嘆きと苦しさを吐き出すのだった。


……………この村の中央に大樹があります。そこに亡骸はないですが墓を作ってくれないでしょうか。


そんな声が聞こえた。



素朴ながらも安らかに眠ってくれるように祈りながら墓を作る。




そして戦いが終わり、生き残った残りの兵士は簡易的な追悼の儀に参加する。


この時、既に日の出を迎え、墓の背後を灼熱色で染めていた。






対蛮族戦。

50対60での戦闘の結果…。

48名生存での完全勝利となった。


しかし、完全勝利とは言えども本当の勝利とは言えなかった。


軍隊長マルセン。

彼の死を悼まないものなどいないだろう。

アルス達は王都に向かって移動を開始した。





悔しさと悲しさで溢れた沢山の涙を地に降り注ぎながら……。



続く



(次回からエピローグ編に入ります。あと、お知らせですが第三章と第四章でのオリキャラ募集も実施することになりました。みんなで作るファイアーエムブレム企画です。是非、参加をお待ちしております。ではでは)







第一章「夜明けの決闘」エピローグ ( No.29 )
日時: 2015/12/07 00:54
名前: 鳳凰 (ID: 5yPWEfIJ)


大きな城門が開き、兵士達がゆっくりと前進をする。
現在、日が暮れているころである。
半日近くも移動がかかったせいか。兵士は既に疲れと悲しみでいっぱいである。
軍隊長マルセンの死。
これほど、彼らを傷つけさせるものはなかった。


そんな中、してほしくもない祝福と歓喜の声。話し声が聞こえ始めてきた。


「おおっ。勝利して帰ってきたぞ。」
「ん…マルセン殿がいないじゃないか」
「きっと、集落の人を守るためにまだ警備やってるんだよ。」
「あはははははは」

何が無事だ。
何が勝利だ。

こんな「ストーリー」のはじまりは酷いじゃないか。
あの伝説のアリティア王子マルスだって
その後の伝説のイーリス王国の王子クロムだって
また、異国の王から聞いた話だが蒼炎の勇者アイクだって

みんな幸先の良いスタートをした「ストーリー」の主人公である。
なのに……なのに……



そんなことを思うアルス。
ある日、彼が名の由来を聞くと、それは複数の意味があるらしいが大きい意味は
力強い剛剣を振るう勇者アイクときめ細かい剣技と速さが特徴の王子マルスのようになってほしかったからという親の願いによるものである。

「……………。僕なんてまだまだじゃないか。」

アルスは一回、仲間を解散させて城にこっそりと戻った。
隠し階段をいつもなら元気にかけ上るはずが今日はゆっくりと上る。

「…………。」

部屋への扉を開けるとそこには皆、軽装状態の……ミクシラ……リン。 マシラ。エージュ。がいた。

「……なんだ…ミクシラさん達か……………」
アルスが軽装になろうと鎧に手をかけた途端、いつもと違う違和感に今、やっと気づいた。
「って…えええっ!?なんで、ここにいるんですか!?」

「アルス様のことが気になって来たんですよ。私たち。」
と言うのは彼女の髪と同じ碧色の麻素材の服を着ているミクシラ。

「俺も同じくそう思ったから来たのだ。」
薄い茶色の麻素材の服を着ているのはマシラ。

「お、俺も……うん。」
照れながら言うこの青年はエージュ。
赤のセーターを着ている。

「私もそう思ってきました。」
修道服を外した彼女は黄色の麻素材の服を着ている。
先の戦いで軽い怪我をしたリンだ。


「………皆さん…ありがとうございます」

アルスは心配してきてくれた皆の気持ちが嬉しくてつい涙が出てしまった。

「実はね。アルス様。伝えたいことが二つあるんです。」
ミクシラが代表して言う。


ナバリアス王が何者かの襲撃により殺されたことがアルスが到着する前、速報で全国民に知れ渡ったこと。

そして、アルスの正体が隠されていた王子であることが一部の国民にバレてしまったこと。

そんな話をミクシラから聞いたアルス。

「そんな……父上まで…」

「だが、アルス様に対してこれで俺達の使命が増えた。」
マシラが言った後、エージュが言う。
「アルス様の正体をこれ以上知られないこと。」
最後にリン。
「そして、アルス様の事を絶対にお守りすること」

「アルス様。私たちをうまく使ってください。お願いします。」
ミクシラに続いてみんなが頭を下げお願いする。

「まさか…!使うだなんてそんな…ひどいことしません…!こちらこそ頼りない王子ですし……色んな意味で迷惑かけるかもしれません。使うという言葉ではなくむしろ、お願いしたいです。これから、改めてよろしくお願いします。」

皆が顔を上げると自然と彼らとアルスは笑顔になっていた。



一方、別の地にて。

どこかの城では何者か達が謎の会話をしていた。

「神剣ファルシオン。何か秘密があると思うんです。何があるのでしょう」
「フム。確かに秘密がありそうだな。」
「でしょ!?俺も思った。だからさ。どうしようかって。思ってて。」
「……はぁ…少し、うるさいので黙ってください。」
「いいじゃないかよ。スーラ。」
「よくありません。だいたい、貴方は何もしないじゃないですか。ザリク」
「うるさいんだよぉ。仕事してくれば良いんでしょ?だったら『寝る』からさ。もう、まったく……」
ザリクと呼ばれる者は城内のどこかの部屋へと入っていった。

「私も少しファルシオンについて調べてみます」

スーラも消え、残ったもう一人は窓の奥に見える夕焼けを楽しんでいた。




話は戻り、王都にて……

国では亡骸はないイルネフ王の追悼の儀が行われる準備が始まっていた。

今晩はもう遅いのでミクシラ達四人を城内で泊めることにした。

ミクシラは厨房にて得意な調理術を披露。
エージュは資料庫にて資料や文献を見ている。
マシラは中庭にて訓練。
そして、リンは……。

風呂にて疲れを癒していた。

風呂は混浴であるが使用人達が入る場合、時間割りが定められている。
今は男性の使用時間だ。
リンはそれに気づかず出ようとしていない。
と、その時アルスが浴室内に入ってきた。


「(あれ……使用人でもいるのかな?いつもなら皆、深夜の時間帯の割り当ての時に入るのに……)」

恐る恐る湯に浸かり、湯気で先が見えないので影に近づいてみると……うっかり影とぶつかってしまった。
しかし、男らしい固い感触ではなく丸みを帯びた弾力のある感触………。

なんてことだ。
女性だ。間違いなく女性である。
申し訳なくなって顔が赤くなったアルスは慌てた。

「どなたかは存じないですが………ご、ごめんなさい!!今、出ますね!!!」
「待ってくださいっ!アルス様……ですよね…?声で分かりました。」
「…!リンさん……ですか。」
「ええ。私ですっ。リンです。」

影の正体はリンだ。先程ぶつかったのは双丘ではなく肩だったので良かったもののぶつかる場所を間違えていたら王子でも殺されかけていたことだろう。

「リンさん。ごめんなさい……。説明してませんでしたよね。この浴場の時間割りについて…………」
「いえいえ。私こそ水浴びの時間が好きなものなので……それよりも…ありがとうございます」
「え。いやいや、そんな、僕はなにもしてませんよ。」
「いいえ。アルス様は私たちを守ってくれてアルス様のための調合薬を渡して私を回復させてくれたりと色々と頑張ってらっしゃいます。だから、アルス様のほんの少しの優しさだけでも私たちにとっては嬉しいものなんです。」
「そうなんだ……」
「だから、元気だしてくださいよっ。貴方は一人じゃありませんっ。」

そう言った彼女は帰りがけにアルスのおでこにキスをしていくと脱衣所に向かっていった。

アルスは本当のキスではないが急なキスに驚き顔が更に赤く染まって………

…のぼせて倒れた。

この後、すぐに使用人が駆けつけて運ばれた、この話は後々語り継がれることになる。



続く

Re: ファイアーエムブレム ~忘れ去られし紋章~ ( No.30 )
日時: 2015/12/07 01:25
名前: リアン (ID: OZDnPV/M)

ま、マルセルさん、あんた死んじまったのかい?
まあそうですよね、犠牲者死人出たのに祝福は嬉しくありませんよね、しかも従っていた人が死ねばそれなぁ…
そしてアルス君王子だってバレちゃいましたけど一体どうなるやら
あとアルス君リンさん、タオル巻いてると思うけど何気に堂々してるねキミ達、リンさんも割とやりおる一国の王子に対して…それゃのぼせますわいアルス君。
では引き続き頑張ってください(・ω・)ノ
であ


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