二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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遊戯王〜Threesistergoddess〜
日時: 2017/07/31 18:46
名前: zetu (ID: N.hBywMC)

人物紹介

・光沢千寿「こうざわちひろ」(16 女)
主人公。兄の影響で遊戯王に触れ、今では周りの男子以上に熱中してる。使用デッキは聖刻+青眼+銀河眼。切り札は三幻神
黒髪長めで、上の方で縛っている。

・空「そら」(オシリスの天空竜)
千寿のデッキの切り札。ドジリスの名の通り、ドジで天然。
赤髪でふわふわ系テンパ

・巨「なお」(オベリスクの巨神兵)
千寿のデッキの切り札。社長秘書の名の通り、真面目で謙虚。
青髪で触角と、後ろ髪を纏めキャップ帽をつばを後ろにして被っているのが特徴

・翼「つばさ」(ラーの翼神竜)
千寿のデッキの切り札。ライフちゅっちゅギガントの通り、キスをするのが好き。
黄髪で前髪は眉の上でぱっつん。肩までの髪をそのまま

・光沢千真「こうざわかずま」(21 男)
千寿の兄。千寿が遊戯王にハマった原因。大学でデュエリストサークルを作り活動中。遊戯王に対する情熱は千寿では比べ物にならない。コレクション能力も非常に高く。よほどのカードでない限り持っているため使用デッキはその時の気分。

・男子1、2、3〜
よく千寿とデュエルする友達。勝敗比率はそれぞれ6:4〜7:3ぐらいで千寿の方が強い。

・女子1、2、3〜
千寿の女子友。千寿の趣味を否定しないいい子の集まり。普通に千寿も一緒に遊んだりもする

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Re: 遊戯王〜Threesistergoddess〜 ( No.15 )
日時: 2017/08/09 16:44
名前: zetu (ID: dRebDXey)

千寿side

私達3人の初リアルデュエルがあった次の日、まぁつまり昨日の今日なんだけど、土曜なのにりんの家に集まっていた。土曜なのに……まあ、りんに「作戦会議をしよう!」と言われたのでそればっかりは断れないよね。土曜だけど……

千寿「こんにちわ〜」ガチャ

りん「千寿いらっしゃい!上がって上がって!」

りんの部屋に連れていかれる。あれ?誰も居ない?

千寿「りん?連也は?」

りん「れ、連也はまだ来てないよ?」

千寿「そう。」

一瞬動揺したよね……やっぱり!

りん「何か飲み物とってくるね?」

千寿「ねぇ……りん。」

りん「?なに?」

千寿「……連也のこと好きでしょ?」

りん「な!何言ってるの千寿!?私が連也のことを!?そんなこと思ってないよ!!」

千寿「へぇ、そこんところどうなんでしょうか?フレシア姐さん。」

フレ「ふふふふふふ、りん。ちょっとスマホ借りるわね?」

りん「え?あ、うん。」

フレ「さてと、ピッピッピッと、」

スマホ『バレバレよ。倒れたふりをしてずっと起きてたくせに。
そんなことないよ!帰り道の途中から……』

りん「ひゃぁぁぁぁぁぁぁあ!なんで録音してるのぉぉぉぉお!!」

千寿「姐さん……」スッ

千フ「イエーイ!」ハイタッチ

りん「ぅうぅうぅうぅう!!」

千寿「いやー姐さん、結構なお手前で。」

フレ「ふふっ、千寿とはいい友達になれそうね。いや、マブダチかしら?」

りん「もう!バカァ!!」

ガチャ ん?

連也「おいおいどうしたんだ?急にバカなんて叫んで。」

りん「キャーーーーー!れ、連也!?」

連也「うぉ!?なんだよ。呼ばれたからきたのに、悲鳴上げることないだろ?」

りん「い、いつからそこに?」

連也「りんのお母さんに部屋の前に通されて、ドアを開けようとしたら急に叫び声がしたからビックリしたんだよ。その前に何言ってたかは聞こえてないから大丈夫だ。」

う〜ん……これなら

千寿「フレシアさん」チョイチョイ

フレ「何かしら?」

千寿「このことは内緒にしといてあげませんか?」コゴエ

フレ「そうね。私はイジりたいだけで邪魔をしたい訳じゃないし、むしろ応援しているのだしね?」コゴエ

連也「んで?何を話してたらりんがバカなんて言うことになるんだ?」

千寿「ただのガールズトークだよ。なに?気になるの?連也のエッチ!」

連也「なっ!?いいよ別に!なら聞かないから!そこまで興味もないし。で、なんで今日は集まったんだ?作戦会議としか聞いてないが何を会議する?」

りん「そうそう!改めて状況の整理とこれからの方針を決めようと思って。」

千寿「状況の整理か。確かにいいかもね。んじゃ3人も出すね?アストロ君はどうする?」

連也「参加してほしいところだか、まだ呼び出せないからなぁ。」

アス『会話に参加すれば良いのだな?』

連也「アストログラフ?どこから、」

アス『カードの中だ馬鹿者。昨日散々やっていただろ。』

連也「……毎回毎回馬鹿って言わないでくれよ……悲しくなるから……。」

千り「連也…………」

連也「同情するなら学力をくれ……。」

千寿「今度勉強付き合うからさ……」

りん「私もサポートするよ!最近ちょっと落ちちゃったけど。」

千寿「そういえばりんの成績知らないや。どうなの?」

りん「えっとね、確か去年の終わりのテストが……11位だったかな?寝不足で少しぼーっとしてたから初めて10位より下になっちゃった。」

連也「りん」ガシッ

りん「ひゃっ!?にゃ、にゃに?れんひゃ?」

りん可愛い

連也「俺の勉強に付き合ってくれ!」

りん「!!!…………は、はい。」

ここは一ついじりますか

千寿「連也ーそれだとまるで告白みたいだよ〜〜?」

連也「な!こ、告白!?」

千寿「だって〜、りん見てみ?」

連也「ん?」

りん「ひゃうぅ……///」プシュー

連也「りん?りん!?」

フレ「あら、りん気絶しちゃったわね。それじゃ私も維持出来ないし一旦引っ込むわ。じゃあね?」シュンッ

千寿「とりあえず寝かしとこ?起きるまでデュエルすれば良いし。練習ってことで。」

連也「わ、わかった。」



りん「う、う〜〜ん」

千寿「あ、りん起きるっぽいよ?」

りん「あれ?なんで寝てるんだっけ?」

連也「りん。」

りん「連也?おはよ……ぅあ……///」

連也「さっきはごめん。ちょっと必死になり過ぎた。」

どこがちょっとだよ

りん「ううん、大丈夫だよ。それより、今度こそ会議しないとね。それと、いつでも勉強見てあげるからね?」

連也「ありがとな。よし、それじゃ始めよう。まず事の発端は数日前の深夜に起こったって言う謎の光だ。」

千寿「そうだね。あの光の後に急にデッキからカードが勝手に飛ぶわ、カードから可愛い女の子が3人出てくるわ、しかも遊戯王のモンスターの精霊で力を貸して欲しいって言われるわで頭の整理が大変だったよ。」

巨「……あの時はやっと姉さんに会えたのが嬉しくてつい……///」

千寿「ああもう可愛いなぁ!!」ギュー

巨「えへへ///」ギュッ

連也「ロリコンだかシスコンだかに走った千寿は置いといて、それが起こったのは新ルール施行の二日前。一応何かの狙いがあったんだろうなぁ。」

りん「ねぇ連也、」

連也「どうした?りん。」

りん「その光は絶対に関係あるだろうけど、直接の原因って本当にそれなのかな?」

連也「と言うと?」

りん「そらちゃん、なおちゃん、つばさちゃんは、あの光の後にこっちに来れるようになったって言ったよね?」

空「そうだよ!」

りん「その時、他のモンスター達はこっちに来れたの?」

フレ「私は知らないわ。こっちに来ようと思ったのはりんがデッキを作ろうとした時だもの。」

連也「アストログラフ、お前は?」

アス「……いや、すぐ来れるようにはなってなかったと思う。私が正確に連也のカードに宿ったのは君が四天の眷竜をデッキに入れた当たりだ。」

連也「つまり1週間前か。」

空「え!?そんな後なの皆!んじゃなんで私達は先に?」

巨「もしかして、いや、でも……」

千寿「何か心当たりがあるの?」

巨「いえ、心当たりではないのですが。もしかすると、あの光の後すぐにこちらに来れたのは、所謂神のカードかも知れません。」

りん「神のカードって何?」

連也「神のカードって言うのは原作で世界をどうにか出来る力を持つカード達の事だ。例えば、三幻神ことそこの3人とか。」

りん「え!?そんな凄い子だったんだ!?」

翼「ふん。」エッヘン

巨「と言っても私達はカードとしては古いので姉さんみたいにある程度デッキを合わせてくれないと闘えないんですけどね。」

連也「言っても、他の神もそんなもんだろ?それで、あとどんな神が来てそうなんだ?」

空「うーん。もしかするとみんな来てるかもね?」

連也「そしたらヤベェだろ。もろ幻魔とか地縛神とか。」

巨「幻魔はともかく、一応地縛神は土地神の類だからどうでしょう。持ち主を勝手にナスカまで連れて言っているかも知れませんが。」

りん「あははは……それはそれで大変だね。」

連也「まぁともかく何かしらの影響でモンスターがこちらに来られるようになって事件は起こった。モンスターを使った各地での戦闘、いや破壊行為に近いか。死人が出てないだけで。」

千寿「うん。昨日のカオスジャイアントが降ってきた時あたりから始まった、とりあえず敵の攻撃。あの男はオリジナルのカードを探していた。」

巨「そして彼の出していたあのモンスターは、彼のではない悪意を受けていました。」

りん「どういうこと?」

巨「多分その悪意の持ち主がオリジナルのカードに悪意をのせ、それを手にした持ち主にも悪意の影響を与え、思考を操っている。つまり洗脳しているのではないかと。」

連也「そんな相手を千寿は何とか倒して気絶。その辺で他の地域も攻撃されているという話が入ってきた。それで帰ってきた千寿にりんや俺が話を聞いて、俺のアストログラフがオリジナルであることが発覚。そしてりんが実体化出来る人間だとわかったからデッキを作るために千寿のお兄さんの家へ言った。そこでりんがまさかの俺ら2人に圧勝して、
その時次の敵が現れた。」

りん「あのサイバーの2人だね、」

連也「ああ、しかもあの2人、夫婦らしい。」

千寿「そうなの!?てかなんで知ってるの!?」

連也「デュエルした後聞いたんだ。しかも旦那の方は悪意に侵されてなかったんだ。」

りん「え?」

連也「悪意に侵されてたのは奥さんの方だけ。止められないのがわかった旦那はしょうがなく付いていくことを決めたんだと。」

りん「そうなんだ……。」

連也「ちなみに、目的は市役所の制圧及び占拠。いろんなところで市役所やら県庁をおさえて活動を広げるって命令だったらしい。」

千寿「命令?誰か支持した人がいるの!?」

連也「ああ、2次元かって位黒いローブを来てたらしい。だが、声からして男性なんだそうだ。」

りん「その旦那さんの方に感謝だね。ところで2人はどうなったの?」

千寿「一応警察病院に入院してる。警察も洗脳状態にあるって判断したみたいだからそこまでがっつり重い刑にはならないんじゃないか?」

巨「ですが、それもあくまで人が死んでいないから。人が死んでしまえばその犯人は軽い刑では済まされないし、もしかした遊戯王という物自体がこの世から消えてしまうかもしれない。だから、私達に力を貸してください。」

千寿「もちろんだよ、なお、そら、つばさ。」

連也「俺達もな?」

りん「うん。せっかく始めたのにすぐやれなくなっちゃうのは嫌だもん。」

連也「それで?今後の活動方針は?」

巨「とりあえず、この辺りで発生した事件はなるべく倒したいです。そして、他の神を探します。」

りん「え?でも神のモンスターって何処にいるの?全員この辺りには居ないでしょ?」

巨「……そこなんですよねー」

千寿「まさかのノープランっ!?」

巨「だって有名所だけで幻魔に邪神に極神のおじいちゃんたちとか地縛神と時械神とかまでいるんですよ!?時械神はまとまって動いてるかも知れませんが他は大体別行動だし、それこそ地縛神がナスカに行ってたらやばいです!」

連也「お、おう。そうだな。」

巨「敵がわからない以上、もしかしたら神すら洗脳できてしまうかもしれないんです。そんなことになったら下手すると国が滅びます。」

りん「そうそう!世界中に現れたって言ってたけど、神が宿るカードは日本のカードだけじゃないってことなんだよね?」

巨「恐らくはそうです。今のところ私達以外の神が実体化したり、リアルデュエルで闘ったとは聞いてないですし。」

千寿「せめて神だけでも日本の中にいてくれたらなぁ……」

連也「そうだ」

りん「連也どうしたの?」

連也「千尋が、三幻神が闘っている様子をニュースとかに上手く撮られるようにすれば、敵対意識でも協力でもこっちに来てくれるんじゃないか?それかこっちに来いとでも。」

千寿「なるほど、でもそれって私がテレビに映って全国放送ってことだよね……恥ずい……。」

連也「あのなぁ、俺とりんはもうテレビに映ってんだ。そんぐらいで恥ずいとか言ってんなよ「え?私もテレビに映ってるの……」今更かよ!昨日の闘いバッチリだったよ!報道ヘリが飛んでたんだからそりゃそうなるだろ!つーか千寿、ツイで学校 デュエルって検索してみ?!」

千寿「え?うん……へっ?///」

検索結果に出てきたのは私がデュエルしている映像付きのツイートだった。

千寿「な、なんで……」

連也「昨日学校で撮った奴がいるんだろうな。角度的にうちのクラスの奴で。しかもネットでも有名になって名バレはしてないけど、『神を従える少女が敵を粉砕!その姿はまさにめが』「わぁぁぁぁぁぁぁあ!いわなくていい!いわなくていいから!//////」てなわけで今大人気だぞ?」

千寿「死にたい…………」

翼「ねぇ、しぬ、だめ。」ヨシヨシ

千寿「つばさ〜〜〜」チュッ

連り「えぇっ!?」

翼「ねぇ、から、チュー……♪」

巨「ああ、遂に姉さんまでキス魔に……」

空「いいないいな!空にもして?」

千寿「いいよー!はい。」チュッ

空「エヘヘ!やったぁ!」

千寿「なおもおいで?」

巨「え!?……恥ずかしいですよ……」

千寿「なら」グイッ

巨「へ?」チュッ

千寿「奪っちゃった?」

巨「ふにゃぁ……//////」パタ

りん「ねぇ、連也。」

連也「なんだ?りん。」

りん「千寿、もうダメな気が……」

連也「皆まで言うな。俺も思った。ともかく、暫くは受動的に敵に対処しよう。以上!解散!」

Re: 遊戯王〜Threesistergoddess〜 ( No.16 )
日時: 2017/08/14 20:04
名前: zetu (ID: lSjkm3fN)

千寿「フォトンドラゴン!破滅のフォトンストリーム!」

連也「オッドアイズ!螺旋のストライクバースト!」

りん「バルバロス、トルネードシェイパー!」

敵達「ぐわぁぁぁぁぁあ!」

りん「ふー。なんかつまんない!」

連也「つまんないって……まあ確かにそこまで強くもなかったな。」

千寿「そうだね。最近何回か事件起きるけど、すぐ解決しちゃうし、いつもデッキはどっかに行くし。」

連也「まあ、取り敢えず帰るか。」

りん「そうだね。早く帰らないと警さ「君達何やってるのかな?」……oh......」

警官「ちょっと話を聞かせてもらおうか。」



警官「さて君達、この間三丁目で大穴を空けたデュエリストかな?」

りん「ごめんなさい!!私です!!」

警官「ああいや、責めてるわけじゃないよ。あの穴はちゃんと埋まってたしね。」

連也「そういや穴無かったな。」

フレ『それはそうよ。通せんぼしたいって言うりんのお願いを叶えただけだもん。それに穴なんて空けたらりんにも迷惑でしょ?』

警官「今のは?」

りん「わ、私のモンスターです!」

連也「りん落ち着け。確かに俺達も実体化するモンスターのカードを持ってますが俺達はモンスターで事件を起こしたやつを倒してます。アンタら警察じゃできないことをね。」

千寿「ちょっと連也こそ落ち着いて?あくまで話を聞きたいんですよね?警察官さん?」

警官「ああ、君達を逮捕する気なんて毛頭ないし、危害を加えるつもりもない。それで聞きたいんだけど、この辺りの事件の犯人を倒してるのは君達かい?」

千寿「はい、そうです。○×高校でラーを出したのは私です。」

警官「そうなのか。……すまない、自己紹介を忘れていた。私は小島、一応警部だ。」

りん「け、警部さん!?」

千寿「よろしくです、小島警部。私は光沢千寿、高2です。」

連也「同じく中西連也です。」

りん「や、柳澤りんです。」

小島「それじゃ、聞かせて欲しい。世界で何が起きているのかを。」



小島「なるほど、納得しにくいがそれが現実だな。何より1番の証拠の君達がいるからな、三幻神の少女達。」

巨「ええ、私達が証拠です。」

小島「それで君達はこれからどうしていくんだい?」

千寿「この辺りででた敵を倒しながら他の神が来るのを待ちます。味方なら戦力になってもらうし敵なら倒さなきゃ。」

小島「しかし君達は学生だ。幾ら何でも授業中に郊外に出るわけには行かないだろ?昔ながらの保健室でも使うのかい?」

連也「そ、そういや考えてねぇじゃん。」

小島「なら、警察に協力してくれないか?」

りん「へ?」

小島「今回、警察は協力者を募集することになったんだ。募集期日はもう少し後からなんだけど折角だからどうだろう?協力してくれれば学校も公欠扱いに出来るが。」

千寿「2人はそれでいい?」

連也「俺は成績危ないのでぜひそれで!」

りん「まあ、断る理由もないし?」

千寿「オッケー、じゃあそれでお願いします。」

小島「こちらこそよろしく頼む。それじゃ、送っていくよ。……パトカー、乗ってみたくないか?」



小島さんにパトカーで送ってもらっている。家は私が1番遠いので、車内には私と小島さんしかいない。

小島「ところで千寿君は兄弟はいるかい?」

千寿「え?ええ、兄が1人いますがなにか?」

小島「兄の名前は光沢千真であっているかい?」

千寿「はい。うちの兄で間違いないです。」

小島「お兄さんとは一緒に暮らしているのかな?」

千寿「いえ、兄はひとり暮ししてます。たまに帰ってきますけど。」

小島「お兄さんと連絡は取ってるかい?」

千寿「それが最近忙しいみたいで電話に出てくれなくて……兄がなにかしたんですか?」

小島「…………君の兄、光沢千真は、現在重要参考人及び行方不明者として捜索されている。今回の事件のね。」

千寿「…………え?」

Re: 遊戯王〜Threesistergoddess〜 ( No.17 )
日時: 2017/08/23 14:46
名前: zetu (ID: YNBvTGT8)

千寿「ど、どういう事ですか!?千真兄が重要参考人で行方不明!?」

小島「この事は誰にも、君の親御さんにもつたえていないんだが、この辺りで起きた事件全ての現場に居たんだ、彼が。そして、事情聴取しようと思って彼の名義になっているマンションや通っている大学にも行ってみた。しかし、マンションには誰もおらず、大学も暫く来ていないらしい。だから今日のように捜索していたんだ。君達に会ったのは偶然だけどね。」

千寿「そんな……でも確かにこの前のサイバーの時にどっか行っちゃってから連絡つかないですけど……千真兄がだなんて……。」

小島「ただ、モンスターに操られてるだけかもしれないし、こう言っちゃなんだが犯人に近いかもしれない。この事はまだ伏せておくから情報が入り次第君に伝えるよ。」

千寿「お願いします。」

小島「おっと、そろそろ君の家の近くだね。今日は貴重な時間と話をありがとう。これからもよろしく。」

千寿「はい。ありがとうございます。さようなら。」



千真兄……どこにいるの……

千寿「ただいま。」

母「おかえり千寿。どこ行ってたの?お客さん来てるわよ?」

千寿「ごめんごめん、ちょっと警察の人と……お客さん?」

母「知り合いみたいだから部屋に通したからね。」

千寿「う、うん。」

誰?連也やりんは先に帰ったから来ないはずだし、いったい……もし知らない人だったら?……なにそれ怖い

千寿「ちょっと3人とも出てきて?」コソコソ

抑え目の音で3人が出てくる。

巨「どうしたんですか?」コソコソ

千寿「お母さんが勝手に誰かを私の部屋に入れちゃったらしくて、何かあると怖いから。」コソコソ

巨「それは怖いですね。分かりました3人で守ります。それじゃ、行きますよ?」ガチャ

中にいたのは、髪の白い女性だった。

?「貴方が……千寿さんですね?」

千寿「え?あ、はい。」

?「私の名はひかり。貴方の兄、千真から届け物です。」

千寿「か、千真兄から!?って千真兄を知っているんですか?」

光「ええ、とりあえず、これをお受け取りください。」

そう言って渡されたものは何かのプレートみたいなものだった。中に何かが入っているみたいだけど、黒色になっていて何も見えないし、開くと思われる所がない。何これ?

千寿「ひかりさん、これは?」

光「何かは私からは言えません。そして伝言です。『もしもの時のためにこれを渡しておく。あと、ひかりをまもってやってくれ。そして、ごめんな。』と。」

千寿「渡しておくって、何かもわからないし使い方もわからないのに、しかもごめんって…」

光「それでは、私は失礼します。」スッ

千寿「待ってひかりさん!兄は、千真兄はどこにいるんですか!?」

光「彼は……闘っています。」

千寿「闘う?……なにと?」

光「…………どうやら神が近くまで来てるようです。気をつけてください。では、」ガチャバタン

千寿「え?ちょっと待って!……行っちゃった。どうゆうこと?千真兄はいったい何に巻き込まれてるの?何と闘っているの?」

母「千寿ー!ご飯出来たわよー!」

千寿「はーい!今行くー!」



夕ご飯を食べたあと、私はどうやっても寝ることが出来ず、朝を迎えた。それにしても、千真兄どこいったんだろ?……よし、行ってみよう。

私はディスクと鍵を持って家を出た。



千寿「ふぅ……ついたついた」

辿りついたのは千真兄のマンション。割といい所住んでるんだよね……株をやってるらしい。お小遣いくれるからありがたいんだけどさ(貯金中)、合鍵があるので問題なくエントランスに入ることが出来た。何階か忘れたけど高層のしかも1番上の階だけど、エレベーターがあるので楽チン楽チン♪チーン

エレベーターのドアが開くと、ピザ屋の店員さんがちょうど帰るところだった。宅配の人とか大変そうだなぁと思いながら鍵を開けると、中からなにか物音が……

千寿「千真兄!?」バンッ

そこに居たのは

光「ど、どうも……お邪魔してます……?」

ピザを食べているひかりさんだった。

Re: 遊戯王〜Threesistergoddess〜 ( No.18 )
日時: 2017/08/24 23:45
名前: zetu (ID: YNBvTGT8)

千寿「何でひかりさんがここに……何でピザ食べてるんですか……?」

光「千真が『何か食べたくなったらこれで出前頼んでくれ』って」っクレカ

千寿「ああ、なるほど……っていや、そうじゃなくて!何でひかりさんが千真兄の部屋で千真兄のカード借りてピザ食べてるんですか!」

光「なんでって……私が千真のものだから?」

千寿「え?えええええええええ!!??」

巨『ちょっとストップです!姉さん!』ポンッ

千寿「わぁ!?なお!?」

巨「お姉さん、私と会ったことありませんか?」

光「ごめんなさい。実は記憶喪失というものらしくて、何も覚えていないの。私が誰で、前何をしていたのか。」

千寿「なお、急にどうしたの?」

巨「貴方、モンスターなんじゃじゃないですか?」

千寿「え?ひかりさんがモンスター?」

巨「ひかりさんから少しモンスターの気配がするんです。それに昨日他の神が近づいてるって言いましたよね?まるでほかの神のモンスターの気配がわかるかのように。」

確かに……

光「確かにモンスターなのかも知れません。気配はなんとなく分かりますし。でも、もしモンスターだとして戻るカードも戻り方もわからない。それでも、狙われてるらしいんですけどね。」

千寿「だから、千真兄はひかりさんをまもってやってくれって。それじゃ、ひかりさんはこれからどうするんですか?」

光「ここから出るつもりは無いですよ?食事には困りませんし、それにしても眠そうですね?昨日のことが気になったんでしょう?寝ていきません?」

どうしよう……正直眠くなってきた。

千寿「それじゃ、お言葉に甘えて、」

光「部屋はわかりますよね?」

千寿「はい。おやすみなさい。」

光「おやすみなさい、千寿さん。」



ガチャバタン

光「お帰りなさい。ぐっすり眠っていますよ?」

?「ありがとう、ひかり。…………よく寝てる。……ごめんな千寿、巻き込んで。でも、お前にしか託せないんだ。ごめんな……こんな兄で、ごめん。」

光「千真、そろそろ……」

千真「ああ、千寿を頼むぞ、ひかり。」

光「はい。任されました。」

千真「じゃあな。」

ガチャバタン



千寿「千真兄!?」バッ

光「大丈夫ですか?随分魘されていましたが。」

千寿「……夢を見ました。千真兄がどこかへ行ってしまう夢、もう二度と会えないみたいな……」

光「どうします?もう少し休んでいきますか?」

千寿「いえ、帰ります。突然お邪魔しちゃってごめんなさい。」

光「いえいえ。ここは千真の部屋ですから。いつでも来てください。」

千寿「はい。ではまた。」ガチャ

光「さようなら。」



はぁ……この後どうしよう……疲れてるけど寝れそうもないな……

翼『ねぇ……!』ブブブブ

ん?着信?りんからだ。

千寿「はいもしもし?」

りん『千寿!大変!』

千寿「どうしたの?」

りん『神が出たの!』

千寿「え?」

りん『神のモンスターが現れたの!』

Re: 遊戯王〜Threesistergoddess〜 ( No.19 )
日時: 2017/08/26 23:37
名前: zetu (ID: YNBvTGT8)

急いで走りながら電話する

千寿「神!?どの神が出てきたの!?」

りん『そ、それが……えっ?あ、うん。はい。』

連也『千寿!出たのはラビエル、幻魔だ!』

千寿「幻魔!?周りの被害は!?」

連也『いや、それが……ラビエルは被害を出してないんだ……』

千寿「はい?」

連也『モンスターが実体化って小島警部から連絡を受けて、倒しにいこうとしたら急に現れたラビエルが人間ごとふっ飛ばしちまったんだ。人間は見事にノビてるよ。』

千寿「それで、ラビエルの持ち主は?」

連也『えっと……あ?わかった。』

りん『千寿?持ち主の子はね……泣いてる。』

泣いてる?というか持ち主の子?遠くに二人が見えてきた。一緒にいるのは……

りん『えっとね?持ち主は幼稚園の年長さんぐらいの女の子なんだ……』

小さな女の子だった。

千寿「ええええええええええええええ!?」



千寿「え?その子が持ち主?」

りん「うん、そうだよ。それで色々聞こうとしたら、連也が大声出すから泣き出しちゃって……」

連也「うぐっ!?その……少し興奮してしまって……」

りん「もう!連也のバカ!!」

少女「ビクッ ふぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!」

千寿「ああもう夫婦喧嘩のせいで余計に泣き出しちゃったじゃん!」

連り「ふ!夫婦……///」

千寿「ごめんね?ビックリさせちゃったよね。」

少女「………………うん……」グスッ

千寿「お名前聞いてもいいかな?」

少女「………………ミカ」

千寿「ミカちゃん。私は千寿、宜しくね?そこの2人が連也とりんだよ。」

ミカ「ちひろ、れんや、りん。よろしく。」

千寿「ミカちゃん聞いてもいい?」

ミカ「なに?」

千寿「さっきラビエル出してたのってミカちゃん?」

ミカ「らびえる?あおいののこと?」ピラッ

千寿「そうそう、それそれ。」

ミカ「そうだよ?パパにはできないけど、ミカにはできるからやったの!」

千寿「ミカちゃん凄いね!私とりんはできるけど連也はできないんだよ?それ。」

連也「グフォッ!?」

千寿「ところでミカちゃん、お父さんは?」

ミカ「お父さん……パパ……パパ?あれ?パパどこ……?パパ……」グスッ

千寿「わわわ!ミカちゃん泣かないで!?ミカちゃんのパパさんいませんか〜〜!?」

??「ミカ〜〜〜〜〜!!何処にいるんだ〜〜〜〜〜!!」

ミカ「あ、パパの声だ!パパ〜〜!」ダッ

パパ「ミカ!大丈夫か!怪我してないか!駄目だろ勝手に走っていったら!」

ミカ「ごめんなさい。だってパパ走るの遅いんだもん。」

パパ「くっ……それで、そこの人達は?」

ミカ「え?うーんとね…ともだち?」

千寿「えーと、ミカちゃんと同じ能力持ちの千寿です。こっちが連也でその隣はりんです。」

連り「よろしくです。」

パパ「僕は黒木影丸くろきかげまるといいます。ミカの父親です。オリジナル…って言うんでしたよね?それの三幻魔を持っています。僕には実体化させることが出来ないので、ミカが呼び出して僕が闘う予定でしたが、どうやらその前に終わっちゃった見たいですね。」

連也「はい。ミカちゃんが呼び出したラビエルが犯人を。」

影丸「そうなんですね、偉いぞ〜ミカ」ナデナデ

ミカ「えへへ」ニコッ

千寿「ところで、ミカちゃんは他の幻魔も出せるんですか?」

連り(あれ?ミカちゃんの笑顔に反応しない?ロリコンじゃないの(か)?)

影丸「ええ、三幻魔は出せますよ。アーミタイルは力が強すぎて出せませんが。そうそう、皆さんのオリジナルは何なんですか?」

連也「俺はアストログラフです。」

りん「私はフレシアちゃんです。」

影丸「……すいません。実はこの子が生まれてからはそこまで触ってなかったので。失楽園が出たパックは買ったんですが。それで千寿さんは?」

千寿「私は三幻神です。」ガタッ

へ?

影丸「……三幻神……だと?」ゴゴゴゴ

千寿「は、はい。」

影丸「千寿ちゃん。少しお願いがあるのだがいいかな?」ゴゴゴゴ

千寿「な、なんでしょう?」

なんか、急に雰囲気が……

影丸「三幻神全てを入れたデッキで私とデュエルしてくれ。」

千寿「さ、三幻神全てですか!?」

私は普段三人のうちの誰か一人を入れてデュエルしている。そして、差し替える形で使用しているから全員入れてはいない。チャレンジしたことはあるけどいまいち回らなくて諦めた。って言っても最近やってないから今の状態なら出来るかもだけど。何よりあのカードがある訳じゃないのに三人とも入れる意味がなかった。でも、今なら……

千寿「三人とも、やってみよっか!」

巨『はい!』空『うん!』翼『おー、』

千寿「黒木さん、受けます。だからデッキの調整する時間をください。」

影丸「もちろんです。最高の状態で来てください。」

千寿「はい。んじゃ二人共、ちょっと手伝って?」

連也「おう。」りん「うん!」


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