二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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逃走中 〜裏切りの連鎖〜[再投稿版]
日時: 2017/03/02 01:23
名前: ウツミ ◆oFYGv900Yc (ID: /xSFMP0P)

ウツミ小説第7弾! 今回の舞台は広大な町、内元町!

この町には、ある少年が住んでいる。その少年はスポーツの中でもバスケットボールが大好きで、
学校でもバスケ部に入り 充実した学校生活を送っていた。

しかし、数週間前のある事故が原因で この少年……尾神大毅(オガミ ダイキ)は記憶を失ってしまった。
………学校の屋上から転落したのだ。幸い、一命は取りとめたものの、記憶喪失になってしまったという。
学校のクラスメイト、部活仲間、家族………そして、自分自身の事も全て忘れてしまったのだ。
その事故からしばらく経った今も、記憶は戻っていない。
警察はその事故が起きた経緯を詳しく調べたが、不審に思ったある警部が 再び原因究明に当たる。

果たして、事故の原因とは何だったのか! そして、大毅は記憶を取り戻す事は出来るのか!
この出来事が、ゲームを大きく左右する!

今回 このゲームに集められたのは、配管工、会社員、英国紳士など、各界から集められた21人!
100分間逃げ切り、120万円を獲得する者は現れるのか!

〜GAME DATA〜
逃走エリア:内元町(ロケ地 池袋)
ゲーム時間:100分
賞金:1秒200円ずつ上昇し、逃走成功で120万円
自首:エリア内に設置された自首用電話から申告
逃走者:21人

逃走者紹介
( )内は、参加回数

アンパンマン (初)
伊月俊 (初)
ウルフ・オドネル (4)
エルシャール・レイトン (初)
大原ななこ (2)
鏡音リン (2)
木下秀吉 (2)
黒子テツヤ (初)
坂本雄二 (初)
桜田ネネ (2)
Ga. (初)
高倉文太 (3)
チェレン (初)
出木杉英才 (初)
ドラミ (4)
ノボリ (初)
フラット (2)
マーキー・F・ジョーイ (初)
YUMA (初)
ルイージ (3)
ヲタク大王 (2)

(五十音順)


▽内元町で逃走中!
▽新ジャンル、ポケモンBW勢の実力は!
▽参戦四度目、ウルフとドラミは逃げ切れるか!
▽裏切りと信頼、二つが交錯する!
▽フラット、ヲタク大王のリベンジなるか!
▽衝撃の結末! 逃げ切る者は現れるのか!

(過去ログ落ちいたしましたので、再投稿いたします)
※このスレの投稿者と『ウツミ ◆LAxb88pkSU』は同一人物です。ご安心ください。

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Re: 逃走中 〜裏切りの連鎖〜[再投稿版] ( No.20 )
日時: 2017/02/24 16:18
名前: ウツミ ◆LAxb88pkSU (ID: /xSFMP0P)

61:00  582,000円


アンパンマン「うわぁ……もうすぐ60万になるじゃないですか……凄い……」


ゲームが始まって、もうすぐ40分が経とうとしている。賞金は、間もなく60万円を超える!


黒子「58万円ですか………自首もアリですね」


先程、ウルフと別れた黒子。彼の目標金額は20万で、既に超えている。しかし、まだ自首には動かないようだ。


黒子「もう少し、ミッションに貢献してからの方が、今までの黒バス勢の印象を変えられると思うんで」


ウルフ「………ん? 何か映ってるな……」


そのウルフは、黒子と別れた後、ある場所にやって来ていた。


ウルフ「これ……さっきのミッションで使われたレバーだよな? 思ってたよりでかかった……」


ウルフの目の前には、ミッション1で使われたレバー。木下が下ろしたものだ。横には、そのミッションで使わなかった指紋認証装置があり、モニターには文字が表示されている。


『    まで 15:02
   予定時間 39分』


ウルフ「…………どういうことだ?」


先程のミッションで、レイトンがレバーを下ろした瞬間から、4つ全ての指紋認証装置のモニターにこれが表示されている。だが、下の何かの予定時間が51分から39分に減っている。


ウルフ「別のミッションに使うのか?………試しに、指紋認証してみます」ピッ!


『    まで 14:56
   予定時間 39分』


『    まで 14:55
   予定時間 36分』ピッ!


黒子の時には反応を示さなかったが、ウルフが指紋を認証させるとモニターの下の数字が減った。


ウルフ「………全く意味が分からん」


YUMA「まだ半分も行ってないか………結構長いな」


タイマーを見つめる、YUMA。


スタッフ「YUMAさん、賞金の使い道は?」

YUMA「使い道………そうだな、ゲームとかCDでも買おうかと思ってる。あと、本とかも」


逃走成功し、目的の物を購入出来るのか!


YUMA「おい、意味深な言い方するな」


♪牢獄 DE トーク♪


雄二「このミッション、意外と鬼畜だな……;」

高倉「本当ですよ……まさか、ルイージさんに通報されてたなんて;」

フラット「俺はヘリですよ; 地上のハンターに気を取られすぎて、上を見てませんでした;」

マーキー「通報されずに捕まるのも、中々ツラいですけどね……;」

フラット「あ。そういえば、マーキーさんは通報されてませんでしたね」

マーキー「はい……」

リン「どーせなら、私もそのドキドキ味わいたかったなー」

チェレン「(1分も逃げられなかった僕はどうなるんだろ)」


出木杉「このゲーム、結構緊張するね……テレビで観るのとでは大違いだよ;」


逃走中に初参戦の、出木杉。少し緊張しているようだ。


出木杉「確か、ドラミ君は何度も出てると思うんですけど、やっぱりそれでも慣れないのかな?」


ドラミ「あと少しで通報タイム終了ね……! 動かなくて正解だったわ!」←四回目(歴代最多)の出演


出木杉「でも、変に緊張してたり油断してると、ハンターに見つかる可能性も……今、こう話している時も油断は出来ないよ」


ドラミ「そういえば、ゲーム前にスタッフさんに聞いたんだけど、私の逃走率って、結構低いのよね……頑張って上げないと!」


★突然のミニコーナー★ 逃走率ランキング(第5回終了時点)
※逃走率は、総逃走時間÷総ゲーム時間で求めています。
 間違えている可能性もあるので注意←

第一位 木下秀吉(バカとテストと召喚獣) 100.0%
第二位 フラット(募集参加) 98.3%
第三位 野原みさえ(クレヨンしんちゃん) 97.5%
第四位 スカイバード(募集参加) 96.8%
第五位 野原ひろし(クレヨンしんちゃん) 94.4%

ワーストの方も作ろうかと思いましたが、色々とヤバそうなのでベストの方だけにしました。

突然のミニコーナー 〜終〜


ドラミ「………え? 今、何かが割り込んできたような……気のせいかしら?」


気のせいではない(by ウツミ)。


ヲタク大王「………うわ、ハンター居ます」


ハンターNN「………」


ヲタク大王の視線の先には、先程マーキーを捕まえたハンター。


ヲタク大王「こっちには来てないみたいですね………良かった; もし見つかってたら。大変でしたよ……;」


いくら作者と言えど、油断は出来ない。


ルイージ「誰かに恨まれてないかな……もし通報されたらどうしよ……」


こちらも、別の意味で油断出来ない。

Re: 逃走中 〜裏切りの連鎖〜[再投稿版] ( No.21 )
日時: 2017/02/24 16:19
名前: ウツミ ◆LAxb88pkSU (ID: /xSFMP0P)

58:24  628,800円


ドラミ「えー……まだこんなに時間残ってるの? もう、100分逃げ切った気分ー」


現在、ミッション2の最中である。ミッション内容を忘れた者は、少し戻って確認するのをお勧めする。


ヲタク大王「あと……3分ぐらい? それ凌げば、通報はされないんですよね?」


通報時間は残り55分まで。あと3分ほど凌げばヘリハンターは退場するので、他者を通報するメリットも無くなる。


アンパンマン「怖い……あっ、あそこ誰か居る!」


誰かを見つけた、アンパンマン。


アンパンマン「あの茶色い髪の毛は……秀吉さんかな?」


秀吉「………む、あの丸顔は……アンパンマンじゃの」


アンパンマンと木下が、対峙する……。


ハンターOF「………」


そして、更にその近くに、ハンター……。


アンパンマン「多分、バレてるね……一か八か、声かけてみよう。すいませーん!」

秀吉「!……向こうはわしに気付いてるの」

アンパンマン「秀吉さん、通報しませんよね?」


ハンターOF「………」


秀吉「当然じゃ! 裏切るつもりは元々無いし、2〜3分ならどうにかなる」

アンパンマン「良かったぁ……じゃあ、お互い頑張りましょうね!」

秀吉「うむ」


ハンターOF「………!」ダッ!


【LOCK ON KINOSHITA】ピピッ!


ハンターに見つかったのは、木下だ……!


アンパンマン「じゃあ、僕はこれで……あっ、後ろ!! 後ろ(ハンター)来てます!!」ダッ!

秀吉「なっ!?」ダッ!


ハンターOF「………」


タッタッタッ!


秀吉「ツイてないっ……!」


タッタッタッ!


アンパンマン「秀吉さん、頑張って……!」


タッタッタッ!


ハンターOF「………」


【LOCK ON KINOSHITA】ピーー!!


秀吉「マズイッ……」


タッタッタッ!


ポンッ!


木下秀吉確保  57:18
 残り12人 648,600円


秀吉「くっ……油断してしまったのぉ……;」


会話に気を取られ、ハンターに気付くのが遅れてしまった。


ピリリリリ!


Ga.「また確保メールですね……; 通報だったら流石に恨みますよ……」


【逃走中 確保情報】
木下秀吉確保
残り逃走者 12人


ルイージ「秀吉も捕まっちゃったけど……これも通報じゃないっぽいね;」


アンパンマン「えっ、秀吉さん確保!? 嘘でしょ……逃げ切れなかったんだ……」


ドラミ「残り時間は……あ、2分切ってる!」


ハンターヘリ退場まで、2分を切った。残りの逃走者達は、通報を凌げるのか!


ウルフ「………ここだと、上から通報される心配は無さそうだな」


上空のヘリハンターを警戒する、ウルフ。


ウルフ「通報ミッション終了までは、ここに居る事にする。………そういえば、あの指紋認証(装置)は何だったんだ?」


先程の指紋認証の意味を、探る。


56:00 672,000円
ヘリハンター退場まで 1分


ネネ「あと1分耐えればいいのよね?」


YUMA「もうすぐ、ミッション2が終わる……地味に長かったな」


ミッション終了まで、あと1分!


黒子「もう少しで上空の監視は無くなりますけど……今は、それどころじゃないですね(小声」


ハンターTR「………」


警戒する黒子の近くに、ハンター……。


黒子「(これは、ヘリがどーのとか言ってる場合じゃないです)」


ハンターTR「………」


黒子とハンターの距離は、およそ3m。


黒子「………」


ハンターTR「………」


黒子「(どうしましょう……)」


55:30  681,000円
ヘリハンター退場まで 30秒


伊月「あと30秒……カウントしようか。……ハッ! カウントタイマー、買うんとちゃった? キタコレ!」


出木杉「来てませんね……ハンター」


黒子「………」


ハンターTR「………」スタスタ


黒子「………行きました。これで、ちょっと安心出来ます」


黒子は、間一髪、助かったようだ。


レイトン「55分10秒……もうすぐですね」


ヲタク大王「早く退場してくれ……!」


55:00 690,000円
ヘリハンター退場


ヘリハンター「………」


ブロロロロ……


Ga.「あ、ヘリがどっか行く……良かったです;」


これでヘリハンターが退場し、通報される心配は無くなった。残り時間は55分、12人は逃げ切れるのか!


 残り12人

アンパンマン、伊月俊、ウルフ・オドネル、エルシャール・レイトン、
黒子テツヤ、桜田ネネ、Ga.、出木杉英才、ドラミ、YUMA、ルイージ、ヲタク大王


ミッション2 終了
逃走者12人 VS ハンター4体

Re: 逃走中 〜裏切りの連鎖〜[再投稿版] ( No.22 )
日時: 2017/02/24 16:21
名前: ウツミ ◆LAxb88pkSU (ID: /xSFMP0P)

54:19  702,300円


黒子「70万円、越えてますね……」


ミッション2が終了し、賞金は既に70万を越えた! そして、残る逃走者は12人!


ドラミ「ハンターは居ない……と。今、4体よね?」


ハンターKR「………」


ハンターTR「………」


対するハンターは、計4体!


ヲタク大王「……あ、自首電話だ」

スタッフ「自首するんですか?」

ヲタク大王「いやいや、するわけ無いです! 目標は、あくまで満額なので!」


また、エリア内には自首用電話が設置されており、そこから自首を申告するとゲームからリタイアとなり、その時点までの賞金を獲得出来る!


アンパンマン「もうすぐ半分ですね……正直、ここまで逃げ切れると思ってませんでした;」


顔がアンパンのヒーロー、まだ緊張は取れない。


アンパンマン「何か食べて落ち着ければいいんだけど……何か……」


Ga.「70万……これだけあれば、色々と使い道が広がるかも……」


自首に心が揺れる、作者のGa.。


Ga.「ダメダメ、やっぱり自首はね……きっちり168万、頂きます!」


出木杉「次のミッションは……5分後か10分後かな? そのタイミングになったら、動ける準備をしておかないと……」


地図を見て、地形を確認する出木杉。


出木杉「エリアの反対側へ行く最短ルートは……」


ゲーム中も、エリアの勉強は欠かせない。


ルイージ「………」チラッ


建物の陰から様子を伺う、緑の帽子。


ルイージ「誰も居ない……しばらくは大丈夫だね」


きちんと、周りを警戒する。三度目の参戦でも、油断は出来ない。


レイトン「あのレバー、何だったのだろうか……『何か』が起きるまで、あと8分強……」


ハズレのレバーの事を、未だ気にしている様子のレイトン。


レイトン「………何も、危ない事が起きなければいいのですが」


53:00  726,000円









大毅(演:火神大我)「………」


あれから大毅は、ベッドに寝転がったままである。何をするでもなく、ただぼんやりと天井を見上げている。


大毅(演:火神大我)「………いつになったら、自分の事を思い出せるんだろうか」


部屋に置いてあったバスケットボールを何気なく手に取り、じっと見つめる。自分はバスケットボールが好きだったと、自分の母親だろう女性に言われていた。それが事実なら、部屋にバスケットボールがあっても何ら不思議はない。


大毅(演:火神大我)「……ダメだ、何も思い出せない」


一度諦めて、バスケットボールを枕元に置いてみる。すると、置時計が目に入った。
そういえば、今は何時だろう。朝なのは分かるが、体か頭に強い衝撃を受けたせいで、時間感覚が若干であるが麻痺している。枕元に置いてあった時計を見ようと時計を見るが、いまいちピンとこない。そこで、携帯にも時計機能があったのを思い出し、そちらも確認してみる。すると、少し時間がズレていた。恐らく、置時計の電池が切れかかっていたのだろう。


大毅(演:火神大我)「……これで良し。置時計の方が少し早く進んでたみたいだったな。ちゃんと時間を戻さないと、時間が分からなくなる……」


ーーーーー


月村(演:ウツミ)「『時間を戻す』……次は、これをキーワードにした通達を出そう。あの指紋認証装置の意味も、この通達で逃走者も分かるだろう。……参加しなければ、ある意味、逃げ切りを目指す逃走者への『裏切り』となってしまうが、どう動くかな?」


ピッ!


『時間逆転まで 08:00
 逆転予定時間 33分』ピッ!


月村(演:ウツミ)「……ん? 既に認証されてる……まぁ、いい。通達を出そう」


ミッション1で使われたレバー、その横に付いている指紋認証装置のモニターの文字が、全て表示された!









ネネ「もー、ミッションが終わったばっかなのに! またミッションだったら、ただじゃおかないわよ!」


YUMA「……通達? さっきのミッションとの間隔がかなり短いが……」


 通達2 時間設定装置が緊急作動!

 ミッション1で下ろされたレバーにより、時間設定装置が緊急作動してしまった。このままでは、33分間ゲーム時間が戻ってしまう。

 それを阻止するには、君達の指紋をレバーに付いている装置に認証させなければならない。残り45分の時点で指紋認証をしなかった人数×3分の時間が戻るので注意せよ。なお、指紋認証は何処の装置でやっても構わない。但し、賞金自体は戻らずにそのまま上昇を続けるので、時間が戻ればその分賞金が増える。

なお、装置はハズレのレバーを下ろしたタイミングで起動しており、1人は既に認証済みだ。


レイトン「………そういう意味でしたか; これは、皆さんに申し訳ない事をしました……;」


伊月「残り45分まで?………8分しかない!? 急がないとっ!」ダッ!


ルイージ「えっと……行かなくてもいいんだよね? その分、賞金が上がる訳だし。……でも、この認証済みの人、誰なんだろう……」


ウルフ「………俺か」


レイトンが下ろしたレバーにより、通達が発生した! このまま誰も認証しなければ、時間が33分戻ってしまう! だが同時に、逃げ切った時の賞金に59万4千円が追加される!
果たして、逃走者達の決断は!

Re: 逃走中 〜裏切りの連鎖〜[再投稿版] ( No.23 )
日時: 2017/02/28 00:46
名前: ウツミ ◆LAxb88pkSU (ID: /xSFMP0P)

(ここからが新作パートとなります。どうぞお楽しみください)


52:32 734,400円


ヲタク大王「これはやばいって……! 33分戻るとかシャレにならない……!」ダッ!


アンパンマン「1人3分……いや、考えてる時間無いですよねっ、行きます!」


現在、生き残っている逃走者は12人。通達②により、残り45分の時点で指紋認証出来ていない者が居た場合、ゲーム時間がその人数×3分間戻されてしまう!


ルイージ「通達の締め切りまで……8分も無い。賞金上がるなら、僕1人くらい行かなくても大丈夫だよね……」


ドラミ「要するに、賞金が欲しければもっと逃げろーって事よね? どうしようかしら……レバーまでちょっと距離あるし、20分以上戻らないなら、逃げ切れると思うのよね……」


但し、時間が戻っても賞金は戻らずに上昇を続ける。つまり、時間が3分戻るごとに、逃げ切った時の賞金が54,000円ずつプラスされるのだ!


伊月「一番近くの装置は……次を右に曲がって、その後は左……そこから直進!」タッタッタッ!


地図を片手に、最寄りの指紋認証装置まで駆け足で向かう伊月。


ハンターTR「……」


その伊月の近くに、ハンター……。


伊月「12人も居たら、流石に誰かは行かないと思うんだよな……それを考えると、俺の3分が影響する可能性も大きいから、なお行かないと……!」


ハンターTR「……」


2人の距離が、狭まる……!


伊月「今は此処だから、この角を曲がってまっすぐ……!」





























ハンターTR「……!!」

伊月「……え? うぉあっ!?」


ポンッ!


伊月俊確保 残り11人
【51:56 745,200円】


伊月「なっ……え?」

ハンターTR「……」スタスタ


出会い頭のハンターからは、現役バスケ部でも逃げ切れなかった……。


伊月「こんなあっさり捕まるなんて……ん? あっさり……朝の朝どりアサリ定食をがっさり頂い」


ピリリリリ!


Ga.「うわぁ……通達すぐのメールって、絶対確保メールじゃないですか……」


【逃走中 確保情報】
伊月俊確保
残り逃走者 11人


ネネ「こんな時に何やってんのよ、もう!」


ドラミ「……あれ? これ、伊月さんが指紋認証してなかったら、どうなるんですか?」


通達②終了時に逆転する時間は、確保されていない逃走者の中で指紋認証をしていない人数に準ずる。
つまり、指紋未認証者が確保された場合、その逃走者の指紋認証は必要無くなる上、逆転する時間も3分減少する。


ウルフ「……隠れます」


通達が来る前に、たまたま指紋認証を済ませてしまっていたウルフ。彼は、この通達で指紋認証をする必要は無い。


ウルフ「ちょっとラッキーだったかも……怪しい物に積極的に関わると、こういう事もあるんだな……」


YUMA「指紋の装置……あった!」タッタッタッ!


通達発令後、最初に最寄りの指紋認証装置に辿り着いたのは、YUMA。


YUMA「時間が無い、さっさと済ませましょう」ピッ!


『時間逆転まで 05:41
 逆転予定時間 30分』


『時間逆転まで 05:40
 逆転予定時間 27分』ピッ!


YUMA 指紋認証完了


YUMA「スタートが33分間の逆転、さっきの人が捕まった事を考えると……まさか、まだ誰も指紋認証してない!?」


指紋認証を済ませていない逃走者は、ウルフとYUMAを除く9人。まだ、ほとんどのプレイヤーが指紋認証を終えていない!


黒子「下手に時間を増やさない方がいいとは思うんですけど……」


ハンターOF「……」


黒子の視線の先には、1体のハンター。


黒子「……あのハンター、中々向こうに行きませんね。遠回りして間に合うんでしょうか……」


エリア内で逃走者を捜索するのは、4体のハンター。短い制限時間の中、彼らの目を掻い潜らなければ、指紋認証装置へは辿り着けない……!


レイトン「確か、こっちだったはず……」タッタッタッ!


指紋認証装置まで少し距離があったレイトン。駆け足で、装置の元へと向かう。


レイトン「元はと言えば、私のせいでこの通達が出てしまったようなものですからね……あのレバーさえ下ろさなければ……」


ーーーーー


『    まで 39:40
   予定時間 51分』ピッ!


レイトン「………ん? ハンター放出を阻止しているようには見えないが………どういう事だ?」


ーーーーー


ミッション①のハンター封印ミッションで、ハズレのレバーを下ろしてしまったレイトン。かなりの罪悪感があるようだ……。


レイトン「ここで私が指紋認証をしなければ、ルークに笑われてしまう……おや? あそこに居るのは……」


出木杉「これで、良し……っと!」ピッ!


出木杉英才 指紋認証完了


レイトン「出木杉君!」タッタッタッ!

出木杉「えっ? あ、レイトンさん! こっちです!」


指紋認証を終えた直後の出木杉と、レイトンが合流。


出木杉「レイトンさんも指紋認証しに来てくれたんですね、ありがとうございます!」

レイトン「当然だよ。この通達は、ほとんど私のせいで発動してしまったようなものだからね……」ピッ!


『時間逆転まで 03:48
 逆転予定時間 24分』


『時間逆転まで 03:47
 逆転予定時間 21分』ピッ!


エルシャール・レイトン 指紋認証完了


出木杉「レイトンさんのせい……ですか?」

レイトン「あぁ。最初のミッションで、私が下ろしてしまったのがハズレのレバーだったらしく……それがどうやら、この時間逆転装置を作動させるレバーになっていたようなんだ」

出木杉「成る程……つまり、ミッション①のメールに書いてあった『有利な事』『不利な事』は、賞金増額のチャンスと時間延長のリスク、という事ですね」

レイトン「他の逃走者の皆にも申し訳ないと思ってるよ。下手に下ろすべきではなかったと……」

出木杉「でも、レバーを下ろすまではハズレかどうか分からなかったんですし、仕方ないですよ! それよりも、今は1人でも多くの人に、指紋認証してもらわないと……!」

レイトン「……そうだね。悔やむのは後にした方が良さそうだ。私はあっちを探して来るよ」

出木杉「分かりました、僕はこっちを探します! 誰か見つけたら、此処に連れてきましょうっ!」


レイトンと出木杉は、装置の近くに居る逃走者に声を掛けて回るようだ。


♪牢獄 DE トーク♪

リン「遅─────いっ!!! どれだけ待たせるつもりなのー!?」

ノボリ「リン様、少し落ち着いてくださいまし……」

秀吉「そうは言っても、リンの言う事も尤もだからな……」

フラット「正直、このまま終わらされるのかと思った」

雄二「分かるぜ、その気持ち」

チェレン「このコーナーが唯一の出番だから、再始動して良かったよ……」

マーキー「……まぁ、俺ら捕まってますけどね」

高倉「復活のチャンスとかがあればいいんですがね……」

ななこ「例え復活ミッションが無くても、誰か1人でも逃げ切ってもらいたいです……!」


アンパンマン「こっちの方でしたよね? 装置があるのって」


指紋認証装置を目指す、アンパンマン。


Ga.「……? あっ、あれアンパンマンだ」


そこに、作者のGa.がやって来た。


Ga.「おーい、アンパンマーン!」

アンパンマン「あっ、Ga.さん! Ga.さんも指紋認証行くんですか?」

Ga.「当然! ここで時間増やされちゃったら、たまったもんじゃないし……!」


ハンターKR「……」


そこへ忍び寄る、黒い影……。


Ga.「アンパンマンも行くんでしょ?」

アンパンマン「もちろんだよ! 皆の為にも、逃げる時間は少ない方がいいからね」

Ga.「よしっ、そうと決まれば急ごう! 残り時間は……うわっ、あと2分切ってる!?」


ハンターKR「……!」


【LOCK ON ANPANMAN GA.】ピピッ!


見つかった……!


Ga.「やばいっ、これ急がないと!」

アンパンマン「そうだね!……うわっ、ハンター来てる!」ダッ!

Ga.「えぇっ、嘘でしょ!?」ダッ!


ハンターKR「……!」ダッ!


ハンターが、視界に捉えたのは……





























【LOCK ON GA.】ピピッ


Ga.「こっち来た!?」


Ga.は、ハンターを振り切れるのか!

Re: 逃走中 〜裏切りの連鎖〜[再投稿版] ( No.24 )
日時: 2017/02/25 01:09
名前: Ga.c=evo. (ID: apcZh59o)

ウツミさん復帰待ってましたにゃん!!!Ga.ですー!

っていきなりじーくん大ピンチ!?どうなるんだろう俺は………


そして通達も残り時間わずか!このままだと20分も………

通達の行方はどうなるのか!じーくんが不燃ゴミになってしまうのか!←

次回も期待してるにゃん!


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