二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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プリキュアオールスターズ!聖杯争奪編【完結!】
日時: 2017/06/05 17:09
名前: モンブラン博士 (ID: tVUhmmv0)

どんな願いも叶うと言われる聖杯を巡り、100人のキャラが争奪戦を繰り広げます!プリキュアも多数登場します!

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Re: 超戦闘中 ( No.11 )
日時: 2017/05/19 07:27
名前: モンブラン博士 (ID: oxlSkFnW)

広村さんへ
ありがとうございます。これからも執筆していきます。

Re: 超戦闘中 but ノーバトルボール ( No.12 )
日時: 2017/05/19 08:19
名前: NS準レギュラー募集 ◆TEj2Pj1qIE (ID: 6Nc9ZRhz)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode

モンブラン博士さん、このスレでははじめまして!名前を宣伝に使っていますがTXさんの逃走中での話なのできにしないでください!

バトルボールの無い戦闘中、しかもミンチにしようとしている人がいる・・・!?
これじゃバトルロイヤルじゃなくてバトルロワイヤルですよ!うぅ・・・ロワイヤル苦手なんですよ・・・

差し入れとしてリバイブティー(打撲を受けた者からミンチにされた者まであらゆる傷ついた者の身体と病気を治す魔法の紅茶)を送っておきます。

Re: プリキュアオールスターズ!聖杯争奪編 ( No.13 )
日時: 2017/05/26 13:12
名前: モンブラン博士 (ID: enDlMgfn)

虎の穴の執務室にミスターXはいた。血の気のない青白い顔には片眼鏡をかけ、タキシードとシルクハットに身を包み、葉巻を吹かしながら部下の到着を待っていた。
暫くすると執務室のドアがノックされ、一人の金髪碧眼のグラマスな美女が入ってきた。

「ミスX。進捗状況を報告しろ」
「現在、プリキュアとタイガーマスクの出現によりMAXドームは経営難に陥っております」
「2004年にプリキュアが登場して以来、我々の活動はやりにくくなった。その上、再びあの忌まわしき虎が復活してしまうとは予想外のアクシデントだ」
「仰る通りでございます」
「だが、私は先代のミスターXとは違う。奴らをMAXドームの経営難に利用するのだ」
「それはつまり、GWMのリングに上げるということですか?」
「何でも願いが叶う聖杯を優勝賞品として大規模なリーグ戦を開催するのだ」
「仰せのままに。ミスターX」
「期待している」

ミスXが去った後、ミスターXは片眼鏡を光らせ口角を上げる。

「プリキュアと忌まわしき虎は、虎の穴の制裁で地獄に叩き落してやろう。フフフフフフフフ……」



「それではこれより聖杯争奪マッチを開催します!」

数日後、MAXドームではミスXが主催する聖杯争奪マッチが行われていた。GWMヘビー級チャンピオンタイガー・ザ・グレート・ザ・サードを筆頭に、キングタイガー、ブラックタイガー、ビックタイガー、ゴールデンマスク、ミスターノー、レッドデスマスクなど数多くのGWM(虎の穴)のレスラーが参戦している。
プリキュア勢は50人全員が参加。
そして特別参加枠としてタイガーマスクとミスター?が参戦することとなった。
MAXドーム内は100名もの参加者で溢れんばかりとなった。

「これほど多くの参加者を集めてどうするというのだ?」

タイガーマスクが疑問を口にするとミスXが言った。

「只今より、じゃんけんによる第一予選を行います!」
「予選だと!?」
「実力の無いものを振い落すためよ。勝ち残るのには運も大切な要素。それでは2人1組になってじゃんけんを行ってください!」

傍にいたもの同士がペアを組み、次々とじゃんけんをした結果、第一予選では50人にまで絞られた。一発勝負とはいえ、じゃんけんが苦手なプリキュアは真っ先に脱落してしまった。

「負けたわ……」

悔しさのあまり涙を浮かべ、自分の出したパーを見つめるキュアソードの傍で。

「今日のぴかりんじゃんけんはチョキでした!」

じゃんけんの得意なキュアピースは第一予選を突破したのでピースサインで喜びを見せる。
そしてその後も予選は続き、ついに本戦へと出場できるメンバーが決定した。

Re: プリキュアオールスターズ!聖杯争奪編 ( No.14 )
日時: 2017/05/26 13:20
名前: モンブラン博士 (ID: enDlMgfn)

聖杯争奪戦本戦出場者一覧

1 タイガー・ザ・グレート・ザ・サード
2 タイガーマスク
3 キングタイガー
4 ブラックタイガー
5 キュアハート
6 キュアロゼッタ
7 シャイニールミナス
8 キュアマカロン
9 キュアショコラ
10 ミスター?
11 ミスターノー
12ビックタイガー

ルール
反則自由。時間無制限。プロレスのリングでシングルで戦い、どちらかがKOされるまで試合は続く。
13日間で各々の選手と戦い、勝ち星の最も多い選手が優勝となる。

Re: プリキュアオールスターズ!聖杯争奪編 ( No.15 )
日時: 2017/05/26 13:58
名前: モンブラン博士 (ID: enDlMgfn)

初日の対戦カードは以下の通りとなった。
ビックタイガーVSザ・サード
キングタイガーVSブラックタイガー
ミスター?VSミスターノー

ビックタイガーとザ・サード戦、キングタイガーとブラックタイガー戦は共に引き分けに終わった。虎の穴の同門であり、彼らの目的は邪魔者であるタイガーマスクとプリキュアを倒せばいいのだから、ここは適当にやり過ごしてタイガーやプリキュアと対戦した時本気になればいいと考えているのだ。
2試合共引き分けで客がきちんと決着をついた試合を見たいと思った矢先に彼は現れた。
目、鼻、口だけをのぞかせた白覆面に胸に大きな「?」マークをかいた白いだぶだぶの衣服とターバンを身にまとった謎の怪人、ミスタークエスチョン。
彼は素早い動きで花道を一気にかけると、ふわりと舞い上がり、対戦相手のミスターノーのいるリングへと着地した。
第二予選、第三予選共に4位の実力で通過している選手だけに皆の注目が高まる。
相手のミスターノーは首に「NO」の文字が書かれており、異様に長い首とその名の通りのっぺらぼうの頭を持つ怪覆面だ。実は「NO」の部分が空気穴になっており、上の顔は鉄球を入れたただの飾りなのだが、観客はそれを知らない。その凶器頭突きを得意としており、これまでに何人ものレスラーを病院送りにしており、酷い時には殺めることさえある大悪役ミスターノー。
客席にはレスラー達の実力を探ろうとキュアハートとキュアロゼッタもいた。
試合開始のゴングが鳴ると同時に、ミスターノーはクエスチョン目がけて突進してきた。

「ケケケケケケケケ!」

奇怪な高笑いを響かせながら顔のない頭部を大きく振り上げ、必殺の頭突きをお見舞いしようとする。だが、ミスタークエスチョンの動きは素早く、頭突きは一向に命中しない。

「速い!」

ミスタークエスチョンの華麗な身のこなしに流石のキュアハートも驚きを隠せない。
頭突きを一通り避けていたクエスチョンだが、相手の隙をついて持ち上げると、太ももと首(ノーの場合は頭が偽物なので空気穴の部分に顔がある)の下(つまり本体の首)をがっちりと掴んでそのまま弓なりに曲げる。ミシミシというノーの背骨の軋む音がMAXドームに響き渡り、あっという間にノーは「NO」の部分から血泡を流して失神。
クエスチョンが技を解くと、ノーの体はまだピクピクと痙攣を続けていた。

「フフフフフフ……」

不気味な笑い声を残し、完全にKOされているノーを尚も二、三度踏みつけた後、恐怖で子凍り付く観客を気にすることなく風のように去って行った——。
ミスターノーが病院送りとなったことで、翌日ノーと対戦予定だったルミナスの不戦勝が決まる。ミスターノー敗北を目の当たりにしたミスXは苛立ちのあまり唇を噛みしめた。

「ミスターノーを倒すなんて……ミスタークエスチョン、要注意人物ね」


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