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逃走中チーム戦〜人妖決戦!村の伝説を解き明かせ〜
日時: 2017/08/02 00:13
名前: ユレト ◆V8CuwRHVrk (ID: eetvNq3l)

初めまして、ユレトと申します。今回、逃走中にはあまり見なかった傾向である「チーム対抗戦」を書きたいと思い、書き始めることにしました。

色々不安な点もありますが、当たって砕けろ俺得上等!の心意気で何とか完結まで書き続けられたらと思います。



今回の舞台はとある村。一見何の変哲もない平和な村だが、この村には奇妙な伝説が伝わっている。
逃走者たちは、伝説に立ち向かいながら逃走成功を目指す!

そして、今回の逃走中はチーム戦。逃走者全員が仲間というわけではない……。これがゲームにどう影響してくるか、注目だ!

幾多の困難を乗り越え、逃走成功を果たす者は果たして、現れるのか!





逃走者紹介(8作品28名 五十音順)


青(人間チーム)

十六夜咲夜(東方Project)
上条当麻(とある魔術の禁書目録)
希月心音(逆転裁判)
霧雨魔理沙(東方Project)
剛田武(ドラえもん)※作中ではジャイアンと表記
成歩堂龍一(逆転裁判)
野比のび太(ドラえもん)
博麗霊夢(東方Project)
日向夏美(ケロロ軍曹)
日向冬樹(ケロロ軍曹)
マリオ(スーパーマリオブラザーズ)
御剣怜侍(逆転裁判)
御坂美琴(とある魔術の禁書目録)
ルイージ(スーパーマリオブラザーズ)



赤(妖怪チーム)

鬼太郎(ゲゲゲの鬼太郎)
ギロロ(ケロロ軍曹)
クー子(這い寄れ!ニャル子さん)
クッパ(スーパーマリオブラザーズ)
ケロロ(ケロロ軍曹)
古明地さとり(東方Project)
射命丸文(東方Project)
砂かけばばあ(ゲゲゲの鬼太郎)
ドンキーコング(スーパーマリオブラザーズ)
ニャル子(這い寄れ!ニャル子さん)
ネコ娘(ゲゲゲの鬼太郎)
ねずみ男(ゲゲゲの鬼太郎)
鈴仙・優曇華院・イナバ(東方Project)
レミリア・スカーレット(東方Project)




見どころ

▽奇妙な伝説が伝わる村で逃走中!
▽逃走中稀に見るチーム戦!
▽天才VS天才!逃走者同士の対決が熱い!
▽凡人のび太、台風の目となれるか!
▽逃げるだけが逃走中じゃない!高度な頭脳戦心理戦も展開!?
▽その伝説に異議あり!謎を解き明かせ!
▽人間と妖怪、対立する存在の進む先は……?





それでは、お楽しみください。

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Re: 逃走中チーム戦〜人妖決戦!村の伝説を解き明かせ〜 ( No.8 )
日時: 2017/08/25 00:43
名前: ユレト ◆3bWDf7mx4s (ID: eetvNq3l)

青チーム:霧雨魔理沙(4)    
赤チーム:古明地さとり(6)

魔理沙「うへぇ。さとりが相手かきっついなぁ」

さとり「今こちらは少し負けてますからね。巻き返せるよう頑張ります」

スタッフ「おっと、東方勢の対決ですか。面白そうです。問題!」



【問題:0と1だけ】ピンポーン!

スタッフ「おっと、さとりさん押した!めちゃくちゃ早い!」

さとり「『2進数』ですね」

ユレト「何と正解です!【0と1だけで表される数を何というでしょう?】正解は2進数です。ちなみに、我々は0〜9の数字を使っていますが、これは10進数と言います。人類は10進法を採用しましたが、コンピュータの世界では2進法が採用されています」

スタッフ「なるほど〜。しかしさとりさん何という回答速度!反射神経見せてきたか!?」

魔理沙「お前なぁ……」




青チーム:ジャイアン(5)    
赤チーム:古明地さとり(6)

ジャイアン「俺様がやってやるぜ!」

スタッフ「おっ、ジャイアン気合十分。ガキ大将の意地見せるか。問題です」



【問題:絶対零度とは何℃のことをいうでしょう?】

ジャイアン「ゲェ……わかんねぇ」

ピンポーン!

スタッフ「おっとさとりさん、今度は落ち着いて押した。回答どうぞ」

さとり「『-273.15℃』です」

ユレト「おお。整数だけでも正解にしましたが、小数点までありがとうございます。正解です。【絶対零度とは何℃のことをいうでしょう?】正解は-273.15℃です。この温度まで下がると、物体は完全に停止してしまいます」

ジャイアン「小学生にそんな問題出すなよ!わかるか!」

ジャイアン、当たった問題が悪かった……

そしてさとりは、今日初の2連勝!



青チーム:成歩堂龍一(6)    
赤チーム:古明地さとり(6)

ナルホド「6人目で並んだか。ここで逆転はまずいな」

スタッフ「いい勝負です。では問題!」



【問題:ニーハオって何語】ピンポーン!

ナルホド「うっそ早!?」

スタッフ「成歩堂さんも押す気配はありましたが押したのはさとりさん。どうぞ!」

さとり「『中国語』!」

ユレト「正解です!【ニーハオって何語だっけ?】もちろん中国語です。なじみのある言葉だけに、ここは反射神経の勝負でした。お見事!」



青チーム:野比のび太(7)    
赤チーム:古明地さとり(6)

マリオ「のび太ー!金星決めろー!」

のび太「知ってる問題頼む〜〜!」

スタッフ「ついに形勢が逆転しました。青チーム巻き返しなるか。問題です!」



【問題:2006年まで太陽系第9惑星と】ピンポーン!

スタッフ「相変わらず早い!さとりさんどうぞ!」

さとり「『冥王星』ですね」

ユレト「正解!【2006年まで太陽系第9惑星とされており、現在は惑星から外れ準惑星に区分されている星を何というでしょう?】正解は冥王星です」

のび太「悔しい!最後まで聞けばわかったかもな〜」

ジャイアン「のび太が分かるわけないだろ」

のび太「なに〜!」



マリオ「やべえさとりが強すぎる。4連勝されたぞ」

古明地さとり、知力を活かしてオープニングゲーム大活躍。誰かが、止めなければならない……

冬樹「次誰だっけ?」

霊夢「私よ」

魔理沙「霊夢〜〜お前が負けたらマジで終わっちまうぜ」

今回、頭脳型が前半に固まっていた青チーム。しかし、この時点で劣勢。状況を跳ね返せるか。




青チーム:博麗霊夢(8)    
赤チーム:古明地さとり(6)

霊夢「さて……」

霊夢は対さとり戦の戦略を思案する。

霊夢「(今までの問題を思い出すのよ……何か傾向が見えてこないかしら?)」

読者の方も、今までの問題をもう一度見返していただきたい。わかる人にはわかる傾向がはっきりと見えてくる。

霊夢「(となると、次の問題は……よし、これに賭けてみましょう)」

スタッフ「よろしいですか?問題です!」



【問題:主にマジックで】ピンポーン!

スタッフ「え……?なんと、霊夢さんまだ問題文をほとんど読み上げていないにもかかわらず、ボタンを押しました!」

さとり「流石にそれを当てられたら、諦めましょう」

今まで早押ししてきたものも、ある程度答えが分かりそうなところでボタンを押していた。しかし、霊夢のこれはどうだろうか。これだけの問題文で答えが分かる者はいないだろう。博麗霊夢、勝負掛け……!

霊夢「(マジック……となると、あれで勝負するのがいいわね!)『ミスディレクション』!」

スタッフ「さあどうだ!?」

ユレト「えっと……何と正解です!【主にマジックで使われる、人の注意を誤った方向に誘導させる技法を何というでしょう?】ミスディレクション、正解です!」

霊夢、ここでさとりの快進撃を止める大ファインプレー!

スタッフ「いや〜よくわかりましたね」

霊夢「ほとんど勘だけどね」



青チーム:博麗霊夢(8)    
赤チーム:射命丸文(7)

文「霊夢さん……何か気づいてますね」

霊夢「流石に少し落ち着こうかしら。心臓に悪いわ」

スタッフ「いい勝負になってきました。では問題です」



【問題:音楽用語で7重奏を意味する言葉はなんでしょう?】

霊夢「え、ちょっと予想外」

文「音楽……?」

スタッフ「おっとちょっと難しいか?時間が迫ってきますが……」

初の音楽問題、しかもなかなか一般的ではない用語が飛び出した。さすがに二人もなかなかボタンを押すことができない。



ブブーッ!

スタッフ「時間切れです!両者不正解となります。解説どうぞ」

ユレト「はい。【音楽用語で7重奏を意味する言葉はなんでしょう?】正解はセプテットです。2重奏はデュエット、3重奏はトリオ、4重奏はカルテット、そしてクインテット、セクステットと続き、7重奏のことはセプテットと言います」

霊夢「わかるか!」

文「いや〜音楽はちょっと……油断してました」

たまに訪れる高難易度問題。なかなか無双するのは難しい。



青チーム:日向夏美(9)    
赤チーム:砂かけばばあ(8)

夏美「ここが勝負どころね」

砂かけばばあ「年だけはくっとるからのう。古い問題とか来たらチャンスじゃ」

スタッフ「現在微差で赤チームがリード。では問題です!」



【問題:ポーカーで同じ数字を4枚揃えることを】ピンポーン!

スタッフ「夏美さん押した!」

夏美「『フォーカード』!」

ユレト「おっと、それだと不正解ですね。夏美さん回答権ロストです」

夏美「うそ!違うの!?」

スタッフ「問題続けます」



【問題:ポーカーで同じ数字を4枚そろえることを正式名称で何というでしょう?】

夏美「正式名称って何よ」

スタッフ「さあ回答権は砂かけさんのみ。押せるか!?」

砂かけばばあ「う〜む…………だめじゃ〜〜〜」



ブブーッ!

スタッフ「おっとまたしても両者不正解!回答お願いします」

ユレト「はい。【ポーカーで同じ数字を4枚そろえることを正式名称で何というでしょう?】正解はフォー・オブ・ア・カインドです。フォーカードは日本での呼び名であり、海外のカジノなどでは全く通じません。また、アメリカではクワッズという呼び方もあるそうです」



夏美「悔しい〜!今の分かった人いた!?」

レミリア「私は分かったわよ」

ミツルギ「一応、私も」

ココネ「海外にいたんで、知識としてはありました」

砂かけばばあ「やっぱりわかる人にはわかるんじゃのう……」

とはいえ、難易度の高い問題であったことも確かである。ここにきて、問題も難しくなってきたオープニングゲーム。

果たして、オープニングゲームを制し有利な状態からゲームをスタートできるのはどちらのチームなのか!?

Re: 逃走中チーム戦〜人妖決戦!村の伝説を解き明かせ〜 ( No.9 )
日時: 2017/08/27 16:59
名前: ユレト ◆V8CuwRHVrk (ID: UxbhFITm)

>>7>>8の書き込みでトリップを間違えてしまいましたが、ユレト本人のものによる投稿です

Re: 逃走中チーム戦〜人妖決戦!村の伝説を解き明かせ〜 ( No.10 )
日時: 2017/08/29 23:57
名前: ユレト ◆V8CuwRHVrk (ID: eetvNq3l)

〜前書き〜

今回、ちょっとだけ逃走します。




・・・・・・



接戦模様を呈しているオープニングゲーム、全員参加クイズ大会。現在は微差で赤チームリードもまだわからない。このチーム戦逃走中、初戦を制するのはどちらか……




青チーム:日向冬樹(10)    
赤チーム:ドンキーコング(9)

ドンキー「ウッホ!ウッホ!」

冬樹「これどうするの……?」

人の言葉を話せないドンキーコング、しかしそこは今回の逃走中。対策は万全である。

ユレト「皆様、ご安心ください。今回、私が動物の言葉が分かるとされているアイテム『翻訳こんにゃく』を食べてきました。ドンキーさんにも安心してお楽しみいただけます」

ドンキー「ウッホ!(やったぜ!)」

スタッフ「さて、問題がないと分かったところで、クイズに参ります!」



【問題:上半身は人間、下半身は魚でできている空想上の】ピンポーン!

スタッフ「冬樹さんが押した!正解なるか!?」

冬樹「『人魚』!」

ユレト「正解です!【上半身は人間、下半身は魚でできている空想上の生き物は何でしょう?】正解は人魚です。女性のイメージが強い人魚ですが、男性の人魚の話もあるみたいですね」



青チーム:日向冬樹(10)    
赤チーム:ニャル子(10)

ニャル子「さあ、活躍しますよ!」

スタッフ「ここで再び並びました。抜け出すのはどちらのチームか、問題!」



【問題:別名、飛頭蛮とも呼ばれ】ピンポーン!

ニャル子「なあっ!早っ!」

スタッフ「冬樹さん早くも押した!大丈夫か!?」

冬樹「『ろくろ首』!」

ユレト「おお、正解です!【別名、飛頭蛮とも呼ばれている、日本古来の首が伸びる妖怪はなんでしょう?】正解はろくろ首です。このろくろ首、首が伸びるタイプのほかに、首が抜けて頭部が飛んでいくタイプもいるようです。冬樹さん、お見事2連勝!」

冬樹「オカルト問題連続したのは運がよかったよ」

オカルトマニアの冬樹、偶然にもオカルト問題に当たり2連勝達成。オカルト問題とはいえ、オカルトそのものである妖怪勢に勝利するあたり、冬樹のオカルトに対する情熱がうかがえる。



青チーム:日向冬樹(10)    
赤チーム:ネコ娘(11)

ネコ娘「ここで止めないと……!」

冬樹「ジャンルが変わると厳しいかな〜」

スタッフ「ではいきます。問題!」



【問題:一つの村を舞台にしたゲームで、プレイヤーは村人、占い師、霊媒師】ピンポーン!

スタッフ「ネコ娘さんがきた!回答をどうぞ!」

ネコ娘「『人狼ゲーム』!」

ユレト「正解です!【一つの村を舞台にしたゲームで、プレイヤーは村人、占い師、霊媒師、狼などの役職に就く、騙し合いを主にした近年流行しているゲームは何でしょう?】正解は人狼ゲームです。この人狼ゲーム、専門用語が多く楽しめるようになるまで多少時間がかかりますが、覚えてしまえば非常に楽しいゲームなので、皆様もぜひやってみてください」

ネコ娘「最近人間の世界で流行ってるわよね〜」

人間界とも交流のあるネコ娘が、ここで力を見せてきた。



青チーム:マリオ(11)    
赤チーム:ネコ娘(11)

マリオ「得意なジャンル来れば余裕だな!」

ネコ娘「そりゃみんなそうでしょうよ……」

スタッフ「マリオさん、スーパースターとしてここは答えておきたい。ではいきましょう、問題」



【問題:これからいう物に共通するものは何でしょう?】

マリオ「お、新しいタイプの問題だな」

スタッフ「ではいきます。【琵琶】、【琴】、【ギター】、【ウクレレ】」ピンポーン!

ネコ娘「『弦楽器』!」

ユレト「正解です!この後は三味線、ハープ等と続きますが、これらは全て弦楽器の仲間です。流石にここは古い妖怪であるネコ娘さんが有利だったか!」




青チーム:御剣怜侍(12)    
赤チーム:ネコ娘(11)

ネコ娘「ここが山場ね……」

ミツルギ「フッ、私が4連勝すればそれで終わりだ。必ず答えてみせる……!」

青チーム、最大の頭脳派である御剣怜侍がここで登場。この男を倒せるかどうかで、赤チームの明暗が分かれるといっても過言ではない。

スタッフ「いよいよ勝負は終盤戦。どちらのチームが制するか。問題です!」



【問題:歴史において、身分の低いものが身分の高いものを打倒し権力を】ピンポーン!

スタッフ「御剣さん押した—!正解なるか!?」

ミツルギ「『下剋上』……だ」

ユレト「正解です!【歴史において、身分の低いものが身分の高いものを打倒し権力を得ることをなんというでしょう?】正解は下克上です。日本の歴史の中では、明智光秀が織田信長を討伐した本能寺の変などが有名です」

ミツルギ、勝利に向けまずは1勝!



青チーム:御剣怜侍(12)    
赤チーム:ねずみ男(12)

ねずみ男「賢さでは俺も負けねぇんだぜ?」

ミツルギ「キサマのような者に負けるつもりは毛頭ない……!」

スタッフ「問題!」



【問題:日本のおとぎ話の一つ、一寸法師。この一寸法師が京に行く際、船の代わりにしたものは何で】ピンポーン!

スタッフ「早かったのは御剣さん!どうぞ!」

ミツルギ「『お椀』だ」

ユレト「正解です!一寸法師はお椀に乗って京に行き、後に針を使って鬼退治をしたとされています。小さい者でも努力次第で勇者になれるというストーリー性が人気となり今も語り継がれています」

ねずみ男「くっそー!俺も押したのになー!」

ミツルギ「(意外と危なかったようだ……)」



青チーム:御剣怜侍(12)    
赤チーム:鈴仙・優曇華院・イナバ(13)

鈴仙「私が止めないと……」

ミツルギ「あと2人……!」

スタッフ「赤チーム巻き返しなるか。問題!」



【問題:古くからゲームセンターにある音ゲームで、どんちゃんとかっちゃんというキャラクターが登場する人気ゲームは何でしょう?】

ミツルギ「ム……ゲームとなると……」

鈴仙「こっちの世界にはないわよそんなもん!」

ゲームに疎い2人、これは万事休すか……



ブブーッ!

スタッフ「両者不正解!これは簡単なほうの問題だったのですが……回答お願いします」

ユレト「はい。【古くからゲームセンターにある音ゲームで、どんちゃんとかっちゃんというキャラクターが登場する人気ゲームは何でしょう?】正解は太鼓の達人です。このゲームはバンダイナムコエンターテイメントの代表的ゲームであり、2001年に筐体として発売されました。今も高い人気を誇る音ゲーの代表格となっています」

スタッフ「なるほど〜。しかし両者不正解ということは、これで赤チームは土俵際に立たされました!」



青チーム:御坂美琴(13)    
赤チーム:レミリア・スカーレット(14)

レミリア「まさか回ってくるとは思わなかったわ」

美琴「落ち着け……相手が不正解でもこっちの勝ちなんだから」

スタッフ「これが最後の問題となってしまうのか。それでは問題です!」



【問題:今、何問目?】

美琴「……は?」

レミリア「何よこの問題!」

何とここで、クイズタイムショックで有名な何問目問題が出題。果たして、答えられるか……!

スタッフ「制限時間30秒差し上げます!思い出して!」

記憶をフル回転させて思い出そうとする2人。しかし、そう簡単にすべての問題を振り替えられるわけではない。



ピンポーン!

スタッフ「レミリアさん押した!正解なるか!?」

とはいえ、後がない赤チームレミリア、押すしかない。ここで正解なら大ファインプレー、不正解ならオープニングゲーム敗北決定。どうなる!?

レミリア「『20問目』!どうよ!?」

ユレト「20問目は……不正解!」

レミリア「だあーっ!」




ユレト「この瞬間、オープニングゲームは青チームの勝利が決定しました!ちなみに最後の問題、わかった方はいましたか?」

ユレトの問いかけに、意外な人物が手を挙げた。

ユレト「おっと、霊夢さん。わかりましたか?」

霊夢「22問目。このクイズ、ちょっとした法則性があったのね」

ユレト「ほう、というと?」

霊夢「全部、異変で私が退治してきたやつらに関連したクイズが出てたのよ」

文「あやや、やはりそうでしたか」

今回のクイズ、1〜7問目は『東方地霊殿』のボスに関する問題、8〜14問目は『東方紅魔郷』のボス、15〜21問目は『東方輝針城』のボスに関する問題が出題されている。これに博麗霊夢、射命丸文の2名が気付くことができた。

咲夜「なるほど、だから霊夢はあんなに早くボタンを押せたのね」

快進撃を続けるさとりを止めた霊夢。マジックの一言を聞いただけでボタンを押し見事正解して見せた。件の問題は12問目、東方紅魔郷の5ボスである十六夜咲夜に関する問題が出題されていた。

霊夢「咲夜はマジックが得意で、それに関連して『ミスディレクション』という技を持っているわ。それ以外のマジックに関連する技は持っていない」

ユレト「お見事です。このオープニングゲームは東方勢の方に関連する問題を出題させていただきました。そしてこの逃走中、他の勢力の方に関するものも所々に現れる可能性があります」




・・・・・・




スタッフ「皆様、お疲れさまでした。それでは早速、逃走中を始めたいと思います」

ルイージ「いよいよだね!」

マリオ「幸先がいいし、絶対逃げ切ってやる!」

逃走中を前に、テンションが上がる逃走者たち。

スタッフ「では、これより1分後にハンターが放出されます。青チームの皆様はエリアへ散ってください!」

魔理沙「いくぜー!」

ココネ「やるわよー!」

青チーム14人の逃走者が、オープニングゲームで得た1分の猶予を活かしてエリアへと散らばる。これにより、青チームの逃走者は開始直後の確保というリスクとは無縁となる。




レミリア「ハンターが出たらダッシュよ」

ギロロ「負けはしたが、全員捕まらずにいけば問題ない……!」

逆に、敗北した赤チームはハンター放出個所から50mしか離れていない位置からゲームをスタートさせる。果たして、全員無事にこの関門を乗り越えることはできるか。




10








ナルホド「そこそこ遠くまで来たな……」











のび太「ここまで来れば安心かな」
ジャイアン「のび太!シャキッとしろよ!」










ねずみ男「ひ〜〜そろそろだぜ〜〜」
鬼太郎「落ち着け、ねずみ男」










ケロロ「ワガハイ、心拍数が……」











文「来る……!」





3体のハンターが放出され、ゲームがスタートした!




砂かけばばあ「逃げろー!逃げるんじゃー!」

ハンター×3「…………!」

3体のハンターのターゲットとなっている赤チームの14人。しかし、そこは妖怪の底力を見せつける!なかなか距離を縮めず、各々が角を使ってうまく逃走していく。



ケロロ「撒いたでありますか!?」

鈴仙「やった!もう来ない!」




しかし、その中で逃げ遅れたものが1人……




クッパ「おいみんな!待ってくれぇ〜〜〜」

ハンター「…………!」

大魔王、クッパだ……

赤チームの中でもスピードという点では他に劣るクッパ。この役割は逃れられなかったか……




ポンッ




クッパ 確保

残り 青チーム14人
   赤チーム13人


ゲーム残り時間

 89:50



クッパ「チキショウ!みんな、ワガハイの分まで頑張ってくれ!」

世界を震撼させる大魔王が最初に確保という、この逃走中のレベルの高さを象徴するような出来事から、逃走中チーム戦が始まった。

Re: 逃走中チーム戦〜人妖決戦!村の伝説を解き明かせ〜 ( No.11 )
日時: 2017/09/02 04:21
名前: ユレト ◆V8CuwRHVrk (ID: eetvNq3l)

オープニングゲームは青チームの勝利に終わり、いよいよ逃走中がスタートした。
オープニングゲームに敗北した赤チームの中からクッパが確保されるという展開。果たして、逃走成功する者は現れるのか。そして、チーム戦の行方は……




・・・・・・



オバチャン(演:オバチャン(逆転裁判))「ちょいとそこの少年!この村名物の団子、試食していかない?もう閉店時間なんだけど売れ残っちゃってさ!」

冬樹「いいんですか?いただきまーす!」

今回の逃走の舞台は、とある小さな村。素朴ながらも良い雰囲気の村は、逃走者たちに癒しを与えてくれるだろう。また、この村独特の文化もあるみたいだ。




ハンター「…………」

しかし、そんなのどかな村に似つかわしくない存在。ハンターが3体、逃走者を探している。

ハンターは、視界に入った逃走者を見失うまで追跡する。
見事、90分間ハンターから逃げ切れば賞金162万円を獲得できる。しかし、ハンターに捕まれば賞金は0……

それが…………















run for money
逃走中!




・・・・・・




プルルルル……プルルルル……




ココネ「うわっ。うるさいよ……『学校前にてクッパ確保。残り青チーム14人、赤チーム13人』」

確保情報はメールで全逃走者に通達される。

魔理沙「チーム戦つっても、ハンターから逃げるって点では仲間だからな。悲しいぜ」




鈴仙「ハンター……逃げるとき少し見たけどすごい怖い……」

意外と臆病者の鈴仙。先ほど見たハンターの怖さにまだ慣れないようだ。

鈴仙「どうか見つかりませんように……」




ねずみ男「15000……15300……15600……ウシシ!賞金あがっていくぜ〜」

賞金は、1秒300円ずつ上昇。逃走成功すれば162万円だが、このゲームでは自首も可能だ。

ねずみ男「自首は視野には入れてるけど、もう少し貯まってからだな。チーム戦?あんま意識してねえよ」

あくまで、自分の賞金獲得に忠実な男……




のび太「ハンター怖い……」

ジャイアン「のび太は弱虫だな。大丈夫だって、俺様が守ってやるよ!心の友だろ!」

のび太「ジャイアン!頼もしいよ〜」

今日のジャイアンは映画版ジャイアン。勇敢で強いジャイアンを見ることはできるか。




霊夢「どんなミッションが出るのかしらね。アンタ何か知らない?」

スタッフ「う〜ん。私は今回霊夢さんの傍にいて行動を見守るだけの役割ですので、ミッションとかは知らないんですよね」

霊夢「あら、そうなの。ミッションはゲームマスターしか知らないとか?」

スタッフ「実は今回の逃走中、スタッフがかなり細分化されていまして。ミッション1だけのスタッフとかもいるみたいです。さっきオープニングゲームで解説役をしてたユレトさんとかはもう出てきませんし」

霊夢「へ〜(となると、スタッフをいくら揺さぶろうと今後の展開を知ることはできない……と)」

情報漏えいは絶対にしてはならない。それが今回、ゲームマスターが重要視しているところである。




上条「満月……か。しかしまたなんで夜の開催なんだ?視界が悪くてしょうがねえ」

今回の逃走中は満月の夜の開催。そのため、視力次第で若干の有利不利が出るかもしれない。

上条「しかしなんか出そうだな……」

都会に比べ明かりが少ない村が舞台の逃走中。上条は幽霊などの存在が出ないか心配なようだが、そもそも今回は妖怪勢と言われる逃走者が14名。




レミリア「フッ、満月の夜にこそこの私の活躍が……ん!」

ハンター「…………」

吸血鬼レミリア。彼女にとってはこの舞台は絶好か。そのレミリア、夜目を活かしハンターを発見。

レミリア「序盤から走りたくないわね。気付くな……気付くな……」

ハンター「…………」




レミリア「……いったようね」

上手く、やり過ごしたようだ……




ルイージ「なんか雰囲気怖いなぁ……」

明かりの少ない森エリアに逃げ込んでしまい、怯えるルイージ。

コツコツコツ……

ルイージ「何、足音!?」

足音が聞こえ、慌てて逃げ出そうとするルイージ。そんなルイージに声をかけたのが……

ニャル子「ルイージさん、私ですよ!」

ルイージ「なんだ、ニャル子さんかぁ。ハンターかと思っちゃったよ」

ニャル子「よかったら、しばらく一緒に行動しませんか?まだ勝手がわからなくてですね」

ルイージ「いいよ!僕も少し怖かったし」

ルイージとニャル子。異なるチームながら共に行動するようだ。




・・・・・・




一方その頃、森エリアにある洞窟の前には3人の子供が肝試しにきていた。

少年A(演:骨川スネ夫(ドラえもん))「う〜〜やっぱり怖いなぁ。ねえ、やっぱりやめようよ」

少年B(演:サブロー(ケロロ軍曹))「はは、君は怖がりだなぁ。心配ないって、俺が付いてる」

少女(演:チルノ(東方Project))「もしなんか出てきたらアタイがなんとかするって!」

小さいころからの幼馴染にでもある3人、今日は親の目を盗んで村で立ち入り禁止になっている洞窟に肝試しに来た。

少年B「よっしゃ!じゃあいくか!」

少女「おー!」

少年A「おー……」




コツコツコツ……

少女「随分深いところまで来たね〜」

少年A「暗いなぁ……」

少年B「ん?あれなんだ?」

1人の少年が、何かを見つけたようだ。

少年B「四角い……箱か?よっと」

少女「勝手に触って大丈夫かな?」

少女が心配そうに声をかける。と、その時突然箱が発光した。

少年B「うわっ、眩しっ!」

少年A「うわわわわ!やばいよ、逃げよう!」

少女「逃げろー!!」




ダッダッダッ……

脱兎のごとく洞窟から逃げ出してきた3人の子供たち。幸いにも怪我した者などはいないようだ。

少女「もーっ!何だったのよあれはー!」

少年B「立ち入り禁止の洞窟……突然光りだした箱……怪しい臭いがするね」

少年A「とにかくさ、今日は家に帰っておとなしくしてよう」

思わぬ形で終了となった子供たちの肝試し。あの謎の箱の正体は何だったのか。一抹の不安を抱えながら少年少女は帰路についた。そして……




ゲームマスター「それでは、最初のミッションを発令する!」

この様子を見ていたゲームマスターによって、ミッションが発令された!




・・・・・・




プルルルル……プルルルル……

ネコ娘「だからうるさいって言ってるのに……ってミッションメール!」

咲夜「『ミッション1 森エリアの中にいる洞窟前に青と赤のハンターボックスが設置された。』放出系ね……」

クー子「『しかし、そのハンターボックスに入っているのは通常のハンターではない。青のハンターボックスには青いスーツを着た青ハンター、赤のハンターボックスには赤いスーツを着た赤ハンターが入っている』ハンター……いろんな色がいる……」

ミツルギ「『青ハンターは青チームの逃走者のみを追跡し、赤ハンターは赤チームの逃走者のみを追跡する。ゲーム残り75分になると、どちらか片方のハンターが放出される』青ハンターが放出されるのは困るな」

レミリア「『放出されるハンターは、ゲーム残り75分までに同じチームの逃走者で集合写真をゲームマスターに送信し、写っている逃走者の数が少ないチームのハンターとなる。』仲間と会わないといけないのね」




ミッション1 自分のチームのハンター放出を阻止せよ!

現在、洞窟前に青と赤のハンターボックスが設置されている。
中に入っているのは、青チームの逃走者を追跡する青ハンターと、赤チームの逃走者を追跡する赤ハンター。
ゲーム残り75分になると、どちらかのハンターが必ず放出される。
逃走者はできるだけ多くのチームメイトと出会い、集合写真を撮影しそれをゲームマスターに送らなくてはならない。
写真に写っている人数が多かったチームのハンターボックスは封印され、放出をまのがれることができる。
また、写真に写っている人数が同数だった場合、両方のハンターが放出される。




・・・・・・




ニャル子「これ、流石に一緒にいるわけにはいかないので失礼しますね」

ルイージ「うん。お互いに頑張ろう!」

先ほど合流したルイージとニャル子。ミッションのせいで再び分かれることに。




魔理沙「とりあえず、連絡とるぜ」

今回、同じチームの逃走者は一つのグループLINEに登録されている。

※LINE内の会話は【】で表現

魔理沙「【ミッションメール見たか?どっかで集まらないとだぜ】」

霊夢「【結構動いちゃったからね。集まるの大変よ?】」

ナルホド「【とりあえず、どこに集まるか決めようか】」

夏美「【動いたといってもまさか学校と反対側まではいってないですよね?だったら商店街の入り口でどうです?】」

おさらいだが、今回のエリアマップはこのようになっている。

        神事エリア
          |
          |
          |
          |
森エリア−−−−−−−−−−住宅エリア
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          |
        商店エリア


オープニングゲームを行った学校は住宅エリアに位置している。そのため、ゲーム序盤の今は東寄りにいる逃走者が多い。

今回夏美が提案した商店街の入り口は上の図で言うと中央寄り南東の方角にあるため、集合場所としてはかなり適していると言えるだろう。

ミツルギ「【良いのではないだろうか。何か反対意見があれば発言してもらいたい】」

美琴「【さんせーい】」

咲夜「【私も、少し移動してしまったけど問題はないわ】」

特に反対意見が出ず、全員の既読を確認した青チーム。オープニングゲームに続いての連勝を目指し、商店街への集結を急ぐ。




一方、赤チーム。

鬼太郎「【みんなどれくらい動いた?】」

ネコ娘「【動く体力もなかったし、あんまり動いてないわよ】」

ドンキーコング「【俺もそんなに動いてない】」

ケロロ「【ドンキー殿携帯扱えるでありますか(汗)】」

文「【皆さんあまり動いてないようなので、集合場所は学校でどうでしょうか!】」

さとり「【了解です。わたしは先ほど学校に戻ってきたので、お待ちしておりますね(ハート)】」

レミリア「【うわぁ……あんた文字だからってハートはないわ……】」

赤チームはオープニングゲームで敗北したということもあり、学校からあまり離れていない逃走者が多いことから集合場所を学校に決定。




これで、両チームの作戦が出そろった。このミッション1、制するチームはどっちだ!?

Re: 逃走中チーム戦〜人妖決戦!村の伝説を解き明かせ〜 ( No.12 )
日時: 2017/09/13 08:51
名前: ユレト ◆V8CuwRHVrk (ID: eetvNq3l)

ゲーム開始早々、ミッションが発令された。
集合写真を撮るために、集合場所を決めて行動する両チーム。対戦型逃走中の本領が発揮される。




・・・・・・




さとり「暇ですね……」

赤チームは集合場所をオープニングゲームが行われた学校に指定。ちょうど学校にいたさとりは、他のチームメイトを待つことになる。

スタッフ「さとりさんは賞金の使い道など考えていますか?」

さとり「う〜ん。新しいペットを飼いたいですね」

無頼の動物好きであるさとり、ペット購入のための資金獲得なるか。




文「流石に動かなければいけませんねぇ。赤チームは人数も一人少ないですし」

現在、赤チームのクッパのみが確保されているという状況。一人少ない赤チームのメンバーは、必然的に個人の重要度も高まる。




上条「よし、着いた。俺が一番乗りか」

一方、青チームは商店街を集合場所に指定。上条がいち早くたどり着いたようだ。

上条「青チームは全員生きてっから、全員集まれば必勝なんだけどな。そんなうまくはいかねえだろうけど」

上条の言う通り、数的優位の青チームには必勝パターンが存在する。しかし、それだけで青チームが有利だと判断するのは早計であろう。なぜなら……




ルイージ「商店街遠いよ〜。最初に結構動いちゃったからなあ」

オープニングゲームで1分の猶予を得た青チームのメンバーは、それだけエリアへ分散しやすい。数では有利でも、簡単に集まることはできない……




ジャイアン「おっ、商店街近くだぜ!おいのび太、早く来いよ!」

のび太「待ってよジャイア〜ン」

商店街の近くにいたジャイアン&のび太の小学生コンビ。

ハンター「…………」

しかし、その近くにハンター……

のび太「ゲッ!?ハンターだぞ!」

ジャイアン「なんだと!?」

ハンター「…………!」

それを見つけたのび太、一目散に走りだす。ジャイアンものび太の声を聞いて駆け出すが、スタートが若干遅かった。必死に逃げる2人をハンターが追う……!









ジャイアン「うわああああっ!」ポンッ

ハンターに気付くのが遅れたジャイアン、のび太を抜かせずそのまま確保……



ジャイアン 確保

残り 青チーム13人
   赤チーム13人


ゲーム残り時間

 83:20




ジャイアン「終わっちまった……」

スタッフ「いいえ、まだ終わってませんよ。先ほども申し上げた通り、今回のゲームは確保者にも役割が課せられます。自チームのメンバーの為、この後のミッションで頑張ってください」

ジャイアン「お、おう。そうだったな」




のび太「うわっ……『商店街付近にて剛田武確保。残り青チーム13人、赤チーム13人』」

ジャイアンが確保されている隙にハンターの視界から外れることができたのび太。

のび太「ハンター怖かった……しばらく動けないよ……」

ハンターの迫力に怯え、心が折れかけている。




ミツルギ「商店街付近での確保だと……うかつに近づいてよいものかどうか」

マリオ「マジかよ。商店街の近くにハンターいるってことじゃねえか」

ジャイアンの確保情報が、青チームのメンバーにとってただの確保以上に悪いニュースとなっている。

しかし、今更集合場所を変更することもできない。青チームはこのミッション1、苦戦を強いられているか。




文「よっと、戻ってきましたよ」

ネコ娘「さっきぶり〜」

クー子「ただいま……」

さとり「あら、お待ちしておりました」

文、ネコ娘、クー子の3人が学校に到着。元からいたさとりを合わせてこれで4人が合流することとなった赤チーム。こちらは順調か。

ネコ娘「さて、写真撮っちゃう?それとももう少し集まるの待つ?」

文「はて……その問いが出ることが不思議なのですが。4人いるのですから、とりあえずこの4人で写真を撮り、ゲームマスターに送ってしまいましょう。ハンターが来ても面倒ですしね」

ネコ娘「え、もう送るの?4人だと不安じゃない?」

文「確かに不安ですが、新しく人が来たらその人も加えてもう一度撮ればいいだけでしょう」

ネコ娘「ん?あっ、そっか。何回でも送れるんだ。あたし勘違いしてたよ」

さとり「ミッション文のどこにも、送信は一度きりとは書いていません。解釈違いには気を付けたいものですね」

ネコ娘「はぁ〜い」

クー子「(私も勘違いしてた……)」

赤チームのブレインである文とさとり、些細なことではあるがチームを正しい方向に導いていく。

文「それでは撮りますよ〜」

ドンキー「ウッホ!ウホホッ!(待て、俺も入れてくれ!)」

文「おっとドンキーさん。どうぞどうぞ、こちらへ」




カシャッ




寸前で合流したドンキーを加えて5人での写真撮影。これで、まだ撮影を行っていない青チームに差をつけた。



赤チーム 写真送信完了


途中経過

青チーム 0人
赤チーム 5人




美琴「警戒してたけど、ハンターいないようね」

逃げ足に自信がある美琴。ハンターを警戒しつつも商店街へとやってきた。

上条「お〜いビリビリ、こっちだ」

そんな美琴を上条が発見。これで青チームもとりあえず2人が合流。

美琴「なに、アンタだけなの?」

上条「商店街入り口だから、ここであってるはずだけどな。一応写真撮るか?」

美琴「2人じゃいくら何でもでしょ。もう少し待ちましょ」

流石に2人では撮るだけ無駄だと判断した美琴。だがしかし、ここでの写真は上条と美琴のツーショットとなる。それに気付いた美琴が猛烈に後悔するのはまた後日の話である。




霊夢「あと5分……まずいわね。なかなか近づけないわ」

ミッション終了まで5分。なるべく早く商店街へ向かおうとする霊夢だが、彼女の前には……

ハンター「…………」

黒い影……これでは近づくことができない。

霊夢「迂回ルートを使うか……でも、そっちを使ったって見つからないという保証はないし、時間内にたどり着けるとも限らない。どうするのよこれ」

幻想郷の巫女、博麗霊夢。ゲーム序盤からいきなり悩まされる展開に。

霊夢「運良くたどり着けても勝てる感じもしないのよね。ここは見にしましょうか。本当に行けそうな時だけ行くって感じで」

霊夢の勘が、動くことを拒否した。逃走者一の勘を持つ霊夢、動かずの判断がどうでるか。




ケロロ「ゲローッ!」ビターン!

スタッフ「だ、大丈夫ですか?」

ケロロ「うぅ……石につまづいたであります!」

いつも通り、どこか抜けている男……




夏美「何とか着いたわね!って2人しかいないの!?」

上条「おう、姉のほうだったな。なんか集まりわりぃんだよな。みんな向かってるとは思うんだけどよ」

商店街に夏美が到着。そして、それと同時に……

咲夜「集合場所はここでよいのかしら?」

咲夜も合流。青チーム、悪い状況下ながら4人が集結した。

美琴「よっしゃ、とりあえず写真撮りますか」




カシャッ




青チームが必死の奮闘で赤チームに食らいつく。このまま青チームの逆転もあるかと思われたが……

ニャル子「おっ、みなさんいますね!」

砂かけばばあ「ふう、老体にはきついわい」

赤チームは先ほどの5人に加え、ニャル子と砂かけばばあが合流。これで赤チーム7人、青チーム4人と再び突き放す……!




両チーム 写真送信完了


途中経過

青チーム 4人
赤チーム 7人




魔理沙「やばい、あと3分だ!急がないと!」

ココネ「もう少し……!」

文「さて、流石にこちらがリードしてるでしょうか?」

ミッション終了まで3分。巻き返しを図る青チームのメンバー。果たして、ミッション1の結末は。ハンター放出を免れるチームはどっちだ!?


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