二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- テイルズオブメロディーア
- 日時: 2018/02/11 18:27
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
偶然会った人物とはもしかすると必然的出会いだったら…。
旅に出ることが、戦うことが必然的だったら…。
first. 出会いは始まりのスタートライン
1.少女は出会う >>01
2.魔術師エルフ >>02
3.氷結のカテラ >>03
4.向かう先は情報屋 >>04
5.情報屋、ダール >>05
6.プリンセス・ローザ >>06
7.青年の過去 >>07
8.四人目の仲間 >>08
9.エレメンツ >>09
10.考えすぎた前世 >>10
キャラ紹介 >>11-12
second. 次へステップアップ
11.連れていかれた少年 >>13
12.倒れる少年、助けた少女 >>14
13.レイダ参戦 >>15
14.敵の狙い >>16
15.パラドスvsイーズ >>17
16.パラドスの覚悟 >>18
17.
- Re: テイルズオブメロディーア ( No.1 )
- 日時: 2018/02/09 21:31
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
少女ステラ・テイルは一つの青いバンダナを頭に巻き外に出る。
彼女がいる場所はグリアスのスピカ区、小さいわけでもなく大きいわけでもない
平凡な町。
色んな種族の住民が店を開いている。
「なぁお前」
町を歩いていたステラは後ろを振り返り声の主を見た。
周りの音が消えたように彼の声が耳に入ってきた。
ステラより少し背が高く同じ黒髪のようだが彼は少々茶色が混じっていた。
彼の首には自分と似たような羽の首飾りがあった。
「同じだな、それ。誰かからもらったのか?」
「ううん、分かんないの。いつの間にか家にあって母親から渡されたの」
「そうか、同じだな。そういえばお前、旅とかはしてるのか?」
ステラはその言葉で本来の目的を思い出す。
その目的を察したのか少年はフッと笑った。
「なら俺も一緒していいか?俺はダルク、お前は?」
「私はステラ、よろしくねダルク」
■
話始めると二人は色んな共通点を見つけ出した。もちろん相違点も。
戦闘関係で言うなら、二人とも刀剣を扱うことが出来る。
ステラは魔術も扱える。
だんだんと二人は融け合っていった。
- Re: テイルズオブメロディーア ( No.2 )
- 日時: 2018/02/09 22:04
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
二人は町の外れまで来た。
宿が多くみられる、もちろん店もあり人々の話し声も聞こえる。
「あ、あれ?ステラ、じゃない?」
「アリア!久しぶり」
青い瞳をした少女アリア・ウェイドがステラたちのもとに駆け寄る。
「あれ、そっちの方は見たことない顔ですね?もしかして…」
「だぁぁぁ!!違うって、さっき知り合った人だからそういうんじゃないから!!」
「じ、冗談ですよ。私はアリア・ウェイドです。どうぞよろしく」
「あ、あぁ俺はダルクだ、よろしく」
彼女は魔術師だ。
彼女の魔法は次から次へと繋がっているため連鎖魔法と呼ばれている。
「あ、そういえばアリアはなんでここに?散歩的な?」
アリアは首を振った。
「ううん、ステラたちと同じ、旅に出ようと思うの。それで提案なんだけど…私も
付いていっていいかな?無理に、とは言わないけど…」
申し訳なさそうに申し出た。
ダルクはステラに返事を任せた。
ステラは少し考え、頷いた。
「うん。じゃあ一緒に行こう、アリア」
アリアの顔が明るくなり微笑んだ。
「ありがとう二人とも、よろしくね」
でも…とアリアは顔を曇らせ少し間をおいて話し始めた。
「旅と言っても途中までかも…」
「…そっか。でもそれまでは一緒にいようね!」
- Re: テイルズオブメロディーア ( No.3 )
- 日時: 2018/02/10 14:13
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
三人は先へ進もうと歩き始めた矢先。
「ッ!?フレイムホール!」
アリアがそう唱えると赤い火炎放射が空に放たれ、空から弓矢が力を無くして
落下する。
「弓使い、だね。…でもなんで私たちを…」
「…敵意むき出しみたいだな、相手は」
三人は目の前の少年に目を向けた。
真っ白い髪を揺らし少年はゆっくり弓を構えた。
「貴方、礼儀がなってませんよ?名乗るのが先ではないの?」
アリアは相手を刺激しないようそっと少年に言った。
少年は構えを解き、口を開いた。
「カテラ、主にそっちの二人を射抜くよう言われた」
辺りに冷たい空気が漂う。
「ブリザード」
そう呟くと全方向から氷柱が三人を襲った。
アリアは素早く詠唱する。
「凍える大地に恵みの火炎を!——烈火の吹雪!」
三人を中心に炎の竜巻が起き冷たい空気ごと溶かしてしまった。
ダルクは素早くカテラの背後に回り剣を振り上げ振り下ろそうとする。
だがすぐに中断し大きく跳び退いた。
ついさっきまでダルクがいた場所に大きな氷の柱が立ち上がった。
「…残念、あのままだったら苦しまずに済んだのに」
「そうか、それは残念だったな。だがお前の相手は二人じゃないはずだぞ?」
ダルクは不敵な笑みを浮かべ剣で斬りかかった。
カテラも少し口を歪まし弓矢を放った。
その弓矢は氷の竜になりダルクを飲み込む。
「…頼みますよ」
アリアは静かに呟いた。
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