二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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ナンバーズ8
日時: 2019/07/27 16:34
名前: いくちゃん (ID: ZIS7GPHN)

どうもいくちゃんです!
このお話はナンバーズの末っ子八期を主人公にしたお話のスピンオフです!
彼は長男・二に近い存在ですが、性格はほとんどを自分に入れております。
二の方も、ある程度自分の性格や考えを入れております。
あと彼にはちょっとした秘密が!
ナンバーズにちょいだしで出てきたあの人やこの人が、
一気にヒロインとして出てくるかも!
それでは始まり始まり!











僕はものすごく運が悪いと思っていた。
僕はみんなから嫌われていると思っていた。
僕はみんなより自慢できるものはないと思っていた。
そして、そんな僕を好きなってくれる人なんて、いるとも思っていなかった。
さらに、お兄ちゃん、お姉ちゃん達のような、ことになるなんて、
子の時の僕は、想像もしていなかっただろう。
僕を救ってくれた、僕を守ってくれた、僕を助けてくれた
そして、僕の気持ちを分かってくれた、
そんな人たちと過ごした僕の逆転人生のような人生!
その全貌を語ろう!

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Re: ナンバーズ8 ( No.16 )
日時: 2019/11/17 14:30
名前: いくちゃん (ID: TNiD2WXY)

16話割り箸のマナー
今日はみんなで焼き肉屋にやってきた

八期「うわーい!子供だけで座ろうよ!」

二「おお、それいいな!」

一「お母さん?」

楓花「はいはい、好きにしなさい」

八期「やったー!僕お肉焼きたいなあ!」

二「ダメだ!もっと大きくなったらな!」

三氏「それより、どう座っていく?」

一「双子が奥行ったら?」

二「俺壁側の手前がいいな」

一「じゃあ、私は二と向かい合わせ!」

三「俺は二兄から離れた場所!」

五「六生のことを考えると・・・」

姉弟組
奥     壁
三氏  五

四美  六生
一   二

七美  八期

二「まあ、こんなところか!」

一「七美、八期!危ないからお姉ちゃんとお兄ちゃんがお肉を焼くからね!」

二「よーし!思う存分焼くぞ!」

一「二ったら、物凄く楽しみにしてたもんね!」

二「三氏、そっちは頼んだぞ!」

三氏「当たり前だよ!こんなかで1番の年上だしな!」

四美「でも双子だから、そんな変わらないけどね!」

三氏「それを言うなよ!」

五「六生、お肉はお姉ちゃんが焼いてあげるからね!」

六生「五姉!俺らも双子!」

四美「ダメよ!危ないから私かお兄ちゃんが焼くわよ!」

五・六生「ええ!」

一「はいはい、文句言わない!お姉ちゃん達に任しなさい!」

一兄「そっちも、盛り上がってるな!」

二美「男女混ぜてるね!」

二「五、六が影響してるからな!」

兄妹組
壁  奥
三  四輝

六海 五模
二美 一兄

八姫 七斗

一「やっぱり、末っ子達は私達一番上が見ないとね!」

一兄「そうだよな!」

二「何言ってんだよ!その末っ子見てるのは、俺らじゃねーか!」

二美「本当に!」

パーン!

一「コラ、八期!」

八期「何?」

一「何じゃないでしょ!今何した?」

八期「割り箸割っただけだけど・・・」

一「どうやって?」

八期「こうやって・・・」

一「駄目じゃない!」

八期「何が?」

一「割り箸は横で割るのがマナーなのよ!」

八期「?」 

一「だから、縦で割ったらマナー違反なの!」

八期「なんで?」

一「それは、周りに失礼だからよ!」

八期「どこが?」

四美「縦で割ることは絶縁や交渉決裂といった意味に捉えられるの!」

一「とにかく割り箸を縦で割ること事態がマナー違反なの!だから割り箸は横で割るのがルールなの!」

八期「だから、なんで?」

一「それがルールだからよ!」

二「姉ちゃん!そんな言い方して、納得する奴なんかいねえよ!もっと具体的かつ納得できる説明をしろよ!」

一「じゃあ、二ならどうするのよ!」

二「いいか、八期!今から兄ちゃんが割り箸を縦で割るから見とけよ!」

八期「うん」

パーン!

八期「痛い!何するの!」

二「ごめんごめん!今のはオーバーリアクション!わざと、豪快にぶつかった、でも今のを見たように、さっき兄ちゃんの腕はどうなった?」

八期「えっと、僕に当たった」

二「今度はエアで、割り箸を割る動作をしながら説明するぞ!割り箸を縦で割ると、こうやって力を加えたとき、たまに勢い余って隣の人にぶつかることがあるんだ!もし、八期がぶつけられたら、いい気持ちするか?」

八期「ウンウン、嫌な気持ち」

二「だろう!だから割り箸は縦じゃなく横で割るのがルールなんだ!分かったか?」

八期「うん、分かった!」

二「姉ちゃんもこういう教え方をしろよ!」

一「うーん・・・」←ふてくされてる

二「四美も意味合いじゃなく物理的なもので納得させろ!」

四美「うーん・・・」←同じく


Re: ナンバーズ8 ( No.17 )
日時: 2019/12/18 22:04
名前: いくちゃん (ID: TNiD2WXY)

17話・さんま・鰻アレルギー
ある夕食

鶴「はい、みんなご飯よ!」

一「鶴ちゃん、いつもありがとうね!」

鶴「いいえ、好きだからやってるんです!」

二「本当にいいお嫁さんになれるよな!」

一「そんときは、うちの弟を頼んだわよ!」

二「何を言うんだ、姉!」

鶴「私は、二君がお婿さんでも悪くないよ!」

二「つられないで!」

鶴(本気だよ!)

一兄「おっ、さんまか!」

鶴「主食は鰻丼よ!」

二美「そういえば、鰻って土用の丑の日食べるっていわれてるよね!」

八姫「土曜日に食べるの?」

三氏「土用は季節の変わり目の立春、立夏、立秋、立冬を言って、大体18日か19日間のことを言うんだ!まあ、一般的には立夏しか認められてないけど、本当は4つの期間あるんだ!」

七斗「それに丑の日なのに鰻を食べるって、おかしくない?」

四美「丑の日って言うのは!さっきお兄ちゃんが言った18日、19日間の週のなかの干支の丑がある日のことを言うの」

三「鰻は夏バテに効くんだぞ!」

四輝「まあ、元々体にいいけどな、いわゆる暑さで体調を崩しやすい夏は鰻を食べて栄養とって元気をもらって夏を乗り越えよう!ってことだよ!」

八期「どこが?さんまも鰻も毒だよ!」

八期以外「えっ?」

鶴「今、何て言った?」

八期「さんまも鰻も食べたって毒にしかならないよ!もう見たくもないよ!」

鶴「じゃあ、下げるわよ!」

八期「どうぞ、さんまも鰻も見たくもないから!」

鶴「八君だけ夕飯抜きね!」

八期「それとこれとは違うよ!」

三「いや、当たり前でしょ!さんまも鰻も栄養たっぷりよ!好き嫌いするあんたが悪い!」

一「鶴ちゃん!」

鶴「何!一ちゃん?」

一「八期のおかず、作り直してあげて!」

兄妹組「えっ?」

二「八期、さんまと鰻が毒なのはお前くらいだ!」

兄妹組「えっ!」

鶴「どういうと?」

一「八期はね、さんまと鰻でアレルギーなのよ!」

一兄「さんまアレルギーとか鰻アレルギーなんて聞いたことないぞ!」

三氏「正確に言うと銀魚アレルギーです」

二「まあ、こいつ元々さんまと鰻は好きだったんたけど、突然さんまがダメになったんだ!」

鶴「どういうこと?」

二「簡単に言うと、嘔吐だよ!」

一「吐き気がして眠れないって訴えてきてね・・・、本人の記憶からさんまを食べた日に吐き気や嘔吐があったって!ちなみに鰻の方がもっと激しい!」

三「それ本当にアレルギーなの?」

二「一応病院いって調べた!まあ、先生もあんまり食べない方がいいって言ってたし、それにこいつが嘔吐なんて数えられるほどだしな!」

一「ごめんね、食事中に!」

八姫「八君にとっては一大事ですものね!大丈夫ですよ!」

鶴「それならそうと、早く言ってよ!」

二「ごめん、本人もたまに忘れて食べて大変なことになるんだ!」

四美「はい、サバなら大丈夫よね!」

八期「うわーい、四姉ちゃんありがとう!」

五「一姉!私も変えて!」

四美「あんたはただ骨が嫌なだけでしょう!」

鶴「どういうこと?」

一「五はドジだから、焼き魚の骨が刺さって以降、それがトラウマでね」

二「六生にでも取ってもらえ!手先器用なんだし!」

五「ええ、それだと姉としての威厳が!」

三氏「そんなの捨てちまえ!」

六生「そうだよ五姉!意地張らないで!俺らは双子なんだから!」

一兄「いや、双子とか関係ないぞ!人間なんだから、できることとできないことがあるんだから、少しくらいは下に頼ってもいいんじゃないのか?」

五「はーい!」

Re: ナンバーズ8 ( No.18 )
日時: 2020/01/14 22:42
名前: いくちゃん (ID: 2Elm7N8p)

18話・町子の恋
回想
一「私を見つけた町子ちゃんには理事長から100万円が贈呈されます!」

理事長室
理「町子ちゃん、これが100万円!」

町子「おお!」

理「でも、今のあなたには渡せないわ!」

町子「なぜですか?」

理「だって、あなたは小学校3年生!お金の価値については、分かってないところがあるからよ!だから、このお金はあなたが二十歳の成人式を迎えたら、渡すわ!二十歳になって成人式を終えたら、また学校に来なさい!そしたら本当に100万円をあなたに渡すわ!」

町子「分かりました!二十歳になったらもう一度学校に来ます!」

回想終わり
菫「そういう約束を理事長としてるんだ」

町子「うん!」

菫「100万円か、いいなあ・・・、何に使うの?」

町子「やっぱり、生活費かな・・・、湯水のように使うと、生活が厳しくなると思うし・・・」

菫「堅実だね・・・」

町子「まあ、お父さんを見て思ったことでもあるけど・・・」

菫「そ、そうなんだ・・・、しかし自分に使うとは!カッコつけてユニセフに募金とは言わなかったんだね?」

町子「だって、まさか本当に100万円取れると思ってなかったし・・・、それに欲しいものもあったし・・・」

菫「でも、大人になるまで使えないんじゃ意味ないんじゃない?それに10年も先の未来だよ!まっちゃんも理事長も忘れるんじゃない?」

町子「大丈夫だよ!忘れないよ!あの時の瞬間は・・・」

そう、私はあの時その子を好きになった!
自分に権利がないため私に譲った潔さ、
ゲームを楽しむ無邪気さ、
私のお皿のものをねだろうとする茶目っ気さ、
私に食べ物を分けてくれたときの優しさ、
私は小さい少年に恋をした!

菫「そういえば、八期と一緒に回ったって?」

町子「うん、希先輩と一緒に回ってたところだった・・・」

菫「大丈夫だった?」

町子「うん、むしろ八君のおかげで楽しい文化祭になったよ!」

菫「それなら・・・、あいつ我が儘とか言わなかった?」

町子「私のお皿のカレーをねだろうとしたけど、希先輩に注意されたらやめたよ、でもたべさすのもよかったかな・・・」

菫「ねえ、町子ちゃん?まさかとは思うけど、八期のこと好き?」

町子「えっ?!」←顔真っ赤

菫「ガチで?」

町子「な、何を突然言うの菫ちゃん!」

菫「絶対好きよね?」

町子「いや、そういうのは・・・」

菫「全然!否定しないじゃない!」

町子「えっと、そうです・・・」

菫「えー!あんなののどこがいいの!」

町子「あんなのって何よ!あんなのって!」

菫「本当に物好きっているんだね!しかもこんな近くに・・・」

町子「八君のこと悪く言わないでよ!八君はとても優しい子なんだから!」

菫「優しい?あんな自己中が?有り得ねえ!まずあいつが人に好かれること事態ウケル!」

町子「もう、ひどいよ!」

菫「ごめん、ごめん・・・、まさかあいつが好きな異性が出てくるとは思わなくて・・・、しかもこんな近くで・・・」

町子「もう!」

菫「で、優しい以外で、どんなところが好きなの?」

町子「えっ!そ、それは・・・」

菫「言えないの?」

町子「もう!恋に理由なんてないよ!」

菫「っていうか、なんであんな年下を選ぶかな?普通年上でしょう!」

町子「いいじゃん!かわいいと思ったんだから!」

菫「そういうのね、ショタコンっていうんだよ!」

町子「なにそれ?」

菫「年下は年下でも、小さい少年に恋をする年上の女性のことを言うの!たしか八期は今1年生だから・・・、4歳差か!」

町子「別に4歳差なんて大人になれば、どうってことないよ!そんな変わんないもん!」

二人が話す陰で・・・
希(えっ?まさかあの町子ちゃんが!八君に気に入られると思ってたけど、まさかあの子の方が気に入っちゃうなんて・・・)

Re: ナンバーズ8 ( No.19 )
日時: 2020/02/02 22:25
名前: いくちゃん (ID: 2Elm7N8p)

19話・目覚めたヘンゼル
ヘンゼル「ハー・・・」

グレーテル「何ため息ついてんだ?」

ヘンゼル「だってよう、せっかく可愛い子見つけたと思ったら男だぜ!落ち込むに決まってんじゃねえか!」

グレーテル「はあ、情けな!」

ヘンゼル「なんだよ!」

グレーテル「大体、お前が年甲斐もなくナンパするから悪いんだよ!しかもあれは自分で間違えたんだし、自業自得だ!」

鶴「まだ、根に持ってたの?」

グレーテル「姉御!」

鶴「まあ、人を好きになるのは簡単だけど、両思いになるのは難しいわよね」

グレーテル「姉御も恋してるのか?」

鶴「絶賛、現在進行中!」

ヘンゼル「つまり、まだ実ってないのか!」

鶴「まあ、人の気持ちって分からないからね」

ヘンゼル「俺はどうすれば・・・」

グレーテル「いつまでやってるんだよ!さっさと忘れろ!振られた訳じゃあるまいし・・・」

鶴「そんなに八君の女装可愛かった?」

ヘンゼル「ああ、昔のグレーテルのように!」

グレーテル「俺に合わせるのかい!っていうかお前いくつだ!」

ヘンゼル「11」

グレーテル「年を聞いてんじゃねえよ!守備範囲が広いって突っ込んでんだよ!このロリコン!」

ヘンゼル「はあ?今はおかしいが、大人になれば4歳差なんてどうってことないんだよ!」

グレーテル「でも、お前が惚れたの男だけどな!意味ないぞ!男同士で結婚なんて無理だし!」

鶴「いや、出来ない訳ではないよ」

ヘンゼル・グレーテル「えっ?」

鶴「遠い外国とかでは、同性結婚が認められてる国があるし、日本でも最近は同性で付き合うことに理解がなされてきてるから・・・」

グレーテル「まあ、そうだとしても俺はごめんだね!理解できない!」

ヘンゼル(同性結婚か・・・)

ある日の学校
ヘンゼル「おーい、八期!」

八期「ん?」

ヘンゼル「なあ、頼みがあるんだけど・・・」

八期「何ですか?」

ヘンゼル「もう1回女装してくれないか?」

八期「えっ?嫌です!」

ヘンゼル「頼むからさあ!あの姿のお前が俺めちゃくちゃタイプなんだよ!できれば毎日やって欲しいな!」

八期「絶対やだ!」

ヘンゼル「なら、週に1回とか?」

八期「もう女装は嫌です!」

ヘンゼル「なあ、頼むからさあ!この通り!俺お前が好きなんだよ!」

パン!

グレーテル「このバカ兄貴!何考えてるの!」

八期「ええっと・・・」

グレーテル「ああっ、八期だっけ?ごめんねうちのバカ兄貴が・・・、後でとっちめてやるから気にしないで!」

八期「グレーテルさん、ありがとう!」

グレーテル「いいってことよ!(よし!これで私の株が上がった!これはこれで兄貴に感謝かな・・・、ってこいつなんかに八期は渡さないんだから!)」

グレーテル「あっ!ねえ八期って男同士で結婚ってどう思う?」

八期「ええ、嫌だ!気持ち悪い!女の子と結婚したい!」

グレーテル「そうよね!あっ、俺一応女だからね!スカート履いてないけど、間違えるなよ!」

八期「うん!この前知ったから覚えてる!」

グレーテル「よし!じゃあまたな!(でも、正直、あの時は恥ずかしかったな・・・)」

Re: ナンバーズ8 ( No.20 )
日時: 2020/02/11 20:03
名前: いくちゃん (ID: 2Elm7N8p)

20話・最悪な誕生日
8月7日
八期「お母さん!明日このケーキ食べたい!」

楓花「ガトーショコラ!しかもホールで4980円!仕方ないわね、いいわよ!明日はあんたの誕生日だし、でもそのチラシによると、限定商品ってところね!」

八期「限定って?」

楓花「数に限りがあるってことよ!明日お母さんは仕事だから、明日机にお金置いておくから自分で買って来なさい!でもいくつかお約束!買いたい物が自分の1つ手前でなくなっても、それは自分が早く来なかったせいよ!だから文句を言わない!」

八期「ええ!」

楓花「開店前とかに行けば、いいじゃない!朝6時ぐらいにおきるとか!」

八期「起きれるかな?」

楓花「起きれるかなじゃなくて起きるのよ!」

八期「はーい!」

楓花「あと、順番抜かしや、割り込みはダメよ!マナー違反なんだから!」

八期「はーい!」

楓花「それが守れると言うなら買って来なさい!」

八期「はーい、分かった!」

次の日の6時台
八期「行ってきまーす!お金よし!」

ケーキ屋
八期「うわあ、まだ開店前なのに、沢山の人が並んでる!やっぱりこれくらいの時間に来て正解だね!」

3時間後
店長「皆様、大変長らくお待たせしました!これより当店開店いたします!ガトーショコラをお求めの方は、押さずに順番に並んでお待ちください!」

2時間後
八期「うわあ、、まだかな?」

店員「お客様に連絡です!ガトーショコラの方ですが、残り数が少なくなってきましたので、手元にいかない場合があります!あらかじめご了承下さい!」

八期「ええ!僕までまわるかな?」

1時間後
八期(やったー!中に入れた!これでガトーショコラが買える!でも残ってるかな?)

店員「次の方ご注文をどうぞ!」

八期「え〜と、ガトーショ、・・・」

八期より後ろに並んでいた女性「ガトーショコラを1つ下さい!」

八期「えっ?」

店員「かしこまりました」

八期「すみません、ガトーショコラを下さい!」

店員「あっ、すみません、先程のお客様で最後となります!」

八期「えっ?(はあ?)」

レジ
店員「4980円になります!」

女性「ありがとう、・・・」

パッ!ポン!

女性「えっ?」

店長「ちょっと、そこの君!」

八期「このガトーショコラは僕の買った物だよ!お金も渡したし文句ないよね?」

女性「ちょっと、自分が取れなかったからって、人の買った商品取らないでよ!」

八期「それはこっちの台詞だよ!順番を抜かしてとるなんてマナー違反だよ!僕の方が先に並んでたんだから!権利は僕にあるよね?」

女性「それを先に頼んで受け取ろうとしたのは私なのよ!私に権利があるに決まってるじゃない!」

店長「君、代わりのケーキならいくらでもあるから、そのケーキを返してくれないか?」

八期「嫌だ!朝からちゃんと順番抜かしもせずに並んでたのに、順番を抜かされてこれをゲット出来ないなんて、おかしな話だよ!これは本来なら僕の順番で回るはずだったんだから!」

店長「返すんだ!」

八期「じゃあ、これと同じガトーショコラを用意してくれたら返す!でないとこれはぼく買った物だから!」

店長「そんなこと言ったって、数には限りがあることは伝えているはずだよ!」

八期「そんなこと知ってるよ!あんたバカなの?順番抜かしはしてはいけないって子供でも分かるよ!それなのに順番抜かしした人に渡して、ちゃんと並んでいた人に渡さないってバカなの?」

店長「でも、頼んだのはその人だから・・・」

女性「そうよ!それに今日は娘の誕生日なのよ!そのために朝からならないたのに・・・」

八期「それは、こっちも一緒だよ!」

店長「代わりのケーキならいくらでもあるから、なんなら1つ無料にしてもいいから・・・」

八期「嫌だ!ガトーショコラがいい!」

パッ!

八期「何すんのさ!」

店員「店長!今です!」

店長「さあ、放すんだ!」

八期「嫌だ!」

しかし・・・
店長「大変お待たせしました、ガトーショコラです!」

女性「ありがとうございます、でも大丈夫かしら?」

店長「なんなら代わりの物でもつけましょうか?」

女性「じゃあ、代わりにこのケーキもつけてくれる?もちろん無料で!」

店長「は、はい!ありがとうございました!」

ガン!

店長「ああ!」

店員「て、店長!」

八期「お前!こんな店なんか潰れてしまえ!」

ガシャン!

バン、バン、バン、バン・・・

女性店員A「君、やめて!」

女性店員B「代わりのケーキならいくらでもあげるから!」

八期「このお馬鹿なケーキ屋!」←小さい商品を投げる

男性店員「コラ!食べ物を粗末にするな!」

八期「うるさい!」←椅子を投げる!

ガシャン!

パリン!パリン!

女性店員A「ああ・・・」

女性店員B「お店が・・・」

男性店員「皆さんはお店の外に出てください!」

八期「おりゃ!バカ!バカ!バカ!」

ガシャン!パリン!パリン!

ゴン!メキッ!


一「ん?あそこのケーキ屋!何があったのかしら?」

二「理不尽なクレーマーが暴れてるのかな?」

希「一ちゃん!大変だよ!」

一「どうしたの希ちゃん!光ちゃんも!」

光「今日この店で、限定のガトーショコラホール売りがあったのですが・・・」

一「きっと、境界線のところで買えなかった人が暴れてるってところね!」

光「その通りです!」

パリン!

二「うわあ、やべーな、店1個本当に潰れるぞ、物理的にも経済的にも・・・」

一「ん?あれ八期じゃない!」

希「そうなの!」

二「いや、八期はこんなことでは怒らないはずだ!昨日母さんと約束してたし・・・」

一「でも、忘れてるとか?」

二「いや、あいつは自己中でも、分かっているルールなら、守る奴だ!あいつ自身が悪いときは、本人が善かれと思ってやったら違うときだ!」

希「私、この店近かったから買ったんだけど、渡した方がいいかな?」

一「気持ちは嬉しいけど・・・」

二「俺からも断っておくよ!これじゃ、あいつ、なんか問題起こせば、誰かが手を差しのべてくれるって勘違いするしな!」

一「人生お菓子のようにそんなに甘くないのよ!」

希「分かった!」

一「でも、どうする?」

二「俺の予想だと、あいつの怒りの矛先は違うところにあると思う、ケーキもあるがそれ以前の店の対応とか!」

一「どう止める?」

二「まともに行ったら、俺らでも言うことを聞かない!俺があいつを落ち着かせる!」

一「私もついて行って良い?」

二「いいけど、あまり余計なことを言わないでね、火に油を注ぐことになるから!」

店内
二「おーい!八期!どうした!兄ちゃんに何があったか話してくれないか?」

一「大丈夫、二お兄ちゃんはあんたの味方よ!ちゃんと話を聞いてくれるから?」

二「話さないなら、こっちから質問するぞ、お前はガトーショコラを買えなかったのか?はいかいいえどっちだ?」

八期「はい」

二「そして、お前は買えるか買えないかの境界線、いわゆるお前の時にケーキはなくなったのか?」

八期「はい」

二「その時に何かあった?」

八期「はい」

二「お前の前に頼んだ人物はお前の前にいた人物だった?」

八期「いいえ、順番抜かししてきた!」

二「つまり、本来はお前が買える権利があったものを店側がお前を飛ばしてってしまったら、自分の分がなくなった、それでいいか?」

八期「そうだよ!だから取り返そうと!」

二「まあ、どちらにしても店側が悪いな!」

男性店員「待て!なんでそうなるんだ!」

二「元の順番は八期で終わりだったのに、この店の店員が八期を飛ばしたんだろう!それで本来買える権利のあったこいつは買えず、別の人が買った!そりゃこうなっても仕方ないわ!」

一「でも、何も店を壊さなくとも・・・」

二「じゃあ、お姉ちゃんが八期と同じ立場だったらどう思う?本来自分が買えたものが割り込んだ人に行って、結局自分は買えなかったんだぜ!これを運が悪かったですませれるか?自分がもっと早く来とけば良かったって後悔できるか?」

一「ちゃんと並んでたらできるけど、割り込まれたら、無理!」

二「だろう!八期!ちょっといいか?」

八期「何?」

二「今回、なくなった物はもうしょうがない」

八期「嫌だ!」

二「店側にも事情があるんだよ!材料の調達とか、色々な!ここは兄ちゃんに任しとけ!大丈夫、悪いようにはしない!」

八期「うん・・・」

二「今日、売っていたガトーショコラ、今日までに用意できるのであれば、今買います!用意出来ないと言うならば、来年同じものを作って下さい!1年ぐらいなら我慢出来るだろう八期?」

八期「うん」

男性店員「それなら・・・」

二「ただし、無料で下さい!」

男性店員「はあ?」

二「当たり前でしょう!そっちのミスでこうなったんだから!それにこっちは1つしか頼んでませんよ!1つぐらいなら安いもんでしょう!」

男性店員「じゃあ、この惨劇はどうすれば?」

二「だから、自業自得!自分で撒いた種なんだから、自分達で処理しろよ!用意できるのであれば、今日の7時、遅くても8時な!姉ちゃん、八期!帰るぞ!後、この惨劇による賠償責任は一切受け付けないからな!後持ってこれるならお詫び品もも持って来るように!」

一「待って!もしガトーショコラが来なかった時のための代わりのケーキ!」

二「そうだな!じゃあそれをお詫び品として貰おう!」

男性店員「そ、そんな・・・」

二「なんか文句でも?」

一「確かに!」

男性店員「あ、ありません・・・」

二「八期、どれが良い?」

八期「この大きなモンブラン!」

一「ボードは『八期君お誕生日おめでとう!』で!」

女性店員A「あっ、はい!え〜とお値段は・・・」

二「無料!」

女性店員A「えっ?」

二「お詫び品だから無料ですよね?」

女性店員A「は、はい!ボードはこちらでよろしいですか?」

一「はい!」

女性店員A「ありがとうございましたまたのお越しを!」

がらん


八期「ただいま!」

楓花「お帰り!買えた?」

八期「買えなかった!」

楓花「そうなの・・・」

八期「店側のせいで・・・」

楓花「えっ?」

一「まあ、ちょっと色々あって・・・、何も聞かないで!」

楓花「分かったわ!」

午後7時


ピンポーン!

楓花「はーい!」

男性店員「夜分遅く、すみません!こちら限定販売してたガトーショコラになります!」

楓花「えっ?」

男性店員「こちら側のミスでお宅の息子さんを傷つけてしまったため、なんとか1つ残っていたのでお持ちしました!あとこちら20円のお釣りです!」

楓花「はあ・・・、わざわざありがとうございます!」

男性店員「それでは失礼しました!」

楓花「おきをつけて!」

夏休み後の第一週の休み
楓花「えっ?ここのケーキ屋閉店!どういうこと?」


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