二次創作小説(新・総合)
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- ダンガンロンパ〜新たな絶望学園〜
- 日時: 2019/11/17 20:32
- 名前: クラスラック (ID: BOCX.xn2)
目を覚ますと見慣れない学園に閉じ込められた16人の超高校級の生徒達。そこで行われるのは狂気に囚われた絶望のコロシアイ。絶望しかない世界で閉じ込められた超高校級の生徒達はそこから希望を見つけ出せるのか!
[生徒一覧]
クラスラック>>2
桜木霊歌>>3
X>>4
デルタ>>5
ヤード>>6
洋輝>>7
しゅんぽこ>>8
目次
Chapter0[プロローグ]ようこそ絶望の学園へ
(非)日常>>12-19
Chapter1希望の陰では絶望が嗤う
(非)日常>>22-25 >>28-29 >>32-33 >>36-38
非日常編>>42-47
コトダマ一覧>>50
学級裁判>>53-57
※本作はダンガンロンパの二次創作、いわゆる創作論破です。登場キャラクターは一部を除きオリキャラです。苦手な方がいらしたら直ぐにバック推奨です。また、本作のネタバレも出てきますので注意が必要です。
- Re: ダンガンロンパ〜新たな絶望学園〜 ( No.52 )
- 日時: 2019/10/30 07:36
- 名前: クラスラック (ID: 1Fvr9aUF)
>>桜木霊歌さん
感想ありがとうございます。いよいよ始まります!果たして、クロの正体は誰なのか!次回も楽しみにして下さい。それでは
- Re: Chapter1 希望の陰では絶望が嗤う[学級裁編] ( No.53 )
- 日時: 2019/11/09 10:46
- 名前: クラスラック (ID: BOCX.xn2)
モノクマ「えー、まず最初に学級裁判について説明します。学級裁判では誰が殺人を犯したクロなのかを議論してもらい、その結果は皆様の投票によって決定します。投票の結果、見事クロを当てた場合、クロだけがおしおきとなります。ただし、間違った人物をクロとして投票してしまった場合、罪を逃れたクロ以外全員がおしおきとなります」
雪村「ほ、本当にこの中に赤沢君を殺した人がいるんですか……?」
モノクマ「はい!それは間違いありません!」
柊「その前に1ついいかしら。あの遺影らしき物は何?」
柊さんが指さしたとこには、裁判の席の一つ、そこに赤沢君のモノクロ写真に赤色のバツ印が付かれている物があった。
モノクマ「ああ、あれ?死んだからって仲間はずれは良くないじゃん?たった数日過ごしたとは言えね。だから、学園長のボクが用意したんだよ!友情は死を乗り来れるんだよー!」
柊「そう……。だったらいい趣味ね」
モノクマ「およよ?それって褒めてる?」
柊「いいえ。心底侮蔑してるのよ」
モノクマ「いや〜それ程でも〜。それじゃあ早速議論して下さ〜い」
こうして学級裁判が始まった。
【学級裁判開廷!】
柳田「議論しろって……何を議論すればいいんだ?」
峻島「こうゆう場は初めて……ですものね……」
柊「話し合う事は多いわ。現場の状況、遺体の情報、凶器、証言等……。私達には色んな議題があるわ」
藤堂「やはり、こうゆう場では柊さんは心強いですね。では先ずは赤沢君について話し合いましょう」
議論が始まる……。ボクも積極的に意見してかないと……!!
【議論開始!】
柊「被害者は超高校級の宝石商、赤沢ラズリ君。彼は部屋で死亡していたわ」
語部「部屋で血塗れで倒れてたよね……」
鮎川「酷い状況だったな……」
藤堂「検死の結果、彼の腹部に〔大きな差し傷〕がありました。恐らくアレが致命傷でしょう」
峻島「モノクマファイルによれば死因は〔失血死〕でしたね」
原安「つーことは……、犯人は凶器の刃物か何かで、ラズリの腹を〔メッタ刺し〕にしたのか!」
語部「う……、痛々しい……」
間島(待てよ……?さっきの発言はボクの知ってる情報と矛盾するぞ?なら、ここは強く出る場面だ!)
〔メッタ刺し〕⬅〔モノクマファイルNo.1〕
間島「それは違うぞ!」【論破!!】
間島「待って、原安君。さっきの言葉は可笑しいよ」
原安「あ?何がおかしいんだ?」
間島「モノクマファイルには“傷口は1箇所のみ”って記載されてるんだ。メッタ刺しされた訳じゃないよ」
原安「マジか……。そのファイルよく見てねえからな。悪い……」
クリス「と云うことは、赤沢さんは凶器で一突きで殺されたのですね!」
藤堂「となると、凶器はナイフ等の刃物で間違いなさそうですね。そんな凶器ありましたか?」
鮎川「刀はどうだ?」
雪村「多分、ないです……」
剣持「確か間島、お前はナイフを持ってたな。アレを使ったんじゃないか?」
剣持君の言葉でボクに視線が集まる。確かにボクは凶器になりうる物を持っていたけど……
柊「いえ、間島君のナイフは使われた形跡はなかった。私が確認したから間違いなくアレが凶器の可能性は低いわ」
剣持「なるほど」
柊さんが証言してくれたおかげで疑惑が晴れた。でも凶器の話は振り出しになってしまった。すると峻島さんが
峻島「凶器になりうる物をと言えば、心当たりがあります。厨房のあれです」
間島(峻島さんが言ってるアレってもしかして……)
【コトダマ選択】
〔包丁〕⬅
間島「これだ!」【解!】
間島「もしかして、包丁の事かな?」
峻島「ええ、そうです」
久保「厨房には包丁が複数あったよね。なら包丁が凶器じゃないかな……?」
いや、あの包丁は本当に凶器なのか……?そう疑問に思ってたら柳田君が叫ぶ。
柳田「分かったぜ!犯人がな!」
陣内「本当ですか!?それで、犯人は誰ですか?」
柳田「ああ、凶器は厨房の包丁だろ?つまり、昨日の夜遅くまで厨房にいた奴が犯人だ!」
白澄「それは、もしかして……」
柳田「そうだ。岩本!お前が犯人だ!」
岩本「え!?何であたしが!?」
岩本さんに視線が集まる。
間島「柳田君。どうして岩本さんが犯人だって思ったの?」
柳田「岩本は昨日の夜遅くまで一人で厨房の清掃をしていたよな?つまり、お前はいつでも包丁を持ち出せた筈だ!」
岩本「た、確かにそうだけど……あたしは犯人じゃないよ!」
間島「ボクも岩本さんが犯人の可能性は低いと思うよ」
柳田「何でそう思うんだ?」
だってあの包丁は……
【選択肢を選べ!】
問.包丁が凶器じゃない理由は?
1.使われた痕跡が無かった⬅
2.既に使われていた
3.そもそも刃物が凶器じゃない
間島「これだ!」【解!】
間島「あの包丁を詳しく調べたけど、何かに使用した痕跡が無かったんだ。勿論、岩本さんにも話を聞いたけど包丁は料理でしか使ってない。だから包丁が凶器だと断定するのは早いと思うし、岩本さんが犯人だというのも___」
柳田「そんなシュートじゃゴール出来ないぜ!!」【反論!!】
間島「ど、どうしたの?急に……」
柳田「凶器はそれで間違いが無いってことだ!いいか?俺がビシッと決めてやるぜ!」
【反論ショーダウン開始!!】
柳田「使われた痕跡が無い?」
柳田「そんな曖昧な証言じゃ誰も納得出来ねえよ!」
柳田「きちんと納得できるような証拠があれは別だけどな!」
柳田「だから、岩本が犯人じゃない事は認められないぞ!」
【発展!!】
間島「どうして、柳田君は岩本さんが犯人だって思ってるんだ?」
柳田「包丁を持ち出した犯人は、夜時間に赤沢の部屋に行き赤沢を刺し殺した」
柳田「だけど夜時間の間は食堂に入る事は出来ない」
柳田「だから、今日の〔朝1番に厨房〕にやって来て包丁を洗い、片付けた」
柳田「こんな事出来るのは」
柳田「昨日の夜、一人で厨房の清掃をしていた岩本だけなんだよ!」
〔朝1番に厨房〕⬅〔鮎川の証言〕
間島「その言葉、斬らせてもらう!」【斬!】
間島「やっぱりその方法だと岩本さんが犯人だと言い切れないよ」
柳田「どうしてそう言えるんだ?」
間島「柳田君は犯人の岩本さんが朝1番に厨房にやって来たと言ってたけど、今朝厨房に1番最初にやって来たのは岩本さんじゃないよ」
鮎川「それは間違いないぞ。何しろ今朝、厨房に1番最初にやって来たのは拙者だからな」
柳田「え?」
間島「更に言うのなら、鮎川君は毎朝食堂に1番乗りで来てるんだ。理由は厨房の緑茶を飲む為に。その時、彼が厨房の包丁を必ず見てるんだ」
鮎川「間島殿の言う通りだ。拙者は厨房に入る際、包丁を見ている。今朝も厨房に入る時、包丁を見たが、全部揃っていたぞ」
柳田「じゃあ……岩本は犯人じゃないのか!?」
岩本「さっきっから言ってるじゃん!!あたしは違うって!!」
柳田「わ、悪い……」
藤堂「序に、包丁が凶器の可能性も消えましたね」
何とか柳田君を納得させることができた。でも、凶器が包丁じゃない事が分かった為、振り出しに戻ってしまった。
- Re: Chapter1 希望の陰では絶望が嗤う[学級裁編] ( No.54 )
- 日時: 2019/11/10 06:37
- 名前: クラスラック (ID: BOCX.xn2)
語部「凶器もそうだけど……もう一つおかしな所があるよね……」
柊「それは、現場の事についてよね?」
語部「うん。何で私達がラズリ君の部屋に訪れた時、部屋はあんな状況だったの?」
陣内「あんな状況とは?」
間島(あんな状況。語部さんが言ってる状況ってあの事だよな?)
【コトダマ選択】
〔密室だった部屋〕
間島「これだ!」【解!】
間島「実はボクと柊さん、語部さんが現場の部屋に向かったとき、彼の部屋は鍵が掛かってたんだ」
剣持「鍵が掛かってた?それは本当なのか?」
間島「うん。それについてはボク達以外ではモノクマが証人になるよ」
モノクマ「はい!間違いありません!」
原安「待てよ!だったらどうやって鍵を開けたんだよ!」
間島「それもモノクマがやってくれたんだ。本当はダメって言ってたけど特別にね」
モノクマ「そうだよ〜。捜査時間ならともかく、死体が発見されてないから、学園長のボクが干渉するのはダメだからね」
クリス「それじゃあ、犯人はどうやって部屋を密室にしたんですかね……」
間島(確かに。犯人が部屋を密室にした謎を考えないと)
【議論開始!!】
クリス「犯人はどうやって部屋を密室にしたのですか?」
鮎川「部屋の外から鍵を締めるには、電子生徒手帳を使う必要があるぞ」
岩本「部屋の中からだったら〔誰でも出来る〕よね!」
峻島「犯人が中にいたとゆうのは?」
藤堂「死体発見時、彼以外〔全員揃っていました〕」
白澄「分かった!犯人は電子生徒手帳を使ったんだ!」
原安「自分の部屋の鍵を締めるには自分の電子生徒手帳しかつかえんぞ」
白澄「犯人は、赤沢君の電子生徒手帳と自分の〔電子生徒手帳を交換〕したんだ!そうすれば犯人が外から鍵を掛けれるよ!」
クリス「じゃあ、今犯人は赤沢君の電子生徒手帳を持ってるのですか!?」
〔電子生徒手帳を交換〕⬅〔赤沢の電子生徒手帳〕
間島「それは違うぞ!!」【論破!】
間島「電子生徒手帳を交換した可能性はないよ。だって彼の腕に着けられていた電子生徒手帳は彼の物だったから」
柊「それに、電子生徒手帳を取り外した感じもなかったわ」
白澄「でも、皆の目を盗んで付け替えたってのは?」
藤堂「そんな事は僕と柳田君が見逃してませんよ」
白澄「だったら……犯人が部屋を締める事は不可能じゃん!」
久保「じゃ、じゃあ……誰が部屋を密室にしたの?」
鮎川「モノクマがしたのではないか?鍵を自由に開閉出来るからな」
モノクマ「違うよー!ボクはコロシアイには干渉しないよ!」
そうモノクマが反論する。
藤堂「困りましたね。部屋を密室にする方法がないなら、これは不可能犯罪ですよ」
間島「……いや、一人だけいるはずだ。部屋の鍵を締める人物が」
藤堂「それは誰ですか?」
間島「部屋の鍵を締める事が出来るのは……」
【人物を指名】
赤沢 ラズリ⬅
間島「この人だけだ!」【指名!】
間島「鍵を閉めれた人物。それは赤沢君だよ」
柳田「はあ!?あいつは殺されただろ!?」
間島「でも、部屋の外から鍵を掛けるのは不可能。なら内側から掛けた可能性しかないんだ!」
柊「部屋の中には被害者の赤沢君しかいなかった。だから彼が部屋を締めたと考えたのかしら?」
久保「それじゃあ、彼は殺されたのじゃなくて、自殺したの!?」
峻島「現場の状況からそう推察できますね」
赤沢君が殺されたのでは無く、自殺の可能性が出てきて場が揺らぐ。確かに自殺もありえなくもないけど……。本当に赤沢君は自殺したのか?
【議論開始!】
久保「部屋を締めたのが赤沢君なら、赤沢君を殺したのも、赤沢君だよね!」
鮎川「つまり、この事件は〔赤沢殿の自殺〕か!」
原安「外から鍵を掛けるのは、〔電子生徒手帳がないと不可能〕だもんな」
峻島「つまりラズリ様は、扉の鍵を締めた後、〔部屋の中〕で自ら刃物を突き刺したわけですね!」
藤堂「〔血も彼の周囲のみ〕に飛び散っていましたからね」
雪村「何で自殺なんてしたのでしょうか……」
〔血も彼の周囲のみ〕⬅〔入り口付近の血痕〕
間島「それは違うぞ!」【論破!】
間島「血は彼の周囲にあった物だけじゃないよ。部屋の入り口付近にも血痕があったんだ」
クリス「それだと、可笑しくないですか?」
剣持「たしかにな……」
柳田「え?どうゆう事だ?」
岩本「部屋に血痕があるのは可笑しくないよね?」
皆が言う可笑しい理由。それは
間島「部屋の真ん中で亡くなってた赤沢君の血痕が部屋の角にもある事が可笑しいよね?」
岩本「そうか!もし部屋の真ん中で刃物を突き刺した場合、余程激しく血が飛び散らない限り、血は死体の周囲に流れるだけで、壁などの部屋の角に血が付くことはありえないよね!」
柳田「自殺だったら……尚更だよな」
間島「それに、部屋を隈なく調べたとき、あそこ以外血痕は無かったんだ」
原安「だったら、あの血痕はどうして付いたんだ?」
間島(部屋の入り口付近に血痕が付いた理由。それは……)
【選択肢を選べ!】
問.部屋の入り口付近に血痕が付いた理由とは?
1.血が激しく飛び散ったから。
2.部屋の入り口付近で刺されたから。⬅
3.死体を動かしたから。
間島「これだ!」【解!】
間島「血痕の理由。それは、赤沢君が部屋の入り口で犯人に刺されたからだ!」
鮎川「なら、その血痕は刺された時に床に付着したのか」
柊「そして、赤沢君が部屋を密室にしたのもそれに繋がってくのよ」
藤堂「何だか柊さんは全て見抜いてる感じですね」
柊「………」
間島「部屋の密室。それが入り口で刺された事とつながる……?それって……」
【選択肢を選べ!】
問.赤沢は何故部屋を密室にしたのか
1.犯人から逃げるため。⬅
2.自殺に見せかけるため。
3.モノクマの仕業に見せかけるため。
間島「そういうことか!」【解!】
間島「分かった!赤沢君は自分を刺した犯人から逃げるために部屋の鍵を締めたんだ!」
陣内「鍵さえ締めてしまえば、他人が部屋に入る事は出来なくなりますね!」
間島「そうだ。つまり今回の事件の一連は、“部屋に訪れた犯人が赤沢君を呼び寄せて、部屋の入り口で赤沢君を刺した。その時、刺された拍子で床に血が付いた。刺された赤沢君は犯人から逃げるために部屋の鍵を自ら締め、そして、部屋の中で力尽きてしまった。”これが事件発生の一連だよ」
峻島「それでしたら、密室の謎と血痕の謎の辻褄が合いますね」
柳田「んじゃあ……やっぱり赤沢は殺されたのかよ!!」
自殺から殺人になった為か、周りがざわめく。信じられない様子だったが、ボクも信じたくなかった。だって、本当にこの中に彼を殺した犯人がいる事を………。
- Re: Chapter1 希望の陰では絶望が嗤う[学級裁編] ( No.55 )
- 日時: 2019/11/12 21:45
- 名前: クラスラック (ID: sFi8OMZI)
語部「でも、やっぱり気になるのは消えた凶器だよね」
クリス「怪しい所は色々と調べたのですが、それらしい物はありませんでした」
鮎川「包丁は凶器ではないと結論付けられてるからな」
そうだ。密室の謎が解けても、凶器の謎が解けてない。再びボク達は凶器について議論をする。
原安「凶器は刃物ってなってるけど、包丁やナイフ以外でそんな凶器ってあったか?」
藤堂「いえ、凶器になりそうな刃物は厨房の包丁以外にありません」
峻島「……少しよろしいでしょうか?」
間島「どうしたの?」
すると峻島さんが何か思いついたようで、意見をする。
峻島「ラズリ様を殺した凶器についてですが、あくまで私の予想に過ぎませんが……」
岩本「いいよ!気になったなら言ったほうが良いって!」
峻島「はい。恐らくですが、犯人は凶器となる刃物を“作った”のではないでしょうか?」
全員「「!?!?」」
な!?凶器を作った!?突然の言葉に全員驚愕をする。しかし、冷静に考えてみれば、ありえなくも無かった。
鮎川「た、確かに……。凶器を作ったなら誰にも見つからず凶器を調達出来るな」
柳田「そうかもしれんが、あくまで予想だろ!?そんな凶器になれる都合のいいモノがあると思うか!?」
柊「そうとも言い切れないわ」
間島「え?じゃあ柊さんは峻島さんの意見には」
柊「ええ、賛成よ。それより間島君も部屋でそれらしい物を見てるじゃない」
間島「え?見てるって、凶器を?」
柊「そうよ。現場に明らかに怪しいモノがあったじゃない」
間島(柊さんが言う怪しいモノ。それはもしかすると……)
【コトダマを選択】
〔床の水溜り〕
間島「これだ!」【解!】
間島「もしかして、あの水溜りの事を言ってるの?」
藤堂「その水溜りなら僕も見ています。……まさか柊さんはアレが凶器とでも言うのですか?」
柊「そのまさかよ。正確に言えばあの水溜りはかつて犯人が用意した凶器だった物よ」
アレが凶器!?まさかあの水溜りがそうだったなんて……。
柊「凶器は水に関する物。そして刃物になれる程の強度を持つもの。そして加工しやすい。ここまで言えばあの水溜りの正体が分かる筈よ」
間島(水に関する物。高い強度に加え、加工しやすい。考えろ……!あれの正体を掴むために!!)
【閃きアナグラム】
《り》《こ》《お》
⬇
《こ》《お》《り》
⬇
《氷》
間島「閃いた!」【解!】
間島「そうか!あの水溜りの正体。それは溶けた氷だったのか!」
久保「こ、氷!?それってあの冷たい氷の事!?」
柊「そうよ。氷は高い強度に加えて加工しやすい脆さもある。鋭い刃物にするのは大して難しくないわ」
岩本「氷と言えば、厨房の冷凍庫に沢山あったよ!大きさもナイフにするのにピッタリのブロック氷が!」
モノクマ「うぷぷ、氷が凶器なんて、とってもミステリアスだね!正にこのコロシアイにふさわしい武器だねー!」
白澄「うーん、凶器が氷なのは分かったけど……犯人は厨房の氷を運んだって事だよね?あの氷は璃奈もみたけど結構重かったよ?」
剣持「それに加工するにしたってそれの処理はどうするんだ?水の痕はあれ以外なかった筈だ」
間島(白澄さんと剣持君の言うとおりだけど、犯人は氷を確かに使った!その証拠もある!)
【議論開始!!】
藤堂「現場の〔水溜り〕、アレの正体は氷で間違いないないです」
鮎川「問題はあれをどうやって運び、加工したかだな」
白澄「あの氷はとても〔重かった記憶〕があるよ」
剣持「加工したら、〔氷の破片〕が残る筈だ」
語部「何か〔箱に入れて運んだ〕とか?」
柳田「それか、〔既に加工してた〕のを運んだか!」
原安「もしかすると、そもそもあれは〔氷じゃない〕とかな!」
岩本「流石にそれはないでしょ……」
〔箱に入れて運んだ〕⬅〔濡れたクーラーボックス〕
間島「それに賛成だ!」【同意!】
間島「語部さんの言うとおり、犯人は氷を大きな箱で運んだんだ。その証拠が、この倉庫にあったクーラーボックスだよ」
語部「あ!中が濡てる!じゃあ私の言うとおりだったんだね!」
そう言ってボクは全員にクーラーボックスを見せる。
久保「どうして、そのクーラーボックスは濡てるの?倉庫に水気のある物ってあったの?」
柊「いいえ、あの倉庫に水気の物は無いわ。となると、このクーラーボックスが濡てる理由が自ずと分かるわ」
剣持「なるほどな。つまり犯人はそのクーラーボックスに氷を入れて運んだ。そして、何かしらの方法で氷を加工、その際に発生した破片はすべてクーラーボックスに入れた」
白澄「そうすれば、後処理も簡単だよね!水を拭き取ってない理由はもしかして、焦ってたのかな?」
陣内「恐らくそうですね。殺人なんてしてしまったから……」
間島「それと、犯人はその凶器を多分昨日の夜時間前に用意したんだと思う」
クリス「ミーもそう思います!だって、殺人の動機はお昼過ぎに用意されましたからね!」
久保「凶器を隠す場所は冷凍庫ぐらいしかないけど、冷凍庫は厨房にしかないよね」
岩本「あたし昨日厨房の清掃してたけど、見てないよ」
凶器の謎についてようやく結論がついた。ボクは徐々に犯人に近付いてる感じがしてきた。
- Re: Chapter1 希望の陰では絶望が嗤う[学級裁編] ( No.56 )
- 日時: 2019/11/17 17:19
- 名前: クラスラック (ID: BOCX.xn2)
峻島「ですが、なんで部屋に氷のナイフがあったのでしょうか……」
白澄「多分刺した拍子に犯人の手から抜けちゃったんじゃない?ホラ、氷って滑りやすいから」
鮎川「なるほど。つまり、赤沢殿はナイフが腹に刺さったまま部屋に逃げ込んだのか」
藤堂「逃げ込んだ時に、腹に刺さったままのナイフが抜け落ちて、彼はその傷から出血死した。そして、ナイフは部屋の気温で溶けてしまった。こうゆうことですね」
柊「むしろ部屋に溶けた氷があったおかげで証拠を見つけれたわ。もし犯人がそのまま処分してたら凶器探しは迷宮入りしてたはずよ」
間島「もう一つ疑問が残ってるよ。焼却炉でこんな物を見つけたんだ」
ボクは焼却炉で見つけた黒焦げた服を全員に見せる。
陣内「それは、焼却炉にあった物ですね!私と鮎川さんが見つけました!」
鮎川「それは結局なんだ?」
間島「これの正体についてだけど、これは倉庫にあった“ある物”に酷似してたんだ」
クリス「“ある物”それは一体?」
【コトダマ提示】
〔レインコート〕
間島「これだ!」【解!】
間島「倉庫にあったレインコートだよ。焼却炉にあったそれは倉庫のそれにそっくりだったんだ」
久保「どうして、レインコートが?」
藤堂「……もしかして、返り血を防ぐためですか?」
岩本「え?返り血って……?」
藤堂「刃物を刺した場合、刺した犯人にも少なからず被害者の血が付着するはずです。犯人はそれを防ぐ為にそのレインコートを着たのでしょう」
峻島「間違いないと思います。レインコートなら体全体を隠せますから、返り血も防げますね」
鮎川「納得はするが、何故焼却炉にレインコートがあるのだ?」
柊「処分するためよ。犯人は返り血のついたレインコートを焼却炉で焼却処分するつもりだったのよ。でも、ある理由があったから焼却炉にレインコートが残ってたの」
原安「ある理由だぁ?」
間島「このレインコートを調べてたら、ある事が分かったんだ。それがレインコートが残ってた理由なんだ」
【選択肢を選べ】
問.レインコートが焼却炉に残ってた理由とは?
1.燃えきれなかったから。⬅
2.焼却炉が使えなかったから。
3.人が来たから。
間島「これだ!」【解!】
間島「このレインコートは燃えにくい素材で出来ていたんだ。だから燃えきらず、焼却炉の中に残ってたんだ」
柊「勿論、時間を掛ければ燃えなくもないけど、犯人は相当慌ててたんでしょうね。焼却炉の中身を確認せずにそのまま放置したのよ」
原安「なるほどな。つまり、犯人は返り血を防ぐ為、倉庫にあった青いレインコートを着てラズリの部屋に行った」
岩本「そして、凶器のナイフを突き刺し彼を殺したんだね……。その後、焼却炉に行って証拠隠滅する為にレインコートを燃やした」
クリス「これが事件の一連ですね!」
藤堂「ですが、一つ問題があります」
すると藤堂君が疑問を出す。
陣内「問題とは?」
藤堂「犯人はどうやってトラッシュルームに入ったのですか?」
柳田「そういや、トラッシュルームには鍵が掛かってた筈だよな?誰が鍵を持ってんだ?」
白澄「持ってても言わないと思うけど……」
鮎川「だが、犯人は確実にトラッシュルームの鍵を持ってる人物だぞ」
確かにトラッシュルームには鍵が掛かってる。でも、ボクは一人だけ心当たりがある。
間島「……ちょっといいかな?トラッシュルームの鍵についてだけどさ、ボク一人だけ心当たりがあるんだ」
柳田「は?マジで?」
雪村「そ、それは誰ですか!?」
間島(トラッシュルームの鍵について心当たりある人物。それは、あの人しかいない!!)
【黒を指名しろ!】
原安 灯希
間島「君だけだ!!」【黒指名!】
間島「……原安君、君に聞きたい事があるんだ」
原安「な、何だよ。……まさか、俺が犯人だって疑ってんのか!?」
間島「そうじゃないけど、いいかな?」
指名された事に動揺する原安。そしてボクは彼にある質問をする。
間島「君は、飲んだコーラのペットボトルをどこで処分しているかな?」
原安「ぺ、ペットボトルの処分だと?そ、それは……えーっと……」
雪村「ペットボトル?それがどうかしたんですか?」
間島「前に原安君の部屋に遊びに行ったとき、彼の部屋を見たんだけど、彼の部屋にはコーラの入った沢山のペットボトルがあったんだ。でも、そんなにあったペットボトルの内、中味の無い空のペットボトルが一つも無かったんだ。勿論ゴミ箱の中にも」
語部「あそっか!ゴミが無いってことは、どこかで処分してるって訳だね!その時にモノクマに聞いたんだよ!トラッシュルームに入るために!」
間島「そうだよ、だから聞いたんだ。それで原安君。どこでゴミを処分してるの?」
原安「た…確かに俺はモノクマからトラッシュルームの鍵を貰ったぜ……。だが、俺はやってねえよ!」
鮎川「しかし、鍵の存在を知ってたのは原安殿以外いないのでは?」
原安「だからって俺を犯人扱いすんじゃねえよ!誰かがコッソリと鍵を盗んでいったかもしれねえしよ!」
そう原安君が言い放つ。すると、柊さんがボクににある事を言う。
柊「間島君。さっき原安君が言った言葉を覚えてるかしら?」
間島「……え?」
原安「は?さっき言った言葉だと?なんの事だよ!」
柊「トラッシュルームで見つけたレインコートについて。その時、原安君はなんて言ったの?」
間島(トラッシュルームで見つけたレインコートについて……?確か彼は……)
原安『つまり、犯人は返り血を防ぐ為、倉庫にあった青いレインコートを着てラズリの部屋に行った』
間島(っ!?可笑しいぞ!?なんで彼はあんな事を言ったんだ!!)
ボクは原安君が言った言葉のありえない部分に仰天する。すると柊さんがボクの顔を見て、確信したのか、原安君に言いつける。
柊「間島君は焼却炉で見つけた黒焦げた服の正体は倉庫にあったレインコートと言っただけ。でも何故貴方はあのレインコートが青色だって分かったのかしら?」
原安「……っ!?」
雪村「間島君!そのレインコートの色は何色でしたか!?」
間島「いや、殆ど黒焦げていて色なんて分かんなかったよ」
剣持「おかしいな。実際に見つけた間島以外の3人。柊、鮎川、陣内ですら色について言ってないのに、原安、何故お前が知っている?」
原安「い……いや、今のは言葉のあやってゆうか……事件前に倉庫に行ってたときがあってな、その時、レインコートを見たんだ。そ、それで青色のレインコートがあったから犯人はそれを使ったのかなーって……」
間島「いや、倉庫にあったレインコートは数種類の色があったよ。そこからピンポイントで色を当てることなんて出来ないはずだ!」
原安「だ、だからって俺がやったってゆう証拠がねえだろ!第一、氷の凶器とか、レインコートとか全く知らねえよ!!」
剣持「レインコートはともかく、氷の凶器だったらお前が1番だろうな。何しろ“超高校級の彫刻家”だろ?作れなくも無いはずだ」
原安「だー!!うっせえ!!そこまでして俺を犯人扱いするのか!!何度でも言うぞ!!俺は犯人じゃねえ!!」
間島(この感じ……、明らかに動揺している?やっぱり、彼は犯人なのか?)
【議論開始!】
原安「〔俺は犯人じゃねえ〕!!」
柊「じゃあ、昨日夜のアリバイについて言えるかしら?」
原安「昨日は夕食が終わった後、寝るまで〔ずっと部屋にいた〕ぞ!!」
原安「つーか、アリバイが無えのは、全員が同じだろうが!!」
剣持「凶器についてはどうだ?」
剣持「“超高校級の彫刻家”なら作れなくも無いと思うが?」
原安「んなモン、〔時間と道具〕さえあれば」
原安「〔誰でも可能〕だろうが!!」
〔ずっと部屋にいた〕⬅〔岩本の証言〕
間島「それは違うぞ!!」【論破!】
間島「ずっと部屋にいた、それは嘘だよね?」
原安「嘘じゃねえ!!本当に部屋にいたんだよ!!」
間島「いや、君はずっと部屋にいた訳じゃない。それを証明出来る人もいる」
岩本「あ、それあたしかも」
語部「璃緖ちゃんが!?」
間島「岩本さんによれば、彼女は厨房の掃除を終わらせた後、トイレにいったんだ。その時、夜時間前にキッチンに入っていく原安君の姿を目撃してるんだ」
クリス「それは本当ですか?」
岩本「うん、間違いないよ。あの銀髪は遠目でもはっきりとわかるしね」
原安「うぐっ……」
間島「その時、彼は大きな箱みたいな物を持ってるって聞いてたんだけど……」
峻島「その箱の正体は、恐らくクーラーボックスですね。厨房の氷を運ぶ為に用意したのでしょう」
原安「う……うぅ……」
反論に失敗し、言葉を詰まらせる原安君。
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