二次創作小説(新・総合)
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- 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団【完結】
- 日時: 2019/11/19 20:34
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
今回の戦闘中は9対9。
同数で戦い、どちらかのチームが全滅するまで戦い、残ったチームが勝利となり賞金を獲得できます!
作者さん達はことりちゃんと力を合わせて勝利を目指してくださいね。
ことりちゃんチーム
南ことり
ゆうき
桜木霊歌
エイジア
こなくん
新田
あれん
???
???
敵チーム
スター
不動仁王
ジャスティスマン
マリキータマン
小原鞠莉
近江彼方
T1000
黄金バット
アビスマン
- Re: 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団 ( No.26 )
- 日時: 2019/11/15 21:48
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
霊歌はお伽スタイルになると、いきなりアビスマン目掛けて空から大量の弓矢と触れると爆発を起こす彼岸花を投下してくる。
「鬼ヶ島流 射撃術 奥義 曼珠沙華!」
降りしきる弓の雨と彼岸花をアビスマンは一切の防御もなく、一歩も動かず受け切る。けれど、彼の身体に触れた弓矢は全て折れ曲がり、彼岸花はどれだけ爆発しても傷一つさえつかない。元々このスタイルは機動力と遠距離攻撃に優れる半面、1つずつの攻撃の威力が低いという弱点があった。だが、それでもこのスタイルを選んだのはいかに1つずつが低くても大量に落とせば効果はあるだろうと踏んだからだ。しかし、彼女の目論見は外れてしまった。アビスは笑い。
「鬼達を纏める立場の俺に鬼ヶ島って技を繰り出すとは面白いじゃねぇか」
アビスマンは彼岸花の嵐を物ともせずに突進してくる。恐怖のタックルをひらりと躱すと、霊歌は背後を取ろうとした。
「私のお伽スタイルならあなたの速度に対抗できると思ったの」
「速さは霊歌が上だな。だけどよ、背後をとる策ってのは感心できねぇな。アビスガーディアン!」
アビスマンの背に出現したバリアにより霊歌は弾かれ、尻餅をつく。
肆式は腕を組み、霊歌に言った。
「俺の背後を攻撃しようとすると、今のようになるんだわ」
「なるほどね。だったら今は正面から攻めるのがいいみたいね!」
宙を舞って接近してくる霊歌にアビスはタックルを敢行。少女も今度は避けず、真っ向からぶつかり合う。正面衝突。結果として霊歌は壁まで吹き飛ばされ、大穴を開けてしまった。凄まじい勢いで吹き飛ばされた影響で額を切り、血が噴き出す。
「まるで新幹線がぶつかってきたような感じね。悔しいけど、パワー勝負じゃ比較にならない」
「モガモガッ、行くぜ霊歌ァ!」
極太腕を振るい打撃を放つ霊歌。掠っただけで、霊歌は頭蓋骨が粉砕されるかと思った。超巨大な鉄球が潰しにかかっているような感覚なのだ。
彼女は以前、怪腕流の黒木玄斎と対決した事がある。彼の強さも予想外だったが、アビスマンの場合は規格外だ。存在そのものが理不尽のような気もしてきた。
戦慄を覚える一方で霊歌は別の想いも抱いてきた。不動にそっくりだ。アビスマンは不動仁王にとてもよく似ている。武器を一切用いず肉弾戦で戦うところも、不器用だけれども優しさもしっかりあって、理不尽なまでに強い。
霊歌はアビスマンという超人に好感を覚えつつあった。
「霊歌はガンマンに勝利したそうだな」
「そうよ」
「俺はあいつとも練習試合をしたことがあるが、正面から挑んで一度も負けると思ったことはなかった。ガンマンだけじゃねぇ。ジャスティスマンも含めた他の始祖の誰に対しても、だ」
何でもないと言った風に語ったアビスマンだった。霊歌は頭の中で恐るべき三段論法を考えていた。
自分が大苦戦して勝利したガンマンよりも、ジャスティスマンは強い。
そのジャスティスマンも正面からの戦いに関してはアビスマンに及ばないのだ。
これが何を意味するのか。答えは簡単だ。
「あなたはもしかして、最強軍団の中でもトップクラスなの?」
「パワーファイトに関してはな」
「成程ね」
霊歌はにっこり笑って、アビスマンに口を開く。
「私はあなたを真っ向勝負で倒す」
「面白いねえ。やれるもんならやってみな」
霊歌は創造スタイルに変化し、全身の力を足に集中させる。大地を力の限り踏み込み、最高速度でアビスマンに接近。手を広げて待ち構える彼に対し、剣を真上から振り下ろす。片手剣「クリスタル・バタフライ」は蝶のような身軽さと鋭い切れ味を両立させた稀有な剣であった。最も機動性と攻撃力に長けているスタイルでの高速の剣技を受け、アビスマンは皮膚を切られ流血。胸や腹から血を流すもまるで堪えていない。彼が傷付いたのは剣の威力ではなく身体の正面にある無数の古傷を狙われたからだった。
「人間相手にゃ効果あっても俺にゃ通じないぜ」
「わかってる。だから、これは囮なの!」
袈裟斬りを発動すると、彼の胴を掴まえ、前屈みにすると、全身全霊を使って持ち上げ、パワーボム。脳天を打ち付けられ、アビスはゆっくりと倒れた。背中を攻撃しない限りバリアは発動しない。その特性を突き、彼女は正面から挑み、背中のバリアではなく無防備の脳天を打ち付けるパワーボムを選んだのだ。
「強かったよ、アビスマン」
「霊歌に負けるたぁな。でも、正面から破るとは思わなかったぜ」
健闘を称え、試合場を後にするアビス。
敗北こそしたものの、その背には清々しいものがあった。
第4試合 桜木霊歌VSアビスマン 勝者 桜木霊歌
ことりちゃんチーム
南ことり、ゆうき、桜木霊歌、エイジア、こなくん 国木田花丸 ???
最強軍団
スター 不動 ジャスティスマン 黄金バット マリキータマン 近江彼方
- Re: 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団 ( No.27 )
- 日時: 2019/11/16 09:22
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
第6試合
彼方「次は彼方ちゃんが戦うよー」
こなくん「おいおい、大丈夫かよあいつ」
ゆうき「ゴリゴリのマッチョだったアビスマンと比べたら落差が凄いな」
エイジア「でも仮にも最強軍団に選ばれたから強いんじゃないのか?」
彼方「彼方ちゃんは格闘技の経験とかないよー」
霊歌「まさかの未経験者!?」
彼方「彼方ちゃんチームの為に頑張るから……応援よろしくー……」グテー
ゆうき「もうやる気0って感じだな(汗)」
ことり「あの子、本当に戦えるの? ちょっと心配かも」
ゆうき「敵でも心配してくれることりちゃんは天使だよ」
ことり「ゆうきくん……(赤面)」
霊歌「イチャイチャはそのくらいにして、今は私の試合に集中してよ」
ゆうき&ことり「はい」
霊歌は水分を補給し、闘技場へ上がる。連戦だが問題ないようだ。
霊歌「同じ女子でも負けないよ。正々堂々戦って、私は不動仁王と戦うんだから」
彼方「その願い叶うといいねぇ……おやすみー……」
ウトウトし始める彼方に霊歌は、やり辛さを感じていた。
格闘技経験も無い、やる気も全く見えない。それだけに相手がどんな戦法でくるのか皆目見当が付かないのだ。試合開始直後、霊歌は円卓スタイルに変貌。
この形態は甲冑の重さ故に動きが鈍くなる欠点こそあるが、それを補ってあまりある防御力と攻撃力の高さが自慢だった。彼方は自分から仕掛ける気はない。
だったらこちらから先に攻撃をしてやれと霊歌は思っていた。ズシリ、ズシリと
重厚な足音が響くが、彼方はまるで反応をしない。目と鼻の先まで到達すると大きく盾を持ち上げる。彼方は目を擦るだけで表情は変わらない。厚い鉄の盾が迫る――と思われた時、眠たげな少女は懐からマイクを取り出し、歌い出す。
『眠れる森に行きたいな』。彼女の十八番である。白い鉄兜を通して音は霊歌の耳に届く。すると、全身の力が一気に抜け、彼女の両手から盾が零れた。金属音を立て、防御壁は地面に落ちた。拾おうとするが、霊歌の手が盾に届く事はなく。
彼女は瞬く間に夢の世界へと旅立ち、敗北を言い渡されてしまった。
彼方「不動仁王さんと戦うといいよ。夢の中でー……願いが叶って良かったね」
スター「ZZZ……」
バット「ZZZ……」
彼方の歌声を聴き、最強クラスの実力者2名も爆睡。
花丸「スヤスヤ……」
助っとに来た花丸も熟睡してしまった。
桜木霊歌 敗北
スター 戦意喪失
黄金バット 戦意喪失
国木田花丸 戦意喪失
ことりちゃんチーム
南ことり、ゆうき、エイジア、こなくん ???
最強軍団
不動 ジャスティスマン マリキータマン 近江彼方
- Re: 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団 ( No.28 )
- 日時: 2019/11/16 11:15
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
残り5人になりました!
残ったエイジアさん、こなくんさん、ゆうきさん、残る4人は強敵ですが気を抜くことなく全力で戦ってくださいね!ことりちゃんを少しでも楽に戦わせるためにも!
- Re: 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団 ( No.29 )
- 日時: 2019/11/16 11:37
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
こなくんは彼方を見て、戦法を考える。相手は格闘技の下地が全くない素人。
つまり格闘レベルは自分と同等である。闘志もあまりなく睡眠を最優先に考える傾向がある。と、すると彼女は間違いなく短時間で自分を倒そうとするだろう。
聞いたら最後、一瞬で睡眠に陥らせる彼女のテーマソング。絶対の存在である黄金バットやスターでさえも抗う事ができなかった強力なものだ。けれど、彼らや先ほど倒された霊歌は彼女の歌の対策を取れず、まともに聴いてしまったからこうなった。マリキータやジャスティスに効果がないことを考えると、眠らせる対象者を限定させているのか、強靭な意思を持つ者には通じないようになっているのだろうか。いずれにせよ、厄介な事には変わりない。だから、彼は王道を選択した。音には抜群の耐性を持つ防御術。それは耳栓。両耳にしっかりと栓をして、彼方に向かい合う。今のこなくんには何の音も聞こえない。リコの試合開始の声も、仲間の声援も。彼方がマイクを握り、口を動かしている。歌っているのだ。しかし、耳栓をしている彼には余裕のように思われた。
けれど耳栓とて万能ではない。微かにではあるが彼女の声が入ってきているのだ。徐々に重くなる瞼に抗いながら彼方に近づくと、能力を発動。
巨大な扉が目の前に現れ、魔の手が少女を鷲掴みにして中へ吸い込んでいく。
「どうなるかと思ったけど、やったぜ!」
近江彼方 敗北
ことりちゃんチーム
南ことり、ゆうき、エイジア、こなくん ???
最強軍団
不動 ジャスティスマン マリキータマン
- Re: 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団 ( No.30 )
- 日時: 2019/11/16 20:32
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
彼方に知恵を絞って勝利したこなくんは、次なる相手であるマリキータマンをじっくりと観察する。暖色系の硬質部で身体を覆い、顔は目も口も鼻もなく、6つの黒い斑点があるだけだ。彼はこれまで一言も発さず試合を観戦していた。
どんな性格でどのような戦い方をするのかもよくわからない。けれど1つだけ確かなのは彼もキン肉マンに登場する超人である以上、格闘技を得意としている事だ。
マリキータ「こなくんとやら、お前は我が同胞であるヘイルマンを倒したそうだな」
こなくん「え、あいつってお前の仲間だったのかよ」
マリキータ「一応な。だが素人に敗れた奴を擁護する気はない。ただ、事実か否かを確認したかっただけだ」
こなくん「外部からの援助もあったけど倒したのは本当だぜ」
マリキータ「そうか。だったら多少は闘り甲斐もありそうだ」
拳を固めたボクシングスタイルをとり、こなくんと対峙するマリキータマン。
シュッ
テントウムシグローブをはめた拳が唸り、こなくんの顔面にヒット。
続いてローキックで攻め立てていく。細身ながらもその威力は強烈で、作者の足と顔が腫れ上がっていく。
マキリータ「不思議なものだ。これほど攻撃を食らっていれば流血するはず。なのに何故、お前は流血しない?」
こなくん「それが俺の能力さ。戦闘中は俺も敵も一切出血はしないようにする能力だ」
マキリータ「変わった力だ。しかし例えどれほど流血せずとも、お前の身体にダメージは蓄積されていく」
軽く跳躍し、フライングクロスチョップを両耳に当てる。こなくんはグラつくも、ダウンはしない。
マキリータ「だったらこういくか」
背中のテントウムシの如き翅を展開し、空へ舞い上がると、途中で停止。
そこからフライングボディアタック。
バチーン!
スマートな体格なので想像しづらいがマキリータマンは141㎏もある。
超人の中では比較的軽量ではあるが、それでも並の作者であるこなくんからすればヘビー級の重量だった。肩や胸などが硬い装甲になっているマキリータの重爆撃は固く、重く、何より痛かった。
こなくん「うぐっ……」
マキリータ「苦悶の声は聞けてもやはり流血は無しか。俺としてはつまらぬが、ただ痛めつけるだけでは倒せそうもないので戦法を変えるとしよう」
素早く腕を取り、腕ひしぎを決める。
マキリータ「降参しないと腕が折れるがどうする?」
こなくん「まだまだッ」
マキリータ「何を意地を張る必要がある。お前が一言呟けば、地獄から解放される」
こなくん「だめだ。それだけはできねぇ」
マキリータ「仲間の為か? だったら猶更だ。哀れだが、お前では俺には勝てぬ。
それなら、もっと強いヤツと交代した方が得だとは思わんか」
こなくん「馬鹿野郎。そんなことをしたらお前が圧倒的に有利になっちまう。流血を解禁されたら、今以上の地獄を俺の仲間は味わう事になるんだ。だったら、少し痛い思いをしてもここで俺がテメェを倒さないといけないだろうが」
マキリータ「やれやれ。それが友情とかいう奴か。俺には理解できんな。だが、お前の意思が固いのは分かった。ならば、答えは単純だ。お前の意識を刈り取ればいい」
腕ひじぎを解除するとダウンしたこなくんの頭を掴んで立ち上がらせると、頭部に高速の蹴りを左右で2回ずつ放つ。膝から崩れ落ちるが、手を咄嗟について完全なダウンにはさせない。
マキリータ「楽な方法を選ばず自らが苦しむ道を選ぶとは、お前は変わっているな」
こなくん「仲間のために頑張って何が悪い」
マキリータ「開き直りか。だが、俺にはお前の目的が読めた」
こなくん「!?」
マキリータ「お前は俺の技を少しでも多く引き出させ、仲間に見せる事を目的としている。たとえ自分が倒されても戦法を知ることができれば、攻略も幾分か容易になると思ったか」
こなくん「へへッ、バレちまったようだな」
マキリータ「そんな行為は無意味だ。多少手の内を見せたところで問題はない。
そしてお前には眠ってもらうとしようか。先ほど彼方ができなかったことを俺が代わりにやってやるとしよう。意味は異なるがな」
マキリータはラリアートでこなくんを強襲すると、背中の翅で羽ばたき。
彼を放り投げると自分も続けて落下。倒れた少年の背に頭を串刺しにする。
マキリータ「マキリータ・フライング!」
こなくん「グホッ……」
苦悶の声を上げ、こなくんは白目を剥いてダウン。試合続行不可能と判定され、マキリータマンの勝ちが決まった。
小指と親指を立てる独特のポーズを決めた後、気絶したこなくんに告げた。
マキリータ「お前の望み通り、一滴の血を流す事無く倒してやった」
勝ち名乗りをしてから、残りのことりちゃんチームを見るマキリータ。
マキリータ「まずは1人。次は誰が来る? 抽選で決めてもいいが、時間が勿体ないのでな。好きな奴から来ていいぞ」
ゆうき「俺がいく。自慢じゃないが、どちらかというと俺も肉弾戦が得意なんだ」
マキリータ「おっと、お前は俺の獲物じゃないんだ。先客がいるのでな。不動、ここはお前に譲ってやる。もしもお前が敗北したら俺がこの小僧を相手にするから、そう思いやがれ」
不動「俺が万が一にも負けると思っているのか」
マキリータ「キャミキャミ。お前もだいぶ感化されたみたいだからなあ」
不動「舐めるなよ。俺は怒りをもって人を救いに導く不動仁王。先ほどのアビスマンのように手を抜くような真似はしない。どれほど劣っていたとしても完全に往生させるつもりで戦うことにしている」
マキリータとタッチし、不動が闘技場に降り立つ。
猛禽類のような瞳からは殺気が溢れ、その圧倒的なオーラはまさに鬼神。
不動「ゆうきよ。この試合、お前の全てをぶつけて来い!」
ゆうき「もちろんだ! 不動のアニキ! 俺は修行をして強くなった。その成果を兄貴に見せる!!」
ことりちゃんチーム
南ことり、ゆうき、エイジア ???
最強軍団
不動 ジャスティスマン マリキータマン