二次創作小説(新・総合)
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- 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団【完結】
- 日時: 2019/11/19 20:34
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
今回の戦闘中は9対9。
同数で戦い、どちらかのチームが全滅するまで戦い、残ったチームが勝利となり賞金を獲得できます!
作者さん達はことりちゃんと力を合わせて勝利を目指してくださいね。
ことりちゃんチーム
南ことり
ゆうき
桜木霊歌
エイジア
こなくん
新田
あれん
???
???
敵チーム
スター
不動仁王
ジャスティスマン
マリキータマン
小原鞠莉
近江彼方
T1000
黄金バット
アビスマン
- Re: 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団 ( No.21 )
- 日時: 2019/11/14 20:20
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
仲間の元へ戻ってきた鞠莉の頭をスターは優しく撫でた。そして、心の中で思う。
身体能力や体力、そして能力という点に関して新田は鞠莉よりも上だった。けれども1つだけ、劣っていた点がある。それは精神力の強さ。逆境に追い込まれた時、それに挫けず跳ね返す強靭さがあるか否かが勝負の分かれ目となった。彼は強い能力を持つが故に殆どの勝負を楽に終わらせてきた。故に苦戦を強いられた経験が少ない。一方の鞠莉は親友である果南やダイヤがどれほど拒絶しても諦めることなく自分の気持ちを貫き通し、彼女達の中に眠るスクールアイドルとしての情熱を復活させた。親友に嫌われ、辛い思いもした。けれど、彼女は自分の信念を曲げる事はなかった。それが、戦いでも現れた。内容だけ見れば、相手の隙を突き催眠術で勝利を収めたように見えるかもしれない。術のかけ方も私が指導したのだから、私の力添えがあっての勝ちに見えるというのも一理ある。けれど、もし、鞠莉が能力を食らっていたとしても、彼女は能力の効果全てに耐えきり、逆転勝利をしていたはずだ。最も重要なのは技術でも実力でもなく心。心が負けなければ時には格上の相手も倒せる。スターは己の教えを目を閉じて振り返ると、鞠莉に笑顔を向けて。
「よく頑張ったね、鞠莉ちゃん。次もその調子で頼むよ」
「勿論デース!」
意気揚々と第2試合を行った鞠莉。しかし今度は先ほどの試合で全てを出し切り疲労が蓄積されていた影響もあったのか、あっけなくあれんにダウンを奪われ3カウントフォールで敗北。
「負けちゃったのデース……」
「でも、鞠莉ちゃんは新田君に勝った! 作者に勝利するなんて、普通は中々できない事だからね。この1勝で君のなかから不遇の汚名は注がれたと思う。
今日は疲れただろうからたっぷり休むんだよ。あとのことは私達に任せなさい」
スターは鞠莉の両肩を掴んで励ますと、彼女を内浦の家まで一瞬で転送させた。
息一つ乱していない青年にスターは軽く腕組をして、思案する。
「私達のチームで誰が出るかによって、相手の攻略方法も変わってくるからね」
抽選の結果、あれんの次なる相手に選ばれたのはT1000だ。
無言で椅子から立ち上がり、前を見据えて歩き出すT1000、その表情は一切の動揺も変化も見られない。
リコが試合開始を宣言するよりも早く、T1000は動いていた。
彼の頭にあるのは勝敗ではない。任務の対象を始末する事だけだ。
従って対象者以外の相手は全て邪魔者でしかない。ならば導き出される答えは容易。素早く命を奪えばいい。細身のアメリカ人警官の姿をした液体型ターミネーターは独特の歩行で瞬く間に距離を詰めると、右腕を錐に変形させ、あれんの急所である胸を貫こうと試みた。しかし、彼の錐が青年に触れるよりも早く、衝撃音が炸裂。目線を下に向けると、腹に小さな穴が開いていた。
あれんが拳銃を撃ったのだ。
「試合開始前に攻撃しちゃ、いけないぜ?」
第3試合 T1000VSあれん
残り人数
ことりちゃんチーム
南ことり、ゆうき、桜木霊歌、エイジア、こなくん あれん ??? ???
最強軍団
スター 不動 ジャスティスマン 黄金バット アビスマン マリキータマン 近江彼方 T1000
- Re: 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団 ( No.22 )
- 日時: 2019/11/14 21:45
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
T1000は最初から不利であった。彼の持ち味である変身能力は自分のチームの誰かに変身したところで無意味であり、あれんと交流のある人物に変身したところで彼の情報が皆無であり、かつ変身過程を見られてしまえば効果が得られるはずもない。撃たれた箇所を修復していくTだったが、それよりも弾丸を次々に撃ち込まれていく。身体に増える穴。身体の再構成を最優先に行うその機械故の構造上、全ての動作は二の次に回されてしまう。そのため、傷を治す間は動作が非常に鈍くなってしまうのだ。銃弾を撃ち尽くしたあれんは、今度は腰から剣を抜いて、Tに挑む。突きや斬撃で怯む事もなく、果敢に攻め立てる。今回は拳銃を持っていなかった人間型ロボットは己の両腕を剣にして渡り合う。
2対1と剣の多さでは有利に見えた彼だったが、自身をも上回るあれんの手数の多さに徐々に拮抗が崩れていく。
「どうした。もう、苦戦かい?」
にやっと笑うあれんに対し、Tは無言かつ無表情だ。彼には心などは無い。
あるのはただ、任務の遂行だけ。身体を液状化させてあれんの剣技を受け流すと、刃先をキャッチし怪力でヘシ折る。ロボの彼の力は常人を遥かに超えていた。
ナイフで応戦しようとするあれんに、冷酷なロボは顔の前で指を振って愚弄する。刀を折られ、ナイフの短さと敵の液体化では攻撃が無効化されると先が読めたあれんは、額に汗をひとつ流した。だが、その顔には爽やかな笑みがある。
「参ったな……」
言葉とは裏腹に彼の視線はあるものを捉えていた。
だが、同時に身体を錐で貫かれる。完全に貫通し、おびただしい血が流れる。
補正が作者達には働いているとはいえ、致命傷なのは違いない。
あと、ほんの少しでいい。僕の身体よ、動け。
自らに言い聞かせ、敵の錐を掴んで抜けないようにする。手に切り傷を負うが、それは承知の上だった。
「今だ!」
あれんが叫ぶと、後方から何者かの手によって液体窒素の入った銃が投げられる。完璧に受け止めると、彼は最後の力を振り絞って超高速で銃をアンドロイドの腹に当て。
「これで君は終わりだよ。機械の赤ちゃん!」
引き金を引かれ、瞬時に冷凍されるTから素早く錐を引き抜くと、全身全霊の打撃をTに撃ち込む。衝撃で1000は木っ端微塵となるが、流血し過ぎた影響であれんも両膝を突き。
「ハハ……困ったね。ジャスティスマンと戦いたいのに、身体が動かないや。でも、ルールを守らない危ない機械は僕が破壊しておいたから、ことりちゃんチームのみんなは安心して戦うんだよ。それから、可愛い助っ人ちゃん、僕に武器を届けてくれて、ありがとう……」
それだけ言い切るとあれんは意識を失った。
第3試合 あれんVST1000 引き分け
ことりちゃんチーム
南ことり、ゆうき、桜木霊歌、エイジア、こなくん ??? ???
最強軍団
スター 不動 ジャスティスマン 黄金バット アビスマン マリキータマン 近江彼方
- Re: 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団 ( No.23 )
- 日時: 2019/11/14 23:03
- 名前: 新田 (ID: mLlNAHkd)
敗北ですか…一応やりすぎ感が出てると思いますよ…
小原鞠莉さんに謝罪しときます。
- Re: 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団 ( No.24 )
- 日時: 2019/11/15 20:30
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
新田さんへ
石化はやりすぎでしたね……鞠莉は幻を攻撃されただけなのでそんなに怒っていないと思いますよ。
- Re: 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団 ( No.25 )
- 日時: 2019/11/15 21:43
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
霊歌「さっき、あれんさんに冷凍銃を投げたのって誰なの?」
花丸「おらずら!」
霊歌「花丸!?」
こなくん「俺達の第8番目のメンバーって花丸ちゃんだったの?」
花丸「ずら」
エイジア「花丸ちゃんが来てくれて助かったよ。あれんさんも相当にピンチだったし」
花丸「でもおらが遅れてしまったせいで引き分けになっちゃったずら」
ゆうき「気にするなよ。あれんさんも喜んでいたんだから」
ことり「花丸ちゃん、ありがとう!」
花丸「嬉しいずら~!」
国木田花丸 ことりちゃんチーム追加
第4試合 桜木霊歌VSアビスマン
霊歌「アビスマン……不動仁王じゃないのね。でも、正々堂々戦うわよ!」
アビス「モガモガッ、俺の相手はお嬢ちゃんか。金髪の姉ちゃんも金属野郎も倒されちまったから、まあ出番が回ってくるのか当然っちゃ当然だけどよ、お嬢ちゃん、悪いことは言わねぇから棄権してくれねぇと困るんだわ」
霊歌「私はお嬢ちゃんじゃなくて桜木霊歌よ。霊歌って呼んでくれると嬉しいわ」
アビス「じゃあ霊歌、棄権してくれよ。完璧肆式の俺が戦ったら人間の霊歌は一瞬で肉片になっちまうぜ」
霊歌「大丈夫よ。私は普通の人間じゃないから。それに、作者は補正があるから少なくとも肉の塊になる心配はしなくていいわ」
アビス「そこまで言うなら、戦ってやるとするか。ただ、戦るからには俺も容赦はないぞ」
霊歌「当然よ。全力でかかってきなさい!」
筋肉隆々に顔の下半分を仮面で覆った凶悪な外見のアビスマンと腰までかかるロングヘアと淡い桜色のブラウスに赤のフレアスカート、白いニーハイソックスに茶色いロングブーツを履いた霊歌。
正攻法かつ猪突猛進な性格の両者の対決。勝ち残るのはどちらか。
アビス「俺達の試合に鐘はいらねぇ。霊歌もそう思うだろ?」
霊歌「あなたがそう思うのなら私もあなたの流儀に答えるわ」
両者は組んだ腕を上で1回、下で1回、軽く打ち合わせる。
それが彼らにとっての決戦の合図だった。