二次創作小説(新・総合)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団【完結】
- 日時: 2019/11/19 20:34
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
今回の戦闘中は9対9。
同数で戦い、どちらかのチームが全滅するまで戦い、残ったチームが勝利となり賞金を獲得できます!
作者さん達はことりちゃんと力を合わせて勝利を目指してくださいね。
ことりちゃんチーム
南ことり
ゆうき
桜木霊歌
エイジア
こなくん
新田
あれん
???
???
敵チーム
スター
不動仁王
ジャスティスマン
マリキータマン
小原鞠莉
近江彼方
T1000
黄金バット
アビスマン
- Re: 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団 ( No.16 )
- 日時: 2019/11/14 06:24
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
ゆうきさんへ
ことりちゃんとハグできて、不動に名前を呼んでもらえて良かったですね!
第1試合は鞠莉ですが、不遇枠が濃厚かもですね。
感想ありがとうございます!
新田さんへ
彼方はモンブラン・ワールドに声のみですが出演していますね。
マロンが参加者全員を彼女の歌声で眠らせてしまいました。
感想感謝です!
- Re: 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団 ( No.17 )
- 日時: 2019/11/14 15:26
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
鞠莉「いきマース!」
新田「速――」
リコが試合開始を宣言するやいなや、鞠莉は新田に胴タックルを敢行。
彼の背に手を回し、身体を完全に密着させる。振りほどこうと抵抗するうちに、新田の頭から帽子が落ちてしまった。
鞠莉「プリティボンバーヘーッド!」
新田「やめてください。怒りますよ」
鞠莉「オウ! それは困りマース!」
おどけながらも鞠莉はタックルを解除し、距離を取る。
抱き着かれて多少苛立ちを覚えた新田が銃で攻撃しようと腰に手を伸ばす。
この時になって、彼は気付いた。
銃が無い。
鞠莉「あなたの探しものはコレ?」
声を掛けられ見てみると、鞠莉が銃を構えている。
新田「先ほどのタックルはこれが狙いだったのですね」
鞠莉「イエース!」
高い声で嬉しそうに告げ、ウィンクをする。
鞠莉「ロックオーン!」
標準を合わせ、発砲。けれど計6発の銃弾はどれも明後日の方向に飛んでいき、1発とて命中しない。
鞠莉「初心者の私には難しいみたいね」
軽く肩をくすめて、銃を投げ捨てる。
新田「よくも俺の大事な武器を……仕方ありません。ちょっと本気を出しますか」
突進し、正拳突きを放つ。鞠莉はかん高い悲鳴を上げて、ダウン。
新田「この体格だからって、甘くみないでください」
鞠莉「私とそれほど変わらない体格なのに、新田は強いのね」
立ち上がると艶やかな金髪を通り抜ける風に靡かせながら、少女は微笑した。
そして懐から取り出したのは小型のナイフ。
新田「いつの間に」
鞠莉「打撃を受けた時に奪っておいたの。こういうクリーンな勝負に武器は相応しくないと思うから」
サクッと地面に突き刺し、ナイフを抜けないようにして、彼女はゆっくりと足を進める。目と鼻の先に迫ると、にっこりと笑い。
鞠莉「そろそろ本気になったらどう? 怒ってもいいし、能力も発動してもいいわよ」
新田「女相手には好かないんですが、こうなった以上、仕方がないですね。但し、どうなっても知りませんよ」
鞠莉「どうぞ」
新田「おらよっ」
目つきが凶悪になると、新田はいきなり鋭い飛び蹴りで鞠莉の顔面を狙った。
回避せず、食らう鞠莉。2度目のダウン。起き上がり、靴跡の付いた頬を白いハンカチで拭く。
鞠莉「スクールアイドルの顔を蹴るなんてダーティね」
新田「お望みならいくらでもやってやるぜ!」
距離を詰め、ストレートやジャブ、ボディーブローなどの多彩な打撃で鞠莉を攻め立てる新田だったが、それらの拳を全てカットされてしまう。どれほど拳を打ち込んでも一発も命中せず、それどころか後退さえなく、カットされ続ける。
新田「どうして当たらないんだよぉ!」
鞠莉「それはあなたが怒っているから。怒りは攻撃の威力も高めるけど、動きが単純になるから読みやすいのよ。利点ばかりを見て欠点が目に入っていないのね」
新田「そうかい。でもな、俺の武器は打撃だけじゃないんだぜ」
鞠莉「ワッツ?」
突如として打撃を辞めた新田は目の色を血のように赤く変化させる。
新田「これぞ俺の能力の1つ、ザ・アブノーマル・コンディション!」
- Re: 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団 ( No.18 )
- 日時: 2019/11/14 16:50
- 名前: 新田 (ID: mLlNAHkd)
目の色変えましたね…近江彼方さんと戦うまで、負けられませんので勝ちます。
ナイフに注意しなければいけませんね。
- Re: 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団 ( No.19 )
- 日時: 2019/11/14 16:56
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
新田さんへ
そうですね。ナイフには注意した方がいいかもしれません。もしかすると武器にするかもしれませんし。今日は2話ほど更新しますので、お楽しみに!
- Re: 戦闘中 ことりちゃんチームVS最強軍団 ( No.20 )
- 日時: 2019/11/14 19:10
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
少年はこれまで能力を駆使し、己の有能さを示してきた。相手を直視するだけで、状態異常を起こさせ、圧倒的優位に立つことができる。ユリウスと対戦した際は目突きで視力を奪われるという弱点が明らかになったものの、その後の研鑽を得て、相手を見ずとも身体に異常を起こさせるように進化させた。少年――新田の対戦相手である鞠莉は不意にうずくまり、嘔吐する。毒が全身を駆け回っているのだ。彼女の手は震え、四つん這いとなっているので立ち上がることもできない。無防備の彼女に近づくと、蹴りを腹に撃ち込む。絶叫し、七転八倒する鞠莉の腹に膝で追撃。仰向けに倒れている彼女に馬乗りになり顔面に拳を打ち込む。
少女には反撃する力は残されていない。だらりと腕が垂れるのを確認し、少年はようやく彼女から離れた。顔は晴れ上がり、服はボロボロになった鞠莉は新田の能力で石化していく。石となった身体は指先一つでも動かすことは不可能だ。跳躍すると鋭いエルボーを石の鞠莉に完璧に決め、その身体を粉砕した。
五体がバラバラになった彼女を見て、新田は得意げに笑った。
新田「残念だが、性別なんて関係ねぇ。俺があんたより強かっただけだ」
リコ「勝負あり!」
リコが宣言し、電光掲示板に高らかと新田の名前が記される。
勝者 新田
当初は意外な動きで翻弄されかかったものの、能力を発動すればいつも通りの勝利。ユリウス戦以降、俺は確実に成長しているんだ。無残な姿に変り果てた鞠莉を一瞥し、彼は呟く。
新田「あんたは甘かったんだ。これが勝負の非情さって奴なんだよ」
パァン!
突如、鼓膜が破れんばかりの手を叩く音が新田の耳に届いた。
あまりの唐突な音に一瞬意識が飛び、再び目を開けると、そこには鞠莉がいた。
それもボロボロの姿ではなく、無傷の状態で。
新田「俺は夢を見ているのか?」
鞠莉「ノー。あなたは現実に帰還したのデース」
新田「現実だと? 何を馬鹿な事を言っているんだ。俺はお前を粉砕して――」
鞠莉「それはあなたが見た幻デース。現実の私はここにいマース。そして、あなたの使える技をこの目ではっきりと確認させてもらいました♪」
鞠莉の言葉で新田は全てを理解した。戦いの途中から自分は鞠莉に催眠術をかけられ、1人芝居をさせられていたのだ。
新田「お前、いつから俺を催眠術に」
鞠莉「あなたが能力を発動しようとした瞬間デース」
新田「つまりアレから俺はずっと何も無い所で幻のお前に発動していない能力を発動したと思い込まされ、騙されていたというのかっ!?」
鞠莉「イエース!」
ハイテンションのソプラノボイスで言う鞠莉。
あまりの屈辱的な仕打ちに新田の怒りは頂点に達した。
新田「テメェ! 俺を舐めているんじゃねええええ」
鞠莉「勘違いはいけまセン。新田さんの方が私を舐めていたのデース」
新田「!?」
鞠莉「先ほどの催眠術で全て見させてもらったわ。あなたは私をただの女の子と過小評価し、武器を奪われて、攻撃を捌かれてもまだあなたの顔には笑いがあった。能力さえ発動すれば自分の勝ちは揺るがないという侮った笑いがね。
そこを突かせてもらったの。あなたの能力は強い。だけど、能力や人格を変えただけで、私を――最強軍団を倒せると思わないことね。あなたの言葉を使うなら、性別関係なく私の方が強かったのよ」
意趣返し。
そして鞠莉の右手が唸り、新田の右頬に平手打ちを一発。
鞠莉「私を……甘くみないでッ!!」
その一発で新田の意識は切れ、彼の身体は轟沈。
不遇枠の少女。自らに抱かれていたイメージを逆手にとることで戦略的に勝利を得た鞠莉は、背中を向けたままで倒れている新田に発した。
鞠莉「2つが1つになれば、あなたはもっと強くなりマース!」
第1試合 新田VS小原鞠莉 勝者 小原鞠莉